スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(F-16)が付いた投稿を表示しています

インド-パキスタンは平穏化の様子、米政府がF-16投入の事実をパキスタンに確認へ

このまま両国が落ち着けばいいのですが、偶発的な事件はすぐにでも発生しそうです。パキスタンがどんな説明をするか見ものですが、契約を守れない国家は米国から相手にされなくなるでしょうね。 Washington wants to know if Pakistan used U.S.-built jets to down Indian warplane パキスタンが米製機材でインド軍用機を撃墜したか米国が実態調査へ Drazen Jorgic , Fayaz Bukhari https://www.reuters.com/article/us-india-kashmir-usa-pakistan/us-wants-to-know-if-pakistan-used-us-built-f-16-jets-to-down-indian-warplane-idUSKCN1QK0AR United States Air Force [Public domain], via Wikimedia Commons 米 政府はパキスタンが米国製F-16でインド軍用機を撃墜したのかを突き止めるとの意向を3月3日示し、米国との合意事項の違反の有無を確認する。核武装したインド、パキスタン両国は緊張緩和に向かっているようだ 両国は空軍機を作戦投入し、2月27日にはインド側一機がカシミールで撃墜され世界を驚かせ、戦火拡大の恐れが広がった。 パキスタン軍報道官はパキスタンがF-16を投入したとのインド発表を同日中に否定した。 パキスタンは勾留したインドパイロットを3月1日に返還し、「平和のジェスチャ」と大々的に宣伝し、緊張緩和の姿勢を示したが両軍は警戒態勢を解いていない。 管理線(LoC)が事実上の両国国境となっているカシミールではこの24時間は比較的平穏だったがインド治安維持部隊によれば戦闘員対策としての作戦は続いており二名の戦闘員を殺害したという。 在イスラマバードの米大使館からはパキスタンがF-16でインド機を撃墜したとの報告に注目し、米国からの軍事装備品販売合意でパキスタンに機材仕様の条件を定めている内容に違反している可能性を精査するとの発表が3月3日に出た。 「より多くの情報を集めているところで、防衛装備品の誤用についてはすべての状況をチェック

★F-16はまだまだ需要あり、生産ライン閉鎖は先送り

Lockheed keeps F-16 production line going with Bahrain deal バーレイン向け販売成約でF-16生産ラインの維持が決まった An F-16 Fighting Falcon prepares to receive fuel from a KC-135 Stratotanker over Afghanistan Nov. 19. (Staff Sgt. Sean Martin/Air Force) By: Chirine Mouchantaf     https://www.defensenews.com/air/2018/01/19/lockheed-keeps-f-16-production-line-going-with-bahrain-deal/ バ ーレインが中東で初めて ロッキード F-16ブロック70機材を運用する。これでファルコン生産ラインは勢いがついた。 昨年、マイク・ペンス副大統領から同国向けF-16合計16機23億ドル販売がまとまったと発表があり「米国内雇用と安全保障双方で大きな貢献」としていた。「バーレイン王国と米国政府はF-16ブロック70販売で合意ができた」と ロッキード・マーティンエアロノーティクス の国際営業開発担当副社長リック・グローシュRick Groeschが述べていた。 ファイティングファルコン最新型のF-16ブロック70は以前のブロック50/52に比べAN-APG-83アクティブ電子スキャンアレイレーダーの搭載が目新しい。エイビオニクス構成や機体構造も改修され機体寿命は50%伸びた。 機体販売総数は19機原案から節約で16機になったが、今回の販売で「F-16生産ライン縮小を回避できる」と軍事筋が見ている。 同筋によればバーレイン向け販売で「ロッキードの生産ラインはあと3年から5年維持できる」「ウィンウィンになる。バーレインはF-16が必要だし、F-16にはバーレインが必要だ」 グローシュは今後のF-16拡販の可能性について「中欧、地中海、東南アジア、南アジア全部で200機の可能性があると見ている」と述べている。 昨年6月にロッキードとTata Advanced Systems Limited (TASL) がF

★★F-22生産再開の可能性は消えた?

