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11月実施が近づく米海軍の南シナ海航行の自由作戦の背景

なるほど人工島嶼部分から12カイリ以内をそのまま通行すれば逆に中国の主権を認めることになるわけですか。思ったよりも複雑な事情ナ事情が見え隠れしますね。また航行は繰り返し実施することが必要なので、中国も都度対応せざるを得ず、不測の事態発生もありえるということでしょうか。二国間で緊急時の取扱合意ができているとのことですが、全体としては中国の想いのままに事態が進んでいっているような気がしてなりません。何しろ国際法に代表される常識には公然と立ち向かう国であり、国際社会より該当国同士の交渉を重視する姿勢がありますので、米国の挑戦そのものを認めないのではないでしょうか。それにしてもオバマ政権がいかに慎重のあまりとはいえ、事態を進展させて結果として中国の利にかなう選択をしたと後世に評価されても仕方ありませんね。 The Price of Delay: US Navy To Challenge Chinese Claims By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on October 26, 2015 at 6:49 PM http://breakingdefense.com/2015/10/navy-to-challenge-chinese-claims-at-last-the-price-of-delay/ フィアリークロス環礁で中国が建設した滑走路 (CSIS image) WASHINGTON: 5ヶ月にわたり、示唆、宣言、混乱したメッセージ、優柔不断ぶりを見せてきた米国は南シナ海で中国が主張する主権に公然と挑戦する準備ができたと伝えられる。 ただし数ヶ月に渡り行動をとってこなかったつけは大きい。低姿勢な「航行の自由確保作戦」で航行、飛行あるいは演習を問題の海域で行い、もって接近の既成事実をつくろうとしても中国の建設活動の進展により状況が複雑化している。 ペンタゴンは取材問い合わせに対し確認を拒否してきた。上院のスタッフのひとりは「待つしかない。大幅に遅れている。この遅れが大きなつけになる」と語る。 「遅れた事の代償として航行の自由作戦を実施すべき理由で全員が混乱させられてしまいました」と語るのは戦略国際研究所でチャイナ・パワー・プロジェクトを統括するボニー・グレイサーで自らは中国出張から帰国したばかりだ。「中国で多数の人と話

南シナ海>カーター長官が中国へ強い警告を出した

国防長官が中国に対して強いメッセージを出しましたが、中国は無視するでしょう。中国は国際社会のルールをどう考えているのでしょうか。長官はE-4で飛んでいるようですね。 Carter: China Isolating Itself in Pacific By Aaron Mehta  4:02 p.m. EDT May 27, 2015 http://www.defensenews.com/story/breaking-news/2015/05/27/carter-china-warns-isolation-islands-pacific-command-reclamation-pearl-harbor/28025723/ ( Photo: Joint Combat Camera Center) JOINT BASE PEARL HARBOR, Honolulu – 5月27日、米国防長官アシュ・カーターは南シナ海で影響力拡大を試みる中国に対して結果的に中国自身の孤立につながると警告した。 ペンタゴンは中国の埋立工事の造成面積を2,000エーカー(約8平方キロ)と推定している。うち、1,500エーカーは今年1月以降の造成工事で形成されており工事の加速ぶりが伺える。 「すべての紛争では平和的な解決方法を求める。埋立工事を直ちに中止し今後も再開しないよう求める」とカーターは発言。「また該当地区の軍事基地化にも反対する」 「以上を間違いなく実施を求める。米国は国際法の範囲内で飛行、航行、作戦を実施するが、世界いかなる場所でも同じ扱いだ」(カーター) 最後の部分は中国による主権主張へ対抗する長官として最も強力なコメントだ。 「中国はアジア太平洋の安全保障の枠組みで重要とされてきた国際規範を踏み外した他、力による解決は避けるとの地域内コンセンサスにも反している」とし、米国は「アジア太平洋での安全保障を実現する主要国であり、今後もあり続ける」と加えた。 カーター長官はこのあとシンガポールでシャングリラ対話に参加し、さらにインド、ベトナムを訪問する。各地で長官は同盟国の実力整備に焦点を当てた対応をする。 「中国の行動で域内各国は新しい連帯を始めている。さらに米国の介在を求める勢いが強まっている。要望には応えていく」 ある国防高

中国埋め立て工事の監視飛行を開始した米海軍にPLANが妨害活動

米海軍撮影のビデオを見ると環礁では浚渫船が海底から土砂を集めて埋め立てをしている光景がわかります。辺野古で環境破壊を騒ぐ人たちはこれを見てなんというのでしょうか。それとも日本国しかも中国が行う行為にはほおかぶり? 重要な通商航路があることから日本としても看過できないのになぜかこの国では問題意識が低い気がします。国境線と利益線の違いを理解していない証拠ですね。 China Challenges P-8 Crew, On Video; Top Senators Condemn PRC By COLIN CLARK on May 21, 2015 at 10:05 AM http://breakingdefense.com/2015/05/rubber-hits-road-china-challenges-p-8-crew-on-video-top-senators-condemn-prc/feed/ WASHINGTON: スプラトリー諸島をめぐる米中ならびに域内各国間の緊張が高まる中、米海軍が本日公開したビデオでは人民解放軍海軍(PLAN)の妨害をものともせず、P-8の乗員が人工島嶼建設を監視する様子を伝えている。 中国がP-8飛行を認めない動きに出たのはこれがはじめてではない。昨年は中国戦闘機がP-8の下および側面20フィートの間隔で飛行し、その後上空でバレルロールをしているが、その際の距離は45フィートだった。本日公表のビデオを巡って有力上院議員3名が決議案を提出し、中国による人工島嶼建設を非難し、南シナ海領有問題を平和的かつ多国間で解決するよう求めている。 ブライアン・シャーツ上院議員 提出したのはブライアン・シャーツ(民、ハワイ、上院歳出委員会国防小委員会)、ジョン・マケイン(共、アリゾナ、上院軍事委員会委員長)、ダン・サリバン(共、アラスカ)の各議員だ。 「中国による一方的な海上国境線の引き直しにより、誤解、事故、武力衝突の危険性が増えている」とシャッツは声明文で表明。「この超党派決議案は中国に責任ある行動をはっきりと求めている。米国は域内の平和・安定の推進とともに、自国並びに関係各国の権益を守る責任を有し、各国とともに多国間プロセスで意見対立を解決するよう主張する」 上院議員三名による声明文では「中国が