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JASSMステルス巡航ミサイルをウクライナへ提供との:報道が出てきたのは、実際に検討が進み、供与が現実になる兆候だ。クルスク侵攻作戦も後押し材料になるのか。(The War Zone)

  Maj. Jacob Rohrbach, a test pilot with the 40th Flight Test Squadron, flies a test mission with two JASSM-ERs onboard an F-16 on July 25, 2018, at Eglin Air Force Base, Florida. U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Brandi Hansen AGM-158 JASSMが供与されれば、ウクライナにとって最先端で生存能力の高い長距離攻撃兵器となる 米 国は、ウクライナに新たに到着したF-16戦闘機の搭載兵器として、AGM-158 統合対空対地スタンドオフ・ミサイル(JASSM)の供与に「前向き」であると伝えられている。JASSMは、非常に強力な新たな長距離攻撃能力を提供する。ワシントンからの報道は、ウクライナ政府高官が、同国はF-16用に最大射程300マイルの空中発射巡航ミサイル(種類は不明)を受け取ると述べた約6か月後に発表された。  バイデン政権の匿名高官と「内部協議に詳しい」2人の人物の話として、ポリティコは本日、米国政府がJASSMをウクライナに承認するかどうかを検討しているが、前向きであると報じた。  さらに、同じ情報筋によると、すでに国防総省は、ウクライナのF-16に、同ミサイルを統合する方法に取り組んでいるという。  ウクライナに供給されるジェット機は、中期近代化(MLU)プログラムが実施されたF-16AM/BM規格であるが、現在、いずれもJASSMを装備していない。現在、このミサイルを使用しているF-16の運用者は、米空軍とポーランドのみ。MLU機材はJASSMを使用するため必要なソフトウェアを搭載できる、あるいはすでに搭載している可能性が高いが、起動や関連ハードウェアの調整が必要になる可能性があり、おそらく限定的なものになるだろう。  最終決定はまだ下されていないと伝えられているが、同じバイデン政権の高官は、ミサイルの機密技術への対応方法を含め、移転の詳細は現在調整中であると述べている。 AIM-120 AMRAAM および AIM-9 Sidewinder 空対空ミサイルを2発ずつ装備したウクライナ空軍の F-16。ウクライナ空軍...

待望のF-16がついにウクライナに到着―決断を渋ったバイデンによるタイムロスをウクライナは克服できるだろうか

  初号機が到着したからと言ってすぐにでも劣勢なウクライナ空軍が有利になるわけではありませんが、これからの流れを予感させるものがあります。それにしてもバイデンがなぜ決断を先送りにしてきたのでしょうか、ウクライナからすればくやしいところでしょう。 オランダ空軍のF-16は、2020年6月19日、北海上空で第48戦闘航空団に所属する米空軍F-15Eストライクイーグルと二国間相互運用訓練を実施。相互運用性訓練は、欧州の継続的な安全保障の維持に対するオランダ、米国、NATOの共通のコミットメントの象徴であり続けている。(U.S. Air Force photo/ Airman 1st Class Anthony Clingerman)Airman 1st Class Anthony Clinger  F-16の到着は、ウクライナ政府関係者と苦境にあるウクライナ空軍にとって、長い間待ち望んでいた瞬間を意味する ウ クライナ待望のF-16戦闘機の第一号機が同国に到着した。以前から、今年夏にウクライナに到着するとの発表があったが、戦闘機を移送し、搭乗員の訓練プログラムは一貫して難題に直面していた。従って、これは驚くべきマイルストーンであり、ウクライナに大きな士気高揚をもたらし、能力の顕著な前進を開始させるものだが、完全に成熟するまでにはかなりの時間がかかるだろう。  今日、ブルームバーグは、最初のF-16がウクライナに到着したと報じた。同報道は、「この件に詳しい人物」の話を引用し、この引き渡しの期限は今月末だと述べた。 一方、『テレグラフ』紙は、ウクライナのF-16は今のところ「防空」用途でしか使われていないと理解しているが、この主張の情報源は不明だとしている。ウクライナのF-16がこの国に到着してまだ数日、あるいは数時間しか経っていないとすれば、現段階での戦闘任務の飛行は、確かに不可能ではないが、非常に急速な進展であるように思われる。現段階では、ウクライナ国防省からも国防総省からもコメントは出ていない。  今日ネット上に出回り始めた写真は、西部の都市リヴィウの上空を飛行するジェット機の1機を撮影したものだと主張している。写真に写っている建物はリヴィウ市の市庁舎であることが確認されているが、この写真が加工されたものでなく本物であるかどうかは断...

