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北朝鮮が原子力潜水艦を建造中:問題ではあるがゲームチェンジャーにはならない(19fortyfive)―本当に原子力潜水艦なのか、一隻だけの建造なのか、人員の訓練含め運用能力が実現するのかなど見どころがたくさんあります

  North Korea Nuclear Submarine. Image Credit: KCNA. North Korea Submarine KCNA Media Photo. 北 朝鮮が原子力潜水艦を建造しているようだ。 2日前、北朝鮮の国営メディアがこのプロジェクトを発表し、最高指導者金正恩が建造中の新型艦を視察する様子を映した。このプロジェクトが成功すれば、平壌は近隣諸国と敵対し、日本、韓国、アメリカの軍事計画者に疑念と不安を抱かせる新たな手段を手に入れることになる。 北朝鮮の原子力潜水艦: 印象に残らない? 北朝鮮の潜水艦 KCNAメディア写真。 核推進力は、特に北朝鮮のような小さくて貧しい国にとっては印象的な産業上の偉業だが、最先端ではない。  アメリカは1954年、世界初の原子力潜水艦ノーチラスを就役させた。 ソ連初の原子力潜水艦は1959年に就役し、1962年に英国、1971年にフランス、1974年に中国が就役した。  中国が50年前に開発した技術を使いこなすのは偉業だが、目を見張るような技術的偉業と見なすべきではない。  また、北朝鮮は潜水艦を使って核搭載弾道ミサイルを発射するというアイデアも初めてではない。この偉業は2016年に達成され、2023年にはソビエト後のディーゼル電気潜水艦を奇妙に改造しさらに発展させた。 謎の北朝鮮ミサイル潜水艦 北朝鮮の新型潜水艦の技術的特徴はほとんどわかっていない。それでも、効果的な核抑止力を提供するために建造されていると考えるべきだろう。  ある韓国の軍事アナリストは、北朝鮮のテレビの映像に基づき、この艦は7000トンほどの容積を持ち、おそらく10発のミサイルを搭載することが可能で、世界のSSBN艦隊の中では小型の部類に入ると指摘している。北朝鮮は潜水艦を建造した経験はあるが、これほど精巧で大規模なものはない。  言い換えれば、北朝鮮は核攻撃や通常攻撃による先制攻撃を生き延びる能力を強化するために、ブーマーを建造しているのだ。従来の潜水艦よりも基地へのアクセスに依存しないため、北朝鮮のブーマーは理論上、母港からある程度離れた場所で独自に活動することが可能であり、照準や危機対応の問題を複雑にしている。  北朝鮮は、その核兵器の規模が小さいことや、指揮統制システムの不備が認識されていることもあり生存可能...