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2026年10月26日月曜日

BWB機の開発で新興企業ネイティラスが米空軍と小型機開発の契約を獲得

 

BWB機開発で空軍との契約を新興企業ネイティラスが獲得

Natilus secures Air Force contract to develop blended wing body aircraft


ネイティラスの最高執行責任者(COO)ノーラン・ギブリンは『Breaking Defense』に対し、「ブレンデッド・ウィング・ボディ設計がデビューするには、今が適切な時期だと考えている」と語った

ネイティラスの「KONA」。(ネイティラス提供)

ワシントン発 — 米空軍は、航空機スタートアップ企業のネイティラスNatilusに対し、軍用貨物輸送を目的とした同社のブレンド・ウィング・ボディ(BWB)航空機の開発資金として350万ドルの契約を締結した。

ネイティラスの航空機は、2023年にジェットゼロがフルスケール実証機を建造するために 2億3500万ドルの投資が発表されたのに続き、空軍から資金提供を受ける少なくとも2例目のBWBとなる。BWBのコンセプトは数十年にわたり研究されてきたが、市場に投入された例はまだない。

「今こそがBWB航空機が登場する適切な時期だと考えている」と、ネイティラスの最高執行責任者(COO)ノーラン・ギブリンは、同社が新たな資金提供を発表した水曜日本誌インタビューで語った。

ギブリンによると、この契約は民間調達資金を補完するものであり、主要な技術の「リスク低減」に寄与し、来年後半または2028年初頭までにネイティラスの「KONA」初飛行を実現することを目指す。今回の契約は、同社にとって初の米国政府による投資となる。

BWBは、B-2爆撃機のような「全翼機」と類似点がある一方で、重要な相違点もある。主翼と胴体が一体となり、両者の間に明確な境目がない一方で、より小型で独立した主翼を備えている機体がBWBである。この設計は、従来の「胴体と主翼」の組み合わせより大きな揚力を生み出し、燃料効率を高める。しかし、機体全体の複雑さやその他の航空技術上の課題により、この設計は主流にはなっていない。

Natiuls

ギブリンによると、KONAの翼幅は85フィート、最大離陸重量は19,000ポンドでプラット・アンド・ホイットニー社のPT6ターボプロップエンジンを搭載する。

ギブリンによると、KONAはJetZeroと異なる用途を提供する。空軍当局者は、JetZeroの機体が次世代給油や空輸ソリューションの候補となり得ると述べている。対照的に、KONAはインド太平洋地域などの環境における「サブ戦術輸送」任務をターゲットとしており、小型のセスナC-208と大型のロッキード・マーティンC-130の間のギャップを埋めるものだとギブリンは述べた。同氏によると、ネイティラスは軍用と民間顧客の両方に同じ設計を提供する予定であり(後者が同社の主なターゲットである)、現時点ではこの航空機に対する「防衛用途に特化した」改造は行われていないという。

ネイティラスは当初、KONAを従来のケーブル・プーリーシステムを搭載して生産する計画だ。このシステムは、パイロットの操縦桿と航空機の飛行制御面を機械的に連結するものである。ギブリンによると、同社はオプション有人操縦または完全自律飛行への移行に向けた「準備を進めている」とのことだ。その実現には、自社開発の自律飛行システムスタックまたは外部ベンダーの技術が活用される可能性がある。

ギブリンはさらに、ネイティラスがカリフォーニア州サンディエゴの自社施設でKONAのプロトタイプを組み立てており、フル生産時で月間約5機の製造を見込んでいると付け加えた。

イーロン・マスクのスペースXが既存プロバイダーに「変革をもたらした」成功例を挙げ、ギブリンは、ネイティラスが航空機分野でも同様のことを目指していると語った。航空機分野では、従来の設計が「胴体と翼」という構成でほぼ停滞しており、性能の向上は推進システムの漸進的な改良に依存しているのが現状だ。

「航空業界ではまだ誰も成し遂げていない。だからこそ、当社はそれを実現しようと努力しているのだ」(ギブリン)。■


2026年7月2日木曜日

JetZeroの画期的なBWB機開発②米空軍も資金拠出しているのは空中給油機、輸送機への応用の可能性があるためだが、まず今年中の実証機の初飛行が注目されます

 JetZeroがBWB設計の改訂版を公開、実証機の初飛行準備も進む

JetZero Reveals Revised BWB Design As Demonstrator Takes Shape

(T1と共通記事です)

https://aviationweek.com/aerospace/emerging-technologies/jetzero-reveals-revised-bwb-design-demonstrator-takes-shape

Art credit: JetZero Caption: JetZero's BWB demonstrator will feature V tails and winglets rather than the original wingtip rudders

JetZeroのBWB実証機は、当初の翼端ラダーの代わりにV字尾翼とウィングレットを採用する。画像提供:JetZero


JetZeroは、年末に予定されている初飛行準備評価に向け、ブレンデッド・ウィング・ボディ(BWB)実証機の設計変更を明らかにした。

米空軍の資金援助を受けている実物大のデモンストレーターは、2027年後半に初飛行を行う予定だ。

BWBデモンストレーターや計画中のZ4旅客機の以前のイメージ図に描かれていた翼端ラダーは、V字尾翼とウィングレットに置き換えられた。また、後部胴体上部にエンジンを搭載する配置も変更された。

