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日本最大の艦艇がカリフォーニアでのF-35Bテストを終えて帰国、その他日本を取り巻く海上安全保障関連ニュース(USNI News)

  2024年12月16日、母港に帰港する「かが」。 海上自衛隊写真 日 本最大の軍艦JSかが(DDH-184)は、今週、F-35Bの試験を行うために米国に3ヶ月間派遣された後、日曜日に母港呉港に戻った。  月曜日、海上自衛隊は「かが」がF-35Bの試験を実施するため米国へ3ヶ月間派遣された後、日曜日に呉基地に帰港したと ソーシャルメディア・チャンネルXに 投稿した。  この試験は、「かが」と姉妹艦「いずも」(DDH-183)の甲板からF-35Bを運用するための準備である。 試験は10月19日から11月6日までカリフォーニア沖で実施され、「かが」で試験を実施したF-35Bは航空試験評価飛行隊(VX)23「ソルティドッグス」に所属する米軍テスト機で、パイロットはF-35パタクセント・リバー統合試験部隊から派遣された。この部隊は、米海軍と海兵隊、英空軍、英海軍、 ロッキード・マーティン 、 ブリティッシュエアロスペース 、 ノースロップ・グラマン 、米政府の文民からなる人員とともに、すべての洋上F-35バリアントの試験を担当している。  試験を終えた「かが」は11月18日にドライ貨物船USNSワシントン・チェンバーズ(T-AKE-11)から洋上補給を受けた。11月26日、真珠湾ヒッカム基地に入港した。  海上自衛隊には艦隊航空隊があるが、日本が発注した42機のF-35Bは航空自衛隊の一部となり、納入が完了すれば、Bと合わせて合計105機のF-35Aを運用することになる。 中谷元・防衛相は12月13日の記者会見で、6機のF-35Bが2024年度中(日本の会計年度は4月1日から3月31日まで)に新田原基地に配備される予定であり、配備に先立って臨時のF-35B飛行隊が設置されると述べた。中谷大臣は、6機の具体的な引き渡し時期は米国と確認中であると述べた。 太平洋を航行するJSかが(DDH -84)、2024年11月18日。 米海軍写真 アラスカADIZでロシア長距離爆撃機が活動  水曜日のリリースで、NORADは火曜日にアラスカADIZで活動する4機のロシア軍機を探知・追跡したと発表した。アラスカADIZにおけるこのようなロシアの活動は定期的に発生しており、脅威とはみなされていない。  同リリースはまた、ADIZは主権空域が終わるところから始まり、国家安全保障のために...

「かが」がF-35B試験のため米本土西海岸に向かう /米インド太平洋軍司令官は人民解放軍(PLA)南方戦域司令官と会談(USNI News)

2021年10月12日、MALABAR 2021の一環として、ベンガル湾を通過する海上自衛隊のいずも型ヘリコプター駆逐艦JSかが(DDH 184)、インド海軍のラージプート級駆逐艦INS Ranvijay(D 55)、アーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦USS Stockdale(DDG 106)。米海軍写真  日 本最大の軍艦「いずも」級空母JSかが(DDH-184)は、サンディエゴ沖でF-35BライトニングII統合打撃戦闘機の開発試験を行うため、今年後半にカリフォルニアに向かうと海上自衛隊が火曜日発表した。 その他の動きとしては、サミュエル・パパロ米インド太平洋軍司令官が今週、人民解放軍(PLA)南方戦域司令官の呉亜南(ウー・ヤナン)将軍と会談した。 かがは10月5日から11月18日まで、日本の2隻のいずも(JSいずも(DDH-183))と「かが」で、短距離離陸・垂直離着陸戦闘機の艦上運用のためのデータを収集するため、F-35B開発試験を実施する。 この2隻は元々ヘリコプター空母として建造されたが、F-35Bを搭載するために改造された。いずもは2021年に第一段階の改装を完了し、飛行甲板と着艦装置の改良、甲板ラインの再塗装、F-35Bの排気から発生する熱に耐える耐熱塗装などが行われた。「かが」は、2022年より大規模な第一段階改装を受け、今年3月29日に完了した。この改装では、艦首の飛行甲板が台形から、米国のワスプ級およびアメリカ級水陸両用強襲揚陸艦と同様の長方形に変更された。いずもでも同様の改良が行われた。 「いずも」の第2段階改装は、2024年度(日本の会計年度は4月1日から3月31日まで)の目標期日に合わせ、今年末か来年4月までに開始される見込みで、長方形甲板の改装とともに、F-35B用弾薬の格納を含む、F-35B運用のための内部区画と部品の構成が行われる。内装の正確な構成は、「かが」の試験結果に基づいて決定され、海上自衛隊は「かが」の新しい甲板レイアウトでF-35Bの実際の動きを体験する。「いずも」はまず甲板改造を行うため、「かが」の試験結果を分析し、内装変更の最適な内装配置を決定するのに十分な時間がある。いずも」は「かが」によって2026年度後半までに改造を完了し、「いずも」の復帰後に内装の改造工事に入る予定だ。 「かが」による艦上試験は、海上...

