スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(レイセオン)が付いた投稿を表示しています

防衛大手企業レイセオンがRTXへ社名変更

  The RTX chalet at the 2023 Paris Air Show shows off both the rebranded company name and its older Raytheon Technologies title. (Aaron Mehta/Breaking Defense) RTXとして再編されたレイセオンのトップであるウェス・クレマーは、事業部間の重複の60~70%を新体制で排除できたとブレイキング・ディフェンスに語っている レ イセオン・テクノロジーズ はRTXに社名変更した。  FacebookがMetaの子会社になったり、Googleが突然Alphabetという会社の一部になったりするのと同じようなものだ。RTX(レイセオンの株式ティッカー)が親会社で、レイセオン、コリンズ、プラット&ホイットニーがサブブランドとなる。そして、他の子会社も防衛プログラム(プラットは軍用エンジン、コリンズはJADC2の大部分)を持つが、防衛プログラムの大部分はレイセオン支社が行う。  「これは、レイセオン社内の事業調整であり、各250億ドル前後の、かなり対等な3事業を立ち上げることになる」と、クレーマーは今週、Breaking Defenseに語った。「レイセオンは防衛のみで、他の事業には防衛の部分もあるが、各社間の調整を合理化した」。  以前はレイセオンのミサイル・システム部門を率いていたクレーマーによると、このような形で組織を再編成することで、事業部門間で重複していた60~70%を排除でき、コスト面でのメリットもあったという。彼はこれを「ミッション・ファースト、カスタマー・ファーストの考え方」と呼ぶ。  レイセオンは、8つの「戦略的ビジネスユニット」に再編成され、可能な限り、顧客との窓口を一本化することを目標としている: エア・パワー部門は、米空軍へのサービス提供が中心。 海軍部門:米海軍を担当 陸・防空システム:米陸軍向け 戦略ミサイル防衛:米ミサイル防衛庁向け 宇宙システム:宇宙軍、宇宙開発局、情報コミュニティ向け 先端技術:DARPA、OSD、軍事研究所を対象とした未来技術インキュベーター。 サイバーセキュリティ、インテリジェンス、サービス。 アドバンスド・プロダクツ&ソリューションは、レイセオンが他のプライム企業の二次請負

F-15Eへ搭載が始まったストームブレイカーことSDB IIは対地・対艦攻撃力を増強する米空軍・海軍向け新兵器だ

  Raytheon     F -15Eストライクイーグルは導入から年数が経ったが、さらに強力な対地攻撃任務をこなす恐るべき存在になりそうだ。米空軍が小直径爆弾IIのストライクイーグルへの搭載開始を発表した。「ストームブレイカー」“StormBreaker”の名称がついた精密誘導弾は航空戦闘軍団(ACC)が9月30日に認証していた。   SDB IIストームブレイカーの搭載が可能となったのはF-15Eが最初で、続いてF-35ライトニングII共用打撃戦闘機およびF/A-18E/Fスーパーホーネットへの搭載が予定されている。▼「SDB IIストームブレイカーの供用準備ができた。長期の開発試験を行ってきた」(SDBII事業主幹ジェイソン・ラスコ大佐)「配備に至ったり軍と民間企業による長年の共同作業が報われる。大きな威力があり国防の構図を一変させる存在だ」       ストームブレイカーとは SDB IIには多モードシーカーがつき、赤外線、ミリ波レーダー、セミアクティブレーザーのほかGPSさらに慣性誘導方式で誘導できる。ストームブレイカーは小型のためミッションでのペイロードを増やす効果が期待できる。このため投入機数を減らしても従来と同じ効果が期待できると空軍は見ている。▼ストームブレイカーの有効射程は40マイル以上で、搭乗員が危険にさらされる時間が短くなる。▼「SDB IIは移動目標も攻撃可能で、しかも遠距離で悪天候でも対応可能だ。これによりわが方の部隊に相当の優位性が生まれる」とヒース・コリンズ准将空軍兵器開発統括官が語っている。「この装備を配備することで大きな成果が期待できる」 SBD IIの開発背景  SBD IIが生まれた背景に空軍と海軍で調達の方向性を共有したことがあり、空軍の兵装局ミニチュア弾薬部が主導し レイセオン・ミサイルディフェンス と共同開発した。▼試験運用はエグリン空軍基地(フロリダ)で行い、F-15E搭載の認証のため開発運用飛行は138回に至った。▼「ストームブレイカーで実戦パイロットに今までにない戦力が実現する」とレイセオン・ミサイルディフェンス副社長ポール・フェラーロが述べている。「洋上陸上問わず、移動目標を遠距離から悪天候でも撃破できる」▼SDB IIストームブレイカー開発は技術面で難局に直面し、生産が一年にわたり止まったこともあったが、レイ

