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11月, 2015の投稿を表示しています

感謝祭に各地展開中の将兵へ感謝の念を素直に伝えられるアメリカ人の価値観

感謝祭というのは日本人にはいまひとつわかりにくい祭日ですが、以下のエッセイはアメリカ人の基本的価値観を理解するのに最適だと思います。わが国にもジブチやPKO活動で遠く離れた地点で任務につく自衛官の皆さんいるのですが、社会としてあまりにも冷淡な取り扱いをしていませんかね。テロとの戦いはおそらく終わらないので日本人も考え方をそろそろ変えていいのではないでしょうか。それにしてもグローバルな視点をもつ米国人に対してわれわれの見方はあまりにも偏狭ではないでしょうか。 Too Much To Be Thankful For By Sydney J. Freedberg Jr. on November 25, 2015 at 11:20 AM http://breakingdefense.com/2015/11/too-much-to-be-thankful-for/ アフガニスタン・パキカで感謝祭当日でも監視の目を怠らない陸軍兵士。 . 圧倒的多数の国民がこれだけ少数のものに感謝する事態がこれだけ長く続いた事例はない。アメリカは14年間2月14日にわたり戦争状態にある。各軍将兵は戦闘終結の兆しは見えないまま感謝祭の特別食を故郷から遠く離れた砂塵まみれた前線拠点で口にしている。 各自の尽力と犠牲に感謝する。感謝の対象となる尽力や犠牲が必要なかったらよかったのだが。 カブール南方の監視哨で間に合わせの感謝祭食事をとる173空挺旅団の兵員。2012年。 確かに米軍将兵は大規模地上戦には投入されていないが、一度は事態が安定したように見えたイラクに戻っており、アフガニスタンからも完全撤退したわけではなく、ここは米史上最長の戦闘になりそうで撤収は先が見えない。空軍と特殊部隊はシリアで戦闘中だ。マリのホテル占拠事件では二名の軍人がたまたま居合わせ人質救出を助けた。休暇中の別の二名は民間人友人とともにフランスでテロリストの列車襲撃事件を止めている。われわれはすべての関係者に感謝し祈りをささげる。 さらに実際の戦闘場面以外にも軍の活動は広がっている。米軍がNATO加盟国を支援することでロシアがヨーロッパで強攻策に出ない抑止力になっていることへ感謝。USSラッセン乗組員には中国の南シナ海領有権主張にこの三年間で初めて真正面から挑戦して

★進化し続けるイージス、ルーマニアのイージスアショア稼動開始近づく、ベースライン9、各国の動向

カタカナ表記が嫌いなためこれまで陸上イージスなどとお伝えしてきましたが、今回からイージスアショアと記すことにします。イージスはどんどん進化してきているのですね。それにしても日本がミサイル防衛の最前線基地になっていることはわれわれも改めて認識しないといけません。 Aegis Ashore in Romania Set For Dec. 31 Lightoff; BMD, SM-6 Nearing Full Fielding By: Megan Eckstein November 27, 2015 7:35 AM                         http://news.usni.org/2015/11/27/aegis-ashore-in-romania-set-for-dec-31-lightoff-bmd-sm-6-nearing-full-fielding                                     レイセオン製SM-6の米海軍イージス艦からの発射テスト。 US Navy Photo . イージス戦闘システム事業に重要な転換点が訪れそうだ。初の陸上配備イージスアショアの稼動開始、ベースライン9の配備開始、海外向け有償軍事援助(FMS)が数件進行中だ。 イージスアショア初の設置はルーマニアで12月31日に電源を入れると統合戦闘システムズを統括するジョン・ヒル海軍少将はUSNI Newsに11月24日述べた。 ヒル少将によれば同イージスシステムは認証ずみで実弾装てんの準備ができた。 「艦艇と同じ扱いをしている」と同少将は述べた。陸上設置工事はすでに検査試行が終わっており、残る機械類用スペースも完成しているという。最終検査終了後にいよいよ施設が稼動開始となる。またミサイル防衛庁が技術能力宣言(TCD)を行う予定で、これは初期作戦能力獲得(IOC)と同等とヒルは説明した。 これとは別にイージスシステム全体があたらしい段階に移行する。ペースライン9の配備が始まるためだ。ベースライン9には統合防空・ミサイル迎撃 Integrated Air and Missile Defense (IAMD) 能力が加わり、弾道ミサイル迎撃と対空戦を同時に行うことが可能となり、

