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航空インフラが攻撃を受ける前提で米軍同様にPLAも復旧能力の整備をめざしているが、訓練方法がいかにも中国式で現実シナリオとかけ離れているという実態。

  中国が滑走路修理チームに磨きをかけているが... 太平洋での航空作戦は、飛行場を利用可能に保つ能力にかかっている  米空軍が太平洋における基地の増設とミサイル防衛の新設を公言しているが、この地域の滑走路が中国との紛争で真っ先に狙われる想定を反映したものだ。だが人民解放軍も、航空機の運行、戦闘を行う場所をいかに確保するかという、まったく同じ問題を抱えている。 BluePath Labsの新しい報告書は、中国人民解放軍が攻撃後に自国の飛行場の復旧能力に多額の投資をしていると明らかにしている。 滑走路修復は爆発物処理から始まる。敵の攻撃後、飛行場に不発弾やミサイルがあれば、その後の修理作業で誤って作動する可能性がある。飛行場整地という重要な作業は、専門の技術サービスグループが行う。PLAによると、演習で不発弾をわずか23分で発見し、爆発させたという。 次のステップは、攻撃後のクレーターを埋めることだ。これは通常、飛行場サービス会社が行い、まず、影響を受けたエリアをマーキングし、丸鋸でエッジを切り落とし、空気ドリルで大きな部分を破壊し、壊れた部分を取り除き、コンクリートで穴を埋める。2013年にPLAが速乾コンクリートを採用したことで、クレーターを埋めるスピードが上がり、競技中の最速タイムは25分3秒だった。 この種の競技会は修理技術を磨くために行われる。ある情報筋によると、PLAAFが2.5フィートの穴を2つ修復する競技を行ったという: 「滑走路の切断は10分、空気圧による穴あけは30分、コンクリートの混合は8分、充填は2分、表面は1分で完了した。 これらのタイムは素晴らしい能力を示唆しているが、すべて理想的な条件下で記録されたものであることに注意する必要がある。進歩したとはいえ、PLAの訓練は臨場感の欠如に苦しんでおり、滑走路補修訓練も例外ではない。物資や車両は滑走路に沿ってあらかじめ配置され、PLA隊員が文字通りスタートラインに並び、スタートの合図を待つ場合もある。これは明らかに、戦時中の修理作業の実際の状況を反映していない。 米軍と同様、PLAもまた、飛行場復旧が間に合わない場合に備えて、代替の基地設置方法を実験している。PLA陸軍航空隊は、ヘリコプター、無人航空機、後方支援機のために、その場限りの航空支援地点を設置することに重点を置いているようだ。例えば、ある

J-20戦闘機の任務、性能について大胆に推理してみた.....実態は予測と大きく異なる可能性

  中国のステルス第5世代J-20...任務なきジェット機? J-20の実際の目撃情報はほとんどなく、同機はステルス性の爆弾運搬機であり、明確な任務のない対地対艦攻撃機ではないかと疑う声もある 中国のJ-20 機動性があり、高速で、空を支配するF-22の競合機、先進的なAI対応の前方センサーノード、陸上攻撃や水陸両用攻撃を支援する爆弾運搬車、敵の防空を破壊できるステルス性の航空覇権プラットフォーム、先進的な空対空攻撃プラットフォーム......これらはすべて、中国の急成長するJ-20で可能な任務である。 公開情報によれば、現在208機以上のJ-20第5世代ステルス戦闘機が運用されているにもかかわらず、同機は不思議なほど姿を見せない。 J-20が実際に「目撃」されたことはほとんどなく、明確な任務もなく、ステルス爆弾運搬機や対地対艦攻撃機ではと疑う声もある。 飛行時間が少ないということは、J-20のパイロット訓練やパイロット経験が少ないということでもあり、J-20の任務や意図、実際の能力について疑問が残るもう一つの理由でもある、と元政府関係者は指摘する。 具体的には、「台湾の防空識別圏におけるPLAの飛行活動」と呼ばれる、専門家研究グループによる未発表の研究論文が、台湾のADIZに対する中国軍機の侵入回数を記録している。台湾国防省がまとめたデータに基づき、調査結果をまとめた。 その調査によると、中国軍機による台湾のADIZ空域侵犯は2020年から2023年の間に3倍に増加し、挑発的な航空機行動や威嚇戦術が大幅に増加している。 台湾ADIZにJ-20はあらわれていない 機種別でのADIZ違反が数年にわたり正確に記録されているが、研究者によれば、台湾のADIZでJ-20が目撃されたことは近年「一度も」ないという。第5世代ステルス戦闘機の準備とパイロットの訓練、そして戦闘機が任務遂行可能であることの重要性を考慮すると、台湾のADIZにJ-20が存在しないことは、特に不可解だ。 確かに、2021年の972機から2022年には3,119機に急増した違反飛行は、戦争訓練や侵略の準備、潜在的な新技術のテストや関連する作戦概念、そしてもちろん台湾や米国の地上・海底資産の広範な監視の実施など解釈できる。 中国は208機以上のJ-20を保有 2022年11月、いくつかのニュース出版物や公的