レイセオンの指向性エナジー装備が無人機複数の撃破に成功

Raytheon Directed-Energy Weapons Down Drones in Air Force Demonstration レイセオンの指向性エナジー兵器が空軍向け実証で無人機撃墜に成功 レイセオンの移動式高出力レーザーが空を監視している。同社の高出力高周波及び高出力レーザーが十数機の無人機を標的にし空軍の実証で撃墜に成功した。 (Photo: Raytheon) レ イセオン が開発の高性能高出力マイクロフェーブ(HPM)および移動式高エナジーレーザー(HEL)装備が無人機複数の撃墜に成功した。 撃墜したのはDJIファントム4クワッドコプターほか固定翼式、その他クワッドコプターでホワイトサンズ・ミサイル試射場で空軍の実証実験として行われたとレイセオン広報が伝えている。 「長年の研究開発を経て高出力エナジー装備が実用化に近づいており、実戦で人員や重要施設の防衛に役立てる」とレイセオンの高度ミサイル防衛装備担当副社長トーマス・ブッシングが報道発表で語った。 発表資料ではHPM、HELの各システムが投入され「無人航空装備数十機」を撃破したとある。 レイセオンの複合目標捕捉システムと組み合わせHELは非可視光線で無人機を撃墜したと広報資料が述べている。 システムを組み合わせ無人機の探知、識別、追尾、交戦が可能でポラリスMRZR全地形装甲車両に搭載できるという。 レイセオンのHPMシステムは「高周波エナジーで無人機の誘導装置を妨害する」と資料にある。. 「大出力高周波を操作し目標にビームを当て小型無人機の大群を即座に打破出来る。電源供給が続く限りHPMで文字通り無限の防御が可能となる」 「無人機対策には多様な解決手段が必要です」とレイセオン電子戦システムズ副社長ステファン・バウアーが述べる。「HEL、HPMにより重要インフラ、輸送隊や人員の防御が第一線で実現できます」 今回の空軍向け実証で指向性エナジーはHELとHPMのみだったという。 2017年にロッキード・マーティンが同様の技術をテストしていた。同社は高性能テスト用高エナジー装備ATHENAと称し、試作型で翼幅10.8フィートのアウトロー無人機5機を撃墜した。 無人機対策技術は民生用軍用双方で活発化しており今後も成長が期待される。 空軍か

日本向け新型レーダー警報措置の製造に向かうレイセオン

要領を得ない記事で申し訳ないのですが、日本から最新式警報装置の導入希望が出たため、今回の措置になったようです。ではどの機種に搭載するのか、いつ導入されるのかは不明です。E-767あるいはE-2DなのかKC-767で支援機材の安全性を高めようというのか、よくわかりません。それに単なる受信機能だけではないようですね。ヒントAESAレーダーによる電子攻撃機能。機材のようには注目はされませんが、こうした地味な装備の驚くべき機能が今後の戦闘に大きな意味をもたらすのでしょう。 Japan buys radar warning receivers that adapt to new threats 日本が脅威対象に適応可能なレーダー警報受信機を導入 By: Daniel Cebul     https://www.defensenews.com/industry/2018/05/30/japan-buys-radar-warning-receivers-that-adapt-to-new-threats/ レイセオンのAN/ALR-69A(V)完全デジタルレーダー警報受信機により高度脅威環境でも乗員の安全が高まる (Osakabe Yasuo/U.S. Air Force) レ イセオン が日本向けAN/ALR-69A(V) デジタルレーダー警報受信機(RWR)の製造を海外軍事販売制度を使い米空軍から受注したと国防総省が5月29日に発表した。 総額90百万ドルの契約には初の全デジタル方式RWRとレイセオンが呼ぶレーダーの製造、統合、試験評価、納入が含まれる。 だがこの受信機はどんな機能があるのか。 RWRとはレーダーが発する無線信号を探知し視認効果および音声効果で警告を出す装置だ。受信機はレーダー型式も識別でき、地上配備か空中にあるのかも区別できる。端的に言えばRWRは警察の取り締まり用レーダーに対抗してドライバーが使う探知機の発展形である。 レイセオンによればALR-69AはRWR技術の最新版だ。これまで不可能だった敵防空体制の制圧や各種機材搭載が容易になり、複雑な信号環境下での探知能力が向上している。 米空軍によるALR-69Aの779基発注について、レイセオンの電子戦システムズ副社長トラヴィス・スローカムは「ALR-69

