スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(中国の台湾侵攻)が付いた投稿を表示しています

FBI, MI5トップが両名で中国スパイ活動への警戒を民間に訴える。さらに台湾侵攻の場合は対中投資が人質に取られるリスクにも触れた。

    F BIと英国内情報機関のトップ両名が、中国が世界各地で展開するスパイ活動を「計画的専門活動」として続けていることが、米英両国の国家安全保障、航空宇宙・通信分野の技術開発、長期的な経済的安定に一層多くの危険を及ぼしていると警告した。   「我々は一貫して、我々の経済と国家安全保障に最大の長期的脅威をもたらすのは中国政府であると見ている」と、FBI長官のクリストファー・レイ Christopher Wray は水曜日にMI5ロンドン本部での合同会議で発言した。「『我々』には米英両国以外に、欧州などの地域の同盟国も含む」。   MI5長官ケン・マッカラム大将 Gen. Ken McCallum は、中国政府による「世界各地での秘密裏の圧力」は、「我々が直面する最大のゲームチェンジ的な挑戦」と述べた。   マッカラム長官は、米裁判所で経済スパイと航空分野の企業秘密窃盗の罪で有罪判決を受けた中国情報部員のシュウ・イェンジュン Shu Yenjoon のケースを挙げ、広範な意味を持つと指摘した。   マッカラムは、「シュウはヨーロッパでも活動していた。航空宇宙産業を標的とした国家保安省の大規模なネットワークの一員だった。MI5は、FBIの活動で両国内の問題が解決されるまで、英国で標的とされた人たちと協力しリスクを軽減してきた」と述べています。   マッカラム長官は、5月にMI5が英国の航空宇宙部門を標的とした中国の大規模な活動を妨害したと付け加えた。 また、マッカラム長官は、中国は軍事的に直接的な影響を与える情報の優位性を求めているとも述べた。 「エストニアでは、NATOの海洋科学者が、シンクタンクで働くと称する中国の仲介者に情報を渡し、有罪判決を受けている」(マッカラム長官)。また、中国の航空宇宙企業や通信企業と密接に協力する産業界に警告を発した。   説明会には、ビジネス界のリーダーや著名な学者が出席した。   レイ長官は米国企業が中国企業と取引する際には、2月24日のウクライナ侵攻に伴うロシア制裁の影響を見て、極めて慎重になるよう警告した。   また、中国が台湾を侵略した場合、経済制裁の可能性があることから、中国は自らを守るため動いていると述べた。 レイ長官は記者会見で、中国が台湾を強制的に奪取した場合、「これまでに見たこともない恐ろしい世界規模のビジネスの混乱

主張 中国がロシアにならい台湾侵攻を実行すればロシアと同じ過ちを繰り返す結果になる。中国はロシアの愚かさから教訓を得るだろう。

        中国は台湾制圧に成功するだろうが、ウクライナでのロシア同様に代償は報酬より高くなる。         中国にとってウクライナ侵攻の教訓とは実行は想定より困難になること ロシアによるウクライナ侵攻は、中国が台湾の奪取のきっかけになるとの議論がある。台湾とウクライナは確かに地政学的に似た位置にある。ともに好戦的で独裁的な隣国から反体制的な領土として扱われている。ともに米国や他の民主主義国に助けを求めているが、各国との正式な同盟関係はない。   さらに、両国へ民主主義世界は「戦略的あいまいさ」を示している。ともに民主主義国が助けてくれると確信が持てない。曖昧さが、中国やロシアによる直接的な介入を思いとどまらせるという論理である。しかし同時に、民主主義諸国は、ウクライナと台湾において、強固な国家能力と軍事能力を開発させ、自衛能力を高めることで、ロシアや中国の攻撃を抑止できると期待してきた。   抑止力がウクライナで失敗したのは明らかだ。並行してウクライナの失敗に触発され、台湾でも失敗することが懸念される。つまり、ロシアの攻撃から、核兵器によって外部からの軍事介入を排除すれば、自分たちも攻撃できると中国は学ぶだろう。中国メディアによれば、現在の中国メディアはウクライナ戦争を曖昧に伝えている。   しかし、実戦の経過から実践的な別の教訓が導かれる。   愛国心ある国民が動員され戦う ロシアがウクライナに勝つ、あるいは中国が台湾に勝つという仮定には、非対称性が根源にある。過去10年間、巨費を投じて近代化を進めてきたロシア軍の規模と技術は、弱く、軍備も中規模の中堅国家を凌駕し、打ち負かすはずだ。プーチンはまさにそれを期待していたようだ。プーチンは電撃作戦、つまり親ロシアかいらい勢力を素早く樹立し、その後迅速撤退するつもりだったようだ。   しかし、プーチンの立ちはだかったのは、獰猛な民族主義者の抵抗と奮起を促すリーダーシップの壁だった。ロシア軍は苦戦を強いられ、現在は長距離砲撃に頼っているため、一般市民多数が必然的に死亡し、泥を塗っている。ウクライナ軍は、勝ち目が低いにもかかわらず、粘り強い勇気で世界を魅了している。その情報作戦は見事というしかない。大統領は有名人になった。その大統領が民主的に選出されたことは、国民の正統性と支持を得ていることにほかならない。ウクライ

台湾はなぜM1エイブラムズ戦車100両売却を米国に要望したのか---中国の台湾侵攻の可能性は?

Why Does Taiwan Need M-1 Abrams Tanks?  Is this just a total waste of money or a powerful weapon to stop China if they invade?   予算の無駄使いなのかそれとも中国侵攻の阻止で威力を発揮するのか by Michael Peck November 23, 2019   Topic: Security   Region: Asia   Blog Brand: The Buzz   Tags: Taiwan Abrams Tank U.S. Military China War https://nationalinterest.org/blog/buzz/why-does-taiwan-need-m-1-abrams-tanks-99207 はじめに トランプ政権により台湾への武器輸出が大幅に増えそうです。F-16Vにつづく目玉がM1エイブラムズ戦車なのですが、台湾でなぜと感じた向きもすくなからずあったはずです。あらためて今回の案件の背景を見てみあしょう。 NATIONAL INTERESTによる解説  米国務省が台湾の要請に応じM1A2Tエイブラムズ戦車108両の売却を承認した。総額20億ドルで、M88A2ハーキュリーズ戦車回収車両14台、120ミリ各種砲弾も含む。 国防安全保障協力庁は今回の売却で域内軍事バランスに変化が生じないと説明。台湾を中央の指示に反した一地方とみなす中国は、猛烈な反発を示している。  だが本質的な疑問がある。台湾が中国による侵攻から自国防御にあたるのはいいとしても主力戦車がリストのトップに来る必要があるのだろうか。  まず、台湾は島国である。台湾を武力制圧するため中国は幅110マイルの台湾海峡をはさみミサイル、空爆、揚陸作戦、空挺部隊で圧倒的な威力の攻撃を実施してくるはずだ。台湾に一定の部隊を上陸させても台湾さらに米国の防衛体制にさらされるはずだ。そうなるとM1A2の108両と旧型M60A3、M48の約500両が沿岸地区で反撃に出る。ナチス・ドイツがノーマンデイで悟ったように、防御は用意ではない。攻撃側は奇襲により局地的な優越性を得られるが、防衛側は砲撃爆撃に