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中国の、つまりPLANの宇宙開発を警戒する西側世界。衛星攻撃能力の開発、宇宙ステーション建設、月有人飛行がすべて警戒の対象で、レッドカードものだ。

  長征5ロケット Wiki Commons photo   中 国が進める宇宙関連の動きへ米国や同盟国が懸念を示している。   ペンタゴン関係者は中国の対衛星(ASAT)兵器で現有衛星群が脆弱になると心配している。   中国は宇宙空間を軍事ドメインと位置付け、公式文書で宇宙戦、宇宙作戦で攻撃防御双方の手段を駆使し優位性を確保すると述べている。これは宇宙空間の安全を主張する Secure World Foundationが4月にまとめた報告書にある。   「中国は宇宙対応部隊を再編し、電子戦サイバー戦を統制する主要部隊と位置付けた」と報告書にある。しかし、「中国が宇宙空間で対抗措置をふどう活用するのか、または米国への抑止力として利用するのが目標なのか、いずれも不明だ」とある。   同財団のブライアン・ウィーデンは中国が新型宇宙機の初打ち上げをしたと指摘。同機の詳細は不明のまま、米空軍のX-37B宇宙機に酷似するといわれる。「中国の新型宇宙機が軌道飛行で小型衛星を放出してから軍事基地に着陸した証拠がある」   米国は中国の衛星SJ-17に目を光らせており、同衛星が地球静止軌道でランデブーなども行ったとウィーデンはいう。「同衛星は同じ中国の衛星二機に接近し、点検あるいは監視を展開した」   SJ-17が他国の衛星に接近した様子は今のところないとウィーデンは述べている。   脆弱な米宇宙装備が敵国の衛星から攻撃されるのを国防総省は危惧している。   宇宙空間での「積極防衛」手段とは「宇宙空間で別の対象を捕獲し、安全な軌道に変更させる、あるいは安全措置を行い脅威とならないようにする」のが戦略国際研究所の航空宇宙安全保障問題部長トッド・ハリソンの見解だ。   同研究所も宇宙兵器から軌道上の宇宙装備をどう防御するかをまとめた報告書を4月に出した。   同報告書ではドッキング可能で別の宇宙機を操作可能な装備が今後投入されるとある。「こうした装備があれば脅威となる衛星を攻撃したり排除できる、また機能を喪失させた衛星を捕獲したり、ハイジャックし自国用途に利用できるようになる」   中国が宇宙ステーションを建設する動きを示していることへも懸念が広がっている。   国家情報局長(DNI)室は「米情報コミュニティによる脅威評価」を毎年発表し、今年版では中国宇宙ステーションは低地球軌道LEO