JetZeroは6月11日、サンディエゴで開催された米国航空宇宙学会(AIAA)の航空フォーラムの特別セッションで、改訂版設計の詳細を明らかにした。

チーフ・デザイン・オフィサーのジョン・ヴァスバーグによると、V字尾翼はエンジンの騒音遮蔽効果をもたらすほか、ラダーをより後方に配置することで、静的安定性マージンが5%という比較的短い機体のトリム調整を効果的に行い、巡航効率を最大化できるという。

実証機は、主にBWBの空力効率と、予測される揚力対抗力比22を検証するため製造中だ。同社は、2030年代初頭に就航する航空機で、従来型の「チューブ・アンド・ウィング」構成と比較して、ミッション時の燃料消費量を20%削減することを目指している。

JetZeroは、「Pathfinder」プログラムの一環で、6.25%スケールのSV-4モデルの動画を公開した。Z4の代理チーフエンジニアであるノーム・プリンセンによると、この縮小模型は、実機の飛行制御法則を検証するために使用されているという。

明らかになったもう一つの重要な変更点は、プラット・アンド・ホイットニー製のPW2040エンジン2基をどのように搭載するかという点である。デルタエアラインズが提供した、ボーイング757に搭載されていたエンジンは、本来は主翼下に吊り下げる設計のため、上部取り付けには改造が必要となる。

JetZeroは以前、エンジン上部の既存の主翼パイロン取り付け部に接続する湾曲したフレームを用いたデュアルパイロン配置を計画していた。しかし、今回マクドネル・ダグラスMD-11の中央エンジンを支える「バンジョー」フレームに似た設計に変更された。

荷重は、PW2040上部のエンジン支持ボックスから、バイパスダクトの内部固定構造を伝って、BWBの上部胴体に取り付けられた単一の下部パイロンへ伝達される。ナセル下部のダイバータチャネルが、境界層の吸入を防ぐ。

最悪の条件(90度の横風、最大24kt)であっても、計算流体力学(CFD)シミュレーションによれば、エンジンによる境界層気流吸入は確認されていない。「実質的に歪みは生じず、エンジンの許容限界に対しゼロである」とヴァスバーグは述べた。

JetZeroは、量産型Z4に搭載するエンジンの評価を現在も続けている。推進システム責任者のロマー・フレイジャーによると、ナセルを単一のパイロンに取り付けると、荷重状態にエンジン構造に歪みが生じる可能性があるため、傾斜パイロンやサイドマウントなど、さまざまな取り付け方法を検討しているという。

翼幅178フィート、総重量260,000ポンドの実証機の組み立ては、パートナー企業ノースロップ・グラマン傘下のスケールド・コンポジットで進められている。「予定通り、予算内です。すべてのマイルストーンを達成しています」と、JetZeroのエンジニアリング責任者フロレンティーナ・ヴィスコッチは述べた。

政府チームの主任エンジニアであるNASAのフェイ・コリアーによると、システム統合審査は5月下旬に完了している。同氏は、実証機プログラムの予算が、初飛行準備審査までの見積もりである8億ドルを下回っていることも付け加えた。

ヴィスコッチによると、チーム全員が拠点を置くカリフォーニア州モハーベで実証機の主要部品が組み合わされつつあり、スケールドでは150人が交代制で取り組んでいるという。燃料タンクは完成し、コックピットは組み立て済みで、主翼外板と機体本体の製造が進められており、着陸装置も社内で製造されている。

BWB実証機が形になりつつある一方で、JetZeroはZ4の設計を進めている。Z4は、翼幅200フィート、巡航速度マッハ0.8、航続距離5,000海里の250席中型旅客機で、利用可能座席マイルあたりの燃料消費量において、ボーイング767より30~50%優れた燃費性能をめざす。また、JetZeroは、米空軍に提案中のZ4派生型である空中給油機バージョンの設計も成熟させつつある。■

グラハム・ワーウィック

グラハムは、『Aviation Week』誌の技術関連報道を統括しており、航空宇宙業界全体のエンジニアリングと技術に焦点を当て、特に航空、航空宇宙、防衛分野において戦略的に重要な技術の特定に注力している。


2025年7月5日土曜日

ジェットゼロが1,400万ドルの米空軍資金カットに直面か(Aviation Week) —新興企業には波乱万丈の物語があります。民間航空から期待されていることもあり、同社にはなんとか実機開発まで進んでいってもらいたいです


KC-Z4

クレジット:JetZero


以下は民間航空の話題を中心としたターミナル1 https://aviationspacebusiness-civilaviation.blogspot.com/
と共通記事です。

ジェットゼロのZ4ブレンデッドウィングボディ機への米空軍資金約1400万ドルが2026年度予算で削減される恐れが出てきた。

 新たに発表された予算文書によると、空軍は、カリフォーニア州ロングビーチを拠点とする新興航空機開発企業へのこれまでの支払い予定額から、2026年度に1,400万ドルを削減する計画とある。