★米海軍>P-8のアジア太平洋配備を増強

米海軍では着実にP-3Cの退役が進んでいます。かつ、アジア太平洋重視の一環で相当の機材増強になりそうです。以下はその現況を伝えるものです。ご参考まで More P-8As Coming To Asia-Pacific Nov 18, 2015  Michael Fabey | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/more-p-8as-coming-asia-pacific アジア太平洋に展開する第72任務部隊の機材にP-8Aポセイドンが今後数ヶ月で追加される。新型対潜哨戒・情報収集機としての同機の役割が一層増すことになる。 「機数そのものは海軍上層部が決定する」とリチャード・プレスト大佐は Aviation Week に語った。「半年ごとに割当機数が変わる。現在はP-3からP-8Aへの機種変更が進行中だ」 通常なら第7艦隊には13機ないし16機のP-8AあるいはP-3が配備される。アジア太平洋への再配置に伴い海軍はP-8Aをより多く配備する傾向にあり、海洋哨戒・偵察能力が大幅に向上している。 先回の展開日程が実施冴えたのは数ヶ月前だが、アジア太平洋ではわずかに機数合計が減少したとプレスト大佐は認めた。 「次のサイクルは来春です」「機数は増えるでしょうが大事なのは性能であり、機数ではありません」 最終的な機材配備規模は予測しにくい。 「最終機数は域内の運用要求から決定すべきものです。たえず見直しをかけており、P-8の機数が増える中で修正しています。一方でP-3の退役が進んでいます。P-3は数十年に渡り主力機でしたが、P-8は海上哨戒、偵察それぞれで高性能を発揮できます。乗員の実績には高いものがあり、もっと期待できるものがあります」 広大な第7艦隊責任海域での哨戒飛行は広範囲に及ぶ。北はオホーツク海からインド洋まで、南はオーストラリアまでカバーしていると言う。 「ミッションは一回8時間から12時間までですが、必要なら待機させて延長します。非常に動的で興奮を呼ぶ展開です」 海軍の情報収集フライト任務は域内の潜水艦作戦を主眼におくが、P-8Aは対潜戦の中心的存在であり、情報収集・監視・偵察フライトがこ

★★A-10>ISIS空爆作戦の成功で退役予定は先送りになるのか

A-10 Takes Out ISIS Oil Tankers in Latest Battlefield Success By Brendan McGarry | Monday, November 16th, 2015 6:51 pm http://www.dodbuzz.com/2015/11/16/a-10-takes-out-isis-oil-tankers-in-latest-battlefield-success/feed/ A-10攻撃機はISISの地上目標を着実に破壊している。 低速低空飛行可能な近接航空支援機サンダーボルトII、ニックネーム ワートホグはAC-130ガンシップとペアを組みシリアでISISが奪取した石油タンカー車両の一隊を破壊している。以下リチャード・シスクが伝えている。… 「パリテロ事件後の米軍の空爆の第一波としてA-10サンダーボルト編隊とAC-130が共同してシリア国内で100両以上のISIS石油ローリートラックを掃射した。これはテロリスト集団の資金源を締め上げる作戦とペンタゴンが23日発表した。… 石油輸送車両への攻撃とともに空母の投入で米軍は空爆強化を明確に示した。一方で同盟国との情報共有はパリ襲撃事件以来強化されている。ただしオバマ大統領は戦略そのものに変更はないとしている。 「ISILはイラク、シリア国民から石油を盗みとっている」と、一日百万ドル相当だという財務省試算を海軍大佐ジェフ・デイヴィスが紹介した。ISISが実効支配する石油関連施設および供給ネットワークを攻撃することで「テロ活動の資金源を分断している、と述べた。 冷戦時代のガンシップが戦場で今でも有効性を証明していることで、空軍が同機退役の動きを止めたのは驚くべきことではない。空軍は同機の完全退役を「数年間」遅らせる方策を探るだろう。 「ハーバート・『ホーク』・カーライル大将、航空戦闘軍団司令官、はF-35ライトニングIIの生産が伸びないことに加えA-10への需要が増えていることから、A-10は当初予定より長く供用されることになろうと語った。 「退役予定を先送りすることになるのではないか」と同大将は防衛関連記者との朝食会で24日話している。「最終的には機体を第一線から退ける日がくる。だが今の段

