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ひとつの時代の終わり:米空軍嘉手納基地のF-15イーグルが最終飛行を実施した(The Aviationist) ― F-15EXの配備までは各種機材がローテーションで沖縄から運用される

  2025年1月24日、嘉手納基地で行われた第67戦闘機世代飛行隊の最終飛行式を終え、タキシングする最後のF-15Cイーグルに敬礼する米空軍の飛行士たち。 (米空軍撮影:エイミー・ケリー1等空兵 ) 第18航空団はF-15Cイーグルの45年間にわたる運用で最後の出撃を実施した 米 空軍第18航空団は2025年1月24日、嘉手納基地で45年間飛行を続けてきたF-15Cイーグルの最後の作戦飛行を行った。この飛行は米空軍で現役最後のレガシー・イーグルの飛行にもなった。   F-15Cイーグル戦闘機は最後の現役飛行を終え、嘉手納基地を撤収した。 - 在沖米空軍嘉手納基地 (@KadenaAirBase_J) March 27, 2025  第67FGS(戦闘機世代飛行隊)は、次期戦闘機F-15EXの到着を支援するため、活性化されており、一方で第18AMXS(航空機整備飛行隊)は不活性化された。 第18AMXSの指揮官エリック・ベーム少佐が第67FGSの指揮官に就任した。 嘉手納基地で行われた第67戦闘機整備中隊の最終飛行のため、第67戦闘機整備中隊の活動開始式を終えて離陸する米空軍のF-15Cイーグル(2025年1月24日撮影)。 (画像クレジット:U.S. Air Force photo by Airman 1st Class Catherine Daniel) 。 「嘉手納基地所属のF-15C/Dイーグルは、自由で開かれたインド太平洋を維持するため、数十年にわたり制空権を確保してきた」と、2009年から2011年まで嘉手納基地司令官も務めたケン・ウィルスバック現ACC(航空戦闘司令部)司令官は述べた。 「過去から現在に至るまで、F-15を飛行させ、整備し、支援してきた多くの人々のおかげで、この地域の平和と安全にかけがえのない貢献ができた」。   最後の飛行に参加したジェット機は、飛行後に儀礼的な敬礼を受け、整備訓練機になる。「F-15EXとF-15Cは多くの共通点があるため、武器装填手や整備士の訓練を継続するために使用する」と第18航空団のニコラス・エヴァンス司令官は語った。 レガシー・イーグルの後継機 最終飛行は1月24日に行われたが、第18航空団はすでに2022年11月からF-15C/Dsの大半を着実に処分している。嘉手納の旧式イーグルを置き換える予定のF...

三沢基地にF-35AがワイルドウィーゼルF-16と交代、嘉手納にはF-15EX初の実戦部隊が展開する

    相次ぐ新型機材の配備で日本から運用される米空軍の戦力は大きく変わりそうですね。前線基地としての日本が重要である証拠でしょう。というと左巻きの人たちがすぐ戦争だと騒ぎそうですが、抑止力としての存在であることにいつになったら気づくのでしょうか。The War Zoneが伝えています。 米 空軍のF-35AやF-15EXイーグルIIが日本で初めて前方配備されることを含め、日本における米軍の航空態勢が今後大きく変化する。 米国防総省は、米空軍がF-35A統合打撃戦闘機を日本に前方配備すると発表した。ステルスF-35Aは、同軍が現在日本に配備しているF-16ヴァイパーに交代する。海兵隊も同国に展開中のF-35B部隊にも変更を加える。 さらに国防総省は、空軍がF-15EXイーグルII戦闘機を沖縄の嘉手納基地に配備することを確認した。本誌は、オレゴン州空軍第142飛行隊の司令官との独占インタビューで計画の詳細と内部情報を初めて入手した。第142飛行隊は、イーグルIIを手に入れる最初の作戦部隊であり、新型戦闘機を日本に届けるプロセスを支援する。 国防総省(DoD)は本日未明、日本における航空部隊の態勢変更を発表した。国防総省によれば、これは日本におけるプレゼンスを近代化する広範な取り組みの一環であり、「今後数年にわたり」実施され、「100億ドル以上の投資規模」となるという。これらすべては、太平洋地域における中国とのハイエンドな衝突の可能性に備え、米軍全体が準備を進める背景で行われる。 国防総省のプレスリリースによると、「米空軍はまた、三沢基地におけるプレゼンスを36機のF-16から48機のF-35Aにアップグレードし、戦術機の能力と能力を向上させる。「海兵隊岩国基地(MCAS)では、海兵隊の部隊設計近代化を支援するため、F-35Bの機体数を変更する。米海兵隊は、日本の防衛を支援するために必要な能力を確保するため、MCAS岩国における航空機の永続的かつローテーション的なプレゼンスを維持し続ける。 「米空軍は、F-15C/D48機に代わる36機のF-15EXを配備することで、嘉手納基地におけるプレゼンスをアップグレードする。「統合軍はこの移行期間中、嘉手納基地で第4世代と第5世代の戦術機のローテーションプレゼンスを維持し続ける。 三沢基地にある空軍のF-16バ...

