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米韓日合同演習にB-52Hが参加。マニアの性で主翼両端を白く塗った姿が気になり、米空軍に聞いてみた。(The War Zone)

翼端を白く塗ったB-52が韓国を訪問し、日本との初の地域演習に参加した 米 空軍のB-52H爆撃機が最近、珍しく韓国を訪れ、初の米韓日3カ国の航空演習に参加した。本誌はその後、これが何を意味するのかを探るために連絡を取り、ルイジアナ州バークスデール空軍基地の第2爆撃航空団から回答を得た。 問題のB-52H(製造番号60-0021)は、10月17日に韓国の清州国際空港に着陸し、その後2023年ソウル国際航空宇宙防衛博覧会(ADEX)に参加した。B-52が同国に着陸したのは30年ぶりで、今年初めに両国が初めて発表した北朝鮮抑止を主目的とする米韓戦略協力の新たなレベルを反映している。 10月22日、60-0021は米空軍、航空自衛隊、韓国空軍のF-16Cヴァイパー、F-2、F-15Kスラム・イーグルと一緒に飛行し、日米韓3カ国による初の正式な航空演習を行った。韓国来訪と同様、この集団的武力誇示もまた、北朝鮮に向けられたものであるように見えた。中国やロシアを含む地域の競争相手にも、同盟国三国の結束ぶりを示すものであった。 三国演習の写真で非常に目立っていた60-0021の白い翼端について、第2爆撃航空団の広報は次のように詳細を伝えている: 「ご質問にお答えしますと、[B-52]の主翼端はPDM(プログラム・デポ・メンテナンス)で機体を剥離・塗装する際にマスキングされます。この工程では剥離剤が使用されるため、グラスファイバーのコーティングを劣化させないよう、翼端を覆っています。主翼端の交換はPDM中に1回だけ行われ、この機はまだ交換されていません」。 本誌は古いB-52の写真を見返してみたが、多くは色が薄かったり、そうでなければ変色した翼端を示していた。 プログラム・デポ・メンテナンス( Programmed Depot Maintenance )は、大規模なオーバーホールと同時に、航空機に重要なアップグレードや改造を施す機会も提供する。空軍のB-52のPDMは、オクラホマ州のティンカー空軍基地で行われる。 2021年現在、空軍に残る76機のB-52は、通常4年ごとに数ヶ月に及ぶPDMプロセスを受ける。もちろん、この日程は、常に一定数の爆撃機が現役でいられるように、時期をずらして行われる。 B-52にとって、デポレベルのメンテナンスは今後数年でさらに重要なものになりそうだ。空

B-52の攻撃能力はここまで引き上げられ2040年代まで供用される

エンジン換装の話もあるのですが別プロジェクトのためまず兵装関係の改修を行うのですね。ここまで頑丈な機体を作った1950年代の設計の冗長性が大きな効果を生んでいますね。   Meet the 'New' B-52 Bomber: How This Old Plane Can Drop Even More Bombs 「新しい」B-52爆撃機はもっと多くの爆弾を搭載する Kris Osborn March 6, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/meet-the-new-b-52-bomber-how-old-plane-can-drop-even-more-24768 米 空軍が歴史的機材になったB-52爆撃機で大幅な兵装搭載能力アップを機内兵装庫の改修で実現し、攻撃力を引き上げる。 1760機内兵装庫改修事業(IWBU)でB-52各機は最新「Jシリーズ」爆弾を8発まで搭載でき、さらに主翼下のパイロン各6点も活用する。これで攻撃力アップのみならずこれまで以上の種類の新鋭兵装を運用できるようになる。 IWBUはデジタルインターフェースと回転式発射装置で兵装ペイロードを増やすのが狙いだ。 「B-52の1760機内兵装庫改修で機内にJシリーズ(スマート)兵器運用能力が生まれ、共通戦略回転式発射機も近代化され機内ソフトウェアもアップグレードする」と空軍広報官エミリー・グラボウスキ少佐がWarrior Mavenに語ってくれた。 B-52はこれまでもJDAM兵装を機外に搭載していたがIWBUで機内に最新精密誘導方式の共用直接攻撃弾や共用空対地スタンドオフミサイル他の運用が可能となる。 空軍兵装開発部門はIWBUでB-52の兵装搭載能力は66パーセント伸びるとWarrior Mavenに語ってくれた。 空軍開発部門の説明では機内搭載兵装庫能力のアップで爆弾を機内に移して燃料消費率が改善される。抗力が減るためだ。 今回の改修は空軍の近代化改修では大掛かりな規模だが、B-52がかつての「絨毯爆撃」はもはや行わない事実は周知の事実だ。近代戦では戦闘員掃討戦であれ大規模機械化交戦であれ精密度が求められる。今回の改修はさらに大型の精密誘導兵器やスマー

