ラベル 日本周辺の海上安全保障 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 日本周辺の海上安全保障 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2026年9月20日日曜日

西太平洋の海洋安全保障の最新ニュース(2026年9月18日)

 

USNIニュース「西太平洋パルス」:2026年9月18日

USNI News Western Pacific Pulse: Sept. 18, 2026


以下は、先週の西太平洋における主要な艦艇の動向および演習の概要である。

フィリピン海

2026年9月13日、海軍ヘリコプター海上攻撃飛行隊(HSM)71に所属するMH-60R「シーホーク」が、ニミッツ級空母「エイブラハム・リンカン」(CVN-72)の飛行甲板から離陸した。米海軍写真

「エイブラハム・リンカン」空母打撃群は、中東での8ヶ月以上にわたる任務を終え、カリフォーニア州サンディエゴへの帰路につく途中、米第7艦隊作戦海域において定例作戦を展開している。

空母「エイブラハム・リンカン」(CVN-72)、駆逐艦「フランク・E・ピーターセン・ジュニア」(DDG-121)、巡洋艦「ロバート・スモールズ」(CG-62)は火曜日、スリガオ海峡を通過し、フィリピン海に入った。これは「エイブラハム・リンカン」の公式アカウントでのソーシャルメディアの投稿によるものである。日本を拠点とし、この打撃群に一時的に配属されていた巡洋艦「ロバート・スモールズ」は、金曜日に母港横須賀海軍基地に戻った。

駆逐艦「ベンフォールド」(DDG-65)は、フィリピン海で定例任務を遂行中である。「ベンフォールド」は前方展開中であり、第15駆逐艦隊(DESRON 15)に所属している。

海上自衛隊の駆逐艦「ふゆづき」(DD-118)とオーストラリア海軍の駆逐艦「HMASシドニー」(DDG42)は、2026年9月12日から14日にかけて、フィリピン海で二国間演習「Nichi–Gou Trident 26–2」を実施した。海上自衛隊提供写真

海上自衛隊の駆逐艦「ふゆづき」(DD-118)とオーストラリア海軍の駆逐艦「シドニー」(DDG42)は、土曜日から月曜日にかけて、フィリピン海で二国間演習「Nichi–Gou Trident 26–2」を実施した。両艦は、対潜戦や無人航空機システム(UAS)対策、戦術機動、通信演習、相互乗艦などの戦術訓練を行った。両艦はこれに先立ち、8月30日から9月10日までグアム周辺海域で実施された米国主導の「パシフィック・ヴァンガード」演習にも参加していた。

マラッカ海峡

インド海軍の駆逐艦INS マイソール(D60)と、マレーシア海軍のコルベットKD レキル(FSG26)、および訓練艦KD ガガ・サムデラ(271)は、インド海軍とマレーシア海軍による合同演習「サムドラ・ラクサマナ4/26」を終了した。この演習は9月10日、マレーシア海軍ルムット海軍基地で開始された。海上段階では、各艦がマレーシア海軍の高速迎撃艇1031号とともに高速内陸攻撃艇演習を実施したほか、海上給油の接近、乗船演習、水上射撃演習も行われた。

インドネシア・ジャカルタ

元イタリア海軍の空母「ex-ITSジュゼッペ・ガリバルディ」(551)が、2026年9月18日、ジャカルタのタンジュン・プリオク港に到着した。インドネシア海軍提供の写真

元イタリア海軍の空母「ジュゼッペ・ガリバルディ」(551)は金曜日、ジャカルタのタンジュン・プリオク港に到着した。同艦はインドネシア海軍へ引き渡され、KRIスリウィジャヤとして就役する予定である。同空母はマラッカ海峡を通過した後、木曜日にインドネシア領海に入った。同艦の出迎えには、インドネシア海軍のフリゲート艦「KRI ブラウィジャヤ」(320)および「KRI プラブ・シリワンギ」(321)が駆けつけた。

マレーシア・コタキナバル


米海軍太平洋艦隊司令官のスティーブ・ケーラー提督(中央右)、右から2番目のデビッド・H・ギャンブル・ジュニア氏、 クアラルンプール米国大使館臨時代理大使、および「パシフィック・パートナーシップ2026(PP26)」の関係者、マレーシア軍幹部、地域リーダーらが、2026年9月14日、マレーシア・コタキナバルのサバ州国家行政学院(Institut Tadbiran Awam Negara Sabah)で開催されたPP26マレーシア・ミッションの閉会式で記念撮影に応じた。米海軍提供写真