嘉手納基地のUSAFイーグル飛行隊が撤収へ。以後はローテーション分遣隊が対応。南西シフトを続ける自衛隊にもあらたな展開となるか。中国への抑止力への影響も心配。

    Getty Images   米空軍が2023年から嘉手納基地の戦闘機部隊をローテーション戦闘機分遣隊に置き換える計画であるとの報道がある   フ ィナンシャル・タイムズ報道によると、沖縄の嘉手納基地にある米空軍唯一の国外配備F-15C/Dイーグル部隊が来年撤収する。この動きは、第18航空団隷下の現在の常設部隊が、ローテーション戦闘機分遣隊に取って代わられることを意味する。当然ながら、このニュースは、中国の軍事力と政治的野心が地域内で拡大しているときに、逆行措置との批判がすでに出ている。  元太平洋空軍副司令官で、自身も元F-15パイロットであるデビッド・デプテューラは、FTに「中国へのメッセージは、米国は本気で軍事力低下を逆転させようとしていない、ということになる」と語った。「中国の劇的な行動を促すだろう」。   嘉手納基地で離陸前の飛行前手順を確認し、パイロットと連絡する米空軍第67航空整備隊のF-15イーグルのクルーチーフ。 U.S. Air Force photo by Senior Airman Maeson L. Elleman/Released     「状況をよく知る6名」を引用した報告書によると、嘉手納からF-15C/Dを撤去する決定は、各機の機齢が原因のようで、「近代化プログラム」の一部として考えられている。また、F-15EXイーグルII戦闘機の購入計画を、当初予定の少なくとも144機から80機に削減する計画にも関連している可能性が高い。米空軍の「レガシー」イーグルは1979年9月に初めて嘉手納基地に到着し、それ以来、同基地に駐留している。   嘉手納基地の衛星画像 GOOGLE EARTH     嘉手納の2つのF-15C/D搭載飛行隊、第44戦闘飛行隊(FS)"ヴァンパイア "と第67FS "ファイティング・コックス ”の去就は以前から不明だった。  しかし、嘉手納は太平洋空軍のトップであるケネス・ウィルスバック大将によって、すでにF-15EXの優先受領地として指定されていた。同大将は、嘉手納基地で運用中の2個飛行隊のF-15C/Dに代わりイーグルIIを希望しているという。  今年3月に行われたミッチェル航空宇宙研究所のイベントで、ウ...

