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巡洋艦モスクワ沈没寸前の惨状。嘘をつき続けるロシア。マウリポリ包囲戦。ブチャ虐殺の当事者が明らかに。18日のまとめ。

  ロ シア黒海艦隊の旗艦モスクワが沈没するまでの正確な経緯で噂が流れる中、大きく損傷した同艦が左舷に大きく傾く新たな画像が公開された。写真は完全には確認できないが、沈没寸前の同艦がどれほどひどいダメージを受けていたかを示す、説得力ある証拠写真と言える。  米当局によれば、2022年4月13日に黒海北西部を航行中にウクライナ製ネプチューン対艦ミサイル数発によって動けなくなった建造後40年のスラバ級巡洋艦モスクワの損失は、最も大きな海戦での損失となった。ロシアは、乗組員全員が無事と主張し続けているが、何人の乗組員が負傷し、あるいは一緒に沈んだのかは、まだ不明。スラヴァ級は通常、約500人で運用している。  火災や沈没の様子を撮影した偽の画像や映像は数多くあったが、ここまでリアルで詳細なものはなかった。まだいくつか矛盾点があり、その最大のものは、ロシアが嵐の中で母港のセヴァストポリまで曳航中に沈没したと主張していることだ。画像では明らかに海は穏やかなように見える。ただし、画像がいつ撮影されたかは明らかではない。天候は変化していたかもしれない。  艦の損傷は非常に明白で、大火災の影響は明らかで、特に中央部では火災がまだ燃えており、喫水線の上下に大きな傷のようなものが見える。ここが対艦巡航ミサイルの命中目標とされる場所だ。この部分には、装甲発射管に格納されたP-500またはP-1000対艦ミサイルも配置されており、ミサイルが爆発すれば、大損害を引き起こす可能性もある。船体上部に焦げが見られることから、内部は広範囲にわたって火災の被害を受けたと考えられる。また、救命いかだは小型ボートとすべて艦後方付近に展開されたようで、クレーンがそのままになっている。  また、他国の艦船がモスクワの救援に来たことも分かっているので、被害状況の映像が出るのは時間の問題だった。沈没前の同艦の本物の画像の可能性がある。   乗員家族には正確な情報は伝えられていない ロシア海軍のプロジェクト1164スラヴァ級巡洋艦モスクワが先週沈没した事件で、乗組員が何人死亡または負傷したかは明らかになっていない。ロシア当局は、同艦と乗組員に何が起こったのか極端に口を閉ざしているが、激しく損傷しているように見える同艦の写真やビデオ映像が公開され始めている。  モスクワ乗組員の家族の中には、ロシア国防省から愛する人が

ミサイル巡洋艦モスクワ喪失の背景。ソ連時代の旧式設計、乗員の熟練不足の双方があいまったためか。非対称戦の事例にもなったことに注目。

  ロシア黒海艦隊の旗艦ミサイル巡洋艦モスクワがセパストポリに入稿した際の写真 (Photo by VASILY BATANOV/AFP via Getty Images)   ウ クライナはロシア軍との地上戦で軍事的な粘り強さを証明しているが、今週末、ロシア黒海艦隊の旗艦を巡航ミサイルで攻撃したと発表し、紛争を外部から見守る人々は唖然とした。  劣勢に立たされたウクライナ軍が、ロシア首都の名を冠した軍艦モスクワを喪失させたのは、戦略的勝利と同時に象徴的な意味がある。  ロシア国防省は、モスクワが偶発的な火災や爆発に見舞われたとの声明を発表したが、本日、米国国防省高官が記者団に対し、モスクワにはウクライナのネプチューンミサイル2発が命中したと断定した。  アナリストが今回のロシアの損失が欧州紛争の将来にどんな意味をもたらすか計算するのと並行し、知名度の高い同艦の沈没は、内省的な質問を一部の米海軍観察者に促している。ウクライナが巡航ミサイルで旗艦を沈めたが、インド太平洋で中国と戦う状況で、米海軍の艦船はどの程度まで通用するのだろうか?  海軍専門家3人がBreaking Defenseに語ったところ、答えは複雑だが、一般に米海軍は同様の攻撃からの防御、回復でずっと有利な立場だという。  対艦弾は比較的安価で、中国が大量に投資しているため、その脅威は現実のものになっている。しかし、ロシア水上艦の設計は時代遅れで、一発でも命中すれば壊滅的な結果をもたらす欠陥がある。防御力もアメリカ艦ほど強化されていない。さらに、ロシア乗組員が無能であったため、攻撃後の回復が不能になったと思われるが、回復作業は米海軍が何度も実証してきた技である。  シンガポール南洋理工大学のコリン・コー Collin Koh 研究員は、巡航ミサイルについて「米海軍はインド太平洋の中国に大きな問題に直面している」と指摘する。「中国海軍も水上戦闘艦を着実に建造しており、米軍が対艦兵器を強化できれば、同じように中国に脅威を与えることができる」。  対艦巡航ミサイルは世界の武器市場で容易に入手可能であり、中国にも「大量の備蓄」があるとコーは指摘している。  ミサイルが効果を発揮するため艦艇を完全に沈める必要はない。乗組員の注意を攻撃から転じるだけのダメージを与えればよい、とコーは言う。弱体部隊がミサイル多数を1隻