ステルス駆逐艦ズムウォルトが究極の姿で戻って来る(The National Interest)―折角の海上ステルス機能をもつ大型艦も3隻しかありません。冷戦後の米海軍の建造計画の混乱ぶりを象徴したような艦級ですね
。 米海軍は2027年か2028年までに、USSズムウォルトで極超音速ミサイルシステム「コンベンショナル・プロンプト・ストライク(CPS)」をテストする。ロッキード・マーティンが開発したCPSは、マッハ5で移動可能な極超音速ブースト・グライド・ミサイルで、1時間以内に全世界に精密打撃を与える - ズムウォルトへのCPS搭載には、155mm先進砲システムを取り外し、4基のミサイル発射管に換装する必要がある。CPSはヴァージニア級潜水艦にも搭載され、2028年度に試験が予定されている - この取り組みは、米中間のミサイル能力ギャップを埋めるのが目的だ 米 海軍は、USSズムウォルト駆逐艦でCPS(Conventional Prompt Strike)ミサイルシステムの試験を開始する意向を発表した。 テストは2027年か2028年に開始される予定である。 CPSの陸上試験が未完了で、ズムウォルトへのCPS搭載と試験が遅れている。 「ズムウォルトの最終的な統合のために必要なテストは、ズムウォルトが海中にあるかどうかに関係なく行われる」と海軍の戦略プログラム・ディレクターであるジョニー・ウルフ中将は語った。 CPSシステムの導入 コンベンショナル・プロンプト・ストライク(CPS)システムとは、開発元のロッキード・マーチンの言葉を借りれば、「より長い射程、より短い飛行時間、敵の防衛に対する高い生存性を提供する極超音速ブースト・グライド・ミサイルの開発・試験プログラム」である。 言い換えれば、CPSは高速ミサイルである。秒速約1マイル、マッハ5で飛行可能な極超音速兵器は、使用者の能力を大幅に増強することを約束する通常兵器である。具体的には、海軍はCPSによって、1時間以内に世界中のどこにでも、識別可能な精度で正確な兵器を届けることができるようになるはずだ。 これは画期的な能力だ。 ズムウォルトにCPSを搭載するためには、既存の155mm先進砲システムを取り外す必要がある。 撤去作業が進むと同時に、CPSのテストも行われる。 「実際の艦に搭載されるものとは別に、ペイロード・モジュラー・アダプターの試験と製造を行っています。ミサイルは非常に大きいため、いわゆる空中発射でなければならない。他のタイプのミサイルとは違う。 内部で点火したりはしない」。 ズムウォルトにはミサイル...