航空機搭載レーザー兵器の実用度はここまで進んでいる。F-3の発電容量拡大も指向性エナジー兵器搭載を想定している模様。

Stars and Stripes   2017年にThe Driveが入手した米空軍のプレゼン資料では第六世代戦闘機に機体内部搭載あるいは「一体型」のレーザー装備を導入するとある。   4 月23日、空軍研究本部(AFRL)が光ファイバー方式レーザーをホワイトサンズ試射場(ニューメキシコ)で実験し、「飛翔中のミサイル数発」を撃ち落とした。 防御用高エナジーレーザー実証装置(SHIELD)は大型の地上装備だが、空軍はSHIELDをポッド搭載可能になるまで小型化が可能と楽観視しており、2021年までにF-15で試射するとし、その後F-16やF-35のような単座戦闘機に搭載するとしていた。一部にはC-17やC-130輸送機でテストを開始するとの観測もあった。   航空機搭載レーザーが想定通り実用化されれば、航空戦闘の姿が大きく変わる。戦闘機、爆撃機、はては給油機や輸送機で対空ミサイルからの防御能力が画期的に高まる。さらに超高速空対空、空対地攻撃兵器になり、事実上無限の発射が可能となる。   まず、航空レーザーの強み、短所、応用範囲を理解しよう。その後、ペンタゴンが進めているレーザー兵器か計画三点をご紹介する。   レーザーのドッグファイトは実現するのか   レーザーの兵器応用は急速に進んでおり、小火器から、戦車搭載(中国がこれを開発中)さらに地上配備あるいはヘリコプター搭載対無人機装備(米陸軍がテスト中、近接防御装備として米海軍が実用化を狙う装備まで多岐にわたる。レーザーには発射速度(光速)、ステルス、精密度とともに一回の「射撃」コストが極めて低価格になり、事実上無尽蔵の弾倉が実現する。   ただし、レーザーには大電力が必要で特に長距離射程でこれがあてはまり、大気状態で効力を減じることがあり、発熱量が大きく冷却装置が必要となり、最近まではかさばる電源が必要だった。   SHIELDは敵ミサイルを撃破すべく開発されたアクティブ防御システムの最先端装備だ。ロシアには 48N6 地対空ミサイルやR-37空対空ミサイルといった長距離装備があり、無防備な早期警戒機や給油機を200マイル先から狙う。第4世代機、第5世代機がレーダー探知されるのはこれよりずっと短い距離で、高機動の短距離ミサイルを回避する可能性は20-30パーセントといわれる。   レーザーに運動エナジー効果はないが、

戦力強化型ストライカー装甲車をヨーロッパに派遣しロシアへの抑止効果を狙う米陸軍

設計に拡張性があるのが利点のようですね。大量調達(ストライカーは4,500両近く生産)のメリットでしょうか。 P entagon to Send Up-Gunned, Drone-Killing Strykers to Europe to Deter Russia 火力強化し無人機攻撃も可能なストライカー戦闘車両をヨーロッパへ送りロシアへの抑止効果を期待するペンタゴン by Warrior Maven Feb 11 - https://defensemaven.io/warriormaven/land/pentagon-to-send-up-gunned-drone-killing-strykers-to-europe-to-deter-russia-Ygz5bJ3b2UK8apu137oZ7Q/ The US Army is arming its Stryker vehicle with attack drones, lasers, up-gunned cannons and anti-aircraft missiles 米陸軍はストライカーで無人機攻撃能力、レーザー、火力を強化し対空ミサイルの搭載もめざす 米 陸軍は 米陸軍はストライカーで無人機攻撃能力、レーザー、砲塔を強化し対空ミサイルまでの搭載を2020年までに実現し、ヨーロッパに展開しロシアの「侵攻」を食い止めるべく国境防備体制を図りたいとする。 ロシアの脅威を前に米国は機動性と前方配備を重視した多機能装甲車両のヨーロッパ派遣を決定し、新型対空兵器を搭載させ「威力を増した」ストライカーが中心となる。 でたばかりのRAND報告書がこれまでロシアの脅威と動機について解説しており注目される。「ロシアの欧州における敵対行動」と題された報告書ではロシアの動向について説得力ある指摘が見つかる。 「2016年のロシア国内エリート層向け調査では82.3%が『現在の領土を拡張すること』がロシア国益につながると応え、2012年の43パーセント、2008年の64パーセントから増えている」 報告書の著者ラファエル・コーヘンとアンドリュー・レイディンは同時にロシアが「パラノイア」あるいはNATOの脅威を国境地帯で感じていると指摘。 「ロシアは一貫して脆弱に感じ