ウクライナでF-16がなにができるのか現実的な分析をしてみた

  ウクライナがずっと求めてきたF-16がヨーロッパからの供与と云う形でついに戦力として加わることになります。ただし、パイロット養成が限られていることにウクライナは不満のようです。同機が戦場に加わると何が変わるのか、変わらないのかSandboxx Newsが分析していますのでご紹介しましょう。それにしてもバイデン政権の優柔不断さに巻き込まれたウクライナが不憫でなりません。     ベ ルギーは、現在進行中のロシア侵攻に対するウクライナを支援するため、 ジェネラル・ダイナミクス F-16ファイティング・ファルコン30機をウクライナに供与することを約束した。昨年、オランダは、ウクライナ軍パイロットがF-16の操縦訓練を受け次第、ウクライナに42機のF-16を供与する計画を発表した。これでウクライナが受け取るF-16の総数は80機以上になる。 これがウクライナにとって勝利であることは確かだが、高性能ジェット機で何ができるかだけでなく、何ができないかも理解することが重要だ。最終的に、F-16はウクライナ軍に空対空能力と空対地能力の大幅な向上をもたらすだろうが、機体は50年前のものだ。さらに、単一のプラットフォームやシステムでウクライナ戦争に勝てるわけではない。そして、最終的に最も重要になのは、より広範な包括的戦闘戦略の中で、この機体をどうに活用するかである。 新しい戦闘機には新しい戦術 ソ連時代のMiG-29とSu-27で構成されるウクライナの戦闘機隊は、ロシアの機体と見た目は似ているが、エイビオニクスは旧式で、性能に制限を加えている。 ウクライナ空軍司令部のユリイ・インハット報道官はウォール・ストリート・ジャーナルに、「ロシア機はレーダーで我々の戦闘機より2-3倍遠くを見ることができる」と語った。 その結果、ウクライナが受け取るF-16は、大部分が1990年代のシステムを搭載しているとはいえ、同国の戦闘機能力を大幅に向上させることになる。しかし、技術は戦闘パズルの1ピースに過ぎず、これらのプラットフォームが戦闘でどのように活用されるかが、その価値を大きく左右することも忘れてはならない。 「エイビオニクス、ウェポンシステム、兵器の統合は、今(ウクライナが)飛ばしているものより何十年も進んでいる」と、元F-16パイロットでNATO連合軍最高司令官フ...

インド-パキスタンは平穏化の様子、米政府がF-16投入の事実をパキスタンに確認へ

このまま両国が落ち着けばいいのですが、偶発的な事件はすぐにでも発生しそうです。パキスタンがどんな説明をするか見ものですが、契約を守れない国家は米国から相手にされなくなるでしょうね。 Washington wants to know if Pakistan used U.S.-built jets to down Indian warplane パキスタンが米製機材でインド軍用機を撃墜したか米国が実態調査へ Drazen Jorgic , Fayaz Bukhari https://www.reuters.com/article/us-india-kashmir-usa-pakistan/us-wants-to-know-if-pakistan-used-us-built-f-16-jets-to-down-indian-warplane-idUSKCN1QK0AR United States Air Force [Public domain], via Wikimedia Commons 米 政府はパキスタンが米国製F-16でインド軍用機を撃墜したのかを突き止めるとの意向を3月3日示し、米国との合意事項の違反の有無を確認する。核武装したインド、パキスタン両国は緊張緩和に向かっているようだ 両国は空軍機を作戦投入し、2月27日にはインド側一機がカシミールで撃墜され世界を驚かせ、戦火拡大の恐れが広がった。 パキスタン軍報道官はパキスタンがF-16を投入したとのインド発表を同日中に否定した。 パキスタンは勾留したインドパイロットを3月1日に返還し、「平和のジェスチャ」と大々的に宣伝し、緊張緩和の姿勢を示したが両軍は警戒態勢を解いていない。 管理線(LoC)が事実上の両国国境となっているカシミールではこの24時間は比較的平穏だったがインド治安維持部隊によれば戦闘員対策としての作戦は続いており二名の戦闘員を殺害したという。 在イスラマバードの米大使館からはパキスタンがF-16でインド機を撃墜したとの報告に注目し、米国からの軍事装備品販売合意でパキスタンに機材仕様の条件を定めている内容に違反している可能性を精査するとの発表が3月3日に出た。 「より多くの情報を集めているところで、防衛装備品の誤用についてはすべての状況をチェック...

★F-16はまだまだ需要あり、生産ライン閉鎖は先送り

Lockheed keeps F-16 production line going with Bahrain deal バーレイン向け販売成約でF-16生産ラインの維持が決まった An F-16 Fighting Falcon prepares to receive fuel from a KC-135 Stratotanker over Afghanistan Nov. 19. (Staff Sgt. Sean Martin/Air Force) By: Chirine Mouchantaf     https://www.defensenews.com/air/2018/01/19/lockheed-keeps-f-16-production-line-going-with-bahrain-deal/ バ ーレインが中東で初めて ロッキード F-16ブロック70機材を運用する。これでファルコン生産ラインは勢いがついた。 昨年、マイク・ペンス副大統領から同国向けF-16合計16機23億ドル販売がまとまったと発表があり「米国内雇用と安全保障双方で大きな貢献」としていた。「バーレイン王国と米国政府はF-16ブロック70販売で合意ができた」と ロッキード・マーティンエアロノーティクス の国際営業開発担当副社長リック・グローシュRick Groeschが述べていた。 ファイティングファルコン最新型のF-16ブロック70は以前のブロック50/52に比べAN-APG-83アクティブ電子スキャンアレイレーダーの搭載が目新しい。エイビオニクス構成や機体構造も改修され機体寿命は50%伸びた。 機体販売総数は19機原案から節約で16機になったが、今回の販売で「F-16生産ライン縮小を回避できる」と軍事筋が見ている。 同筋によればバーレイン向け販売で「ロッキードの生産ラインはあと3年から5年維持できる」「ウィンウィンになる。バーレインはF-16が必要だし、F-16にはバーレインが必要だ」 グローシュは今後のF-16拡販の可能性について「中欧、地中海、東南アジア、南アジア全部で200機の可能性があると見ている」と述べている。 昨年6月にロッキードとTata Advanced Systems Limited (TASL...