コリンズ級潜水艦「HMASコリンズ」、「HMASファーンコム」、「HMASデシェノー」、「HMASシーアン」。(写真:オーストラリア国防省)
オーストラリアはコリンズ級潜水艦の供用期間を延長へ
同級潜水艦の就役期間は当初予定より2040年代まで延長される
Breaking Defense
マイク・ヨー
2026年5月20日 午前9時13分
シンガポール発 — オーストラリアは、AUKUS協定に基づき原子力潜水艦への移行を計画しているが、暫定的な解決策としてコリンズ級ディーゼル電気潜水艦の就役期間延長を推進する。
オーストラリア国防省は火曜日、この計画により、政府所有のASC(旧オーストラリア潜水艦公社)が110億豪ドル(78億米ドル)規模の「型式寿命延長(LOTE)」プログラムを受注し、潜水艦6隻が当初の計画より20年長い2040年代まで就役すると発表した。
リチャード・マールズ副首相は発表の中で、「海軍を通常動力型から原子力潜水艦へと移行させる中で、優位性を維持するため、コリンズ級潜水艦6隻全艦の就役期間を延長することが極めて重要だ」と述べた。
本プログラムの実施にあたり、6隻の潜水艦は同省が「状態に基づく維持管理アプローチ」として、主要な兵器やシステムのアップグレードを継続しつつ、基本構成部品は維持・修復される。
各艦はLOTEプログラムに参加する際、個別に評価が行われ、推進システムなどどの構成部品を交換するか、あるいは維持するかが決定される。
プレスリリースによると、LOTEプログラムは同型艦の中で2番目に古い艦で、オーストラリア海軍潜水艦の中で最も多くの航海日数を誇る「HMASファーンコム」から開始される。
「HMASファーンコムの就役期間延長には、同艦の延長改修を最適化し、同型艦全体に必要な作業を決定するための詳細な技術評価期間も含まれる」と付け加えられた。
オーストラリアのコリンズ級潜水艦は1996年から2003年にかけて就役した。過去には老朽化や運用上の問題があったものの、近年は稼働率が向上しており、ここ数週間だけでは3隻が海上に展開している。そのうち2隻はオーストラリア沖、3隻目は東南アジアで活動中である。
AUKUSの「第1の柱」に基づき、オーストラリアは2030年代に米海軍のヴァージニア級潜水艦3隻を受け取り、原子力潜水艦の運用経験を蓄積した上で、2040年代から5隻の新造AUKUS級潜水艦の就役を開始する予定となっている。■
Australia kicks off $7.8 billion Collins-class submarine life extension
The program will keep the submarines in service to the 2040s, 20 years longer than originally planned.
By Mike Yeo on May 20, 2026 9:13 am