月曜日、米海軍が主導する人道支援・災害対策ミッション「パシフィック・パートナーシップ2026」は、マレーシア・サバ州のコタキナバルおよび周辺地域における4番目の寄港地での活動を終了した。月曜日には閉会式が行われ、米太平洋艦隊司令官のスティーブ・ケーラー提督が出席した。米海軍のニュースリリースによると、式典終了後、ミッションチームは今年最後の寄港地であるフィリピンのタクロバン市へと移動した。

インドネシア、西カリマンタン州キジン港

海上自衛隊の水陸両用上陸艦「JSくにさき」(LST-4003)および同艦で輸送された陸上自衛隊のCH-47ヘリコプター3機が、消火活動および救援活動を支援するため、2026年9月10日にインドネシアに到着した。日本防衛省提供写真

海上自衛隊の水陸両用戦車揚陸艦「くにさき」(LST-4003)および同艦で輸送された陸上自衛隊のCH-47ヘリコプター3機は、同地域で発生した山火事に対する消火・救援活動を通じてインドネシアを支援している。

ブルネイ

ブルネイ王立軍と米国は、月曜日から金曜日にかけて「Cooperation Afloat Readiness and Training(CARAT)ブルネイ2026」を実施した。

米国側は、沿岸警備隊の高速対応カッター「エムレン・タネル」(USCGC WPC-1145)、沿岸戦闘艦「キャンベラ」(LCS-30)、およびP-8Aポセイドン海上哨戒機を派遣した。

ブルネイ側は、ブルネイ王立海軍のダルサラーム級沖合哨戒艇と、ブルネイ王立空軍のシコースキーS-70iブラックホークヘリコプターを投入した。

「南シナ海での海上段階において、合同部隊は海上作戦能力を実証するための一連の演習を完了した。これには、高度な対潜戦演習、海上阻止作戦、指揮統制の連携などが含まれていた。各部隊はまた、合同海上保安作戦を成功裏に遂行し、統一された部隊として行動する能力を実証した」と、米海軍のプレスリリースには記されている。

水曜日、米太平洋艦隊司令官のスティーブ・ケーラー提督は、「CARAT Brunei 2026」のためブルネイのバンダル・スリ・ベガワンに停泊中のキャンベラを訪問した。

英国海軍の沖合哨戒艦HMSタマー(P233)は、月曜日に始まった寄港を終え、金曜日にブルネイを出港した。

スールー海

2026年9月12日から13日にかけてスールー海で実施された「第20回多国間海上協力活動」において、BRPスルアン(MRRV-4406)とHMCSレジーナ(FFH 334)は、BRPディエゴ・シラン(FFG7)と海上での連携を披露した。フィリピン軍提供写真

フィリピン軍、米インド太平洋軍、およびカナダ軍は、土曜日と日曜日にスールー海で第20回多国間海上協力活動を実施した。

この海上協力活動には、カナダ海軍のフリゲート艦HMCS レジーナ(FFH 334)、 フィリピン海軍のフリゲート艦BRP ディエゴ・シラン(FFG-07)およびAW159ワイルドキャットヘリコプター1機、フィリピン沿岸警備隊の巡視船BRP スルアン(MRRV-4406)、ソコル捜索救助ヘリコプター1機、フィリピン空軍のUH-60ブラックホークヘリコプター1機、ならびに米海軍のP-8Aポセイドン哨戒機が参加した。

カンボジア、リーム海軍基地

インド海軍のコルベット「INS クリッシュ」(P63)は、2026年9月15日、カンボジアのリーム海軍基地を出港した。インド駐カンボジア大使館提供の写真

インド海軍のコルベット「INSクリッシュ」(P63)は、土曜日から行われていた寄港を終え、火曜日にカンボジアのリーム海軍基地を出港した。「クリッシュ」は、インド海軍東部艦隊の作戦展開の一環として、東南アジアで活動している。

カンボジア、シアヌークビル自治港

ロシア海軍の練習艦RFS「ペレコップ」(310)は、2026年9月12日、カンボジアのシアヌークビル自治港を出港した。写真提供:在カンボジア・ロシア大使館

ロシア海軍の練習艦RFS ペレコップ(310)は、2日間の寄港を終え、土曜日、カンボジアのシアヌークビル自治港を出港した。「ペレコプ」はロシア海軍バルト艦隊に所属しており、長距離訓練航海を実施中である。

