スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(ロシアの腐敗)が付いた投稿を表示しています

ロシアが勝てない理由に軍内部の汚職まん延があった。プーチンはウクライナの腐敗を侵攻理由にあげていたのだが。ただし、腐敗はウクライナでも深刻な問題。

  2022年2月21日、ウラジーミル・プーチン大統領は、ウクライナ侵攻決断の動機に汚職腐敗を挙げた プ ーチンは侵攻前夜のテレビ演説でウクライナの腐敗に苦言を呈し、ウクライナの「腐敗防止国家機関、国家反腐敗局、反腐敗専門検察庁、反腐敗高等裁判所」による反腐敗行動がもたらす危険性を指摘し、各機関は米国の操り人形だと主張した。 ウクライナ活動家が主張しているように、ウクライナの汚職撲滅の進展がプーチンを恐れさせている。それは理解できる。ウクライナの汚職との闘いは、プーチンとの闘いと同じくらい重要かもしれない。 汚職と軍の敗北の関係 ウクライナは強大なロシアの属国として発展してきたが、ロシアの腐敗した影響力で抑えられていた。親ロシア派のオリガルヒのネットワークがウクライナ社会で比類ない影響力を握っていた。クレムリンがこれらのオリガルヒを支配することで、モスクワは政府に影響を与え、親ロシア政策を推進できた。 プーチンのウクライナに対する腐敗した支配力は、2014年のマイダン革命で弱まり始めた。マイダン革命は、滑稽なほど腐敗したヴィクトル・ヤヌコヴィッチを打倒し、大統領官邸は、ライオンの剥製、海賊船が浮かぶレストラン、純金のパンなど、横領による不条理な収益で埋め尽くされた姿が暴露サれた。それ以来、ウクライナは汚職との闘いで実質的な進歩を遂げ、EUとNATOへの加盟を目指すウクライナにとって極めて重要な取り組みである。 プーチンは汚職撲滅の努力を、ロシアの影響力への脅威とみなした。支配力を維持するため、プーチンは軍事力に頼った。2014年のマイダン革命後、「ネオナチ」によるクーデターという架空の主張を受け、プーチンはクリミアとウクライナ東部にロシアの特殊部隊を送り込んだ。そして2022年、ロシアはウクライナに全面侵攻し、民主的に選出されたウクライナ政府を倒そうとした。 ロシアの侵攻は、兵站、戦略のミス、さらに一般的な無能さにより阻止され、押し戻された。しかし、問題の根底には、ロシアがウクライナを感染させ支配していたのと同じ病、すなわち腐敗があった。2022年、トランスペアレンシー・インターナショナルは、「ロシアの国防部門は、国防機関の政策、予算、活動、買収に対する外部からの監視が極めて限定的であるため、腐敗のリスクが高い」と指摘した。ロシアは2022年に、GDPの4.3%にあ