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スペインが13年ぶりにテロ襲撃の標的になったのはなぜか

こんな無茶苦茶な理屈はないですね。これでは未来永劫に子孫に罪があることになり、某半島部の国民の言い分と同じです。イスラム世界ではISISはじめテロリストとは無縁と主張しながら自浄努力が見られないのはどうしたことでしょう。犠牲者のご冥福を祈りましょう。 Why Spain has become a target for terrorists スペインがテロ襲撃に狙われた理由   Peter Farquhar , Business Insider Australia http://www.businessinsider.com/why-spain-has-become-a-target-for-terrorists-2017-8 バルセロナを襲った木曜日のテロ攻撃でスペインは13年不在だったイスラム過激派の襲撃の洗礼を受けた。 13名死亡100名超が負傷したヴァン暴走は旅行者にも人気の高い歩行者が多数集まるラスランブラス地区で発生。 身柄を拘束された二名とは別に逃走中の 運転者を警察が捜索中。 昨年からスペイン公安当局は市民を巻き込むところだった襲撃事件少なくとも三件を未然に防いでいる。 2016年11月、モロッコ人一名をマドリード近くで逮捕。「一匹狼」」型の襲撃を企んでいた。「切れ目なくインターネットでテロ行為をすると伝えていた」 2016年12月、テロリストの疑いで一名をスペイン北部で逮捕したが、タンクローリーを使いニース事件6名458名負傷((86名458名負傷)の模倣を企んでいた。 2017年5月、モロッコ人二名をマドリードで逮捕、タンクローリー襲撃を計画し、オンラインのテロリストネットワークの一部と判明。 スペインではイスラム原理主義者による襲撃は2004年3月が最後だった。同事件ではアルカイダ工作員がマドリードで通勤列車を爆破し191名を死亡させた。 その後スペインは公安警察や情報収集能力を増強しテロ活動やISIS関連ありとみられる千名を監視追跡している。 だがロンドン・タイムズが伝える情報分析専門家によればイスラム系住民の「統合が進んでいる」スペインはフランス事例と同様の規模の襲撃から免れていると見られていた。「フランスにあるような隔離地区がなく、イスラム系住民と統合が進んでおり、急

12月12日(月)のヘッドラインニュース

12月12日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 [進展中のニュース]東地中海でNATOがロシア潜水艦を追跡中 米P-8A含む哨戒機まで動員した大掛かりな対潜作戦が行われており、オスカー級一隻の所在を突き止めようとしている。もう一隻いる可能性もある。該当海域には仏海軍空母シャルル・ド・ゴールがあり、アイゼンハワーも付近を航行中。オスカー級は長距離ミサイルで空母を狙うことを目的にロシアは8隻を稼働中と言われる。 https://theaviationist.com/2016/12/09/nato-hunting-at-least-one-russian-navy-oscar-ii-class-submarine-that-is-chasing-aircraft-carriers-in-the-mediterranean-sea/ 北朝鮮の核戦力はどこまで整備されているか 北朝鮮の核弾頭小型化技術は進展しており、ミサイル搭載が可能な段階に入っているが、大気圏再投入技術がまだ実用化されていないとの評価 http://www.reuters.com/article/us-usa-northkorea-nuclear-idUSKBN13X2BQ トランプの国防産業への考え方① トランプ次期大統領は国防総省で契約関係に従事した人物を国防産業が雇用することを禁じる構想を発表。 http://www.defensenews.com/articles/trump-proposes-lifetime-ban-on-defense-firms-hiring-dod-contracting-officials トランプの国防産業への考え方② 選挙運動中はレーガン時代を彷彿とさせる軍拡を主張していたトランプが40億ドルの次期エアフォースワン事業を批判したことに当のボーイングはじめ防衛産業が一様に驚いているが、トランプの狙いは防衛産業そのものにメスを入れることにあるようだ。 http://www.dodbuzz.com/2016/12/06/air-force-one-trump-defense-spending/ フラン