ベトナム、ホーチミン市

イタリア海軍の多目的戦闘艦「ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネーレ」(P434)。イタリア国防省提供写真

イタリア海軍の多目的戦闘艦ITS ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネーレ(P434)は水曜日にベトナムのホーチミン市に到着し、日曜日まで寄港している。

ジョヴァンニ・デッレ・バンデ・ネーレは、夏にかけてハワイ周辺で実施された「リム・オブ・ザ・パシフィック2026」および「パシフィック・ドラゴン2026」演習に参加したインド太平洋展開を終え、帰路についている。

8月下旬から9月中旬にかけて、同艦は日本周辺海域において、国連安全保障理事会決議で禁止されている北朝鮮船籍の船舶との船対船移送を含む違法な海上活動に対する監視・警戒活動を実施した、と日本の防衛省が木曜日に発表した。

北朝鮮・元山

北朝鮮は2026年9月13日、火力攻撃演習の一環として、日本海にある島に向けて短距離弾道ミサイル、巡航ミサイル、攻撃用ドローンを発射した。朝鮮中央通信の写真

北朝鮮は土曜日、「火力攻撃演習」の一環として、日本海にある島に向けて短距離弾道ミサイル、巡航ミサイル、攻撃用ドローンを発射した、とUSNI Newsが報じた。5つの砲兵・ミサイル合同部隊の分隊がこの演習に参加し、各種の攻撃用ドローン、戦術巡航ミサイル、大口径熱圧式多連装ロケット発射機、戦術弾道ミサイルといった新型戦闘システムが投入された。

東シナ海

火曜日、海上自衛隊のEP-3電子情報収集機とUP-3偵察機が、東シナ海上空で米海軍のMQ-4Cトライトン無人航空機(UAS)と情報交換演習を実施した。

北海道

米陸軍太平洋軍、陸上自衛隊、およびオーストラリア陸軍は、木曜日、北海道の東千歳キャンプにて「オリエント・シールド26」演習を開始した。3カ国から約3,700名の要員が演習に参加している。

演習は主に北海道本島で行われているが、陸上自衛隊第5対艦ミサイル連隊と米陸軍第3マルチドメイン・タスクフォースは、九州本島の海上自衛隊鹿屋航空基地において、陸上自衛隊の25型対艦誘導ミサイルおよび米軍のタイフォン・ミサイルシステムに関する専門知識の交換や訓練交流を行っている。訓練は基地内でのみ行われ、実弾射撃は行われない。

日本、鳥取県付近

2026年9月15日に日本海に墜落した航空自衛隊のRQ-4Bグローバルホークの一部とみられる漂流物。航空自衛隊提供写真

火曜日、航空自衛隊のRQ-4グローバルホーク無人航空機(UAS)が日本海に墜落した。航空自衛隊が運用する3機のうちの1機であるこの偵察ドローンは、本州西部の鳥取県から北へ約50キロメートル(31マイル)の海域で墜落した。同日午後6時、海上自衛隊の高速攻撃艇「ハヤブサ」(PG-824)が、残骸が確認された現場に到着し、浮遊する残骸の写真を撮影した。その後、航空自衛隊は、その残骸がグローバルホークのものであることを確認した。

横須賀

日本の艦船ウォッチャーによると、巡洋艦「USSロバート・スモールズ(CG-62)」が金曜日、母港である横須賀艦隊活動司令部(CFAY)に戻った。日本を拠点とする「ロバート・スモールズ」は、5月23日にジョージ・ワシントン空母打撃群の一員としてCFAYから出動し、同打撃群に随伴して中央軍管区へ向かい、そこでエイブラハム・リンカン空母打撃群と交代した。その後、同巡洋艦は「エイブラハム・リンカン」および「フランク・E・ピーターセン・ジュニア」に随伴してインド太平洋地域へ戻った。

フリゲート艦「HMNZSテ・マナ」(F111)は、2026年9月15日に海上自衛隊横須賀海軍基地を出港した。海上自衛隊提供写真

フリゲート艦「HMNZSテ・マナ」(F111)と艦隊給油艦「HMNZSアオテアロア」(A11)からなるニュージーランド王立海軍任務群は、火曜日に海上自衛隊横須賀海軍基地を出港した。両艦はインド太平洋地域への展開中である。