★★米陸軍の考える次期主力戦車の姿

米陸軍は将来の戦闘を市街地戦が中心と見ており、取り回しの良い小型戦車を望んでいるようですが、結局あれもこれもと装備性能を追加すると重量級車両にあなってしまうのですね。エイブラムズが70トン超ですか、日本の10式は44トンということですから相当の差がありますね。艦艇や航空機と同様に今後の装備では発電容量がカギになるということでしょうか。 Milley’s Future Tank: Railguns, Robotics & Ultra-Light Armor   ミリ―参謀総長の考える将来の戦車はレイルガン、ロボット工学、超軽量装甲を搭載   By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on July 27, 2017 at http://breakingdefense.com/2017/07/railguns-robotics-ultra-light-armor-general-milleys-future-tank/ 上写真 ロシアの新型T-14アルマータ戦車。モスクワの軍事パレードで。 NATIONAL PRESS CLUB: 戦車は時代遅れになるどころかこれからも必要だ。米国は1980年代からM1エイブラムズを稼働中だがどんな戦車が必要で、どれだけの時間の猶予がるのか。本日当地で陸軍参謀総長段階的改良でなく一気に技術革新を狙うと述べているが、新型戦車開発は長時間がかかると言いたいのだろう。 マーク・ミリー大将 「機械化車両もかつての騎兵隊や恐竜と同じ道をたどるのか。そうは思わない。ただし自信が持てないのでこの問いを続ける」 「現在の戦車は堅牢かつ優秀だ」とM1を評した。「だが機械科歩兵部隊や戦車の基本となる新型地上車両プラットフォームが必要だ。今後25年ほどは各種車両に相当の役目が期待される」 「どんな技術が導入されるのか」とミリー大将は続けた。「まずアクティブ防御装備として電子ジャマー装置やミニミサイルで対戦車兵器を遮る。乗員数も自動砲塔の採用で減らす」となるとロシアの新型T-14アルマータと同じ発想だ。ミリー大将は米陸軍は同戦車をくわしく研究中という。「技術研究の中心は素材で、装甲そのものだ。大幅軽量化しても同じ装甲性能を実現する素材があれば画期的な技術突破口になる」 レイセオン

ヘッドラインニュース12月15日(木)

12月15日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 イスラエル向けF-35初号機が到着 イスラエル仕様のF-35はi 型、愛称アディール(荒鷲)。12月12日、ネヴァティム空軍基地に二機が着陸した。式典にはネタニヤフ首相、リヴィリン大統領、リーバーマン国防相等の他、カーター国防長官、シャピロ米大使も参加。作戦可能となるのは2017年12月予定。 http://www.iaf.org.il/4451-48791-en/IAF.aspx 韓国空軍が新型巡航ミサイルを受領 ドイツ製タウルスミサイルは射程500キロ。40発が大邸基地に到着した。韓国空軍はF-15Kに搭載して運用する。さらに来年170発を導入し、韓国はスタンドオフで北朝鮮指導部を標的とした攻撃を構想している。 http://world.kbs.co.kr/english/news/news_Po_detail.htm?lang=e&id=Po&No=123876&current_page= F-35関連トランプ発言で航空宇宙産業が動揺 大きすぎてつぶせない、として予算超過性能不足、納期遅れなどものともしないF-35事業だがトランプ次期大統領が直接批判したことで業界に少なからず影響が生まれている。大部分はトランプといえども事業縮小,中止は不可能としているが、一部ですでに「考えられない」可能性を検討する動きも出ている。一つの主張は米空軍戦闘機を拡充すべきときにF-35導入を遅らせたり、中止するのは考えられないというもの。ここに来て各サイトで議論が盛り上がっている。 航空機搭載レーザーの実用化が加速か 米空軍はレーザー兵器運用は2023年に開始する計画で2021年に実証実験を行う。出力は今後100キロワット級に増え、照準、誘導方式でも相当の革新を見込む。有人機、無人機に搭載し、航空機、無人機、舟艇、地上部隊を攻撃対象とする構想だ。 http://www.scout.com/military/warrior/story/1666650-air-force-moves-closer-to-laser-armed-jets A4

