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同時テロ9/11から20年、襲撃への怒りからアフガニスタン等で多大な犠牲を払った米軍にどんな変化が生まれたのか。自分の家族のため、社会のため身を張って本国を防衛した戦士に国家が感謝を表するのは当然のことだろう。批判派が簡単に無駄な戦争と片付けるのは看過できない。

    「テロ襲撃に怒りを感じ、こんなことを再発させてはいけないと意気揚々となった」   「その時点以降、高度な訓練を受けた仲間がミッションを正しく実施しようと懸命に動いた。さらに罪を償わせてやる気持ちもあった。全員が等しく同じ気持ちでミッションに向かった。こんなことを繰り返してはいけないという気持だった」   「二度と米本土を攻撃させない。全員が同じ気持ちだった。これを20年間守りとおした」   その価値はあったのだろうか。   「ではこう言おう。最悪の事態だった当時がアメリカ最高の瞬間だった」とガーステンは力を込めて語ってくれた。   「全員がはっきりと違いを出した」とレッドマンが付け加える。   「自由を手にしたアフガン人は多い。自由の味を覚えれば手放せなくなる。9/11後のアメリカの状況では、このことに再度注目すべきと思う」   「特殊部隊の仲間たちにはこの20年間の実績に栄誉と誇りを感じてほしい。本の末尾の一文で本全体を書き直すことにはならない」とコロン-ロペスも言う。   米軍部隊がアフガニスタンを完全撤退してすべて終わったのだろうか。   「特殊部隊の任務は今後も減ることはないが、特殊部隊だけを消耗することがないようにバランスが必要だ。20年戦争でここ数年は特殊部隊が酷使されてきたと思う」(レッドマン)     軍上層部の見方   ジョー・ダンフォード大将は9/11当時はキャンプペンドルトンにあり、その後イラク派遣海兵隊の指揮をとり、アフガニスタン駐留米軍司令官を2年つとめたあと、その後4年間統合参謀本部議長だった。     「アフガニスタン撤退をもっと前にしておくべきだったと言う人がいるだろう」と語る。「当時現地で毎日のように言っていたのだが、我々は米本国を守る保険の役割だったのだ」   「暴力的な過激主義者集団からわが国が9/11攻撃を受けたことを忘れてはならない。その教義はまだ残っている。またアフガニスタンでの最近の事態から過激主義の動きは世界各地で広がることは間違いない」 アフガニスタンから最後の撤収が完了して数日後に統合参謀本部議長マーク・ミリー大将は9/11を振り返り、20年の経過を回想しスペインのロタでこう語った。   「アメリカ合衆国へのその後の攻撃を防げた。複雑な気持ちがあるが、それは事実だ。痛みと怒りの混じった気持ちが軍に勤務した全