三倉島および八丈島付近

日本の統合幕僚監部によると、2026年9月14日、東京の南200キロメートル(124マイル)に位置する三倉島の南東50キロメートル(31マイル)の海域を、ロシア海軍の水上戦闘群が南西に向かって航行しているのが確認された。この水上戦闘群には、駆逐艦「RFS マーシャル・シャポシュニコフ」(543)と「RFS アドミラル・トリブツ」(564)、ならびに艦隊給油艦「ペチェンガ」が含まれている。日本統合幕僚監部提供の地図

統合幕僚監部によると、月曜日の夜遅く、東京の南200キロメートル(124マイル)に位置する三倉島の南東50キロメートル(31マイル)沖を、ロシア海軍の水上戦闘群が南西に向かって航行しているのが確認された。この水上戦闘群には、駆逐艦「RFS マーシャル・シャポシュニコフ」(543)および「RFS アドミラル・トリビュッツ」(564)、ならびに艦隊給油艦「ペチェンガ」が含まれている。

その後、火曜日にかけて、ロシア艦艇は三倉島と八丈島の間の海域を南西方向へ航行した。統合参謀本部の報道発表によると、海上自衛隊のP-1哨戒機がロシア艦艇を追尾した。

同水上行動群はこれに先立ち、土曜日、本州と北海道を隔てる津軽海峡を通過しており、その際、海上自衛隊の掃海艇「出島」(MSC-687)およびP-3Cオリオン哨戒機がロシア艦艇の監視を行った。ロシア海軍太平洋艦隊は、同艦艇群がアジア太平洋地域への展開を行っており、その一環としてロシアのパートナー諸国への寄港を予定していると述べている。

対馬海峡

2026年9月11日、ロシア海軍の監視艦「クリリー」(208)。日本JSO写真

9月11日、ロシア海軍の監視艦「クリリー」(208)が、東シナ海の丹後諸島の南西210キロメートル(130マイル)の地点で北へ向かって航行しているのが確認された。土曜日、同艦は対馬海峡を北東に向かって航行し、日本海に入った。海上自衛隊の高速攻撃艇「オタカ」(PG-826)および第4艦隊航空団所属のP-3Cオリオンが、このロシア艦を監視した。

与那国島および西表島付近

2026年9月18日の週におけるロシア海軍コルベット「RFS レズキー」(343)の航路。日本海上保安庁(JSO)の地図

ロシア海軍コルベット「RFS レズキー」(343)は火曜日、与那国島と西表島の間の南西方向へ航行し、フィリピン海に入った。海上保安庁の発表によると、同日午前4時、このロシア海軍コルベットは西表島の北60キロメートル(37マイル)の地点で南西方向へ航行しているのが確認されていた。海上自衛隊のすずつき(DD-117)がレズキーを追尾した。これに先立ち、土曜日から日曜日にかけて、同コルベットは対馬海峡を南西方向に通過し、東シナ海に入った。

奄美大島および横前島の付近

日曜日の現地時間午前4時、中国人民解放軍海軍の「東調」級監視艦金星(799)が、奄美大島の西70キロメートル(44マイル)の地点を南東へ航行しているのが確認された。その後、同艦は奄美大島と横前島の間の海域を北東へ進み、フィリピン海に入った。海上自衛隊のP-1哨戒機が「金星」を追尾した。

中国人民解放軍海軍の駆逐艦「包頭」(133)とフリゲート艦「黄石」(535)が2026年9月14日に東シナ海に入った。日本海上自衛隊(JSO)撮影

中国人民解放軍海軍(PLAN)の駆逐艦「包頭」(133)とフリゲート艦「黄石」(535)は、奄美大島と横網島の間の海域を西へ航行した後、火曜日に東シナ海に入った。同日午前10時、これらのPLAN艦艇は奄美大島の北東100キロメートル(62マイル)の海域で目撃されていた。海上保安庁によると、海上自衛隊の駆逐艦「浜切」(DD-155)が中国海軍の艦艇に対して監視活動を行った。8月22日、中国海軍の艦艇は宮古島と沖縄の間を南下し、フィリピン海に入った。

大隅海峡

火曜日午前7時、九州本島の土井岬の南東50キロメートル(31マイル)を北西に向かって航行中の中国人民解放軍海軍(PLAN)の駆逐艦「シガツェ Xigaze」(CNS 159)とフリゲート艦「宜興 Yixing」(CNS 537)が確認された。両艦は、九州と種子島の間にある大隅海峡を西へ通過し、東シナ海に入った。