 「この削減は、能力開発を最適化し、資源効率を向上させるための戦略的再編成を反映したものである」と空軍の予算文書は示している。

 空軍の広報担当者に削減理由について詳しい説明を求めたが回答は得られなかった。ジェットゼロの広報担当は、資金削減案についてコメントを避けた。

 この動きは、2年前に設立された官民パートナーシップで空軍の支援を削減する可能性がある。2023年、エネルギー・環境・施設局はジェットゼロのプロジェクト資金調達のために2億3500万ドルを拠出することを約束した。

 これまでのところ、ジェットゼロはZ4実証機のために3億ドル以上の資金を調達していると、トム・オリアリーCEOは5月初旬にエイビエーション・ウィーク誌に語った。

 空軍の予算資料によると、ジェットゼロは2024年1月に空軍から6390万ドルを受け取っている。また、2025年7月には8320万ドルの支払いが予定されている。そして3回目の600万ドルの支払いは2025年11月に行われる予定である。後者は、空軍の2026年度予算案に残る唯一のプロジェクト資金となる。

 空軍からの1,400万ドルの支払いは、ジェットゼロとの2023年の合意に含まれていたが、実現するかどうかは現在明らかになっていない。

 ジェットゼロには、民間資金調達で削減分を補うオプションが残る。同社はシリーズBの資金調達ラウンドに取り組んでいるとオリアリーは5月に語った。

 「非常に強く明確な需要シグナルがあるため、非常に順調です」とオリアリーは語った。「投資を含め、さまざまな形で私たちとパートナーシップを結んでくれた航空会社が3社あります。そしてワーキンググループには15社の航空会社が参加しています」。

 空軍は2023年、ジェットゼロが民間旅客機の運航に成功する可能性を高めるために資金援助を行った。空軍はその後、民間航空機を活用して、空中給油や空輸用途の軍用派生機を設計することができる。 ジェットゼロは、将来の空軍の要求を満たすKC-Z4空中給油バリアントのコンセプトを発表した。■


JetZero Faces $14M U.S. Air Force Funding Cut In Fiscal 2026

Steve Trimble June 30, 2025

https://aviationweek.com/defense/budget-policy-operations/jetzero-faces-14m-us-air-force-funding-cut-fiscal-2026

スティーブ・トリンブル

ワシントンDCを拠点とするAviation Week Networkの軍事航空、ミサイル、宇宙担当記者。


2025年3月28日金曜日

F-47戦闘機の公開で米空軍のステルス空中給油機計画に注目が集まるがその実現性は不明だ(The War Zone)


F-47の開発で新型空中給油機にも期待が出ているが、米空軍に両方の航空機を購入する余裕があるのかとの疑問も出ている

The U.S. Air Force's selection of Boeing's F-47 as the winner of its Next Generation Air Dominance (NGAD) combat jet competition raises new questions about plans for new stealthy aerial refueling tankers.

F-35統合打撃戦闘機に空中給油を行う架空のステルス空中給油機のレンダリング。 ロッキード・マーティン社スカンクワークス


米空軍が次世代戦闘機(NGAD)コンペでボーイングF-47を選定したことにより、新型ステルス空中給油機に新たな疑問が生じている。米空軍は過去に、2つの取り組みは本質的に関連しているものの、両方の機材の購入は不可能かもしれないと述べていた。また、既存のKC-135の耐用年数を延長することも、現在および将来の需要を満たすために十分な空中給油能力を確保する上で、視野に入れられる可能性が出てきた。

 ドナルド・トランプ大統領は、ピーター・ヘグセス国防長官とデビッド・オールビン空軍参謀総長に挟まれ、先週金曜日にホワイトハウスでF-47を発表した。

 F-47は、連携型無人機(CCA)や新型ジェットエンジン、兵器、電子戦システム、センサー、ネットワークアーキテクチャ、戦闘管理機能などを含む、より大規模なNGAD構想の一部だ。また、空軍は次世代空中給油システム(NGAS)「システム・オブ・システムズ」の構想を練り上げる作業も進めており、2040年までに、あるいはそれより早く、新型のステルス機や無人給油機を導入する可能性もある。

 「調査結果については触れないでおく。それは基本的に、各種選択肢がどのようなものになり得るかについての代替案分析(AOA)だ」と、空軍のジョン・ラモントゥーン大将(空軍機動軍団[AMC]のトップ)は、先週木曜日の生放送インタビューで、Defense Oneのオードリー・デッカーからのNGASの現状に関する質問に答えた。このインタビューは、Defense Oneの「2025年の空軍および宇宙軍の現状」という仮想会議としてオンライン配信された。AMCは、老朽化が進む空軍の現有機の大半を管理しており、KC-135と新しいKC-46の両方が含まれる。

 「OSDとともにその仕上げの作業を行っており、今月末までには提出できるはずです」と、ラモントゥーン大将は続けた。「NGADで我々が何をしたか考えてみてください。NGADのAOAはかなり前のことでした。まだ、NGADを追求するかどうかを決定していません。数日以内にNGASが決定されるとは思っていません」。

