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1月, 2023の投稿を表示しています

次期大統領専用機材747-8の改修作業はどこまで進んでいるのか。さらに遅延しそう。

  Photo: w_p_o | Shutterstock VC-25A2機の退役が、数年先送りになる可能性がある。 1990年1月26日エアフォース・ワンの ボーイング 747が納入されて、33年目だ。その日以来、空軍ではVC-25Aの制式名で2機の747-200Bが現在も使用されている。しかし、機体は老朽化が進み、現役747の中で最古の機体トップ20にランクされている。ボーイングは現在、未納入の747-8型機2機で改修を進めている。それでは、新型エアフォース・ワンの最新情報を見てみよう。 次期エアフォース・ワン  VC-25Aは非常に優秀な航空機だが、技術が進歩し変化する世界において、米国政府はVC-25Aをより新しく高度な機材に置き換えるのが適切と判断している。後継機は、最新世代のボーイング747-8で空軍はVC-25Bと命名し、現行機材と共通点を多く持つ。新型機の仕様と性能は、当然ながら機密事項だが、先代機と同様、公にされている特徴も一部ながらある。  新型機の防衛システムは、最新技術に更新され、より正確で信頼性の高いものになる。また、通信システムも強化され、迅速かつ安全な通信が保証される。747の最新モデルは、200型よりもはるかに効率的で、航続距離を伸ばすと同時に運用コストを削減する。さらに、従来のモデルにはなかった安全性と能力を高めるために、機密事項が追加される。 新型エアフォースワンにないもの  指摘されている欠点として、空中給油機能が搭載されないことがある。VC-25Aの現行機には搭載されているが、これまで必要とされたことはない。この機能は、機首に給油口を設けるだけではなく、はるかに複雑だ。ボーイングは、燃料ポートを燃料システムに接続し、関連する認証規格に適合させる必要がある。そのためには、機体各部をさらに大きく調整し、機体重量やバランス、性能数値を調整しなければならない。  給油システムの大幅変更は予定されていないが、新型エアフォース・オンには、ボーイング747用のインフラがない空港で大統領が貨物デッキから乗り降りできるように、エアストッパーが内蔵される。この階段は機体の左側、大統領紋章のすぐ後ろに配置される。 Photo: Chris Loh | Simple Flying 新造機ではない  ボーイングはVC-25Aをアメリカ空軍専用に製造した

次はF-16を希望。ウクライナ空軍が飛行施設改修を先に進めている。その他ウクライナ戦の最新状況(現地時間1月27日現在)

  2011年7月20日、ウクライナのミルゴロド空軍基地から離陸するウクライナのSU-27型機と、その手前で休む空軍州兵のF-16Cファイティング・ファルコン2機。 (U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Charles Vaughn/Released) まだ約束もないのにウクライナ空軍は西側戦闘機用に飛行場の改良作業を進めている 西 側戦車と異なり、ウクライナは米国、フランス、オランダ、デンマークなど同盟国から戦闘機供与の申し出をまだ受けていない。しかし、米国製F-16ファイティング・ファルコンやフランスのミラージュ、ラファールといったマルチロール・ジェット機の納入を見込み、国内の飛行場を整備している。 ウクライナ空軍にこうした戦闘機を導入するには、パイロットや整備士の訓練が必要なだけでなく、戦闘機が安全に運用できる場所の確保が必要だからだ。  ウクライナ空軍の報道官ユーリ・イグナート大佐Col. Yuri Ignatは、金曜日のウクライナでの記者会見で、「パイロットが安全に着陸できるよう、飛行場のインフラ整備が必要だ」と述べた。「飛行基地ネットワーク構築のため、インフラストラクチャー省、国防省、その他の政府機関の支援を受け、ウクライナ各地で作業が進行中」と述べた。 ウクライナの空軍基地。(Oleg V. Belyakov/wikicommons) ミサイルやドローンの散発的な攻撃が続く中、イグナート大佐は、新戦闘機用の飛行場ネットワーク整備作業が、「平時と同じには進められない」ことを認めている。  イグナート大佐は、どこに、何箇所の飛行場があるのか、どのような作業が必要なのか、詳細は明かさなかった。  しかし、滑走路延長が含まれているようだ。ウクライナのソ連製戦術ジェット機は、西側戦闘機と比較すると、かなり厳しい条件下で運用できる設計だ。基地もそれを反映している。運用中の機体は、より頑丈なランディングギア、機首の車輪の泥よけ、タキシング中のデブリ吸い込み防止のインテークドアまで装備している。欧米戦闘機のほとんどは、小さな破片さえも丹念に取り除き、まっさらな滑走路で運用される設計だ。このため、ウクライナが西側戦闘機を望むなら、運用に見合ったインフラが必要なのだ。  イグナート大佐の発言は、全面戦争が長引く中、F-16など最新戦闘機を