海上自衛隊の高速攻撃艇「しろたか」(PG-829)が、中国人民解放軍海軍の艦艇に随伴した。両艦はこれに先立ち、8月22日に宮古島と沖縄の間を南下してフィリピン海に入っていた。

日本海

ロシア海軍の攻撃型潜水艦「ウファ」(RFS Ufa、B-588)が、ロシア極東沿岸近くの日本海で「カリブル」巡航ミサイルの実射実験を行ったと、ロシア太平洋艦隊が2026年9月17日に発表した。国営メディアTASSの画像

ロシア海軍の攻撃型潜水艦「RFS ウファ」(B-588)が、ロシア極東沿岸近くの日本海で「カリブル」巡航ミサイルの実射訓練を行ったと、ロシア海軍太平洋艦隊が木曜日に発表した。1発目のミサイルは、130キロメートル(80マイル)の距離にある敵の水上戦闘艦を模擬した水上目標を撃破し、2発目のミサイルは、ハバロフスク地方のシュルクム戦術演習場にある、1,000キロメートル(621マイル)以上離れた沿岸目標を撃破した。■


2026年6月14日日曜日

日比両国の海上境界線協議に我慢ができない中共が台湾東部に艦艇を展開中―台湾は日比両国の動きを歓迎。中共は発狂している模様。

 

フィリピン・日本との摩擦の中、中国が台湾東部に巡視船を急増させている

Chinese Flotilla Surges East of Taiwan Amid Spat with the Philippines, Japan

https://news.usni.org/2026/06/08/chinese-flotilla-surges-east-of-taiwan-amid-spat-with-the-philippines-japan

画像提供:X

中国は、フィリピンおよび日本との協議を受けて、ルソン海峡の東側に6隻の巡視船・哨戒艦を配備し、2度目の「特別海上法執行作戦」を実施した。

土曜日、中国交通運輸省は、台湾東側において、福建省および広東省の地方海事局が参加する作戦を主導した。中国国営メディアは、この作戦がフィリピンと日本間での最近の協議に抗議するため行われたと主張している。

台湾の国家安全保障会議(NSC)の呉釗燮(ジョセフ・ウー)秘書長の発表によると、台北当局は月曜日時点で、台湾島の東140海里の海域で活動する6隻の戦隊を確認した。中国の国営メディアは、月曜日の作戦が「重要海域における深海巡航執行および交通管制能力」に焦点を当てたものであると主張している。戦隊には、中国海警局の巡視船2隻、中国海事局の巡視船3隻、および中国救助・救助局の船舶1隻が含まれている。

呉秘書長はソーシャルメディアへの投稿で、この作戦は「地域の平和と安定を脅かす、偽装された拡張主義に他ならない」と述べた。

今回の戦隊には、先週開始された最初の作戦より多くの海事安全局の部隊が参加している。中国はしばしば、海上紛争地域に中国海警局や中国人民解放軍海軍の艦船を派遣するが、海事安全局の艦船は本土に近い海域に留めておくのが通例だった。近年では、ベトナムやフィリピンの領有権主張に対抗するため、南シナ海の特定の海域に展開している。

「重要なのは場所だ」と、中国の軍事活動と開発の監視を専門とする「PLATracker」の創設者ベン・ルイスは、今回の海上法執行作戦について本誌に語った。

「法執行活動は、第一列島の太平洋側、台湾の東側で行われており、私たちが慣れ親しんでいる台湾海峡や南シナ海ではない。台湾にとって、これはまさに台湾が東方の海上交通路として依存している海域、そして有事の際に真っ先に争われることになる海域において、中国の国家的な存在感を「常態化」させようとするものだ」とルイスは述べた。

ルイスはまた、この存在がマニラと東京にとってジレンマをもたらす可能性があると指摘した。新たな同盟国である両国の島々は中国の海上法執行活動に近い位置にあり、北京は日本とフィリピンに圧力をかけてくる可能性がある。

呉秘書長の発表では、中国人民解放軍海軍の遼寧空母打撃群(CSG)が、フィリピンのルソン島から東へ400海里のフィリピン海で活動していると主張した。台湾は、この空母を、6月8日現在、フィリピン南部のミンダナオ島東方で活動しているジョージ・ワシントン空母打撃群の近くに位置づけている。