 AMC司令官のコメントは、F-47発表の前日になされた。空軍は昨年、NGAD戦闘機プログラムを徹底的に見直すために保留扱いとしていた。最終的に、将来のハイエンド戦闘において最小限のリスクで航空優勢を達成するためには、新しい第6世代有人ステルス戦闘機が不可欠であるとの結論に達した。

 前述の通り、空軍当局は以前、NGAD戦闘機の決定がNGASに影響を与えると明らかにしていた。F-47については、空中給油なしでの航続距離など、まだ不明な点が多く残されている。また、空中給油の必要性を左右する運用コンセプトも、まだ予想の域を出ない。戦術戦闘機は歴史的に燃料消費量が非常に多い。大型で航続距離の長いNGAD機は、小型で航続距離の短い機体より空中給油の必要性は低いものの、より高価になる。これらは、本誌がボーイングの戦闘機設計に関する最新の分析で詳細に検討したトレードオフである。

 米軍の現行戦術機群は空中給油支援、ひいては比較的前方での空中給油機運用に大きく依存している。同時に、防空での脅威の生態系は規模と範囲を拡大し続けており、特に、非ステルス性の空中給油機やその他の支援機は、将来の大規模な紛争で敵の優先的な標的となるため、懸念すべき課題となっている。

 「分析結果から、NGADは必要だと確信しています。これは私の意見であり、上層部に意見を申し上げる立場にありますが、その違いは理解しています。しかし、それだけでは十分ではありません」と、オールビン大将は先週木曜日、Defense Oneでの別の仮想インタビューで語っていた。「素晴らしいことですが、それを取り巻く支援体制にも防御可能な基盤が必要であり、より長く飛行場にとどまるためには十分な給油が必要です」。

 生存性の高い空中給油支援の必要性での選択肢の1つとして、新型ステルス空中給油機の導入が長く検討されてきた。本誌は、このテーマを長年追跡してきた。数年前、そのような航空機を追求することが理にかなっているだけでなく、空軍にとって不可欠である理由について詳細なケースを提示した。しかし、低観測性(ステルス性)に優れた空中給油機を開発するコストや複雑性、また、十分な機数を調達し、実戦配備するのに必要となるリソースに関する懸念が持ち上がっていた。

 昨年、前空軍長官のフランク・ケンドールは、NGAS、NGAD戦闘機、およびCCA無人機を計画通りに開発する余裕が空軍にないと警告を発した。今月初めには、Aviation Weekが、NGADの推進決定がNGASの将来に疑問を投げかける可能性があると報じた。先週金曜日のホワイトハウス記者会見で、ヘグセス長官はNGAD戦闘機プログラムがほぼ廃案となったことに言及し、F-47は「より安価」であると述べたが、詳細を説明せず、また、どのような費用対効果評価が変更されたのかは不明だ。空軍指導部は、一貫してNGASのステルス空中給油機型に対する潜在的な代替案を強調してきた。

 「興味深いことに、NGASはNGADのようなものであり、NGASは必ずしも航空機である必要はなく、空中給油システムですので、空中給油機の生存性を高める方法は他にもあります」と、オールビン大将は先週語った。「電子戦にで、あるいは護衛支援で、実現することができます。さまざまな方法があります。ですから、これはNGASの評価全体の一部なのです」。

 「大まかに言えば、生き残るための方法はいろいろあります。過去数十年にわたって航法システムやエンジンなどをアップグレードしてきたように、[既存の給油機] をアップグレードし、防御システムを搭載し続けることができます」と、先週、AMCのラモントゥーン大将も述べている。「また、統合戦力のパートナーと協力し、彼らに防御してもらうこともできます。したがって、さまざまな方法があります。たとえNGASを追求しなくてもです」。

 「調達部門は、新しい(NGAS)プラットフォームに関連する技術の開発を試みる素晴らしい仕事をしてきました。NGADでそれを成し遂げ、NGASでもそれを始めています」と、ラモントゥーン大将は続けた。「そして、空軍および統合戦力双方において、システムファミリー全体で継続されるよう期待しています。しかし、近い将来にどのような形になるかは、まだ判断には時期尚早です」。

 ここで興味深いことに、空軍と国防高等研究計画局(DARPA)は、NGAD戦闘機プログラムの支援でデモ機複数が長年にわたって極秘裏に飛行していたことを確認している。2023年、空軍はジェットゼロを雇い、将来の空中給油機や貨物機開発に役立つ、高効率のブレンデッド・ウィング・ボディのデモ機を製造すると公式に発表していた。本誌は、ステルス空中給油機や関連設計に関するその他の判明している業務についても伝えてきた。ただし、機密領域でどのような関連研究や開発が行われているかは不明だ。

BWB空中給油機のレンダリング。ジェットゼロ

 

「我々はそれを確実に検討しています。そして、現在、企業が自律型空中給油能力の開発に取り組んでいます。つまり、自動給油ができるプラットフォームです」と、無人プラットフォームが将来の空中給油部隊の一部となる可能性についての質問に対し、ラモントゥーン大将は付け加えました。「すべて実現可能な領域にあると考えています」、

