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バイデン中東訪問直前に米中央軍がイスラム国指導者を無人機で攻撃し死亡させた

  247 News Agency   イ スラミックステイト指導者をシリアの火曜日に無人機により殺害したと米中央軍司令部が発表した。 シリア北西部での攻撃で、テロリスト集団シリア支部のリーダーであり、イスラミックステイトの高官マヘル・アル・アガルMaher al-Agalが死亡したと、米当局が発表した。攻撃で、ISIS幹部も「重傷を負った」という。 米中央軍報道官のジョー・ブッチーノ大佐Col. Joe Buccinoは声明で、「今回の攻撃は、ISISの永続的な敗北に対する中央軍の確固とした取り組みを再確認した」と述べた。「ISIS指導層の排除は、世界規模の攻撃を計画し実行するテロ組織の能力を混乱させる」。 今回の攻撃は、ジョー・バイデン大統領が火曜日の夜、大統領として初の中東訪問に出発する準備中に起こった。バイデンのイスラエルとサウジアラビアへ公式訪問は、イスラエル首相との会談、イスラエル、インド、アラブ首長国連邦の指導者との仮想サミット、サウジ指導者との会談、エジプト、イラク、ヨルダンも含む、GCC+3湾岸協力会議のサミットを予定している。 ジェイク・サリバン大統領補佐官は「イランや多くの国で活動するテロリスト集団からの挑戦や脅威がこの地域に満ちていると明確に認識している。「このため大統領は、対面外交の力に代わるものはないと考えている」と述べた。 昨年の米軍アフガニスタン撤退の時点で、議員には、アメリカを脅かす中東のテロリストを標的にする軍の任務を維持するには、「オーバー・ザ・ホライズン」作戦では不十分だと心配が見られた。 しかし国防総省は今年、ISISの指導者アブ・イブラヒム・アル・ハシミ・アル・クレイシAbu Ibrahim al-Hashimi al-Qurayshiが2月のアメリカの特殊作戦襲撃時に自決し、家族の一員も殺害したとアメリカ当局が発表するなど、知名度の高いISISテロリストを複数殺害している。さらに最近では、アメリカ軍は先月、テロリスト集団の爆弾製造者を捕らえるため襲撃を実行した。 アメリカの対テロ作戦は、「イスラム国」以外にも及んでいる。先月、米中央軍はアルカイダ系のテロ組織「フーラス・アルディン」Hurras al-Dinの幹部であるアブ・ハムザ・アル・イエメニ Abu Hamzah al Yemeniに対する空爆を実施した。■ US

イスラム国が独自SAMシステムを開発中か

イスラム国を単なる狂信的な集団と思うとまちがいです。技術専門家も中におり、これまでは道端に即席爆弾を置き、輸送部隊を脅かしてきたのが空に拡大されかねません。今のところはまだ実用にならないようですが、看過できない状態だといってよいでしょう。 The Islamic State's improvised SAM         Neil Gibson, London and Jeremy Binnie, London - IHS Jane's Defence Weekly                 10 January 2016             http://www.janes.com/article/57074/the-islamic-state-s-improvised-sam                                                                 イスラム国は米国製シャパラル対空ミサイル車両(サイドワインダーミサイルを搭載)に相当する装備を自主開発しようとしている。                                                                                         イスラム国はR-13空対空ミサイルを地対空ミサイルとして搭載しようとしている。 この過激集団が技術上の課題を克服してもそのままでは同装備は有志連合軍の航空機や民間航空機への脅威にはならないだろう Sky Newsが1月5日にイスラム国が空対空ミサイルを地対空ミサイルに転用しようとしていると報じた。 同報道ではシリア反乱分子から入手したという映像を紹介。イスラム国専門家がシリア国内のアルラッカの「聖戦大学」で「西側で老朽化した多数のミサイルを再利用するため」の作業としてバッテリーを入れ替えている様子を伝えている。 映像ではミサイルの全体像は写っていないが、誘導制御部分はAIM-9サイドワインダーのもののようだ。ただしミサイルの飛行制御部分はR-13(AA-2「アトール」)(ソ連製サイドワインダーのコピー)のようだ。可能性が高

★ISIL空爆対象は半年で4,817。だがその中身は?

日本もいまやISIL(ISIS)との戦いに巻き込まれています。そこで空爆の途中結果から敵方の状況がどうなっているのか、どんな戦術が必要なのかを正しく理解することは重要と考えます。以下ご紹介する記事がその意味で参考になれば幸いです。 4,817 Targets: How Six Months Of Airstrikes Have Hurt ISIL (Or Not) By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on February 11, 2015 at 5:07 PM http://breakingdefense.com/2015/02/4817-targets-how-six-months-of-airstrikes-have-hurt-isil-or-not/feed/ 戦闘はエスカレートしてきたが、6ヶ月に及ぶ空爆で自称イスラム国へどれだけの被害を与えられたのだろうか。 先週ヨルダンは自国パイロット捕虜を焼き殺したイスラム国へ報復攻撃を敢行した。昨日はISILは別の捕虜カイラ・ミューラーを殺害したこともわかった。今朝はオバマ大統領は対ISILで軍事力行使の権限付与 Authorization for the Use of Military Force (AUMF) を正式に議会に求めた。核心は今後米地上軍派遣の可能性だ。 米中央軍 (CENTCOM)から空爆戦術の効果で詳細データが発表された。2月4日現在の数字で合計4,817箇所の目標が損傷あるいは破壊された。リストは28分類となり、「戦闘地点」(つまりたこつぼ)752箇所から「通信装備」7組まで分かれている。 今回の作戦は近接地上支援攻撃であり、空軍の本来の目的である敵戦略拠点への局地攻撃ではない。対象の3分の2は戦闘員、抵抗拠点、車両で、残る3分の1が建物等固定目標だった。これだけでは実態が見えてこない。なぜなら建物と言っても前線近くで戦闘員が立てこもる拠点の場合もあるからだ。ただし、2対1で戦闘員への攻撃が突出しているのは明らかだ。 イスラム国にはタリバンやイラクの反乱勢力と同様に戦略的な意味がある空爆対象は全く存在しない。ISILの石油関連施設攻撃で資金調達を困難にさせたが、この目標は130回分、わずか3%弱にしか相当しない