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RQ-4Nはこうしてイランに撃墜された

A War Begins? How Iran Shot Down a U.S. RQ-4N Surveillance Drone イランは米RQ-4N偵察無人機をどう撃墜したのか。 by Sebastien Roblin June 21, 2019   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: Iran U.S. Military UAVs War Persian Gulf https://nationalinterest.org/blog/buzz/war-begins-how-iran-shot-down-us-rq-4n-surveillance-drone-63717 2 019年6月20日早朝、イラン海沿いの街ゲロウクGerouk近くで移動起立発射トラックがミサイル3発を搭載するフェイズドアレイレーダーが捕捉した標的に角度調整していた。同地はホルムズ海峡で最も狭くなっている部分を見下ろし、眼前を巨大タンカーがペルシア湾からインド洋に出入りしていく。 標的機は大型米海軍無人機RQ-4N広域海洋監視無人機(BAMS-D)で翼幅35メートルとボーイング737に匹敵する。空軍でかつて供用したRQ-4Aを改装したBAMS-DはMQ-4Cトライトンの試作機だった。 RQ-4Nは海軍のVX-20試験評価飛行隊に所属し、アラブ首長国のアルダフラ航空基地を真夜中に発進したと言われる。離陸は専用パイロットが遠隔操縦し、ペルシア湾上空を時速350マイルと通常の航空機より低速で高度100千フィートの成層圏で飛行していた。 大型UAVの同期は南東に上昇し狭いホルムズ海峡を下図のように周航した。 同機の操作員は飛行高度を下げる調整を強いられた。赤外線センサーで船舶を探査、あるいは電磁ESMセンサーで近隣のレーダー信号を探知していたはずだ。 4:30 AMに北西に戻るとサヤード-2Cミサイル一本が発射され、マッハ4に加速された。 RQ-4にはAN/ALR-89防御装置一式が搭載され、レーダー警告受信機から操縦者に脅威の接近が知らされたはずだ。だがミサイルを振り切ることは不可能なままALR-89レーダー妨害装置を作動させていたのではないか。 対策をとっていても結果を不可避だった。