ヘッドラインニュース12月6日

12月6日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 Su-33が着艦失敗し機体海没、地中海、ロシア空母 12月5日、地中海で作戦中のロシア空母アドミラル・クズネツォフでSu-33が着艦に失敗し、機体は海に没した。パイロットは射出脱出し無事回収された。原因は拘束ワイヤーが切断したことによる。以前にMiG-29KRでも同様に着艦失敗で機体喪失している。 https://sputniknews.com/military/201612051048173705-su-33-admiral-kuznetsov/ USSズムワルトがカリフォーニアへの回航を再開 主駆動軸の潤滑油の冷却装置が同艦を航行不能にした原因だった。海水が装置内に入ったことで故障したが、この現象は以前から報告があった。今回のパナマでの修理のため姉妹艦マイケル・マンソーから同型部品を慌てて空輸した。ズムワルトはサンディエゴに12月上旬に到着する。 http://www.defensenews.com/articles/destroyer-zumwalt-resumes-voyage-to-california 自殺車両攻撃に苦しむイラク陸軍のモスル奪回作戦 ISISが用いる車両搭載即席爆発物による自殺攻撃が深刻なためモスル奪回を狙うイラク地上部隊が苦境に陥る中、連合軍は同市につながる橋梁5箇所のうち4箇所を空爆で壊滅させ、ISISガチグリス川東岸への移動を困難にする策に出た。 http://www.janes.com/article/65923/coalition-takes-out-mosul-bridges-to-restrict-svbied-attacks 中国がDF-21ミサイル10発を同時に試射 トランプ次期大統領への力の示威なのか、中国が11月末に一斉発射下のは中距離弾道ミサイルDF-21でアジア太平洋地区の米軍基地を標的にすると新華社が説明する装備だった。専門家によれば今回発射されたのはDF-21Cで海上艦船を狙うDF-21Dはこの派生型。中国がミサイル発射を発表したタイミングはトランプがマティス退役海兵大将を次期国防長官に内定したと明らかにし

ISIS無人機を電子手段で飛行不能にした米空軍

なるほど現在の無人機が遠隔操縦方式なので途中の接続を遮断すれば無人機が使用不能となるわけですか。これは野戦装備ですが将来自律飛行可能な新世代無人機が登場したらどうなるのでしょうね。(本ブログではドローンという言葉は極力避けています。もともとヒラリー・クリントンが多用して広まった言葉なので。意味はわかりますね) Air Force Zaps ISIS Drone with Electronic Weapon バテル研究所のDroneDefenderは電波で無人機と操縦者の接続を中断させる (Photo courtesy Battelle) POSTED BY: ORIANA PAWLYK OCTOBER 24, 2016 http://www.defensetech.org/2016/10/24/air-force-zaps-isis-drone-with-electronic-weapon/ 米空軍がイスラム国の無人機を電子兵器で撃退したと空軍トップが明らかにした。 空軍長官デボラ・リー・ジェイムズは10月24日、空軍が小型武装無人機が過激派により飛行するのを「一二週間前に」探知したと述べている。 「現地の空軍部隊は小型無人機一機が飛行しているのを知り、極めて迅速にこれを激着いてしている。電子措置を使った」とジェイムズ長官は新アメリカ安全保障センター主催の会合で発言している。 「迅速に攻撃を加える方法の一例」と長官は述べたが、具体的にどんな手段を投入したかは述べていない。 同長官の発言は陸軍長官エリック・ファニングや海軍長官レイ・メイバスと並んでの場で出たもので軍が小型だが威力を発揮しそうな無人機への対応を迫られていることを浮き彫りにした形だ。 「現時点で最高の優先順位は中東で無人航空システムの存在が高まっており、安価でインターネット操縦が可能な装備がシリアやイラクで飛び回るようになり損害が発生しかねないことだ」(ジェイムズ長官) 「そのため知恵を合わせこの課題に迅速に対応し、撃退方法を考えているが、必ずしも新規装備の開発にならない」 ジェイムズ長官によればISISが既存無人機や模型飛行機に時限爆弾をつけた例外楽、シリアで見られるという。先週も米政府関係者が別の事案に触れ、これを

