Virgin OrbitのLauncherOneは7月2日、国防総省の宇宙試験プログラムで小型衛星7基を低地球軌道に打ち上げた。(Virgin Orbit / Dae Dae) AFRLの実験用CubeSatはRecurveと呼ばれ、人工知能/機械学習を用いて、低地球周回軌道(LEO)上で相互リンクする衛星の大群を通じデータのルーティングを自律的に決定する。 先 週 Virgin Orbit が打ち上げた国防総省向け宇宙試験プログラム実験衛星7基の中に、空軍研究本部(AFRL)が作った「認知」無線周波数システムがあり、電子戦の霧の中で妨害を受けない高速衛星通信を可能にする設計となっているのが注目される。 AFRLによる報道発表は以下伝えている。Recurveと呼ぶ実験用小型衛星CubeSatは、人工知能と機械学習を用い、「メッシュネットワーク」と呼ばれる低地球軌道(LEO)上で相互リンクした衛星の大群を通してデータをどう転送するかを自律的に決め、正しい情報を正しいユーザーへ正しい時間に正しい場所で中継する。 この「Recurve」はユビキタス通信ネットワークのビジョンに向け前進し、必要とする情報を迅速に戦闘員が入手するのを確実にする。 Recurveは、AFRLの宇宙装備局 Space Vehicles Directorate が内部で設計・製造したと発表にある。 コグニティブRFシステムは、基本的に、天候や敵の妨害電波によるノイズの影響を受けず、最も利用しやすい周波数帯を感知し自己再構成し、別の周波数帯に素早くホップし中断なく伝送する。メッシュネットワークは、宇宙、空中、地上のノード多数に直接接続し、単一衛星に依存せずユーザーにデータを転送する利点がある。 この機能は、宇宙開発事業団が開発中の「増殖型LEO」衛星コンステレーション、たとえば米国防総省の統合全領域コマンド&コントロール(JADC2)機能のバックボーンとなるデータ中継衛星のトランスポート層に不可欠となる。 7月2日のVirgin OrbitのStraight Up打ち上げに搭載されたAFRL衛星とその他6つのペイロードは、実質的に国防総省とNASAの実験打ち上げを仲介役するペンタゴンのスペーステストプログラムが提供したものだ。Virgin Orbitは、宇宙船をLEOに打ち上げるLaunc...
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