米空軍:B-21調達に伴い、B-1BとB-2は早期退役、B-52は当面供用継続

USAF's Controversial New Plan To Retire B-2 And B-1 Bombers Early Is A Good One  米空軍のB-2とB-1早期退役方針は物議をかもしても健全な案だ The flying service is making the right sacrifices to ensure the B-21 Raider gets fielded in large numbers while making the B-52 all it can be. 空軍はB-21レイダーを大量調達しながらB-52の供用を確実にするべく代償を覚悟している BY TYLER ROGOWAY FEBRUARY 12, 2018 http://www.thedrive.com/the-war-zone/18410/usafs-controversial-new-plan-to-retire-b-2-and-b-1-bombers-early-is-a-good-one TYLER ROGOWAY/AUTHOR 読 者の皆さんが航空機マニアだったり軍事技術に関心のある方なら米空軍が打ち出したB-1B「ボーン」とB-2A「スピリット」を予定より早く退役させる新方針には心穏やかでなくなるはずだ。爆撃機はとかく関心を集めやすく、愛着を感じる機体が多い。だが現実は厳しく、B-21レイダーが2020年代に第一線配備となれば、爆撃機四型式を維持する余裕がないと空軍は説明し、三型式の運用も困難だ。 2017年2月11日の Aviation Week 記事はUSAFが爆撃機の将来ロードマップを作成し、B-1BとB-2Aを2030 年代中頃までに全廃する予定と報じた。このことにB-2運用部隊が目くじらを立てた。そもそも今世紀中頃までの運用を前提に各種改修を受けていたためだ。 USAF 現行の爆撃機三機種、B-52,B-1、B-2体制は1997年から続いている ただしこの方針の背後にUSAFで最重要機材のB-21レイダーがあるのはまちがいない。同機は爆撃機と分類されるが、実態はステルスで高高度飛行可能な多任務かつ高度に柔軟な運用が可能な機体で長距離を飛び、給油機の助けなく敵地に飛ぶ

米空軍 B-52を2030年代末まで運用する

B-52s to receive communications upgrade USAF websiteより Posted 6/28/2013  by Mike W. Ray 72nd Air Base Wing Public Affairs 6/28/2013 ティンカー空軍基地、オクラホマ州---長年にわたり供用中のB-52ストラトフォートレス爆撃機部隊の通信機材更新が7月より当地で開始される。 戦闘ネットワーク通信技術システム  Combat Network Communications Technology,CONECT  により乗員は情報の送受信を衛星経由で行えるようになり、ミッションプランの変更や目標の再設定が飛行中に可能となる。さらにパイロットは僚機との通信に加え地上部隊との交信も双方向で可能となる。現状ではミッション情報をフライト前に毎回アップロードしている。 その他の性能向上内容として最新鋭のコンピュータ・ネットワークに各自のワークステーションでアクセスできる他、デジタル式機内通話にノイズキャンセル機能を加え乗員はヘッドセットで会話ができる。 CONECT改修は総額76百万ドルでボーイングが実施し、ティンカー空軍基地でCONECTキットの生産、保守部品、維持管理を行なう。キットは低率初期生産分8セットでロット1とし生産の基盤を作り実用テストの後で本格生産に移る。最終的にB-52H全機にCONECTが搭載される。 7月に定期点検でティンカー空軍基地に到着する機体がCONECT搭載一号機となる。定期点検の標準工期は9ヶ月で終了は来年4月。 1961年から62年にかけ納入されたB-52Hは計画的改修で運航されてきた。たとえばGPSを航法システムに1980年代末に搭載している。 空軍は技術検討の結果から同機を最低でも今後25年間は運航できると考えている。■