★沖縄で空戦技能の腕を上げるF-35Aパイロットたち

見かけと違ってF-35Aは相当の空対空戦能力があるようです。しかも訓練をつむ米空軍パイロットにとっては燃料不足でろくに訓練もできない北朝鮮空軍戦闘機など相手にもならないでしょう。航空自衛隊も先行して米F-35Aと対戦して同機の知見を積んでいる途中なのでしょう。ともに頼もしいことではあります。 Reporting from Kadena Air Base How is the F-35 improving its dogfighting skills in Japan? F-35は日本でどこまでドッグファイトの腕をあげているのか---嘉手納基地に配備中のF-35A実戦部隊の様子を見てみよう By: Valerie Insinna     https://www.defensenews.com/smr/kadena-air-base/2018/03/27/how-is-the-f-35-improving-its-dogfighting-skills-in-japan/ 嘉手納航空基地にヒル空軍基地から移動したF-35A(第34戦闘機飛行隊)が翼を休めている (Jeff Martin/Staff) KADENA AIR BASE, Japan, and WASHINGTON —F-35はドッグファイト性能不足がずっと批判対象にされている。 だが嘉手納航空基地の頭上でF-35はそんな批判は誤りと証明している。 .昨年10月に要員300名がF-35A12機とともにユタ州ヒル空軍基地から日本へ移動し、米空軍初のアジア太平洋地区でのF-35展開となった。その後、パイロットはF-35の空対空戦訓練に中心をおいているが、対地攻撃能力で知られる同機としては珍しいことだ。 嘉手納基地は466平方マイルと小ぶりの基地で周囲は太平洋に面しF-35部隊の空戦訓練に最適と第34戦闘飛行隊のライアン・ファンタシア大尉が述べている。「空域が全部洋上なので下を見ても何も見えないのが難易度を高めます。さらにここにはイーグル隊がいます」と大尉は嘉手納のF-15C/Dイーグル二個飛行隊に言及した。 F-35A隊はF-15C/Dと毎月二三回から毎週二三日のペースで訓練していると大尉はDefense Newsに語ってくれた。F-15は嘉手納基地の...

もし戦わば⑦ 嘉手納、アンダーセンへの攻撃を必然とした米軍が考える予備航空基地

嘉手納基地付近の不動産価格は有事にはゼロになるということですか。同じことが神奈川県でも発生すれば日本の不動産市場は大変なことになりますね。といって中国や北朝鮮のミサイルが精密に基地施設だけを狙うとも思えず、日本の各地が不動産価格暴落の危機にあることになりますね 。 Revealed: America's Backup Plan in Case of War with China Robert Beckhusen February 25, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/revealed-americas-backup-plan-case-war-china-15316 中国と交戦状態に入れば太平洋各地の米軍基地は安全とはいえない。2015年に出たRAND研究所報告では最悪のシナリオを紹介し、「大規模かつ正確な攻撃が数波に渡り強靭性が劣る基地に加えられると大きな被害が発生し航空機喪失は甚だしく、基地も当面再開できないほどの被害をあびる」としている。 嘉手納基地は地理的な位置のため最も激しい攻撃を受けるだろう。中国は2015年9月にDF-26弾道ミサイルを公表し、グアムのアンダーセン基地攻撃が可能と明らかにした。アンダーセン、嘉手納の両基地は米軍の海外基地で最重要かつ最大規模の施設だ。 そこでティニアンが登場する。グアム近隣の小島が米空軍の予備飛行機地となる。2月10日に空軍からティニアンを「アンダーセン空軍基地など太平洋地区の基地が利用できなくなるか制限される場合に代替基地として使う」との発表があった。 ペンタゴンの2017年度予算要求では9百万ドルで17.5エーカーの用地を取得し「分散活動や演習時の支援に」使うとしているとサイパン・トリビューン紙が伝えている。飛行施設拡大で平時には「最大12機の給油機他支援要員」を駐留させると空軍は見ている。 ティニアンは今はのんびりした場所だ。 第二次大戦中は第四及び第二海兵師団が同島を奪取し、B-29スーパーフォートレス部隊が駐留し、原爆投下機も同地から離陸している。戦後に施設は放棄され、使用されないまま残っている。同島にはもう一つ小型の国際空港があったが放棄され荒れ果てたままだ。 米空軍は当初は...