珠海航空ショー開幕前に今後登場する予想の中国新型機の動向を予想してみた

  西安 Y-20輸送機 Credit: Steve Trimble/AW&ST 中 国軍にとって「戦略的・歴史的」の意義のある新型戦闘機が、7月の重要な飛行試験イベントを間近に控えていた 中国共産党が発行する日刊紙「環球時報」は、中国飛行試験施設の政治委員葛和平Ge Hepingの発言を引用し、節目の試験を達成するため一層の努力を部下に求めていると報じた。新型機の正体は確認されていない。 北京はこの20年間、戦闘機の分野で多くの進歩を遂げてきた。十数年前、 成都 J-20ステルス戦闘機は、高速タクシー試験で偽装されていた。 西安 Y-20輸送機の最初の画像は10年前に公開され、 ハルビン Z-20ヘリコプターの初飛行は9年以上前だった。 H-20計画のタイミングは謎のまま 珠海ショーに天宮宇宙ステーションのレプリカが登場か 珠海で11月8日に開催される「第14回中国国際航空宇宙展(Airshow China 2022)」だが、人民解放軍空軍の「20シリーズ」軍用機のうち、4番目、最後、おそらく最も興味深い機体となる西安H-20ステルス爆撃機の状況は不明のままだ。   成都J-20ステルス戦闘機。Credit: Steve Trimble/AW&ST 長距離戦略爆撃機の一般公開タイミングでの憶測は何年も前から出回っている。中国の軍事指導者の会議はPLAAFがそのような航空機を必要としていると2015年に結論づけた。2016年に当時のPLAAF司令官馬暁天大将Gen. Ma Xiaotianが、中国が新型爆撃機を開発中と公に認めた。製造元の Avic は、2018年5月のプロモーションビデオで、同機デビューが間近であると予告している。米軍は2020年の議会報告で、「先進爆撃機」がこの10年間は就役しない可能性があると述べつつ、プログラムの存在を認めている。 12月に予定されている ノースロップ・グラマン のB-21レイダーのロールアウトは、エアショー・チャイナの1カ月後に行われ、PLAAFとAvicは米空軍の新ステルス爆撃機からスポットライトを奪う公の舞台を手にできる。 しかし、中国がこのチャンスを掴もうとしている証拠はほとんどない。7月の初飛行が近いことを示唆するコメントがあったももかかわらず、その間、H-20含むどのプログラムで何の確認も得られてい