韓国へISISテロ攻撃の可能性浮上、警備体制を厳重にしています

不穏な情勢が韓国で何も発生しないことを祈るばかりです。 S. Korea beefs up security after Islamic State threatens US bases By Kim Gamel Stars and Stripes Published: June 20, 2016 http://www.stripes.com/news/s-korea-beefs-up-security-after-islamic-state-threatens-us-bases-1.415424 SEOUL, South Korea — 韓国政府は在韓米軍基地及び韓国一般市民がテロ攻撃を受ける脅威があるとし警備体制の強化を6月20日発表した。イスラム国に近い筋が韓国内の基地等を襲撃リストに載せているためと言われる。 懸念の浮上は週末のことでイスラム国が世界各国で合計77か所の米空軍、NATO軍基地の攻撃を想定し、韓国ではオサン、クンサンの両空軍基地がリストに入っていると韓国情報機関から発言があったためだ。また福祉機関に働く韓国人一名もリストにあると情報筋は述べている。 韓国は仇敵北朝鮮に加え新しい脅威が加わることになった。韓国・北朝鮮は1953年の休戦協定で戦闘は終わったものの戦争は終結しておらず、米軍はおよそ28,500名を韓国に駐留させている。 韓国国家情報院NISの発表では「韓国一般市民や国内の外国人がテロ攻撃対象になるのが現実味を帯びてきた」とある。 同機関が参照したのは今月初めにISIS寄りのハッカー集団ユナイテッド・サイバー・カリフェイトが公表したいわゆる殺人リストのことで、氏名、住所、電子メールアドレスおよそ8千名分を掲載している。リストではどういう基準で選ばれたのかは不明だ。 同グループは世界各地の米空軍基地の衛星写真も公表したが、同じ写真がグーグルアースで入手可能と6月8日に同リストの存在を報じた報道技術企業Vocativは指摘している。 NISによれば在韓米軍、韓国軍及び警察当局に警備を厳重にするよう伝え、言及のあった施設では警護を固めるよう要請した。 在韓米軍からは各施設の保安態勢を重視し朝鮮半島の安全に対し最大限の配慮をしているとの発表があった。 「警戒を

英空軍がリビアのISIS戦闘員の通信網に大規模電子攻撃を実施

The brand new RAF Rivet Joint aircraft “fried” Daesh communications with massive jamming attack in Libya May 19 2016 By David Cenciotti https://theaviationist.com/2016/05/19/the-brand-new-raf-rivet-joint-aircraft-fried-daesh-communications-with-massive-jamming-attack-in-libya/ RAF英空軍の「新品」のRC-135リベットジョイントでISISの通信がリビアで使用不能になった。 英特殊部隊が実施した「ブラック作戦」で地中海沿岸のダーイッシュ拠点スルトへ電子攻撃を加え、リビア国内のISIS通信網を停止させた。 このジャミング攻撃を行ったのはRAFのRC-135W「エアシーカー」で2011年に元米空軍のKC-135給油機を950百万ドルでL-3ISが改装した三機の一機だ。 機内の操作員は戦闘員が好んで使う周波数で高出力妨害電波を送り、ISISの交信を無効にした。同機がリビア沿岸沖合を飛行する間にHMSエンタープライズ艦内のGCHQ(政府通信本部、英国のSIGINT情報機関)所属サイバー戦チームが前週に行ったジャミングで判明したISIS指揮官間の通信内容を監視した。リビアには6千名のIS戦闘員がいるとみられる。 国防省筋はデイリーメイル紙にIS戦闘員が「状況が理解できず大変混乱し、こちらは周波数を四十分にわたり妨害し、性能の有効性を証明したが、結局IS側は状況を理解できないままだった」と語っている。 RC-135Wは情報収集機材として通常は通信傍受に当たり、各種アンテナやセンサーで敵の通信、送信を盗聴し、周波数を突き止め、軍事的価値のある拠点、移動拠点、対空ミサイル陣地を正確に把握することができる。同時にEW能力もあり、乗員は「ジャミング攻撃で敵に混乱を起こさせることはよくある」のだという。 リヴェットジョイントを運用するのは米国外では英国だけだ 改装対象の一号機ボーイングKC-135Rストラトタンカー (64-14833)