速報 SM-3ブロックIIA迎撃実験に失敗 

失敗をあざ笑うような報道が出かねませんが、実験は実験です。ただ、SM-3ミサイルが日米共同開発であること、発射したのがイージスアショアであることなど背景をちゃんと報道しているのでしょうか。素人には難しすぎると判断しているとすれば嘆かわしいことです。 Breaking News Another US Navy ballistic missile intercept reportedly fails in Hawaii 米海軍弾道ミサイル迎撃実験に再び失敗、ハワイで   By: David B. Larter     https://www.defensenews.com/breaking-news/2018/01/31/second-navy-sm-3-block-iia-ballistic-missile-intercept-hawaii-report/ WASHINGTON — ハワイのイージスアショア施設から発射したSM-3ブロックIIAは弾道ミサイル迎撃に失敗したとCNNが報道した。  事実 ならレイセオン製ミサイルで二回目の失敗となる。北朝鮮が核ミサイルでの米本土攻撃能力を着々と整備する中、対応が停滞する。  ミサイル防衛庁広報官マーク・ライトはコメントを拒んでいる。  「ミサイル防衛庁及び米海軍がイージスアショアミサイル防衛テスト施設(AAMDTC)から実弾発射テストをスタンダード-ミサイル(SM-3ブロックIIAをハワイ・カウアイの太平洋ミサイル発射施設から31日午前に行った」とだけライトは述べた。  実験失敗を最初に伝えたのはCNNだった。北朝鮮情勢を考慮して詳しく口外しないよう当局が決めたという。 Will Ripley ✔@willripleyCNN Officials: US missile defense test failed in Hawaii early Weds. Pentagon not publicly acknowledging key ballistic missile defense test failure & officials tell @barbarastarrcnn there is a decision to not talk ab

ドバイ航空ショーでレイセオンがペイトリオット迎撃100回成功と豪語

いくら航空ショーだからと言ってこういう発言をすると虚実区別できなくなる伝説になり独り歩きしそうです。ミサイル防衛の効果そのものが機密情報になっていないと敵に手の内を読まれますからね。とはいえ、確認も否定もできないのであれば言ったもん勝ちですね。レイセオンは商売上手なのでしょうか。 Raytheon: Saudi-based Patriots intercepted over 100 tactical ballistic missiles since 2015 レイセオンがサウジ配備ペイトリオットで2015年以降で戦術弾道ミサイル100発超を迎撃成功と発表 サウジアラビア配備のペイトリオット部隊がイエメンから発射された戦術弾道ミサイル(TBM)100発以上の迎撃に成功しているとレイセオンが発表した。サウジ主導でイエメンではイラン支援を受けるフーシ派への攻撃が2015年から続いている。(Raytheon) By: Barbara Opall-Rome    16 hours ago https://www.defensenews.com/digital-show-dailies/dubai-air-show/2017/11/14/raytheon-saudi-based-patriots-intercepted-over-100-tbms-since-2015/ DUBAI, United Arab Emirates — サウジアラビア国内に展開するペイトリオット部隊が迎撃したイエメンから発射された戦術弾道ミサイルはサウジ主導のイラン支援を受けたフーシ派への介入が始まった2015年以来100発を超えたと レイセオン が発表している。 同社ウェブサイトにこの数字が掲載されているが確認不可能であり、各種シンクタンク、サウジ政府他各国の公表数字よりはるかに大きい。 戦略国際研究所のミサイル防衛プロジェクトでは迎撃40回、命中18回と同時期に計上されている。ただしここには11月4日にイエメンから発射されたミサイルへのペイトリオット迎撃事例は含まれていない。 イエメン反乱勢力に近い筋は算術ミサイル発射回数を93としているが、今数字には迎撃の成功失敗は区別せず水増し数字との見方が一般だ。 にもかかわらずレイセオン幹部はド