★中国がジブチに軍事拠点を構築する

ジブチに自衛隊の基地があることは案外知られていない気がします。対テロ、海賊対策は相当期間続くはずなのでP-3C用のハンガーなどを構築したのですが、中国も同国に施設を作る動きを示してきました。ジブチというのは懐が深い国なのか、海外勢力の拠点づくりをむしろ歓迎しているようですね。 U.S. AFRICOM Commander Confirms Chinese Logistics Base in Djibouti By: Sam LaGrone November 25, 2015 3:25 PM http://news.usni.org/2015/11/25/u-s-africom-commander-confirms-chinese-logistics-base-in-djibouti 米アフリカ司令部トップが中国が前線軍事基地をジブチで建設中と認めた。完成すれば、フランス、日本、米国に加わる。米陸軍デイヴィッド・ロドリゲス大将は中国が前線兵站ハブ施設をヨーロッパと南東アジアを結ぶ活発な国際航路に臨む同国内地点に建設中であると報道陣に語った。 「完成すれば中国基地としてアフリカ初となる」と述べたと The Hill newspaper  が伝えている。 同大将によれば中国はジブチ政府から10年間有効の租借権を得て、施設構築をはじめたが詳細は不明だ。 数ヶ月に渡り中国がアフリカにおける拠点を求めているとの報道が続いていた。 イスマイル・オマー・グェレ大統領President Ismaïl Omar Guellehも中国が他国に続き、同国内に軍事プレゼンスを置きたい意向を示してきたと今年早々に紹介している。 「フランスは相当前から駐留しており、アメリカもジブチの地理的条件が対テロ作戦実施にかなっていると理解している」と大統領はAFP通信に語っている。「日本も海賊対策の拠点を求め、今度は中国が自国権益の保護を求めてきたが、すべて歓迎する」 人民解放軍海軍(PLAN)はソマリア沖で海賊対策国際パトロールに参画中だ。 「ジブチはPLANがこの数年実施しているアフリカの角沖合での海賊対策で重要な要で、中国海軍艦艇は2008年以来ジブチ・オボックObock港

★Su-24撃墜事件は今後どんな影響を与えるのか

今回の撃墜はトルコとしては忍耐を試された格好ですが、NATO軍という文脈で見ないと事実が見えなくなりますね。禍を持って福となるのか、それともロシアが突っぱねるのか、この数日が注目でしょう。陸上選手のドーピング問題でもロシアは当初西側の勝手な理屈だと反発していましたし、エジプトでのロシア旅客機墜落事件でも西側による爆弾テロ説を露骨に退けていましたが、結果は皆さんご承知のとおりです。 Analysis: Implications of Turkish Shoot Down of Russian Warplane By: Cmdr. Daniel Dolan, USN (Retired) November 24, 2015 2:19 PM • Updated: November 24, 2015 3:08 PM http://news.usni.org/2015/11/24/analysis-implications-of-turkish-shoot-down-of-russian-warplane トルコ空軍により撃墜されたロシアのSu-24フェンサー。Nov. 24, 2015. シリア国内の戦闘が24日火曜日新しい曲面に入った。トルコ空軍ロッキード・マーティンF-16 がロシア空軍スホイSu-24フェンサー戦闘爆撃機一機を撃墜したとの報道が入ったためだ。フェンサーは搭載能力が高く、友邦関係にあるバシャ・アルーアサド政権の支援にロシア軍は好んで投入している。同機は撃墜前にトルコ国境付近の目標を爆撃していたと伝えられている。 少なくとも3つの点は確実だ。問題のフェンサーは少なくとも10回にわたりトルコ航空管制官から同国空域を退去するよう警告を受けている。トルコ側はばレーダー画面を公表し、同機がトルコ領空に侵入していた証拠を見せる用意があるという。またロシア機はシリア国内のラタキア地方の北東部トルクメン居住地を攻撃していた。 ロシアとトルコは緊張を高めていた。先月はトルコ空軍F-16がロシアのMiG-29戦闘機をインターセプトしている。同機はトルコ領空に侵入していた。また先週もBBC報道によればトルコ外務省がロシア大使を呼び、ロシア