米サイバー軍はISISの指揮命令機能、財務機能をどう攻撃しているのか

ISIS向けサイバー作戦は相当の効果を出してきたようです。当然相手方も防衛対抗措置を取りますので、当面はいたちごっこでしょうか。でも資金源の遮断が効果を挙げれば活動も低調になっていくはずです。イスラムの教義でまとまった組織というよりも金銭でつながった利益集団と見るほうが正しいのかもしれません。 The Cyber Threat: Cybercom’s War on ISIS BY: Bill Gertz May 2, 2016 5:00 am http://freebeacon.com/national-security/cyber-threat-cybercoms-war-isis/ アシュトン・カーター国防長官と統合参謀本部議長ジョセフ・F・ダンフォードJr海兵隊大将 / AP       ペンタゴンが秘密のうちに実施中のイスラム国へのサイバー戦で追加情報が浮上した。 アシュ・カーター国防長官とジョセフ・ダンフォード統合参謀本部議長が米サイバー軍の作戦内容について質問を上院公聴会で28日受けた。 「目的はISILの指揮統制機能を妨害し、資金移動を妨害し、地元住民を恐怖で統治するのを妨害し、外部から戦闘員を募集するのを邪魔すること」とカーター長官は述べ「このすべてでサイバーを利用して実施中です」 ダンフォード議長からは「仮想隔離状態を作り出そうとしています」「地上作戦を補完し、特にISILが外部各地で展開を狙う作戦を対象にしています」と発言。 カーター長官は米国と有志連合軍の空爆作戦の裏でシリアとイラク国内でサイバー攻撃を行っていると述べた。「感触ですが直接の効果が生まれています。空爆と並行してインターネットを遮断しています」「近代戦では敵打破のために利用できる手段すべてを投入する必要があります」 二人とも作戦の詳細には触れなかったが、サイバー攻撃は1月に開始され秘密のベールに覆われたままだ。 バグダッドでは空軍少将ピーター・ガーステン(対ISIS軍事作戦および情報担当副司令官)が火曜日にサイバー作戦が「戦場に効果を」上げつつあると述べたが「詳細は最高度の機密情報だ」とした。「高度に調整された作戦であるとだけお伝えできます。デーシュへ照準を合わせており、損害を与える能力もこち

★ISIS戦闘員は月給50ドル! 空爆で財政ピンチだがまだ崩壊の兆しなし

ISIS internal docs show struggle to retain fighters, cut costs By Ryan Browne , CNN Updated 1340 GMT (2040 HKT) April 27, 2016 http://www.cnn.com/2016/04/26/politics/isis-documents/index.html ISISは資金、人員両面で不足に直面中と有志連合軍副司令官が26日明らかにした。 その裏付けが新たに入手したISIS内部文書だ。資金面では一部を性奴隷に使い、戦闘員には電力消費を節約し、公用車を私的に使わないよう求めている。人員面では士気が低下して、医師診断書で第一線勤務を回避する動きがある。 ピーター・E・ガーステン中将は記者会見でISISの財政と人員を狙う作戦で外国人戦闘員の数は一年前の毎月1,500名から2,000名入隊が今は毎月200名に低下したと明らかにした。 「戦闘員の消耗率が上がる一方、士気が低下しているのがわかります。給与支払いが難しくなっています。デーシュを抜ける動きが見られます」とISISの別名を口にした。 昨年10月から米国主導の有志連合軍はISISの石油施設や現金保管場所を集中的に攻撃し、ISISの財務力を低下させ3億ドルから8億ドルが消え、今後もさらにISISの財務力を標的にするとガーステン中将は述べた。 アイメン・アルタミミはワシントンに本部を置く中東フォーラムでジハード情報戦の研究員でISIS内部文書をこのたび入手した。「内部資料から圧力がじわじわと効いてきて内部の軍事、財政、行政機能が影響を受けていることがわかる」と記している。 アルタタミは各種文書をイスラム国の占拠地にいた元住民や活動家、ジャーナリストから入手した。文書の一部はISISから奪回した場所で発見された。 ISISの公式記録はテロ集団の組織面での最新状況を見せてくれる。 キャッシュフロー問題 ISIS戦闘員への給与支給方法が詳しくわかる。戦闘員に配偶者、子供、性奴隷がいる場合は別途手当が支給されている。 平均すると戦闘員は「毎月50ドルに加え、妻一人あたり50ドル、子供一人35ドル、性奴隷一人50ドルが

