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F-3への準備体制、GCAPプロジェクトとして日英伊三カ国の事業実施体制が正式に発足

  いよいよグローバル戦闘航空機として次期主力戦闘機の国際共同開発が始まります。2023年は助走の年として2024年にステップ、2025年にいよいよ開発が始まるということです。FlightGlobalの記事からのご紹介です。 イ タリア、日本、イギリスの防衛大臣が、グローバル戦闘航空機計画(GCAP)を管理する共同組織の立ち上げに関する条約に署名した。 GCAP国際政府組織(GIGO)と呼ばれるこの枠組みは、「2035年までに次世代戦闘機の設計と納入を共有する上で重要な合意を意味する」と、業界団体は述べている。 Source: BAE Systems GCAPの取り組みにより、日伊英に新型戦闘機が提供される 英国国防省は、3カ国によるGCAPの取り組みが開始されてから1年後に条約が署名されたことについて、「これまでの前向きな進展を強調するもの」と指摘している。 レオナルドGCAPのディレクター、グリエルモ・マヴィリアは、「このプログラムは、その野心を通じ、国際的なレベルで私たちの産業の競争力を維持するでしょう。 また、三菱重工業のシニアフェローである白石均は、「イタリアと英国のパートナーとさらに緊密に協力し、GCAPを推進していきたい」と語る。「GCAPが日本の防衛力強化に貢献できるよう努力します」とも付け加えた。 協定に基づき、GCAP政府本部が英国に設置され、「各国の戦闘航空産業能力を強化し、費用対効果を達成する責任を負う」。その最初の最高責任者は日本政府の関係者となる。 また、「共同事業構成体」も英国に本部を置き、「プログラムの支援とタイムリーな提供を監督」する。 GCAPの取り組みは、BAE、ロールス・ロイス、レオナルドとMBDA社の国内部門が参加する、英国だけのチーム・テンペストによる以前の活動が基礎となる。 「我々は、本日イタリア、日本、英国政府によって署名された協定と、将来の共同事業構成を進めるための我々の産業パートナーとの継続的な進展を歓迎する」とBAEシステムズの航空部門で将来型戦闘航空機を統括するハーマン・クレーセンが語っている。 「GCAPを提供するための将来の共同事業構成に関する話し合いは続いており、レオナルド、三菱重工業、BAEシステムズの代表者が最近東京で会合を開いたばかりだ」。 日本の防衛省は、「3大臣は、対等なパートナーシップの精神の

テンペストの開発が加速中。日伊も加わった国際体制だが、ヨーロッパに2つの新型戦闘機開発が必要なのかとの疑問もあり、F-3として順調に発展するのか今後も注視の必要があろう。

  英国主導の未来型ステルス戦闘機「テンペスト」の開発作業が加速中だ 英 国主導のテンペスト未来型ステルス戦闘機の開発作業は、ロケットソリを使ったマーティン・ベーカー射出座席の試験など、加速度的に進んでいる。乗員脱出システムのテストは、これまでのプログラムの進展を具体的かつ劇的に示している。しかし、これは多面的な開発の一要素に過ぎず、計画通り2035年までに新世代有人戦闘機を就航させるため多くの課題に直面することになる。  射出座席試験のビデオと写真は、プログラムリーダーである BAEシステムズ から、このプログラムのその他作業に関する詳細とともに、本日発表された。射出座席は、テンペストのフライング・テクノロジー・デモンストレーターで使用される。超音速の乗員付きデモ機計画は2022年7月に初めて発表され、2027年までに飛行させる目標も発表された。 フライングテクノロジーデモンストレーターのロケットソリ試験の1つで、射出される瞬間。BAE Systems  実証機には、ユーロファイター・タイフーン戦闘機と同じマーティン-ベーカーMk 16A射出座席が採用される。乗員脱出システムに関する作業は、2022年2月、BAEのホーク先進ジェット練習機の技術を取り入れたコックピットキャノピーを評価する静止射出から始まりました。その後、ロケット推進ソリを使った4回のテストが行われ、各種重量の計器付きマネキンが280ノットと450ノットで射出された。  乗員脱出装置の作業は完了した。脱出に使用する胴体部分は、「代表的な前部胴体デザイン」と説明されているように、実証機とほぼ同じで、試験の生産性を高めるため、ある程度の共通性が必要なようだ。 射出試験に使用される「代表的な前方胴体デザイン」とロケットソリとの結合。BAEシステムズ ハイテクで高度なまで自動化された新しい生産ラインで作られたBAEの「代表的な軍用高速ジェット機胴体」。BAEシステムズ  ただし、デモ機が実際にどの程度テンペストの姿になるかは不明だ。すでに、テンペストを表すコンセプトスタディやモックアップの外観に大きな変化が生じている。  BAEによると、今後4年間で飛行技術実証機を飛ばすため、BAEをはじめとするこのプログラムに携わる事業体(ロールス・ロイス社、レオナルドUK、MBDA、英国国防省など)は、「さまざまな革新

日英伊共同開発の第六世代機GCAPに期待されること.....日本の新しい抑止力戦略の一端を担う存在になる

  6th-Generation Fighter. Image Credit. Tempest Program. 日本、イタリア、イギリス3カ国は、各国が運用するF-35の戦力を強化する第6世代ステルス戦闘機「グローバル・エア・コンバット・プログラム(GACP)」を開発する ステルス戦闘機の共同開発 F-35の顧客としてイタリアと英国に加え、日本が数十億ドル規模の大規模購入を行ったことを考えれば、多国間協力による新型第6世代ステルス戦闘機開発は理にかなっている。その意図は、急成長する各国のF-35フリートとあわせ新型第6世代機を飛行させ、NATOを支援し、中国を抑止し、紛争発生の場合には空戦で勝利する可能性を高めることにある。このビジョンを運用面で実現するため、新しい第6世代機がF-35や第4世代プラットフォームと安全かつ「ネットワーク化」することが必要だ。  日本の自衛隊は、F-4戦闘機に代わるF-35を数十機取得しているため、第6世代プラットフォームの追加は、中国の定期的な航空挑発行為を減少させ、これに挑戦することが目的だろう。  GACPに関する昨年の発表後、ペンタゴンと日本防衛省は共同声明を発表し、cnn.comに掲載された。 「米国は、次期戦闘機の開発において、日米両国の緊密なパートナーである英国およびイタリア含む、心ある同盟国やパートナーとの日本の安全保障・防衛協力を支持する」と、日米声明は述べている。 パートナーシップの強さ GACPが発表時のイタリア、日本、イギリスの声明では、同機がヨーロッパと太平洋の両方をサポートする目的だと明らかになった。また、3カ国声明は相互運用性を強調し、F-35の多機能アドバンスド・データリンク技術により、各国のF-35が互いにリンクされる機能の成功に基づくものであることが明らかだ。第6世代機が統合される可能性が高い。 「米国、NATO、そしてヨーロッパ、インド太平洋、さらに世界各地のパートナーとの相互運用性は、私たちがこのプログラムに選んだ名前に反映されています。このコンセプトが開発の中心になる」と声明は述べている。  CNN報道では、イタリア、イギリス、日本の多国籍企業による新型戦闘機がコックピットからドローンを操作する可能性も示唆しており、これは米国の第6世代機も実現する予定だ。フランク・ケンドール空軍長官の「作戦上