★航空自衛隊>グローバルホーク3機を導入へ

当ブログでグローバルホーク導入の動きをはじめてお伝えしたのが2010年9月のことでしたから随分と時間がかかったことになります。実機の納入はこれからですが、自衛隊にも本格的なRPV(UAS)運用の時代がやってくることになりますね。南シナ海の動向を見ると本当はMQ-4トライトンのほうが使い勝手がいい気がするのですが、別途海上自衛隊が検討する日がくるのでしょうか。一方、中国は神経を尖らせるでしょうね。 US Approves $1.2B Global Hawk Sale to Japan By Lara Seligman  4:20 p.m. EST November 23, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense-news/2015/11/23/us-approves-12b-global-hawk-sale-japan/76256262/ WASHINGTON -- 米国務省はノースロップ・グラマンRQ-4グローバルホーク無人偵察システムズ合計3機の対日販売を認可した。国防安全保障協力庁(DSCA)が議会に11月19日付で通告していた。 対象はブロック30の機材で高性能統合センサー装置3基および航法システム16基を含み総額は12億ドル。 日本は監視偵察機材の拡充を図ってきた。とくに中国の動きに神経を尖らせている。防衛省はボーイングV-22オスプレイ、ノースロップのE-2Dホークアイとともにグローバルホークの導入を2014年に決めていた。 日本はジェネラルアトミックスのガーディアンERを退け、グローバルホークを航空自衛隊に導入する。 「今回提示のRQ-4販売事案は日本の情報収集・監視・偵察能力を大幅に拡充し、域内の脅威を継続して監視し、対策を打つことを日本に可能とする」とDSCA声明文が述べている。「航空自演隊は同機編入を容易に行うこ能力を有する」 DSCA声明文は同機販売で日米の同盟関係がさらに強化され、中国の南シナ海進出で緊張が高まる中で対応に道を開くと表現。 「今回の販売は米国の外交政策、安全保障にも資するの。日本は東アジア有数の政治経済大国であり、西太平洋も含め米国の主要パートナーとして域内の平和と安定に重要な役割を果す」■

★Su-35を導入する中国が最新技術をコピーする可能性

石油価格の低迷で経済が苦しいロシアとしては軍事装備ぐらいしか輸出品がないので、中国向けのスホイ輸出はなんとしても実現したいのでしょう。背に腹は代えられないとはいえ、わずか24機だけの輸出はどう見ても胡散臭く、これまでの苦い経験から今回の最新鋭Su-35には安易なコピーを防ぐ工夫があるのではないでしょうか。日本にも火の粉がかかりそうな案件で目をそらしているわけにはいきませんね。 Russia-China Su-35 Deal Raises Reverse Engineering Issue By Wendell Minnick  8:12 p.m. EST November 20, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/strike/2015/11/20/russia-china-su-35-deal-raises-reverse-engineering-issue/76102226/ (Photo: United Aircraft Corp.) ロシア製Su-35多任務戦闘機の初の輸出先は中国となったが、中国が同機技術をリバースエンジニアリングするのではとの懸念が出ている。前例があるためだ。 商談は20億ドルで24機売却でまとまったとロシア日刊紙コメルサントおよびTASS通信が伝えている。 中国は2006年から同機に関心を示してきたが、2012年珠海航空ショーで導入を真剣に考えているとロシア側が理解した。Su-35は2014年珠海ショーに展示され、契約成立は時間の問題と言われてきた。 中国は商談成立を確認していないが、政府系メディアの環球時報が契約調印を重要な一歩とみる中国航空軍事専門家の見解を紹介している。 実は中国向け機体の製作は正式契約調印前から始まっていると明かすのは中国軍事関係の専門家ワシリー・カシン(戦略技術分析センター)だ。 「引き渡しは来年遅くにはじまり、最終号機は2018年あるいは2017年遅くには納入されるだろう」とカシンは言う。契約は技術移転は含まないが、ロシア側は「中国製コックピット装備」の一部使用を認めているという。 しかし24機しか調達しないことが逆に中国がリバースエンジニアリングで同機をコピーする