 また、空軍は将来の空中給油ニーズに対応し別の方法として、戦闘機サイズの航空機で搭載可能なブーム装備ポッド式空中給油システムを検討していることが知られている。

 また、既存の空中給油機の性能を拡大し、新たな防御システムや通信およびデータ共有機能を含める作業も継続中だ。

 「次のアップグレードでは、視認範囲外での接続や戦術データリンクを実現する必要があります。環境に関する優れた状況認識(S.A.)を得ることができます」と、ラモントゥーン大将は先週、Defense Oneのデッカー記者に語った。「我々は脅威を察知し、理解し、自機を守り、いくつかの機会を活かすことができるのです」。

 テストではすでに、空中給油機が無人機の空中管制官として行動できることが実証されている。これにより、脅威から身を守るために無人機を活用できるようになる。


過去のジェネラル・アトミックスのレンダリングでは、無人機が空中給油機KC-46から給油を受けながら、脅威から守る様子が描かれている。ジェネラル・アトミックス


 ラモントゥーン大将は、特に空中発射型無人機(CCA)の潜在的可能性についても強調したが、タンカー機または貨物機について言及したのかどうかは不明である。司令部では、KC-135を他の無人航空システムの母機として使用することを検討している。

 また、空軍は空中給油能力の向上をより広く必要としている。先週のインタビューで、ラモントゥーン大将は平時における要件を満たす場合でも、既存の空中給油機群に継続的な負担がかかっていることを認めた。今後導入されるB-21レイダーステルス爆撃機は、空中給油機群の既存の能力要求を大幅に増加させることになる。これらはすべて、同軍のKC-10空中給油機の退役決定、および新型KC-46ペガサス空中給油機で運用実用性を制限し、納入を遅らせている技術的および品質管理上の問題の継続により悪化している。

 本誌は、亀裂によるペガサス最新型機の納入停止について、最初に報道した。 納入されているKC-46にも少なくとも11機で亀裂が見つかっているが、根本原因はまだ特定されていない。原因が特定されれば、空軍と製造元のボーイングが改善策に合意し、その後、新型空中給油機の納入が再開される。

 空軍は、KC-46の現行発注分が納入された後も、さらに空中給油機の追加取得を計画している。ペガサスをさらに購入するという話もあるが、ラモントゥーン大将は正式決定はまだと述べ、また、市場には他の選択肢もあることから、従来型の空中給油機の追加購入については「まだわからない」と述べている。エアバスは、過去数十年にわたり、世界中の多くの空軍で使用されているA330多用途空中給油機(MRTT)を、米空軍にも売り込んできた。2023年、同社は、ロッキード・マーティンとの提携解消後も単独で活動を継続すると発表した。

 空軍はすでに2050年代までKC-135の飛行を継続する見込みであるが、NGAS計画でさらなる遅れが生じた場合、KC-135の耐用年数延長プログラムが現実となる可能性がある。KC-135の最後の機体は1965年にボーイング社の生産ラインから送り出されたが、空軍で使用されている残りの機体は、新しいエンジン、電子機器、ナビゲーションシステム、通信機器など、長年にわたって何度も大幅なアップグレードが施されてきた。

 「空中給油機隊の再整備は、絶対に優先事項です。説明したように、(KC-)135 機体は、決して若くはありません。」と、AMC のラモントゥーン大将は述べた。「代替機の取得に本当に長い時間がかかり、さらにアップグレードを続けるのであれば、過去数十年間と同様に、135 の耐用年数延長を検討する必要があるかもしれません」。

 空軍は、乗員数を減らした空中給油機の運用や、人工知能および機械学習技術の活用が、機体や人員を増やさず空中給油能力を向上させる現実的な方法となり得るかどうかを検証中だ。また、ラモントゥーン大将は、民間請負業者が能力不足の一部を補い貢献していることを強調しました。これは、本誌が長年にわたって密接に追跡してきた、今も拡大を続ける傾向だ。

 「どんな日でも、我々の必要量はほぼ一定だが、供給量はこれよりずっと少ないので、すべての必要量を満たすことはできない。そのため、訓練面で多くのことが行われています。なぜなら、運用上の要件を優先し、訓練上の要件は通常、その優先順位が最も低く、最初に犠牲になることが多いからです」と、AMC司令官は説明した。「そのため、一部のサービスと統合軍の他の分野では、自らのリソースを活用して、空中給油契約を結び、その能力を提供しています。運用上の要件により、我々ではニーズを満たせない場合です。「我々は完全にそれを支持しています」と彼は付け加えた。

 F-47が発表され、NGASのオプションの初期評価が終了した今、空軍の将来の空中給油構想、そしてそれがステルス空中給油機となるかどうかについて、これから明確になりそうだ。■


F-47 Fighter Reveal Draws New Attention To USAF Stealth Tanker Plans

Proceeding with the F-47 will impact tanker needs and there have been questions about whether the USAF can even afford to buy both aircraft.

Joseph Trevithick

https://www.twz.com/air/f-47-fighter-reveal-draws-new-attention-to-usaf-stealth-tanker-plans



2025年1月10日金曜日

米空軍が主翼胴体一体型BWB機「パスファインダー」のサブスケールモデルをテストへ(The Aviationist)―民生用でもBWBが実用になれば大きな変化が生まれますね。

 Blended Wing Body Demonstrator

2023年8月16日に米空軍が公開したJetZeroのBWB機のコンセプト図。 (Image credit: JetZero/US Air Force).