米情報機関トップの考える脅威対象の序列が興味深いものになっています。

情報機関トップ二人が現在の課題、状況を国民にも伝わる形で述べる、これが民主主義でしょう。また行数の多さ、位置関係からどの問題を深刻に考えているかがよくわかります。北朝鮮についてもミサイル開発そのものよりもWMDの海外販売を米上院議員は憂慮していることがわかりますね。また北朝鮮に比べるとイランのほうが相当たちが悪いことがわかります。 National Intelligence Director Clapper: ISIS ‘Most Significant’ Non-State Threat to U.S., Allies By: John Grady February 9, 2016 5:36 PM http://news.usni.org/2016/02/09/national-intelligence-director-clapper-isis-most-significant-non-state-threat-to-u-s-allies 国家情報局長ジェイムズ・クラッパーと国防情報局局長ヴィンセント・スチュワート海兵隊中将が上院軍事委員会で証言した。2016年2月9日C-SPAN Image 米国や同盟国にとって最大の非国家勢力の脅威は依然イスラム国だと国家情報長官が上院軍事委員会で述べ、イスラム国が引き続き外国人戦闘員の勧誘やリビアはじめとする各地で勢力を拡大していることを理由に挙げた。 イスラム国 イラク・シリアのイスラム国(ISISあるいはISIL)の脅威は「アルカイダを超えている」とジェイムズ・クラッパー長官は冒頭でまずこう述べた。 これは2017年度予算案関連で委員会が初めて開いた公聴会で直面する脅威内容や軍事対応について意見を聞いた。 国防情報局長官ヴィンセント・スチュワート海兵隊中将はこう発言している。「もしイスラム国に立ち向かっているスンニ派を支援しないと、この人たちは死に絶えてしまう」 中将はシーア派が独占しているバグダッド政権にスンニ派も加えるべきだと主張。さもないと各派は「旗色を伺うか最悪の選択」としてイスラム国との協調に向かうだろうとした。 中将とクラッパー長官はともにイラクでの進展に楽観的な見方を紹介したが、スチュワートはモスルの今年中の奪回には否定的だ。モスルは人口2

中東>シリア作戦で新局面に入った米軍の作戦状況

シリアでの状況が大きく変わりそうですね。米国が支援する「穏健な」反乱勢力がどこまで有効なのか試されますが。地上では現地部隊に戦わせ、米軍は航空支援を行い、もって米地上部隊の派兵を回避するというのが現政権の考え方ですが、有効であることを祈るばかりです。 U.S. expands potential targets in Syria By Andrew Tilghman, Staff writer 4:49 p.m. EDT August 3, 2015 (Photo: MC3 Anna Van Nuys/Navy) http://www.militarytimes.com/story/military/pentagon/2015/08/03/us-air-strikes--syria/31069911/ 米軍はシリア国内の爆撃を拡大し、アルカイダと連携するアル・ヌスラほか アサド政権支持派も攻撃対象に含めるとペンタゴンが発表した。 拡大は米国公約の穏健派シリア反乱勢力支援の一環で、米国は穏健派に訓練、機材供与を行っており、訓練を受けた穏健派がシリアの戦闘区域に復帰している。 「これらの一派は米国と共同し、米国の訓練を受けており、米国は防御的支援を提供する」とペンタゴン報道官ジェフ・デイヴィス大佐が3日明らかにした。 シリア空爆を米国が開始して一年、米軍は初めて地上に友軍を得た。新シリア軍New Syrian Forces の名称でおよそ60名がIS戦闘分子との戦いに入ると期待されている。米軍は近接空中支援で新シリア軍の攻勢を助ける。 シリア内戦は複雑な様相を示し、アメリカの支援を受けた反乱分子が他集団の攻撃を受ける可能性は高い。とくに アル・ヌスラあるいはアサド政権が危惧される。もしこの事態が発生すれば、米軍は「防御的火力支援」を提供すると約束しているとデイヴィスは言う。 「防御的目的に限り、米軍は対象を他の脅威から守ります」とし、「集団間の抗争状態は承知しており、必要な手段で該当部隊が目的を実行できるよう手配します」 新方針が先週金曜日に早速試された。新シリア軍がアルヌスラ戦線と思われる集団から攻撃を浴びたのだ。NSFは米軍への連絡手段で空爆を要請した。承認され、実施されたとデイヴィスは言う。 空