イスラエルがF-15EX(イーグルII)導入へ。米国に正式要請を発出。

  F-15EXがイスラエル空軍で使用された場合のイメージ図。(写真:ボーイング) イ スラエル国防省は、イーグルIIを25機取得したいとする要請書(LoR)を米国政府に送ったと報じられている。  長年の遅延の後、イスラエルはついに最新型F-15EXイーグルIIを手に入れるかもしれない。業界関係者の話を引用したBreaking DefenseとThe Jerusalem Postによると、イスラエル国防省はアメリカ政府に公式要請書を送り、対外軍事売却(FMS)の承認に向けたプロセスを開始したとある。  イスラエル政府は、F-35とF-15の増強が最優先課題とされた2020年に、F-15EXに関心を示していた。しかし、政情不安と予算問題でF-15の契約は遅れ、F-35の増産契約だけ確定していた。LoRでは25機のF-15EXが記述されており、イスラエルではF-15IA(Israel Advanced)と呼ばれることになるが、最大50機がFMSで要求される可能性があるとされている。  イスラエルは新造機とともに、F-15Eストライクイーグルのイスラエル仕様機F-15Iラーム25機をF-15EXと同様のエイビオニクス構成に改修することも要求している。イスラエル空軍はF-15A/B/C/Dを50機保有しているが、アップグレードには含まれない。Breaking Defenseによると、F-15IAの最短納品は2028年、F-15Iのアップグレードのスケジュールは不明だ。  2020年以降、イスラエル空軍は、イランの核施設など強化目標の破壊のために、大量の兵装を運搬できるF-15で増強が急務だと表明していた。実際、F-35とF-15の必要性は、将来の戦闘シナリオと、目標が高度な防空システムに守られているイランを攻撃する潜在的な必要性に基づいたものだ。そのようなシナリオでは、防空システムを無力化するためF-35を何波も投入し、核施設攻撃にF-15を投入することになるだろう。  イランがロシアとの関係を強化し、イランがより新しく、より高度な装備を手に入れる可能性があるため、イスラエルは新型戦闘機の必要性を緊急に考慮するかもしれない。イランは近いうちに新型戦闘機Su-35SフランカーEをはじめ、未指定の防空システム、ミサイルシステム、ヘリコプターを受け取るかもしれない。地対空ミサイル

ボーイングのBWBコンセプトがステルス性を重視し進化。将来の対中戦を睨んだ輸送機、空中給油機になるのか。

  Boeing ボーイングの新型ステルス機コンセプトは、貨物輸送機やタンカーにも生存性向上を求める声の高まりの反映だ ボ ーイング は、ステルス性を備えた戦術的貨物機の新コンセプトを発表した。同社はこれまで社内プロジェクトとしてきたが、フランク・ケンドール空軍長官が、近い将来の中国とのハイエンド紛争では、生存性の高い輸送機と空中給油タンカーが重要だと述べた約2週間後に、今回の発表が出た。 ボーイングはワシントンD.C.郊外で開幕した2023年AIAAサイテック・フォーラムで新型BWBコンセプトの模型を展示した。 ボーイング社が今週、年次AIAAサイテック・フォーラム展示会で発表した新しいステルスBWB貨物機コンセプトの模型。 Joseph Trevithick The War Zoneがボーイングから入手した声明によると、同社はBWBの主な特徴を共有する良い時期だとし、「当社は、軍用輸送機設計の最先端を進むため、BWBコンセプトの研究活動を政府と続けています」とある。 ボーイングには、BWB設計に関連する長い歴史がある。2000年代後半から2010年代前半にかけNASAとの契約で、乗員なしのサブスケールX-48の開発と実際の飛行テストをした。 BWBは、全翼機のような機体形状で、B-2やB-21ステルス爆撃機の高ステルス性を連想させるが、BWBの利点は、空力的効率の向上と、燃費と全体的な航続距離の増大だ。また、内部容積が増えることもプラスに働く。 しかし、The War ZoneがAIAAサイテックイベント会場で話したボーイング担当者は、新しく発表された輸送機コンセプトは、同社のこれまでのBWB開発からの「実質的な逸脱」だと述べている。今回のコンセプトは、胴体の縁を一部削り、機首をくちばし形状にするなどのステルスデザインや、完全内蔵型ジェットエンジンが特徴で、尾翼形状も特徴的だ。 ボーイングの新型ステルス「BWB」コンセプトの小型モデルを正面から見た。 Boeing X-48を含む、ボーイングのこれまでのBWBデザインは、胴体と機首がより広く丸みを帯び、エンジンは後部胴体中央上部のポッドに搭載されているものが中心だった。しかし、同社は10年以上前にも、空軍主導の「スピード・アジャイル」プログラムの一環で、今回明らかになったコンセプトに近いものを製作していたが、