台湾近海における中国の今回の活動は、先月、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領と日本の高市早苗首相が、それぞれの排他的経済水域(EEZ)と大陸棚の境界画定に向けた協議を進めることで合意したのを受けて行われたものだ。中国は、自国領土とみなす台湾に対する北京の主張に基づき、これらの海域を自国のEEZおよび国内法の下で領有権を主張している。

中国の非難に対し、台湾外交部はフィリピンと日本との協議を歓迎した。台北当局はまた、両国との間で海洋資源および安全保障に関する協定を締結する意向も表明した。

マルコス大統領と高市首相による発表の直後、中国海警局は先週月曜日、同局が「中国の領土主権および海洋権益を著しく侵害した」と主張する事態に対応するため、巡視船の任務部隊を派遣した。■

アーロン・マシュー・ラリオサ

アーロン・マシュー・ラリオサはフリーランスの防衛ジャーナリストである。彼の取材は、フィリピンの防衛近代化、南シナ海、および第一列島線における米国の取り組みに焦点を当てている。


2025年11月21日金曜日

ニミッツ空母打撃群はフィリピン・日本とスカボロー礁付近で訓練中(USNI News)

 

ニミッツ空母打撃群はフィリピン・日本とスカボロー礁付近で訓練中(USNI News)

アーロン=マシュー・ラリオサ

2025年11月18日 午後5時

米海軍空母ニミッツ(CVN-68)とフィリピン海軍旗艦BRPホセ・リサール(FF 150)を含む9隻の軍艦・巡視船が、2025年11月14日から15日にかけて南シナ海で共同哨戒を実施した。在フィリピン日本大使館提供写真

ニミッツ空母打撃群は週末、南シナ海でフィリピンと日本の艦艇と合流した。これは、中国と同地域における同盟国との一連の海上事件を受けて、ワシントンがスカボロー礁付近で数年ぶりに示した軍事力誇示で最大規模となった。

米海軍空母ニミッツ(CVN-68)、駆逐艦ウェイン・マイヤー(DDG-108)、グリドリー(DDG-101)、レナ・サトクリフ・ヒグビー(DDG-123)に加え、日本海軍の駆逐艦あけぼの(DD 108)、 フィリピン海軍の旗艦 BRP Jose Rizal (FF 150) とフリゲート艦 BRP Antonio Luna (FF 151)、フィリピン沿岸警備隊の巡視船 BRP Melchora Aquino (MRRV 9702) と BRP Cape San Agustin (MRRV 4408) が加わり、南シナ海で 2 日間の共同パトロールと演習を行った。

9隻の軍艦と巡視船が集結したのは、北京とフィリピン軍間の緊張の火種となっている、係争中の海域の一つであった。ソーシャルメディアプラットフォームX上のオープンソース情報アカウント「MTアンダーソン」も、ニミッツから出撃したC-2グレイハウンドがスカボロー礁の南200海里で活動していることを確認した。

フィリピン軍発表によれば、軍艦と巡視船は金曜日と土曜日に、海洋領域認識活動と対潜水艦戦を訓練した。これに対し、中国人民解放軍南部戦区は、訓練中に爆撃機編隊を緊急発進させたと主張している。

フィリピン軍は共同パトロールについて、「これらの活動は、フィリピンが自国の海洋領域を守るという揺るぎない決意を強調するだけでなく、インド太平洋におけるルールに基づく国際秩序の下で、抑止力を強化し、相互運用性を高め、航行の自由を守るというパートナーとの共通のコミットメントも強調している」と発表している。

国防総省当局者はこの演習は「自由で開かれたインド太平洋を支援するための地域および国際協力の強化に向けた共同のコミットメント」を示すものであると本誌に語った。また、中国爆撃機の対応について質問された同当局者は、この活動は「安全かつ混乱なく」進行したと述べた。

2025年11月14日から15日にかけて、ニミッツ空母打撃群は、スカボロー礁付近で日本軍およびフィリピン軍と合流し、海洋領域認識活動および対潜水艦戦を訓練した。在フィリピン日本大使館提供の写真

今回のパトロール活動は、先月開催された東南アジア諸国連合(ASEAN)プラス国防相会議で、ピート・ヘグセス国防長官がフィリピン国防相と共同で、南シナ海における抑止力を再構築すると約束したことを受けたものである。ヘグセス長官はまた、「中国の威圧」に対抗するため、東南アジア同盟国との防衛活動強化を主導する新たなタスクフォースの設立も発表した。