速報>マリのホテル奪回作戦成功の背後に米軍特殊作戦要員

今回のホテル占拠事件は日本から見るとあっという間に解決した感がありますが、背後には着実に能力を向上させているアフリカ各国の治安維持の体制があるのですね。さらにそれを支える西側の努力があるわけです。こうなると貧困、無秩序といったネガティブなアフリカ観を変えていかないといけませんね。 US Special Operators Helped Mali Hotel Rescue: AFRICOM By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on November 20, 2015 at 12:02 PM http://breakingdefense.com/2015/11/us-special-operators-helped-mali-hotel-rescue-africom/ マリ警察官を指導する米海軍水兵 WASHINGTON: マリ共和国バマコでホテル利用客の人質奪回作戦が今朝実施されたが、米特殊作戦要員2名が参加していたと米アフリカ軍団司令部報道官マーク・チーディー大佐が明らかにした。両名はマリで軍事顧問として先に入国していたので迅速に現地部隊の支援に回れた。奪回作戦を実施したのはマリ部隊だが、上記米側要員は少なくとも六名のアメリカ市民をテロリストが占拠したホテルから安全地点まで誘導する際に体を張って支援をしている。 「両名はドアを蹴り開けたわけではない」とチーディー大佐は強調している。「アメリカ市民の搬送を助けているが、全員がホテル外に出た段階でマリの特殊作戦部隊に助言を与えている。今回の功績はマリ特殊作戦部隊に与えられるべきだ」 米軍関係者はテロリスト集団に発砲しておらず、逆に銃撃を受けたわけでもない。世界各地で米軍は現地同盟国側に実際の作戦実施を任せるのが通例で今回はマリがドアを破ったわけだ。米軍は戦術上の助言や支援を提供し、無人機を飛ばすこともある。この作業分担が崩れて米軍人が発砲すればジョシュア・ホイーラー曹長がイラクでクルド人救難中に命を落としたような悲劇が発生しかねない。 ともすれば米軍による中東空爆や中国が一方的に主張する海域に艦船を派遣した事例が世間の関心を集めがちだが、オバマ政権は小規模かつ非暴力の支援を現地側に提供する策にこだわっている。この方法に先鞭をつけたのは陸軍特殊作戦部隊だが、いまや陸

★★米空軍>F-15、F-16の新規生産案を検討中か

これもF-35調達による戦力構成のひずみを是正する動きなのでしょうか。日本にとっても参考になりそうな動きですね。F-15やF-16が新規生産機体としてもはたしていつまで頼れる戦力なのかわかりませんが。 U.S. Considers Up To 72 New F-15s Or F-16s Nov 19, 2015 Bill Sweetman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/us-considers-72-new-f-15s-or-f-16s LONDON — 米空軍は ボーイング F-15、 ロッキード・マーティン F-16、またはボーイングF/A-18E/Fのいずれか新造72機の調達に乗り出す構えだ。これはF-35共用打撃戦闘機が予算問題のため予定通りの生産が確保できないためと空軍上層部ならびに業界関係者が当地で開催中のDefense IQ International Fighter Conference席上で述べた。 F-15とF-16は2045年まで現役に残る見込みだが、その時点で完全新型機が登場しているはずで、F-16でもAESAレーダー他を搭載する近代化改修案が復活しつつある。 会議では講演者の氏名等は明かさないチャタムハウスルールが適用された。 米空軍はF-35が量産体制に入る直後で「年間48機の調達を何とか実現しようとしている」と空軍高官が述べた。計画では2020年に60機、その後80機と年間調達数を増やす。そのためF-15やF-16の就役期間は延長され、2020年代末の時点でもF-35やF-22より合計機数で上回る。 そこで空軍の構想は三部構成の戦闘機部隊にすることだ。300機のF-16と一部のF-15に近代化を施し、「ハイエンド戦闘でF-35とF-22を補助する」一方で、それ以外の機体はローエンド作戦に投入する。これ以外に72機(戦闘航空団の規模)を調達し、戦力を維持しつつ新型性能を備えた機体を導入する。ただし、「検討したところ、実施するとF-35をまとめて調達するより高くつくとわかった」と上記高官は述べており、まだ最終決定ではないようだ。 業界関係者も空軍からF-15新造機の価格