携帯レーザーでドローン墜落させる実験に成功

今年の夏はDE指向性エネルギー技術の進展ぶりを示すニュースが多かったですね。さらにここまで小型化しつつ威力が出てきた(照準技術の進歩?)ことになると、高価な攻撃手段が安価に(数ドル?数十セント?)撃破することも夢でなくなり、数で勝負を挑む某国の戦術思想が破綻する可能性も出てくるわけです。公表されている技術がここまでなら、闇の世界ではもっと進歩があるのではないかと頼もしく思えますね。 Portable Laser Weapon Melts Flying Drone by BRENDAN MCGARRY on SEPTEMBER 1, 2015 http://defensetech.org/2015/09/01/boeings-portable-laser-weapon-melts-flying-drone/ ボーイングが新型携帯レーザー兵器が飛行中の無人機に熱で穴を開け、最終的に墜落させる動画が公開した。 同社の小型レーザー兵器システム部門はポイント・マグー演習地(カリフォーニア州)で機種不詳の無人機(UAV)を「戦術」距離から攻撃する実証を行ったとYouTube上で解説している。 「溶接トーチを目標に向けるようでしたが、実際には距離は数百メートルです」とボーイング技術者はビデオで解説している。「レーザー照射からおよそ15秒で無人機が飛べなくなりました」 携帯レーザーは出力2キロワットで装置四点で構成。水冷冷却装置、バッテリー電源、レーザー発射部分と最近改良を受けた照準部分と同社は説明。操作は一人で可能で、実戦化の一歩手前まで来た、と同社は述べている。 ペンタゴンは指向性エネルギー兵器の実用化になみなみならぬ関心を示してきた。 空軍とペンタゴン研究開発部門Darpaは今夏から150キロワット級電気レーザーの地上テストを、ロケット弾、迫撃砲弾、車両、地対空ミサイルを標的にホワイトサンズミサイル射撃施設(ニューメキシコ州)で展開中だ。このプロジェクトはDLWS(レーザー兵器実証システム)と呼称され、Darpaが開発した高エネルギー液体レーザー地域防衛システム(Hellads)が原型。 その前には空中発射レーザー事業があり、メガワット級化学(酸素ヨウ素)レーザーをボーイング747-400貨物機に取り付けテストは成功

★★レーザー革命がやってくる DE兵器の実用度が急速に向上か

指向性エネルギー兵器特にレーザーで何らかの進展が生まれつつあるのか複数のサイトで取り上げられています。今のところ将来を見通した観測記事の域を脱していませんが、技術の成熟化が着々と進んでいることが伺われます。この話題は今後も追っていきます。 The Laser Revolution: This Time It May Be Real By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on July 28, 2015 at 5:54 PM http://breakingdefense.com/2015/07/the-laser-revolution-this-time-it-may-be-real/feed/ 米海軍のLsWS(レーザーウェポンシステム)はUSSポンセに搭載されペルシア湾に展開中 TYSON’S CORNER: 新しいレーザー技術なら中国式の大量攻撃への対応手段として有望だ。ただし、レーザーではこの数十年、期待ばかり先行してきた。レーガン時代のスターウォーズ計画から航空機搭載レーザー(2011年計画中止)まであった中で推進派は懐疑的に感じる向き、特に議会筋を納得させる必要がある。ただし、今回は事情がちがうようだ。 議会指向性エネルギー議員会 Congressional Directed Energy Caucus の副会長ジム・ランジェヴィン下院議員 Rep. Jim Langevin は「議会内で指向性エネルギーへの態度はまだら模様だが、技術が成熟化しつつあり支持が強まっている」 「これまで指向性エネルギーは過剰宣伝され実態が追いついてなかった。多分これが一番の阻害要因だろう」 米国が指向性エネルギー兵器に費やした予算は1960年から累計で60億ドルを超す。「ただし最近まで成果があまりに貧弱だった」とダグ・ランボーン下院議員 Rep. Doug Lamborn もランジェヴィン議員の同僚として発言している。ただし現在は「興奮を呼ぶほどの移行期にあり、COCOM(戦闘部隊司令官)の要求水準にもうすこしで到達する所まで来た」 「指向性エネルギー兵器への関心を喚起するのは大変だが、議会内では超党派的な支持がある一方、反対意見もある。予算をめぐる競争は大変だ」とランボーン議員は述べている。 国防