参加した巡視船は、南シナ海におけるフィリピンの最前線を構成しており、スカボロー礁およびセカンド・トーマス礁で、中国の巡視船による嫌がらせに頻繁に直面している。

フィリピンと中国間で発生した最も深刻な事件は、8月11日にスカボロー礁付近で中国駆逐艦とフィリピン巡視船が衝突したことで発生した。事件直後に米艦艇が航行の自由作戦を実施し、北京は同礁を国立自然保護区に指定すると発表した。

フィリピン指導部は、この主張が同国で最も人口の多い島の西120海里に中国の存在を維持させる可能性があると懸念を表明した。

9月、中国軍は西フィリピン海(フィリピンが排他的経済水域と主張する南シナ海の一部)におけるマニラの漁業活動への圧力を強め始めた。こうした事件の一つでフィリピン人船員が負傷した。

今回の共同哨戒は、米空母がフィリピン軍と合同演習に参加した今年2度目の事例である。初回は1月にカール・ヴィンソン空母打撃群が実施した。フランス空母シャルル・ド・ゴール打撃群は1カ月後、フィリピンとの初の共同哨戒を行った。

こうした演習は、中国との緊張が高まる中、南シナ海でマニラとそのパートナー国によって実施されている。近年では、中国軍や海上民兵組織が、同地域の係争海域複数でフィリピン軍に対し、衝突や放水、妨害行為を行う事件が相次いでいる。これを受け、米国、日本、オーストラリア、フランス、インドなどの国々が、フィリピンへの支援を示すため、共同巡視に参加している。

北京は以前、共同パトロールを監視するため軍艦と航空機を出動させており、同国はこれを挑発的で緊張を高める活動と表現している。中国人民解放軍南部戦区は、週末の空母打撃群演習を監視するため、おそらくH-6爆撃機で構成される「爆撃機編隊」を配備した。中国国営メディアは、長距離対艦ミサイルを装備した爆撃機は北京の海上攻撃能力を示す意図があったと報じた。

ワシントンは2週間前、南シナ海上空での共同航空パトロールにB-1爆撃機2機を配備した。フィリピン空軍の戦闘機と共に実施されたこの演習について、マニラは「フィリピンの空域と海域の安全保障と主権を守る」ものだと主張している。

中国の軍事的シグナリングは、米国と同盟国の連携への不満表明と違法な領有権主張の行使を目的としており、厳重に監視すべきだと、中国軍事動向監視組織PLATracker創設者ベン・ルイスは本誌に語った。「北京が軍事力で支配する領域だけでなく、近隣諸国が実施を許される活動までも規定しようとしていることは、ますます明らかになっている」。

中国の対応と、フィリピンがスカボロー礁にアクセスするのを阻止しようとする動きは、ニミッツ空母の展開の重要性を浮き彫りにしている。

「米国が、北京と広域地域双方に対し、同盟国が中国の拡張主義的計画に対抗するのを支援する決意を継続して示すことが極めて重要だ」とルイスは述べた。■

アーロン=マシュー・ラリオサ

アーロン=マシュー・ラリオサはワシントンD.C.を拠点とするフリーランスの防衛ジャーナリストである。


Nimitz Strike Group Drills Near Scarborough Shoal with Philippines, Japan

Aaron-Matthew Lariosa

November 18, 2025 5:00 PM

https://news.usni.org/2025/11/18/nimitz-strike-group-drills-near-scarborough-shoal-with-philippines-japan


2025年11月7日金曜日

ロシア偵察機が日本近海で二度確認される、その他日本近海での中露軍の動き(USNI News)

 


―小泉氏は防衛大臣として期待以上の仕事をしているようで良かったです

2025年10月25日、日本の日本海付近を飛行するロシアのIL-20電子情報収集機が観測された。統合幕僚監部提供写真

ロシアのIL-20電子情報収集機が1週間の間に2度の監視飛行を日本周辺で実施したと、日本の統合幕僚監部が10月30日木曜日に発表した。

統合幕僚監部表によれば、ロシアのIL-20は水曜日、ロシア本土からオホーツク海上空を経て太平洋へ飛行した。その後、岩手県沖まで南下した後、機体は引き返した。同機はその後、オホーツク海上空を飛行し、日本海へ進入した。

発表に添付された地図は、ロシア機がサハリン島南端上空を飛行し、ロシアが実効支配する南クリル諸島のうち日本が領有権を主張する国後島と色丹島を隔てるキャサリン海峡へ向かう経路を示している。これに対し、航空自衛隊北方航空防衛司令部の戦闘機が緊急発進した。