F-35で懲りたので米空軍F-X、海軍F/A-XXは別々の機体になるはずですがちっとも先に進んでいきません。そこでF-15が抜ければ米空軍は航空優勢確保に苦労するでしょう。2020年代にかけて新型戦闘機が皆無という状況が生まれ、危険な時代になりそうです。F-22を生産再開するなら日本、イスラエルが本来の購入国になるのですが、日本としてもF-3開発に乗り出す中で予算に余裕があるはずもなく、やはりF-22改の生産再開は絵に書いた餅になるのでしょうか。思えば高度技術流出を恐れF-22の海外販売を禁じた議会措置が誤りだったようですね。 The F-22 production line debate continues まだ続くF-22生産再開案の議論だが... By Oriana Pawlyk Military.com http://www.wearethemighty.com/articles/the-f-22-production-line-debate-continues F-22ラプター生産が終わった2011年、空軍中佐ダニエルはペンタゴンのひどい間違いだと思っていた。 2009年に車を運転中に中佐は「ラプターが187機で終わると知り、何かの間違いだろうと思った」という。 「少ないより多いほうがいいに決まっているでしょう」と、第95戦闘機飛行隊のF-22パイロットの中佐はMilitary.comに語っている。イスラム国相手の航空作戦に従事しているため匿名を希望した。 A U.S. Air Force F-22 Raptor flying on January 27 (U.S. Air Force photo by Staff Sgt. Corey Hook) Military.comはこのたびティンダル空軍基地(フロリダ)で現役パイロット・整備要員と直接話す機会を得て第五世代F-22が第四世代F/A-18ホーネットと演習を行う現場を取材した。 空軍はラプターを381機取得するはずだった。それだけの調達規模なら今日の飛行・保守管理の多忙さは緩和されていたはずだ。 F-22がもっとあれば「作戦テンポを下げていたはず。たえずどこかに展開しているが、機体がもっとあり飛行隊がもっとあり、整備陣がもっと

★米空軍がF-15C/D型の早期退役を検討中

予算がないからと機種を整理していけば、その先はどうなるかわかっていても背に腹は変えられない事情が米空軍にあるのでしょうか。F-15はまだまだ供用に耐える機種であり、「空飛ぶミサイルトラック」に改装する構想もあるのに行く末に黄色信号ですね。もっともA-10の事例のように議会が強硬な反対論を展開することもあり(マクサリー議員は退役空軍大佐でA-10パイロットのようです)、空軍もわざと議論を巻き起こしてちゃっかり予算を確保したいと考えているのではないでしょうか。本家の米空軍がこんな状態では先が心配ですね。航空自衛隊は結局最後までイーグルを運用するのではないかと思いますが。 Are the F-15 Eagle's days numbered? Top generals say maybe By: Stephen Losey, March 22, 2017 (Photo Credit: Senior Airman John Hughel/Air Force) https://www.airforcetimes.com/articles/are-the-f-15-eagles-days-numbered 米空軍はF-15C型およびD型を退役させ任務をF-16に引き継がせる検討に入っている。 下院軍事委員会即応体制小委員会の聴聞会が今週水曜日に開かれ、委員長ジョー・ウィルソン議員(共、サウスカロライナ)がスコット・ライス中将(州軍航空隊総監)にF-15C型D型計236機を退役させ予算節約する案を質した。ライス中将は検討中と認めた。 同聴聞会でマーサ・マクサリー議員(共、アリゾナ)から同案は初めて聞いたとして、スコット・ウェスト少将(空軍運用部長兼参謀次長)に同戦闘機退役案が既定方針なのかを問いただした。 ウェスト少将は正式決定ではないとしながら限られた予算を最大限に活用する案を空軍が検討中と認め、ミッション実現のため機種数を最小限にしたいと発言。ウェスト、ライスともにF-15の一部退役は「正式決定前」とした。なお、F-15Eストライクイーグルは検討対象ではない。 ライス中将からはレーダー改修を行えばF-16でF-15の代わりは務まるとの発言があり、空軍は2019年度業務を計画中だが、F-15C型D型の退役方針は今年中は決

ヘッドラインニュース12月3日

12月3日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 中国J-16戦闘機の供用開始か Su-30MKKを参考にしたといわれるJ-16がまず少数中国海軍に配備開始した。今後、海軍向け機材、電子戦機材を加え、J-20等を補完する戦闘機部隊の中核になることが期待されている。 http://english.chinamil.com.cn/view/2016-11/29/content_7383344.htm Ht 韓国がフィリピン向けF-50PH二号機三号機を納入 KAI韓国航空宇宙工業がフィリピン空軍用に製造した高等練習機F-50PH2機が台湾高雄空港に11月30日到着し、フィリピンに12月1日到着する。 http://alert5.com/2016/12/01/kai-delivering-two-more-fa-50phs-to-philippines/#respond ボーイングT-X初飛行の準備進む ボーイングがSaabと共同で開発中の米空軍向け次期練習機案T-Xが年末の初飛行に向けて順調に準備作業を進めている。米空軍からの最終提案要領は12月に提示されると予想され、初飛行と同時並行になりそうだ。ボーイングは将来は同機の派生型追加を予想している。 http://www.defensenews.com/articles/boeing-t-x-headed-toward-first-flight 極超音速ミサイルの脅威 中国、ロシアが整備を進めていると言われる制御可能な極超音速ミサイルの脅威と対応策をまとめた報告書を米空軍が発表。中国の飛翔体DF-ZFは今年4月に実験をしており、ロシアもYu-71飛翔体の開発を進め、2020年ごろには実用化されるとの予測もある。対応策としてロッキード・マーテインはTHAAD改良型を提案している。 http://freebeacon.com/national-security/air-force-hypersonic-missiles-china-russia-pose-growing-danger-u-s/ 次のアジア内武力衝突は水資源をめぐる戦いになる 源流を