中国がY-20をもとに派生機種を製作中か 今年中に姿を表わすのは給油機、早期警戒機か

中国の弱点にエンジンかありこれまでも苦悩する様子が伝えられていますが、WS-20というのは性能不足といわれているんですが。本命エンジンの搭載が始まる前に量産しているって計画経済の匂いもしますね。スペックを見るとY-20(Yは運輸の意味)はなかなかのものですが西側と違うエイビオニクスで実際に国際間輸送に耐えられるのでしょうか。 China's Y-20 large transport plane to spawn several variants: chief designer 中国のY-20大型輸送機から派生型が登場か By Liu Xuanzun Source:Global Times Published: 2019/3/12 16:56:27 http://www.globaltimes.cn/content/1141794.shtml PLA空軍パラシュート部隊の兵員が中国中央部河南省で行われた演習で降下した。 May 8, 2018. Photo: eng.chinamil.com.cn 中 国の国産開発大型輸送機Y-20の主任設計者が同機原型の派生型の開発を進めていることを認め、軍事筋は派生型が2019年にも登場すると見ている。 「Y-20を原型の各種機体が生まれる」とY-20設計を率いた政治顧問Tang Changhongが述べたとChina Aviation Newsが伝えている。 ただTangは派生型の姿や機能に触れていない。 他方で軍事専門家の間にはY-20派生型として空中給油機や早期警戒機を開発中との指摘が2018年から出ている。 Feng Wei人民代表会議メンバーにしてY-20パイロットは「Y-20が今年別の姿で登場すればすばらしい。人々を失望させることはない」と述べたとニュースポータルvos.comが3月5日伝えている。 匿名の軍事専門家はGlobal Timesに3月12日今年中に複数のY-20派生型が登場すると述べている。 離陸最大重量が200トンのY-20は燃料その他の搭載量で今までの国産機より優れており、航続距離が長いため、給油機や早期警戒機の母機としてふさわしいと上記専門家は指摘し、その他にも移動病院や電子戦機材の可能性もあるという。 Y-2

★中国>J-16電子戦型を開発中

ますます中国軍は米軍と同様の装備を開発しています。その性能は疑問ですが、技術優位性が米国からすり落ちていく構図が見えてきます。 Possible J-16 EW variant makes its first flight Richard D Fisher Jr, Washington, DC - IHS Jane's Defence Weekly 23 December 2015    http://www.janes.com/article/56855/possible-j-16-ew-variant-makes-its-first-flight A new electronic warfare variant of the SAC J-16 reportedly first flew on 18 December 2015. Source: Via Chinese Internet 瀋陽飛機工業集団 J-16双発戦闘攻撃機で電子戦(EW)用改修型と思われる新型機が12月18日に初飛行した。実戦化すれば人民解放軍空軍(PLAAF)に効果的な攻撃能力が加わる。 新型機の写真が中国国内軍事専門インターネット記事にあらわれ、12月21日には中国で人気高い鳳凰網Ifeng.comで映像が公開されている。機体で一番目立つのは両主翼端についたポッドでE/A-19Gグラウラー電子攻撃機が搭載する ノースロップ・グラマン 製AN/ALQ-218戦術ジャミング受信機と類似している。 J-16EW試作機には胴体搭載機関銃や赤外線捜索追跡システム(IRST)が見られないが、J-16はロシア製 スホイ Su-30と外観が似ており、主翼・胴体には最大10箇所のハードポイントがあり、各種装備やアクティブジャミングポッドを装着する。 SAC製電子戦用途J-16の翼端にある戦術ポッドはノースロップ・グラマン AN/ALQ-218戦術ジャミング受信機と似ているのがわかる。(鳳凰網から転載) 人民解放軍は電子戦ポッドを三型式開発していることが判明している。まず EDO コーポレーション製AN/ALQ-99と寸法が似ている受信送信用装備を 西安飛機工業公司 のJH-7戦闘攻撃機に搭載したのが2007年に確認されている。これより