2025年10月29日、オホーツク海上を飛行したロシア軍IL-20電子情報収集機の飛行経路を示す地図。統合幕僚監部

水曜日の飛行は、土曜日に実施された同様の飛行に続くものだ。ロシア大陸から飛来したロシア軍のIL-20電子情報収集機は日本海を南西方向に飛行した後、京都府京賀岬沖で進路を変更した。その後、同機は北西方向へロシア本土へ向かった。航空自衛隊北方航空防衛司令部などの戦闘機も、ロシア機に対応し緊急発進した。

主権空域は国の基線から12海里に制限されるが、日本を含む多くの国は、国際空域に接近する航空機を識別するため、12海里を超える防空識別圏を維持している。防空識別圏は国際法上認められたものではない。

ロシア偵察機は日本の沖合の国際空域で日常的に活動しているが、防衛省が公益性があると判断した事例のみを防衛省航空情報部(JSO)が公表するため、飛行頻度は不明だ。

新しい防衛大臣 小泉進次郎はロシアの飛行が日本近海で毎日発生していることを示唆した。

「ロシアはウクライナ侵攻を続ける一方で、わが国周辺で毎日活発な軍事活動を展開している―これが現実だ」と小泉は10月24日のSNS投稿で記した。

2025年10月24日、日本近海を飛行するロシアのTu-95爆撃機とSu-35戦闘機(Su-35)。日本統合幕僚監部提供写真

小泉大臣の声明と時期を同じくして、ロシアのTu-95爆撃機2機とSu-35戦闘機2機が日本近海を飛行した。4機はロシア本土から接近し、日本海を南東方向に飛行した後、佐渡島沖で北東方向へ進路を変えた。

航空自衛隊(JASDF)中央航空防衛司令部の発表によれば、航空機は公海上空を飛行したが、飛行経路は日本領空に接近していた。航空自衛隊は10月24日、観測された飛行の詳細を公表した。これに対し、航空自衛隊中央航空防衛司令部の戦闘機が緊急発進した。

ロシア国防省は同日、長距離航空部隊所属のTu-95MS戦略ミサイル搭載機が日本海公海上の空域で予定どおり飛行を実施したと発表した。飛行時間は11時間以上に及んだ。ロシア航空宇宙軍のSu-35SおよびSu-30SM戦闘機が護衛任務に就き、飛行経路の一部区間では外国の戦闘機も爆撃機を護衛した。

「長距離航空部隊は北極海、北大西洋、太平洋、黒海、バルト海の中立水域を定期的に飛行している… ロシア国防省の発表によれば「ロシア航空宇宙軍機の全飛行は国際空域規則を厳格に遵守し実施されている」とされている。

中国人民解放軍海軍フリゲート艦「濱州」(515)と「安陽」は2025年10月28日、沖縄と宮古島の間の海域を別々に通過し、フィリピン海へ進入した。写真提供:統合幕僚監部

日本も今週、沖縄と宮古島の間の海域を別々に通過しフィリピン海に入った中国人民解放軍海軍(PLAN)のフリゲート艦2隻を監視するため航空機を派遣した。

海上自衛隊は月曜日、PLANフリゲート艦「濱州」 Binzhou ((515)が久米島の西約50マイルを南下し、沖縄と宮古島の間の海域を通過してフィリピン海へ進入するのを観測した。同日遅くには、中国海軍フリゲート艦「安陽」  Anyang(599)が同じ航路でフィリピン海へ進入するのを日本軍が確認した。海上自衛隊のP-3C海上哨戒機(MPA)が中国艦艇を尾行した。

「中国は我が国周辺で軍事活動を強化しており、今回の事例のように、いわゆる第一列島線を越え太平洋へ頻繁に進出を続けている」と小泉は火曜日にXで共有した。「防衛大臣として、24時間監視を続ける要員の最前線に立ち、国家防衛のため最大限の準備態勢を確保する」。■


ジルハン・マハジール

ジルハン・マハジールはマレーシア・クアラルンプールを拠点とするフリーランスの防衛ジャーナリスト兼アナリストである。1998年以降、執筆実績のある出版物には『Defence Review Asia』『Jane's Defence Weekly』『Navy International』『International Defence Review』『Asian Defence Journal』『Defence Helicopter』『Asian Military Review』『Asia-Pacific Defence Reporter』が含まれる。

@DzirhanDefenceをフォロー