JetZeroはBWB機のデモンストレーター「Pathfinder」に取り組んでおり、ノースロップ・グラマンのスケールド・コンポジットがフルサイズ機体を製造する

米空軍は、BWB(ブレンデッド・ウィング・ボディ)実証機のサブスケール・バージョンの飛行試験からデータを収集し、実物大の航空機の制御ソフトウェアと最終的な構成に反映させる、と『Air and Space Forces Magazine』誌が報じた。 米空軍の広報担当者は、このプロジェクトに関する最新情報を明らかにし、2027年の初飛行に向け順調に進んでいることを確認した。


太平洋でのロジスティクスとコストのギャップを埋める期待

BWBプロジェクトでは、2023年8月16日に空軍省が新興企業ジェットゼロを選定し、 同社はその後、2024年4月に将来のフルサイズ機の12.5%スケールバージョンを公開した。このサブスケール航空機の翼幅は23フィートである。

 同社広報担当者は、「パスファインダー」の愛称で呼ばれるデモ機に触れ、ジェットゼロが開発中のコンセプトが、このようなBWBサブスケール・プロジェクトとしては最後のものであるボーイング・ファントム・ワークスのX-48と同様の飛行力学を持っていることを確認したと述べた。

 B-2スピリットのような 全翼機 と従来型の胴体と翼の構成をミックスしたようなBWB機は、ペイロードのため中央により多くのスペースを持ち、より大きな揚力を提供することで抵抗を減らし、燃料使用量を30%削減することができる。コスト削減とロジスティクスの容易さは、軍民双方の旅客・貨物航空に連鎖的な利益をもたらし、このプロジェクトがエナジー・施設・環境担当の空軍次官補によって主導されている理由でもある。

 業界関係者によると、BWBプログラムの費用分担契約では、空軍が2億3,000万ドル、民間投資機関が約3億ドルを負担することになっている。FAA(連邦航空局)は2024年3月、1/8スケールの航空機に飛行試験を開始するための耐空証明を与えた。

 テスト飛行は当初2023年に開始の予定だったが、サプライチェーンの問題で延期された。2026年には実物大の航空機が製造され、2027年4月に地上試験が開始され、2027年9月に初飛行が予定されている。

ブロック2飛行フェーズの画像でスマートにバンクするX-48Bブレンデッド・ウィング・ボディ研究機。 2008年4月4日。 (画像クレジット:NASA/Carla Thomas)


実機設計につながるサブスケールモデル

広報担当者によると、カリフォーニア州のクロウズランディングで最初に飛行させたサブスケール機は、「以前のBWBサブスケール機、すなわちX-48と同様の飛行力学を持っている」。 NASAとボーイングのプログラムは、2013年初頭までにドライデン飛行研究センターでの飛行試験キャンペーンを大成功と生産的なものと定義した後、遠隔操縦によるX-48BとX-48Cハイブリッド/混合翼機研究機の試験飛行で終了した。

 現在のプロジェクトでは、ジェットゼロがサブスケールのBWB機に取り組み、ノースロップ・グラマンのスケールド・コンポジット部門がフルサイズの機体を製造している。スケールド・コンポジットの広報担当者は、「試験用の実物大パーツの製造を開始した」と述べた。

 そのため同社は「主翼の試験品」を製作し「実寸大の航空機の構造モデルの改良と検証」に使用する予定だ。ジェットゼロはまた、「統合試験設備で大きな進展を遂げた...これにより、実物大の航空機の初期製造よりもかなり前にシステム統合試験を開始することができる」。

 パスファインダーのサブスケール実証機でのテストはまた「実寸大実証機に適用される飛行制御法則の改良」を可能にしている、と広報担当者は付け加えた。「さらなる飛行試験は、(数値流体力学の)モデルと外側の金型ラインの性能特性を検証するのに役立つだろう」と同広報担当は語った。

 ジェットゼロの共同設立者CEOのトム・オリアリーがCNNに語ったように、主な技術的課題は「円筒形でない機体の加圧」である。チューブ形状の機体であれば、「飛行のたびに生じる絶え間ない膨張と収縮のサイクル」にうまく対応できる。


2007年8月14日、5回目の飛行中にエドワーズ空軍基地のロジャース・ドライ湖の端を飛行するボーイングのサブスケールX-48Bブレンデッド・ウィング・ボディ機。 (画像クレジット:NASA/Carla Thomas)


「チューブと翼機の、チューブには与圧荷重があり、翼には曲げ荷重があるというように、荷重が分離されています。しかし、ブレンデッドウイングは、基本的にそれらを混ぜ合わせます。軽くて強い複合材料でそれを実現できるのは今だからこそです」とオリアリーは述べている。

 ジェットゼロはまた、2024年11月4日、実物大BWB機の飛行制御システムのパートナーも発表した。BAEシステムズ、ムーグ、タレス、ウッドワードがそれぞれ、アクティブ・コントロール・サイドスティック、フライト・コントロール・アクチュエーター、パイロット・コントロール、フライト・コントロール・コンピューターを供給する。