中国>黄海上空でRC-135へ異常接近飛行を習主席訪米直前に行っていた

今回の事件が跳ね上がりパイロットの突発的な行動だったのか、背景に習主席に対する示威行動の意図があるのか、解放軍は党の軍隊と言われますが、主席に対する不満がたまっているのか、訪米を直前にこの問題が明らかになったことで米中双方でいろいろな観測が飛び交うでしょうね。実態は国際規則など無関係と考える解放軍の価値観が原因と思いますが。 Rivet Joint Crew Reports ‘Unsafe’ Move By Chinese Jet; McCain Weighs In By COLIN CLARK on September 22, 2015 at 6:02 PM http://breakingdefense.com/2015/09/rivet-joint-crew-reports-unsafe-move-by-chinese-jet-mccain-weighs-in/ RC-135 Rivet Joint WASHINGTON: 中国のJH-7を操縦するパイロットがRC-135リヴェットジョイントに接近し「危険な」操縦を9月15日に行ったことが判明した。ペンタゴンはこれを認めた。習金平主席訪米を明日に控え、当該パイロットが中国主権を守ったとして称賛されるのか、または習主席訪米を台無しにしかねないと処分されるのか注目される。 JH-7の二機編隊はリヴェットジョイントを追尾していた。「インシデントは黄海上空、山東半島から80マイルほどの地点で発生。中国機のとった行動はRC-135乗員から危険行為と受け止められた。空中衝突の可能性はなかったが、該当機は危険飛行を行ったとの報告が入った」とペンタゴン報道官ピーター・クックが記者会見で述べた。問題の中国機はRC-135から500フィート未満の距離で通過飛行しているという。 習主席が発表した30万名に上る兵員削減に対する不満が軍内部に高まっているとのうわさ、南シナ海で中国が大規模な土木工事を行っていること、軍事演習がこれまでにまして威力を誇示していることから、問題のパイロットが功績を認められたく行動したのではないかとの見方がある。 米中軍事関係報道では第一人者ビル・ガーツが今回の接近飛行を初めて報道している。 ガーツはペンタゴン関係者二名が今回の事件を「危険かつ無責任な迎撃行為で2014

ロシア、中国の新型爆撃機開発の現況

西側との対決姿勢を示すロシアが軍事装備の拡充を図っているのは周知のとおりですが、伝統的な長距離航空戦力でも進展が生まれつつあるようです。中国はもっと秘密のベールに覆われていますが、空母と合わせ長距離爆撃機の開発を進めているのは間違いないようです。これに対し米空軍のLRS-Bが本当に開発できるのか、F-35で相当計画が狂っている各国の防空体制が中ロの新型機に対抗できるのか、今行われている投資が2020年代意向の航空戦力図を決定することになるのでしょうね。 Future Bombers Under Study In China And Russia China may follow Russia in bomber developments Sep 18, 2014 Bill Sweetman and Richard D. Fisher | Aviation Week & Space Technology Long-Range Plans ラドゥガKh-101/-102ALCMは全長が大きく、Tu-95の爆弾倉に入りきらず主翼下パイロンに装着する。 VIA INTERNET 米空軍の長距離打撃爆撃機(LRS-B)開発が来年にも本格実施を目指す中、ロシア、中国も次期爆撃機を開発中。このうちロシアのPAK-DA( perspektivnyi aviatsionnyi kompleks dal’ney aviatsii 、次期長距離航空システム)は1977年のツボレフTu-160以来となる新型爆撃機、他方、中国は初の国産爆撃機の実現を狙う。 PAK-DAは ユナイテッドエアクラフト United Aircraft Corp . (UAC) 傘下のツボレフが開発にあたる。ツボレフは第二次世界大戦終結後のロシア長距離爆撃機のほぼすべてを手がけてきた。開発の正式決定は2007年。新型爆撃機が登場するまで既存機種の改修が進められる。 超音速爆撃機 Tu-160Mは改修により2030年代まで運用を図る。Credit: Wikimedia 亜音速全翼機あるいはブレンデッドウィング形式の機体にステルス性能を加えた案が2012年初頭に提出されている。実現すればロシア初の全方位高性能ステルス機となり、1997年就役のB-2