北朝鮮初の空中早期警戒機が飛行、金委員長が内部を公開(The War Zone) ― 北朝鮮の意図と運用を正確に捉えれば原潜と同じく張り子の虎であることがわかるはずですが、プロパガンダ効果はあるでしょうね
Il-76貨物機を改修した北朝鮮のレーダー機は、1年以上前から形状を整えてきた ロ シアのIl-76キャンディッド貨物機をベースとした、北朝鮮の幻の空中早期警戒管制(AEW&C)機が飛行した。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が機内を視察する様子も含め、同機が公式に発表された。 北朝鮮の国営メディアによると、金正恩委員長は今週初め、平壌国際空港で、正式名称や機体名はまだ明らかになっていない同機を視察したという。 同機は「潜在的な脅威を監視し、重要な情報を収集する上で重要な役割を果たす」と北朝鮮指導者は述べたという。 北朝鮮の新しいIl-76ベースの空中早期警戒管制機。 北朝鮮国営メディア 白とグレーのツートンカラーの塗装で、容易に視認できるマーキングのない北朝鮮のAEW&Cは、少なくとも外見上は、ロシアのA-50メインステイや中国のKJ-2000メインリングと大まかに類似していることが外見から確認できる。A-50やKJ-2000とは異なり、北朝鮮機は、少なくとも現在のところ、このタイプの航空機に関連するアンテナやその他の突起物が顕著に欠けている。 ロシアのA-50主力機。aviation-images.com/Universal Images Group via Getty Images 標準的な中国のKJ-2000の側面。 FYJS/via Chinese internet 標準的なPLAAF KJ-2000のサイドビュー。 FYJS/via 中国のインターネット また、後部胴体上部のレドームの特徴的な三角形のデザインも確認できる。この種の固定式レドームは、KJ-2000や他の中国製AEW&C航空機に見られ、360度の範囲をカバーする3つの非回転式フェーズドアレイ・レーダーが搭載されている。 地上から見た北朝鮮のAEW&C機。 レドームの固定マウントと三角形のデザインが見える。 北朝鮮国営メディア北朝鮮の金正恩委員長らが航空機に乗り込み、レドームとそのマウントを別の角度から見る。 北朝鮮国営メディア 内部には少なくとも7つの作業ステーションがあり、胴体の内壁と前方隔壁にはフラットスクリーンのモニターが設置されている。 AEW&C機は通常、比較的大人数の乗組員で構成され、戦域を監視し、味方機をコントロールする。 内...