日本が7ヶ月にわたる艦艇部隊派遣を発表、その他西側陣営のアジア太平洋方面派遣の最新情報について、ドイツ空軍がリムパックに参加など

  US Naval Newsが伝える海上自衛隊のニュースなどをお伝えします。なお、このブログでは護衛艦、海将補など日本国内向けの呼称は世界で通用する駆逐艦、少将などに変更しています。日本はこうした「ダブルスピーク」をいつまで続けるのでしょうか。皆さんはどう思いますか。 海 上自衛隊は、「いずも」級大型駆逐艦をこれまでで最大規模の展開に派遣すると火曜日に発表した。  これまでのインド太平洋派遣では、「いずも」級か「ひゅうが」級の大型艦1隻を4~5カ月間派遣していた。  一方、セオドア・ローズベルト空母打撃群(CSG)は土曜日、海上自衛隊との訓練を終えた。またカール・ヴィンソンCSGが今夏、ハワイ近郊で開催される環太平洋2024演習に参加することを明らかにした。  駆逐艦「いずも」(DDH-183)と「かが」(DDH-184)、「ありあけ」(DD-109)と「はぐろ」(DD-180)、揚陸艦「くにさき」(LST-4003)、フリゲート「のしろ」(FFM-3)の合計6隻の水上艦艇は、4つの水上任務部隊に分かれた、 P-1海上哨戒機(MPA)2機が2つの航空ユニットに分かれ、未公表の数の潜水艦が、5月3日から12月15日までの7カ月間に別々に配備される。海上自衛隊の発表によると。 『自由で開かれたインド太平洋』を実現するため、海上自衛隊はインド太平洋配備2024(IPD24)を実施するとある。  この展開では、海上自衛隊は同盟国の海軍とともに、一連の地域演習を行う予定だ。  最初の水上部隊は、掃海隊群司令池内出少将の指揮の下、「くにさき」と、搭載する2隻の揚陸艇エアクッションを含む。海上自衛隊の水陸両用艦艇はすべて掃海隊群の配下にある。第2水上部隊には、第3護衛隊群の「いずも」、「ありあけ」、「はぐろ」が含まれる。一方、「のしろ」は、堀哲暢中佐が指揮する第3水上隊を形成している。「かが」はIPD24の第4水上部隊を構成し、竹内周作大佐が指揮を執る。  派遣中の訪問国は、オーストラリア、フィジー、フランス領ポリネシア、インド、キリバス、パラオ、パプアニューギニア、フィリピン、マーシャル諸島、ミクロネシア、トンガ、米国、バヌアツを予定する。トンガ訪問には、トンガ王国海軍創設50周年記念艦隊観閲式への参加も含まれ、日本は現在、他の国々と追加訪問を協議中である。IPD24...

日本は次の空母大国になる

  かがの報道公開では軍艦を知らない様相のメディアが騒いでいましたが、日本帝国海軍の最後の空母が沈められた場所も呉だったと指摘する向きは皆無でしたね。海軍というところは伝統が大きな意味を持っており、このNational Interest記事でもリサーチをしてから執筆した様子がうかがえます。 「いずも」と「かが」の空母アップグレードは、日本の防衛戦略の進化を浮き彫りにし、海上防衛と集団安全保障で強力な戦力を保証する 。 日 本海軍の空母「天城」が沈み、空母運用の野心の終わりを告げてから79年後、日本は、「天城」が沈没したのと同じ呉で、改良型空母「かが」を公開した。この近代的な艦船は、当初は「多目的作戦護衛艦」だったが、F-35BライトニングIIを搭載できる事実上の航空母艦に変身した。この変貌は、地域の安全保障ダイナミクスの変化と平和主義憲法の再解釈を反映し、日本の防衛能力と姿勢の大きな転換を象徴している。非攻撃的な姿勢を維持しているにもかかわらず、「いずも」と並ぶ「かが」の空母型艦船へのアップグレードは、現在の地政学的課題に直面して進化する日本の防衛戦略を強調するものであり、海上自衛と集団安全保障の取り組みにおいて強力な戦力であり続けることを保証するものである。 日本が空母運用を80年の空白のあと再開する 雲龍型航空母艦「天城」が呉港で沈没してから、今年7月29日で79年になる。広島に原爆が投下される数日前、米軍の空襲で何度被弾し、転覆・沈没した。  天城は、敵に撃沈された最後の空母という栄誉に輝いた。他の3隻の空母-鳳翔、隼鷹、葛城-は戦争を生き延び、後者は様々な島から日本兵を帰還させるために使われた。日本海軍と日本の空母の野望に終止符が打たれた。  第二次世界大戦後の日本国憲法は、戦争を国家の主権的権利として放棄し、戦力を保持しないと定めていた。この憲法は、1947年の施行以来、改正されていないという点でも注目に値する。  しかし今週、日本は天城が沈没した同じ港で、ロッキード・マーチンF-35BライトニングIIを搭載するため改修されたJSかがを公開した。 日本の新型空母 海上自衛隊は2015年から、「かが」(DDH-184)をマルチロール・ヘリコプター空母として運用していた。これまでの就役を通じて、日本の自衛のために敵の潜水艦を探し出し、破壊することが主な...