もし戦わば⑤ J-20対F-16(台湾)、F-15(日本)

日台両国とも主力戦闘機の性能改修を着実に行わないと、中国新型機に対応が難しくなるね、という主張です。中国のエンジン技術が遅れていることが救いですが、長距離誘導ミサイルの登場で空戦の様相が相当変わってきているようです。J-20はむしろ支援機としてのAWACSや空中給油機を緒戦で撃ち落とすのが目的と思っていましたが、日本の防空体制に穴が開けば各地の自衛隊基地へのミサイル攻撃も視野に入ってくるでしょう。 China's J-20 Stealth Fighter vs. America's F-35, Taiwan's F-16 and Japan's F-15: Who Wins? TNI Staff September 22, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/chinas-j-20-stealth-fighter-vs-americas-f-35-taiwans-f-16-17794?page=show 中国軍がわずか四分の一世紀で劇的に進歩している。 中国は米国を標的とした機材に多額の投資をし、アジアの覇権を賭け米軍と対抗する動きを示している。その例が台湾であり東シナ海、さらに緊張が高まる南シナ海だ。装備には議論の種となるDF-21D(「空母キラー」ミサイル)、巡航ミサイル、高性能機雷、潜水艦、無人機等接近阻止領域拒否を狙う装備が目白押しだ。 空の上でも進展がある。特にJ-20新型第五世代戦闘機が注目される。米第四世代、第五世代機並びに日本、台湾他の機材を相手に設計された同機には米国のみならず各国防衛関係が大きな関心を寄せている。 だが戦闘になれば同機はどんな活躍を示すだろうか。台湾のF-16や日本のF-15との対決はどうなるか。そこでカイル・モチズキの以前の記事をお届けする。アジアの空を制するのは誰か。 台湾空軍が相手の場合 台湾をめぐる軍事優位性のバランスはゆっくりと変動中だ。中華民国空軍の戦闘機部隊が確保してきた優位性は台湾国防予算の減少とともにゆっくりと中国の側に向かっている。 内戦に敗れた中華民国政府は台湾に逃れた。大陸とは二百マイルと離れないままで台湾が強力な海軍空軍を維持し、中国が貧しいままなら月の裏側に

★トルコクーデターで危機一髪だったエルドアン大統領、空軍の動きを中心にロイターが伝える

エルドアン大統領は強運の持ち主のようですね。今回のお粗末なクーデター事件の背景がよくわかります。なんか中途半端な反乱軍の動きですが、拙速になった理由があったのですね。一応戦略的にも重要なトルコの政体が転覆することなく良かったと思います。 At height of Turkish coup bid, rebel jets had Erdogan's plane in their sights ANKARA/ISTANBUL | BY HUMEYRA PAMUK AND ORHAN COSKUN http://www.reuters.com/article/us-turkey-security-plot-insight-idUSKCN0ZX0Q9 クーデター事件被害者の葬儀で群衆に手を振るエルドアン大統領 。 イスタンブール 。 , July 17, 2016.  REUTERS/ALKIS KONSTANTINIDIS 先週発生したトルコのクーデターで、反乱軍F-16の二機編隊がタイイップ・エルドアン Tayyip Erdogan大統領の搭乗機を視認していたが、大統領は難を逃れていた。 大統領は先週金曜日にクーデター発生の報を聞き、休暇中の保養地マルマリスMarmarisからイスタンブールへ戻る途中だった。 「二機のF-16が大統領機に嫌がらせをし、護衛の別のF-16二機にレーダーロックオンをした」と内部事情に詳しい軍の元関係者がロイターに語っている。「射撃しなかった理由は謎だ」 反乱部隊はマルマリスで襲撃しようとし、大統領が移動したあと同地を爆撃したとエルドアン大統領は述べている。上記高官も「数分の差で殺されるところだった」と述べている。 マルマリスのホテルにヘリコプターで兵士25名が降下したのは大統領の移動直後で、明らかに大統領の身柄拘束をねらったものだとCNNトルコが報じている。 ビナリ・イディリム Binali Yildirim 首相もイスタンブールで狙われたが間一髪で逃れたと関係者は述べている。 ウェブサイトのフライトトラッカーFlight trackerによればガルフストリームIVビジネスジェット機(トルコ政府保有)がダラマン Dalaman 空港(マルマリスから1.25時