スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(宇宙空間での有事)が付いた投稿を表示しています

米国の「敵意」を恐れるロシアが宇宙紛争を「早期にエスカレート」する可能性がある: ランド研究所の指摘(Breaking Defense)

  2022年4月12日、ボストーチヌイ宇宙基地を訪問し、スピーチを行うロシアのプーチン大統領。 (写真:Yevgeny Biyatov/Sputnik/AFP via Getty Images) NATOとロシア間の紛争において、先進的な対宇宙能力を有するだけでなく、ウクライナ侵攻で西側の宇宙資産を標的にする最も効果的な方法を学んだロシアへの準備を米国は求められる 宇 宙空間における米国の先制攻撃に対するロシアの「膨張した」恐怖と、モスクワの「リスク許容度」の高まりが、天空の平和を維持したい米国の努力に課題をもたらしていることが、宇宙軍の委託を受けたシンクタンクの新しい研究で明らかになった。  ランド研究所が本日発表した研究、"Emerging Factors for U.S.-Russia Crisis Stability in Space "は、サマー・アソシエイトのシャイアン・トレッターが執筆したもので、米国の政策立案者や外交官に対し、ウクライナ紛争におけるロシアの宇宙領域に関する「相対的な自制」を将来の紛争において期待すべきではないと警告している。  ランド研究所の研究作業は、宇宙軍の最高戦略・資源調達責任者ショーン・ブラットン中将の委託を受け、ランド・プロジェクト空軍戦略・ドクトリン・プログラムの中で、2023会計年度プロジェクト「宇宙における危機安定」の一環として実施された。  重要な問題は、宇宙における米国の軍事的意図に対するモスクワの超疑わしい見方が、ロシア軍をより攻撃的で引き金を引く姿勢に駆り立てていることである。  「宇宙領域における米国の早期エスカレーションの誘因に対するロシアの懸念と、米国の敵意に対する認識は、宇宙における米国の行動に対する誤解の可能性を高めている。エスカレーション管理に対するロシアの新しいアプローチは、エスカレーションはコントロールできるとの信念に基づくコスト押し付け戦略であり、早期エスカレーションのインセンティブをさらに強める可能性がある」。  実際、ロシアのアナリストの間では、モスクワの核抑止力の宇宙ベースの要素に対するアメリカの脅威や、ロシアから報復能力を奪うために、ワシントンが宇宙を利用した武装解除攻撃を計画している可能性を強く懸念する一派が存在する、と同調査は付け加えている。  著者は2つの重...

宇宙アセットをどう守るか 米宇宙軍団が新構想を発表

各種宇宙装備は軍事作戦に不可欠な存在ですが、中国の衛星攻撃実験で(発生したデブリはどうするのでしょうか)、衛星の脆弱性が急にクロースアップされているという理解で正しいでしょうか。システム冗長性にくわえて防御のための攻撃能力開発が新しい切り口ですが、宇宙非武装化の概念が揺らいでいくのでしょうか。 Space Command Readies For War With ‘Space Enterprise Vision’ By COLIN CLARK  on June 20, 2016 at 4:01 AM http://breakingdefense.com/2016/06/space-command-readies-for-war-with-space-enterprise-vision/feed/ WASHINGTON: 米空軍宇宙軍団は宇宙空間での勝利への道筋を「宇宙事業構想」Space Enterprise Vision、 SEV との無害な表題の構想で発表した。 構想の存在は機密事項ではないが、内容の多くは機密扱いとなっている。 宇宙軍団広報官ジョン・ドリアン大佐はSEVを「わが方宇宙装備の復元力を強化し、能力を向上し、脅威に対応する能力のため必要な対策全部を包括的に展望しています」という。 現行の武器システム各種に加え計画中の装備ならびに訓練や機構運営の変更点が内容に網羅されている。ドリアン大佐によればSEVは政府全体で進める宇宙ポートフォリオ検討SPRの直接の成果ではないというが、「関連はある」という。その大きな理由にSPRが扱う米スパイ衛星群は宇宙軍団の管轄外のためと記者は考える。 構想に宇宙問題専門家が好意的な見解を示している。「米政府がやっと国家安全保障問題として宇宙空間を真剣に見るようになったのはよいこと。長い間にわたり話題だけで行動はなかった」と語るのはテレサ・ヒッチンス(メリーランド大国際安全保障研究センター主任研究員)だ。 ただしこれまで見過ごされてきたわけではない。「宇宙装備ではこれまで『単一点故障』に近い水準しか許されてこなかったのです」とヒッチンスは述べ、一回の事故あるいは攻撃により中核機能が失われる事態を指している。「これではだめで、米国どころか世界の安全保障に有害です。なぜならそのために...