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台湾新総統の誕生に対する大陸、主要国の反応。考えられる対応。台湾は民主主義の成熟化を世界に示した格好、一方、大陸は理解不能を露呈。

台湾総統選挙は予想通り民進党のライ候補が勝利した一方、議会では民進党に過半数を与えないという有権者の良識が反映された格好です。台湾は民主主義メカニズムの機能を世界に示した格好です。これに対し中共はライ総統の得票率が過半数に達しなかったので民意を反映していない、と分けの分からない主張をしているようです。大陸には民主主義ルールの理解は不可能なのでしょう。South China Morning Post 記事からの紹介です。 台湾総統選挙 ウイリアム・ライの総統選勝利は北京とのさらなる緊張を招く危険性 筋金入りの分離主義者とみなされる新総統に対する中国本土の反応に注目が集まるが、対米関係がさらに悪化する恐れがある。 ライは最も近いライバルを6.5ポイントリードしていたが、彼の独立寄りの政党が立法院で過半数を失ったことで、北京へのアプローチが複雑になるだろう。 土 曜日の台湾総統選挙で、頼清徳(ウイリアム・ライ・チンテ)候補が決定的な勝利を収めたが、民進党は立法院の過半数を維持することができず、総統就任に不透明感が漂う結果となった。▼中国本土が繰り返し「トラブルメーカー」の烙印を押してきた候補者の勝利は、両岸の緊張をさらに煽ることが予想される。▼北京の台湾事務弁公室(TAO)はこの結果に反応し、「避けられない」統一への「全般的な流れを止めることはできない」と述べた。▼また、北京はこの問題が究極のレッドラインであると繰り返し強調してきたため、この結果は中国とアメリカの脆弱な関係をさらに複雑にする恐れがある。▼午後4時に集計が開始されると、ライ候補は早々にリードを奪い、最終的には総投票数の40%、560万票弱を獲得した。▼中央選挙管理委員会の集計によれば、本土寄りの国民党の侯玉伊氏が33.5%(470万票)で2位、新興の台湾人民党の柯文済氏が26.5%(370万票)で続いた。▼投票率は71.9%(約1400万人)で、4年前の74.9%をわずかに下回った。 この結果、独立派の民進党が、1996年に同島で初めて実施された大統領直接投票以来、初めて3期目の総統任期を確保したことになる。ライは勝利宣言で「台湾海峡の反対側にも、このような声を十分に理解してもらいたい」と述べた。▼しかし、このメッセージは北京では冷淡に受け止められた。北京は、台湾の独立、「分離主義活動、外部勢力からの干渉」