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主張 太平洋の平和を望むなら 台湾を国連に加盟させてほしい、台湾外相の寄稿(Defense One)

  国連決議2758号に関する北京の虚偽の主張を拒否することから始めるべきだ 林嘉隆 中華民国外務大臣 2024年9月24日 中 国と台湾を隔てる97マイルの海峡が平和で安定しているおかげで、世界の多くの地域と数十億の人々が大きな繁栄を享受している。私たちの島は、AI革命を推進する先端チップの多くを含む、世界のハイエンド半導体の90%以上を生産し、グローバル・サプライ・チェーンにおける不可欠なパートナーである。また、世界の海上貿易の半分は台湾海峡を通過しており、重要な国際水路となっている。  これらすべてが、海峡を挟んで現状を変え、インド太平洋地域全体に権威主義を拡大しようとする北京の試みによって脅かされている。  ここ数年、世界の指導者たちは、G7、EU、NATO、ASEAN会議など、二国間や多国間の機会を利用して、海峡の平和と安定を維持することの重要性を強調してきた。 今こそ、最大の国際機関である国連が、台湾を排除する不当な政策を見直す時である。  国連はまず、国連総会決議第2758号(1971年)を歪曲しようとする中国の圧力に抵抗することから始めるべきである。この決議は、「(中国)政府の代表を国連における唯一の合法的な中国代表として承認し、蒋介石の代表を国連および国連に関連するすべての組織において不法に占めている地位から直ちに追放する」ことを決定したものである。  中国はそれ以来、第2758号決議を故意に誤用しており、台湾は中華人民共和国の一部であり、国連やその専門機関に有意義に参加する正当な権利はないと主張している。このような誤った説明は、台湾の市民やジャーナリストの国連施設への立ち入りを拒否し、訪問や会議への出席、取材活動を妨げるだけでなく、広範囲に及ぶ結果をもたらしている。北京による決議2758の武器化は、将来の台湾への武力侵攻を正当化する法的根拠を確立するためのキャンペーンにおける重要な要素の一つである。  しかし実際には、決議2758号は国連における中国の代表権のみを扱っている。台湾については触れていない。台湾が中国の一部であるとも、国連システムにおいて台湾を代表する権利を中国に帰属させるものでもない。 つまり、この決議は台湾とは何の関係もない。  このケースは、国際舞台で自らの意思を押し通そうとするPRCの自己主張が強まっていることを物語っ...