★SM-6の万能ぶりに大きな期待

ミサイル防衛だけでなく、攻撃、防御と多様な使い方ができるのなら非常に有望な装備ですね。ソフトウェアだけでこれだけの違いが生まれるのはすごいと思います。今後の動向に注目しましょう。早晩日本でも導入の話が出てくるとと思います。 Navy SM-6 Intercept Proves It Could Counter North Korea Attack 米海軍SM-6迎撃ミサイルが北朝鮮攻撃に対応可能と証明 The Navy recently destroyed a ballistic missile target with an SM-6 missile during a test off the coast of Scotland, verifying that the high-tech weapon does have an ability 米海軍のスコットランド沖弾道ミサイル迎撃実証でハイテク兵器の能力を実証 Scout Warrior - 3 hours ago https://scout.com/military/warrior/Article/Navy-SM-6-Intercept-Proves-It-Could-Counter-North-Korea-Attack-110262741 米海軍のSM-6ミサイル迎撃実証がスコットランド沖で成功し中長距離弾道ミサイル迎撃への対応能力を実証した。 海軍は北朝鮮を意識したと認めないが、同ミサイルが韓国や日本のミサイル防衛に有効だと示している。 米主導の北朝鮮攻撃後に韓国、日本へ通常弾頭弾道ミサイルを北朝鮮が発射するのは必至だ。 第六艦隊は「ミサイル防衛庁と米海軍はスタンダードミサイル-6をUSSマクファウルから発射し、同ミサイルの飛翔認証手続きの重要な一歩に成功した」と発表。 そのため米国はミサイル防衛技術の進展に努めており、海上発射手段でSM-6の実用化を進めている。 課題は弾道ミサイルの同時発射での追尾、捕捉、迎撃だ。 海軍はSM-6ミサイルのソフトウェアを改修し、対空、弾道ミサイル迎撃、対水上戦すべてに対応させる。 対空ミサイルとしてSM-6ブロックIがハワイ沖で四回発射テスト済み。 中距離弾道ミサイル迎撃では海軍はS

☆SM-3でICBM迎撃は可能なのか、SM-6はどうか

ミサイル防衛にこれまで費やしてきた投資が真価を発揮する場面が本当にやってくるのか、興味津々というところですが、脅威は北朝鮮だけではないので、迎撃ミサイルも進化させていかねばなりません。日米の共同開発というのもこの国の皆さんはほとんど知らない話ではありませんか。米陸軍は今後ミサイル軍に変化していくのではないでしょうか 。 Could SM-3 Interceptor Take On Intercontinental Ballistic Missiles? SM-3迎撃ミサイルはICBMに有効に対応できるのか As Pentagon adds dollars for missile defense, Raytheon pitches SM-3s as ICBM killers ペンタゴンが追加予算をミサイル防衛に振り向ける中、レイセオンのICBMキラーとしてのSM-3売り込みに力が入る Oct 10, 2017 James Drew and Jen DiMascio | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/could-sm-3-interceptor-take-intercontinental-ballistic-missiles 北朝鮮が相次いで弾道ミサイルを発射し、ドナルド・トランプ大統領は8月にミサイル防衛に「数十億ドル」を投入すると述べた。 年末までに弾道ミサイル防衛体制の点検を完成する予定のペンタゴンは短期間で強化策の検討を求められている。大統領の力の入れ方による結果の第一段が姿を現しはじめている。議会は367百万ドルを他事業からかき集めミサイル防衛に投入する予算執行を承認した。 この予算で移動式ミサイルへの対抗策を求めていく。とくに発射前に対応が肝要だ。このため戦闘機からのミサイル発射、艦船発射兵器または特殊部隊による攻撃まで検討する。またアラスカ州グリーリーにミサイル防衛サイロ20基を新設し、海上配備Xバンドレーダー改修やSM-3ブロック2A迎撃ミサイルの追加発射も行う。. このうち レイセオン がSM-3ミサイルの最新のブロック2Aバージョンに力を入れている。同ミサイルは日米共同開