X-48プログラム

NASAによると、X-48プロジェクトでは、B型からC型への主な変更は、「機体騒音を遮蔽する構成への変更」であった。「翼端のウィングレットをエンジンの横の内側に移設し、効果的にツインテールにするなどの外的変更が行われた」。

 「機体の後部デッキは2フィートほど後方に延長された。「最後に、プロジェクトチームはX-48Bの3基の推力50ポンドのジェットエンジンを2基の推力89ポンドのエンジンに置き換えた。

 マンタ型のX-48ハイブリッド・ウィング・ボディ技術実証機は合計122回飛行し、そのうち30回はCモデルとして飛行した。 X-48Cの最終飛行は2013年4月9日で、初飛行はそのわずか8カ月前の2012年8月7日だった。当時、NASAの環境対応型航空プロジェクトのマネージャーであるフェイ・コリアーは、「地上から飛行までのデータベース」を確立し、「飛行範囲全体を通してコンセプトの低速制御性」を証明し、どちらのバリエーションも 「非常に静かで効率的である」と述べた。


BWBと将来の空軍モビリティ構想

空軍の次世代空中給油システム(NGAS)プログラムとは公式な関係はないが、「BWBのコンセプトは、NGASの分析作業や次世代空輸に関する議論に役立つ可能性が高い」と『Air and Space Forces Magazine』広報担当者は述べた。しかし、BWBプロジェクトは、現在PoR(Program of Record)であるNGASとは「独立」した存在だ。 2023年の国防授権法では、今後4年間で2億3500万ドルをこのプロジェクトに費やすことが割り当てられている。

 ジェットゼロにBWB契約を交付した際、フランク・ケンドール空軍長官は、BWB機は「燃料需要を大幅に削減し、世界的な到達範囲を広げる可能性がある」と述べた。また「部隊や貨物を素早く、効率的に、長距離移動させることは、国家安全保障戦略を可能にする重要な能力である」とも付け加えた。

 BWBの効率向上により、航続距離の延長、滞空時間の増加、ペイロード運搬効率の向上が可能になり、これらはロジスティクス・リスクの軽減に不可欠な能力である。報告書はまた、「構造設計、材料技術、製造における」現在のエンジニアリングの進展に言及し、数十年来のBWB航空機のコンセプトがついに実現するとしている。


太平洋におけるロジスティクスとコストのギャップを埋める

『Air and Space Forces Magazine』の報告書がその後指摘したように、このプロジェクトは、西太平洋で中国とのハイエンドな戦争を維持するための「ロジスティック・ギャップ」を埋めようという広範な取り組みに関連している。実際、この戦域は、作戦地域間の距離が広大で、島々から遠く離れた基地が多いという特徴がある。

 また、燃料と空力性能は、機動性と戦闘機が分散した条件の悪い飛行場から、支援インフラがほとんどない状態で運用される、同軍がこの劇場で実践しているACE(Agile Combat Employment)コンセプトを補完するものともなる。

 空軍当局者は、航空機動軍団とグローバル・ストライク軍団の航空機をBWB設計に転換することで、現在の価格で航空燃料を使用した場合との比較で年間燃料費を10億ドル削減できると述べている。

 ロジスティクス用の航空機は、空軍の年間ジェット燃料消費量の約60%を占めており、BWBの能力は大きな恩恵となる。「この革新的な技術は、太平洋での戦いに不可欠であり、我々に必要な作戦上の優位性を与えてくれるだろう」と、米空軍スポークスマンは『Air and Space Forces Magazine』に語った。■


U.S. Air Force Tests “Pathfinder” Subscale Model of Blended-Wing Body Jet

Published on: January 5, 2025 at 4:58 PM

 Parth Satam

https://theaviationist.com/2025/01/05/usaf-tests-pathfinder-subscale-blended-wing-body/


2024年2月26日月曜日

米国防総省が支援する新興企業ジェットゼロのBWB実証機の初飛行が近づく----順調に行けばその後、実寸大のBWBが登場する

BWBは先にボーイングが縮小機を飛行させていますが、新興企業ジェット・ゼロも縮小版から初めて実機に移行するとのことです。初飛行すれば航空史上でまた一つのマイルストーンが生まれますね。AviationWeekがシンガポール航空ショー会場から伝えていますのでご紹介しましょう。

JetZero blended wing body aircraft

Credit: Mark Wagner Aviation Images


ジェットゼロ・スケールの実証用BWB機が初飛行に迫る

シンガポール・エアショーで展示されたジェットゼロJetZeroのBWBデモ機は、2023年に締結されたDIU契約の一環で開発される実機へ道を開く。

カリフォーニア州を拠点とするジェットゼロは、今後数週間以内にブレンデッド・ウィング・ボディ(BWB)マルチロール商用・軍用実証機の縮小版の飛行試験を開始すると発表した。

「数日から数週間のうちにできるだろう」とジェットゼロのトム・オリアリーTom O’LearyCEOはエイビエーション・ウィークに語った。「準備は整っており、湖底の乾燥を待つだけです」と、離着陸テストに使用されるカリフォーニア州エドワーズ基地の広大な地域を指して彼は付け加えた。南カリフォルニアでは大雨があり、湖底の大部分は水で浸水している。