ヘリコプター駆逐艦「かが」のF-35B運用空母改修工事の進展に注目。

  JSかがの改修工事第一期が完了しました。海上自衛隊ではDestroyerを一貫して護衛艦と称していますが、当ブログでは駆逐艦としています。ストレートに表現する事が重要ですね。The War Zone記事からのご紹介で、報道内容をまず御覧ください。 Photo credit: @betafujihara via Twitter. 改装工事ドックを離れたJSかががF-35B空母へむけ大きな一歩を踏み出した 新 しい画像は、日本のいずも級JSかが(DDH-184)「ヘリコプター搭載駆逐艦」の大きく変更された艦首を示している。同艦は改修工事中のドックから出たところでで、海上自衛隊(JMSDF)のF-35B統合打撃戦闘機母艦をめざす。 広島県呉市のドックからタグボートで離脱する同艦の写真がネット上に出回り始めた。Naval Newsによると、「かが」の最初の改修は、艦首部の形状変更と甲板への耐熱コーティング含むものだった。次の改修では、艦体のバランス調整と構造補強を行い、2024年3月までに完了する。 「かが」をF-35B空母にする作業は2027年初頭まで続く見込みだと、USNI Newsは述べている。JSかがは2015年進水し、2017年に就役した。 今年4月に撮影されたものと2022年末に撮影された画像を比べると、艦首が根本的に変化したことが明らかだ。短距離離離着陸(STOL)可能なF-35B用に最適化されたことにより、大幅に幅が広くなっている。さらに、これまで艦の前方にあったファランクス20mm近接武器システム(CIWS)が撤去され、F-35B発艦に対応し、飛行操作のデッキスペースを確保したと思われる。 日本政府は2隻のいずも型空母を改造しF-35Bを運用に改装することを2018年決定した。日本政府関係者による否定にもかかわらず、これらの野望は長い間抱えられていたのはThe War Zoneが以前論じたとおりだった。 両艦の改造作業は、2段階に分かれる。Naval Newsによると、「かが」の第一段階改造は、艦首部形状の変更と飛行甲板への耐熱コーティングの施行を含む。この作業は2023年3月に完了する予定でしたが、耐熱コーティングがどの程度施されているかは、現在のところ不明だ。その後、艦体の再調整が始まり、2024年3月までに完了する。2027年には、「かが...

JSいずもの第一期改修が完了。かがの工期も判明。ただし、いずもを離着艦するのは米海兵隊F-35Bになる模様。海上自衛隊は運用ノウハウを慎重に習得する姿勢だ。

  いずも飛行甲板に新しいマーキングがついた。今後のF-35B運用に対応したものだ。 Picture by Japanese ship spotter @Alsace_class   海 上自衛隊のDDHいずもでのF-35B運用改修が第一段階を完了した。いずもは1年3カ月にわたる改修を終え2021年6月25日に横須賀母港に戻ってきた。   改修はF-35B運用能力の付与が目的で、5年ごとの大規模保守点検と並行してジャパンマリンユナイテッド横浜で2020年3月から行われていた。改修は二段階で、第一段階としてF-35B発艦用に飛行甲板全長にわたり黄色線がひかれ、同時に耐熱塗装が施されたと思われる。   防衛省は2020年度防衛予算で31億円をいずも改装に確保した。第二段階は2024年度末に予定され、次回の点検時に合わせ実施され、艦首部が現在の台形形状から四角形に変更され、F-35B運用に合わせる他、艦内区画も変更する。   姉妹艦かがも改修を受ける。中国新聞は2021年度末に予定と伝え、工期は14カ月としている。いずも改修は二期に分かれるが、かがは一回で完了させる。防衛省は2021年度予算で203億円をかが改修に計上している。ただし、Jane’s Defence Weekly東京特派員の高橋浩祐はかがの艦内区画改装は2026年度予定の大規模保守整備と併せて実施され、いずものF-35B運用改修が先に完了すると伝えている。   他方で航空自衛隊はF-35Bの42機調達のうち、2023年度までに18機を導入する。さらに2021年7月16日岸信夫防衛相から新田原航空基地(宮崎県)をF-35B配備先に選定したとの発表が出た。毎日新聞は2024年度に6機、2025年に2機がそれぞれ配備され、最終的に20機程度の飛行隊一個を編成すると伝えた。同基地は南西諸島にも近く、海上自衛隊の呉基地からも近い。かがは呉が母港なので周辺部の島しょ防衛含むかが運用に理想的な立地条件だといえる。   航空自衛隊のF-35B部隊の完全運用まで数年かかり、その間のいずもでの運用は想定していない。このため、改修後のいずもは米海兵隊のF-35B運用から開始し、海上自衛隊がF-35B運用のノウハウを体得してから航空自衛隊のF-35Bが同艦で離着艦...