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★ベル新型ティルトローター機V-280が初飛行に成功

実証機としては対抗馬のシコースキー=ボーイング試作機が手間取っており 比較できませんが、ベルの方が手堅い技術進化なのでしょうか。あるいは同軸ローター+ プッシュ式前方推進のシコースキー技術に意外な欠陥があるのかもしれません。ボーイング はオスプレイで組んだベルと決別したことを後悔しませんかね。 V-280 Valor flies for the first time V-280ヴァラーが初飛行 image: https://theaviationist.com/wp-content/uploads/2017/12/V-280-Valor-first-flight-top-706x369.jpg A front view of the V-280 during its first flight. Note the blurred gearbox details. (All images: Bell Helicopters).   By: Jen Judson     https://www.defensenews.com/breaking-news/2017/12/18/v-280-valor-flies/ ベルヘリコプター のV-280ヴァラー・ティルトローターが12月18日テキサス州アマリロの同社 施設で初飛行した。 ベルは同機を9月に完成させており地上テストから本日の飛行に至った。一年をかけ重要なテストを行い、陸軍が進捗を見守る。 ベルヘリコプター社長兼CEOミッチ・スナイダー Mitch Snyder は「ベルV-280初飛行まで こぎつけたことを誇りに思う」と声明を発表。「初飛行により国防総省のめざす装備近代化取得計画への当社の姿勢が明確に示された。ヴァラーは米陸軍のヘリコプター運用に革命的変化をもたらし、米軍の今後のミッションを変革させる機体だ」 米陸軍は共用多用途(JMR)実証機として二機種の製造を求めており、重要な次期垂直輸送機(FVL)として2030年代のヘリコプターの選定を行う。 ヴァラーは米陸軍が求める次期垂直輸送手段の要求内容に答えるもので、従来型ヘリコプターより二倍の速力、二倍の航続距離で機動性とペイロードの柔軟性を増やす。 一方、 シコースキー = ボーイング の

★ ベルは新型ティルトローターV-280 ヴァラーを製造中 次世代多用途垂直離陸機需要を狙う

ここにきてヘリコプターの技術革新が具現化を始めています。これまでのヘリコプターの限界が破られる一方で膨大な数の既存機種の更新需要は大規模です。ただしいったんは競作に敗れた各社にも研究資金が回されているのはまだ次代の主流技術を絞り込めていないことのあらわれでしょう。 V-280 Valor: Bell Starts Building Joint Multi-Role Prototype By RICHARD WHITTLE  on June 19, 2015 at 4:00 AM http://www.google.com/url?q=http%3A%2F%2Fbreakingdefense.com%2F2015%2F06%2Fvalor-gets-real-bell-begins-building-v-280-for-joint-multi-role-demo%2F&sa=D&sntz=1&usg=AFQjCNHuQWPf_-6KrTdefpTz3KhJnr62UA 陸軍航空兵力の未来を形に示すメーカーfあらわれた。 ベル・ヘリコプター の契約企業 スピリット・エアロシステムズ (本社カンザス州ウィチタ)が V-280 ヴァラーの試作1号機の複合材機体の組立作業を開始した。ヴァラーはベルの新型ティルトローター機だ。 ヴァラーは洗練された形状で小型かつベル・ボーイングV-22オスプレイより陸軍用途に適合した設計になっている。両機種ともティルトローター機構を採用している。 ヴァラーは技術実証機の役割を担うが、同社による提案であり生産が決定した事業ではない。ただしペンタゴンが従来型ヘリコプターの速度や航空機の滑走路長の壁を崩そうと補助を出して開発を進める技術事業のひとつである。V-280ともう一社の競合作はUH-60ブラックホークやAH-64アパッチの後継機種となり、機体重量3万ポンドほどで230ノット以上の速度で飛行して従来型より100ノットも高速になる。またハチドリのようにホバリングし、陸軍以外の部隊も欲しがる機体になろう。 もう一つの実証機が シコルスキー・エアクラフト と ボーイング が共同開発したSB>1ディファイアントで、名称のSB>1とは「シコルスキーとボーイングの和は1よ

米陸軍向け次期汎用ヘリ競作にカレムが可変速度式ティルトローター機で参入

Karem Unveils Variable-Speed Tiltrotor For U.S. Army JMR Demo By Graham Warwick graham.warwick@aviationweek.com Source: AWIN First aviatonweek.com October 02, 2013 Credit: Karem Aircraft . カレムエアクラフト  Karem Aircraft が米陸軍の求める多用途回転翼機 Joint Multi Role 構想にティルトローター機で参画する。共用多用途機技術実証の第一段階契約を交付された。 JMRとは陸軍が企画中の将来型垂直離陸輸送機Future Vertical Lift (FVL)の一部でまず中型機を開発し、現行のシコルスキーUH-60ブラックホーク多用途ヘリの後継機とし、その後ボーイングAH-64 アパッチ攻撃ヘリの後継機種とさせる構想で、実現を2030年代中ごろとしている。 陸軍の航空ミサイル研究開発技術司令部が技術投資契約 technology investment agreements (TIAs) を AVXエアクラフト 、 ベル・ヘリコプター 、カレム、 シコルシキー・ボーイング合同事業体 とそれぞれ締結している。 JMR構想に参入するカレムはTR36TD実証機を最適速度制御型optimum-speed tiltrotor (OSTR) のティルトローター機として設計中で、同機は直径36フィートの可変速度ローター二基を既存のターボシャフトエンジンで駆動させる。 これに対してベルは「第三世代型テイルトローター機V-280ヴァラーの設計をしており、AVXは同軸ローターを抱くテッドファンと組み合わせたヘリコプターを開発中、さらにシコルスキーは同軸固定ローターと推進用プロペラを組み合わせた機構の機体を開発する。 JMRの技術実証は巡航速度最低 230 kt.wを求めており、これは通常型ヘリコプターより50%早い。カレムによるとTR36D生産型は水平飛行で 360 kt.が可能だという。ベルV-289の巡航速度は280-kt.でAVXとシコルスキー・ボーイングは各230 kt.をめざしている。 四社に交付済みのTI