翼幅23フィート、縮尺12.5%の機体は、NASAの持続可能な飛行実証機プログラムの初期段階として2021年の契約で資金提供をうけており、ジェットゼロによるBWBコンセプトの重要な特徴である関節式機首脚の設計の評価に使用されるもので、2023年に授与された2億3,500万ドルの米国国防イノベーションユニット(DIU)契約で開発される実機へ道を開く。

ジェットゼロの共同設立者で最高技術責任者(CTO)のマーク・ペイジ Mark Pageは、1990年代にマクドネル・ダグラスで混合翼コンセプトの創案に貢献したBWBのベテランである。離陸時には、ノーズギアが数フィート伸びて迎え角が約6度増加し、BWBのボディが揚力を生み出す。

最初の飛行試験段階は3ヶ月程度と予想されているが、プログラムが継続されるにつれ、サブスケールの機体は追加試験に使用され続ける予定、とペイジは言う。小型実証機の飛行試験は、当初2023年後半に開始される予定だったが、一部の飛行制御システム部品の納期が遅れたために延期されていた。

ジェットゼロの4年間の開発計画は、2027年第1四半期に始まる実証機の飛行試験で頂点に達する。エアバスA330に近い翼幅を持ち、ボーイング767に匹敵するサイズの実証機は、ノースロップ・グラマンとその試作子会社スケールド・コンポジッツと共同で製造・試験される。

「実証機の完成時期は完全に予定通りです」とオリアリーは言う。「予備設計審査は6月に、重要設計審査は2025年前半に予定されています」。

BWBの商用型は、ジェットゼロの表現によれば中堅市場向けであり、同社はカリフォルニア州ロングビーチで開催されるシンポジウムに主要航空会社10社ほどを招待している。「これは一種のプレ・ワーキング・グループであり、実際には、ワーキング・グループから何を望むかについて、各社のご意見を聞きたい」とオリアリーは言う。「座って、『ワーキンググループのあるべき姿について話し合おう』と言いたいのです」。

ジェットゼロは実証機にプラット・アンド・ホイットニーのPW1100Gを選択したが、最近米空軍から表明されたエンジン出力の限界に関する懸念について、オリアリーは次のように言う。

「主なことは、空軍が何を求めているかということです。燃料を持ち運ぶのならば、推力が大きい方がいいに決まっている」とオリアリーは言う。「新しいエンジンがあれば最高ですが、私たちは大手メーカーではありませんので、エンジン会社に行って、『新しいエンジンを作ってくれ』とは言えません。空軍のプログラムは商業実証プログラムであり、タンカーでもなければ輸送実証プログラムでもない。空軍が我々のプログラムに投資しているのは、納税者が投資家として恩恵を受けられると考えているからでうす」。■

JetZero Scaled Demo BWB First Flight Imminent | Aviation Week Network

Guy Norris February 22, 2024




2023年9月18日月曜日

民間航空会社に新型ハイブリッド機の採用を期待する米空軍;空中給油機、輸送機....2020年代中に実機が登場しそうだ

 

Rendering of the blended-wing body prototype aircraft. COURTESY JETZERO



民間航空会社に新型ハイブリッド機の採用を期待する米空軍


米運輸司令部は、主翼胴体一体型BWBは、既存の空港から飛んでも、より効率的な提供することができると述べている。


 主翼胴体一体型BWB機は、短距離滑走路から、長距離飛行でき、米軍に利益をもたらす可能性がある。しかし、この飛行機が既存の空港と互換性があることを確認することが、民間航空会社に賛同してもらうための鍵であると、月曜日に空軍将官が語った。

 民間航空会社がこのような新しい、根本的に異なる外観の飛行機を購入すれば、軍のコストを下げることになる。

 米運輸司令部のトップ、ジャクリーン・ヴァン・オヴォスト大将は、月曜日に開催された航空宇宙軍協会の年次航空・宇宙・サイバー会議で次のように語った。

 BWB機は、胴体が翼の一部として機能するハイブリッド航空機。空軍は先月、新興企業のジェットゼロJETZEROに、早ければ2027年に飛行するBWB機プロトタイプ製造の契約を結んだ。この新型機により、より短い滑走路から離陸してもより長い距離の飛行が可能になると期待されている。

 ヴァン・オヴォスト大将は、「航空エンジニアとして効率性の観点から、可能性が本当にあると思う。「もし、折りたたみ式主翼になれば、新しい空港を作る必要がなくなり、より多くの場所で使うことができる。

 ジェットゼロのBWBプロトタイプは、エアバスのさまざまな機種で使用中のプラット&ホイットニーのターボファンエンジンを搭載する。

 プラット・アンド・ホイットニーの軍用エンジン社長であるジル・アルバテリは、月曜日のブリーフィングでプロトタイプについて、「我々は、どのような市販の活動エンジンが必要とされるレベルのスラスターとパワーを提供できるのか、過去も含めて真剣に検討中」と語った。■


Military hopes commercial airlines adopt new hybrid plane design - Defense One

BY MARCUS WEISGERBER