スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(ファーンボロ航空ショー)が付いた投稿を表示しています

★今年のRIAT/ファーンボロの見どころはF-35だ

今年の英国航空ショーは国民投票後に開催となり、英国は大型防衛機材の導入を予定通り進めるのか注目されます。その中で前回は直前で参加できなくなったF-35が雪辱を晴らそうとしており、すでに機材は大西洋を横断して到着しています。 All Eyes on Farnborough, and F-35 Andrew Chuter , Defense News 1:03 p.m. EDT June 27, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/show-daily/farnborough/2016/06/27/all-eyes-farnborough-and-f-35/86236940/ (Photo: EVERT-JAN DANIELS, AFP/Getty Images) LONDON – 英国デビューを二年前に断念したF-35ライトニングIIがいよいよロイヤルインターナショナルエアタトゥー(RIAT)ならびにファーンボロ航空ショーで7月に登場する。 国防総省と ロッキード・マーティン はエンジントラブルで前回2014年の出展を中止した埋め合わせをする。今回は5機を英国へ飛ばす。 だがファーンボロ航空ショーの見どころはF-35だけではない。 英国からは大型調達案件の発表が見込まれる。ともに ボーイング のP-8ポセイドン哨戒機とアパッチAH-64E攻撃ヘリコプターだ。. 新型機ではブラジルの エンブラエル がKC-390ジェット軍用輸送機をC-130ハーキュリーズのライバルとして発表する。英ハイブリッド航空機 Hybrid Air Vehicles は全長92メートルのエアランダー10飛行船を初公開する。 とはいえF-35が関心を集めることは想像に難くない。 米海兵隊仕様の二機、英国用一機のF-35B短距離離陸垂直着陸型STOVLに米空軍仕様F-35A二機がまずRIATに登場する。会場は南部イングランドのフェアフォード英空軍基地で7月8日から10日までだ。 英軍は今のところF-35A調達の予定はないが、138機調達の公約を実現する中で同型の導入も検討するのではないか。 STOVL型3機はファーンボローでも飛行展示を7月11日まで続ける。ショー会

F-35 ファーンボロ航空ショー展示も断念 当面国際デビュー予定なし

F-35 Lightning II Will Not Strike At Farnborough Jul 15, 2014 Amy Butler and Tony Osborne | AWIN First ペンタゴンからF-35は結局ファーンボロ航空ショーに出展しないとの発表が出た。 6月23日に発生したF-35A離陸前のエンジン出火事故をうけ全機が飛行停止になっていた。この事故がなければ事故の数日後に4機のF-35Bが大西洋横断飛行に出発するはずだった。 エンジンメーカーの プラット&ホイットニー にとって出展中止は不名誉な結果になった。なお、 ボンバルディア のCシリーズもプラット製エンジンからのオイル漏れのため飛行展示を取りやめている。 事故機意外に運用中98機のエンジンを調べたところ、事故機とおなじ不良現象は見つかっていないと判明、とF-35開発室長のクリストファー・ボグデン中将が発表している。 ペンタゴンを代表しジョン・カービー海軍少将から7月15日遅くに「英国と協議の上、ファーンボロショーへの海兵隊および英軍F-35Bの派遣を取りやめることにした」と報道陣に明らかにした。 この発表はファーンボロ会場では午後7時に明らかになったが、その時点で来場者は退去していた。会場では空軍長官デボラ・リー・ジェイムズDebora Lee Jamesはじめカービー提督などが相次いで同機の飛行展示が可能となる希望を表明していた。ジェイムズ長官はU.S.パビリオンで「飛行の可能性は高くなってきた」とまで語っていた。 会場では飛来するとの知らせに高揚したムードが一転して失望に変わった。 米軍の耐空証明認証機関が同機の飛行再開を許す一方、英国の航空当局はリスクを嫌うことで知られており今回の飛行展示を避けようとしていたが、両国協議の上で決定されたとの発表があった。 「ライトニングIIの飛行再開はうれしいが、英国に飛来できないことは残念」と英国防省報道官は発言している。「ただし、パイロットと機体の安全が常に優先事項であり、限定つき飛行再開のため大西洋横断飛行を実施しないという決定を完全に支持する。F-35開発に引き続き関与していき、英国仕様の機体が初期作戦能力を2018年に獲得できる

F-35の英国遠征案が明らかになる

Lockheed Preparing For F-35 U.K. Deployment By Anthony Osborne tony.osborne@aviationweek.com Source: AWIN First aviationweek.com April 16, 2014 Credit: Lockheed Martin ロッキードマーティンは米国防総省、英国防省と共同でF-35の英国でのデビュー案を最終調整中。 原案はチャック・ヘイゲル国防長官が4月16日に承認ずみで、王立国際航空タトゥー(RIAT)が今年7月11日から13日にフェアフォード英空軍基地で開催されるのにあわせ、F-35を飛行展示とと地上展示する。 またファーンボロ航空ショーにも出展するが飛行展示のみとし、会期中はフェアフォードに機体を駐機し移動させる。 派遣するのF-35Bは三機で二機は海兵隊仕様で一機は英国向け機体とし英パイロットが操縦する。 派遣が決まると、運用基地から三週間にわたり遠隔地に送られるため苛酷な条件となるほか、空中給油により長時間飛行して移動することになる。給油機が海兵隊のKC-130Jか、空軍のKC-135ないしKC-10になるかは現時点では不明。 もうひとつはっきりしないのは今回派遣対象の機体のうち一機が7月4日予定の英国の新型空母HMSクイーン・エリザベスの命名進水式(スコットランド・ロサイス)で役割を与えられるかどうかだ。 英国は現在三機のF-35を保有しており、四機目を発注中。期待されている追加14機の調達案はまだ発表されていない。■