次世代軍用多用途ヘリの実証機製作に残ったAVX

AVX Aircraft Wins Place On U.S. Army’s JMR Demo By Graham Warwick Source: Aerospace Daily & Defense Report aviationweek.com June 07, 2013 Credit: AVX Aircraft AVXエアクラフト は米陸軍の共用多目的機プログラム Joint Multi-Role (JMR) で選定されていることを認めた。同プログラムは高性能回転翼機の実証を2017年に飛行させることを目指すもの。 同社はフォートワース(テキサス州)に本社を置く新興企業でJMR技術実証フェイズ1に「カテゴリー1」で費用分担交渉の当事者に選定された。 ベル・ヘリコプター および シコルスキー/ボーイング連合 も選ばれている。 カテゴリー1提案とは「受理を推奨し予算交付を可能とするもの」と陸軍の契約用語で理解されている。陸軍応用技術局Aviation Applied Technology Directorateによるとフェイズ1で213百万ドルの予算を用意している。 陸軍の思惑はフェイズ1で最低でも二機種の実証機に予算を与えることだが、民間業者の費用分担次第だという。陸軍はカテゴリー1通過各社と技術投資契約の交渉中だ。 上記以外にカテゴリー1に入札した会社があるかは不明だ。さらにカテゴリー2では予算が確保されておらず、ここでの入札企業についても不明。 EADS North America はJMRから撤退し、陸軍の武装空中偵察ヘリ要求に集中することにしている。 AVXの提案は230ノットの同軸ローターにダクテッドファンをつけた複合推進機で高速飛行では回転翼の負担を軽減するため小さな主翼をつけるもので、実寸比70%の飛行実証機を製造し、エンジンは既存のジェネラル・エレクトリックT700を使用する。 ベル・ヘリコプターの提案は280ノットのティルトローター機でシコルスキー/ボーイングは230ノットの同軸ローター・推進エンジン複合機でシコルスキーX2実証機をもとにしたもの。陸軍は最低でも230ノットの巡航速度が必要としている。■ 新 興企業の参画は業界の進歩に頼もしい存在です。注目はV-22のティルトローター技

次期米陸軍ヘリへの採用を期待するテキサスの新興企業AVX

AVX Presses Case For Coaxial-Rotor JMR Demonstrator By Graham Warwick aviationweek.com May 06, 2013 Credit: AVX Aircraft 新興小企業が大手を差し置いて新型回転翼機の実証事業契約を勝ち取れるだろうか。 ベル 、 ボーイング 、 シコルスキー を相手に AVXエアクラフト AVX Aircraft は可能と信じている。 テキサス州フォートワースが本社の同社は共用多用途機Joint Multi-Role (JMR) 開発で米陸軍は同社を選定し、高速回転翼機実証二機種のひとつとすべきと主張する。実証機は2017年に初飛行予定。 選 定の意味は大きい。JMR技術実証機はその後に続く次世代垂直離着陸機Future Vertical Lift (FVL) の先行と位置づけられ、シコルスキーUH-60ブラックホークとボーイングAH-64アパッチ合計数千機にかわり2030年代から就役となるからだ。 規 模の大きさからボーイングとシコルスキーは共同事業体をJMR、FVL双方で組み、シコルスキーX2高速同軸ローター機を原型とした複合ヘリコプター compound helicopterを提案する。EADSノースアメリカもユーロコプターX3ハイブリッドヘリコプターを原型にした提案で参入の動きを見せている。 AVXの設計案(上図参照)では同軸ローターにダクテッドファンと小型翼を組み合わせている。ただし契約獲得を狙う小企業は同社だけではない。 パイアセッキエアクラフト Piasecki Aircraftからは主翼つき複合ヘリコプターにベクター推力ダクトつきプロペラーの機体の提案が飛行ずみX-49Aスピードホーク技術を元に出ている。 .AVX 社はベルの元従業員が発足させたもので、同軸ローター技術、ダクテッドファン技術が基盤だ。同社からはベルOH-58Dカイオワウォリアー武装偵察ヘリの 性能向上改修の提案があったが、なんといってもブレイクスルーしたのはベル、ボーイング、シコルスキーを尻目に同社が陸軍からJMRとFVLの概念研究契 約を勝ち取ったことだ。 同 軸ローター技術でホバリング効率が向上し、テイルロータ