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米海兵隊が空母艦載F-35Cの購入を増やし、B型調達を減らす方針を示す(Defense One)―B型削減分はC型調達追加に回し、ロッキードを心配させない配慮なのでしょうか。

  海兵隊の新航空計画ではUAVの購入計画が拡大しないことに疑問の声が出ている 米 海兵隊の新しい航空戦力計画では、空母搭載型のF-35C調達を倍増し、短距離離陸垂直着陸型のF-35Bの購入を縮小する。  月曜日に発表された2025年海兵隊航空計画によると、海兵隊のF-35購入総数420機は変わらないが、F-35Bは353機の予定が280機へ、F-35Cは67機の予定から140機を購入する。これは、海兵隊がF-35Bを12個飛行隊、F-35Cを8個飛行隊配備することを意味する。注目すべきは、この計画ではF-35飛行隊の規模も10機から12機に拡大していることだ。   ロッキード・マーチン は声明で「当社は、世界最先端の航空機で重要任務を遂行するのに最適なF-35の機種構成を調整するという米海兵隊の決定を支持する」と述べた。  フォーキャスト・インターナショナルの軍事航空宇宙アナリスト、ジョン・ヘムラーは、F-35Cを追加購入する決定は、「空母艦載機による作戦をより優先させる」こと、そしてインド太平洋地域の各国部隊との統合を迅速に進めたいという願望を示唆している、と語った。  しかし、戦略国際問題研究センターの上級顧問マーク・カンシアンは、この計画には驚クべき点があると語った。F-35のコストと脆弱性から、フォース・デザイン2030にはふさわしくないとデビッド・バーガー前司令官が示唆していたにもかかわらず、計画でF-35の購入全体の削減を要求していない点だと言う。  この計画には、無人航空機の購入計画の拡大も欠けている、とカンシアンは言う。 「一時期、海兵隊は航空機の40%を無人機にすると言っていた。 陸軍が約200機、空軍が約250機のMQ-9を保有しているのに対し、海兵隊は18機しか保有していない」と指摘する。  この文書は、海兵隊が3年ぶりに航空計画を公に更新したもので、「プロジェクト・イーグル」と呼ばれる取り組み、つまり今後15年間の海兵隊航空に関する「戦略的道筋」を詳述したものだ。  「プロジェクト・イーグル戦略は、海兵隊が信頼し、頼りにする航空能力の維持と強化に重点を置くことを必要とする、海兵隊航空の将来の道を示すものである。 ブラッドフォード・ゲーリング中将(航空担当)は文書の中で、「複数のプラットフォームが移行する中、戦闘指揮官が必要とする持続...

超音速飛行に制限がついたF-35C....問題の山はいつ解決される?

ひとつひとつ問題を解決しているようですが、それだけF-35では各種の問題が発生しているのでしょう。しかし、同機はこうして実戦で本来の性能を発揮できるようになればいいのですが....   攻撃戦闘飛行隊VFA101所属のF-35CライトニングIIの初号機がエグリン空軍基地を離陸している。設計上の問題のため海軍、海兵隊のF-35で超音速飛行に制限がついている。 (Samuel King Jr./U.S. Air Force) F -35で超音速飛行を続けると機体後部に破損が発生するリスクがあるが、運用面の条件変更で対応可能だとF-35共同事業室(JPO)がDefense Newsに伝えてきた。 この欠陥はDefense Newsが2019年に初めて報じ、米海軍・海兵隊仕様のF-35が高高度で超音速飛行すると機体構造の損傷あるいはステルス性の喪失につながるというものだ。 この問題のため海軍のF-35Cは超音速迎撃が実施できなくなる。 「この問題は2019年12月17日時点で特に対応不要かつ米軍での供用で発生していないと判明」とF-35JPOの回答文書にある。「欠陥報告は『修正作業不要』と分類され、複雑な作業による費用増加を正当化するだけの内容ではないと判断した」「解決しようとすると素材表面の塗装が長時間の飛行に耐えられるのか、同時に制御面の重量増ほか要求水準に合致するかの長期にわたる開発、飛行テストが必要となる」 空母運用仕様のC型、短距離離陸垂直着陸のB型で修正せずミッションは実施可能とJPOは述べた。 高速飛行を継続した場合に発生する可能性がある損傷のためF-35の機体以外に低視認性用の塗装に影響が出るだけでなく、機体背面の各種アンテナも損傷に弱いとDefense Newsが独自入手した文書に記述がある。 JPOではB型、C型の問題をそれぞれカテゴリー1の欠陥と分類し、重要ミッションの実施で障害になりうるとしている。カテゴリー1とは深刻度が最大の欠陥を意味する。 配備済みの機体で超音速飛行を続けて障害が発生すれば深刻だが、実はF-35では超音速飛行の頻度は低い。 F-22で超音速飛行は普通だが、F-35の超音速飛行は「緊急時対策」と、ハドソン研究所のブライアン・クラーク(退役海軍士官)は述べている。「超音速飛...

いずもを正規空母に改装しF-35C運用を可能にしたらどうなるか大胆に想像

海上自衛隊艦艇は数隻ずつ建造され、確実に進化させており、いずも級のあとに本格的空母が建造されると見る向きも多いと思います。その中でいずもを正規空母にしたらどうなるか、というのが今回の大胆な記事の趣旨です。が、3万トン弱の艦容では意味のある機材運用は無理では。やはり次世代の大型「空母」を最初から建造するのを待つべきなのでしょうか。 これがリークされたいずも改装案のスライドの一部のようです。 日 本のいずも級「ヘリコプター駆逐艦」2隻はヘリコプター空母から小型航空母艦に改装され、スキージャンプ方式飛行甲板でF-35を運用するはずだ。 では、いずも級をカタパルト式空母にしたらどうなるか 。 国防関係のウェブサイトに1枚の写真が掲載された。明らかにリークのパワーポイントスライドでいずもが小型正規空母としてF-35Cをカタパルトで運用する姿となっている。 興味をそそられるのはスライド下部に ジェネラルアトミックス・エレクトロマグネティックス の社名がついていることだ。リーパー、プレデター無人機のメーカーとして有名なジェネラルアトミックスは電磁航空機発艦システム(EMALS)や高性能拘束装置(AAG)のメーカーでもあり、EMALS、AAGは従来の蒸気カタパルトや拘束装置に代わり新型フォード級空母に採用されている。 スライドに詳細情報はない。(ジェネラルアトミックスにNational Interestが照会したが現時点で無回答)だが上部には「JMSDF(海上自衛隊)の航空機:E-2C/E-2Dホークアイ、F-35CライトニングII、H-60シーホーク、V-22オスプレイ、その他?」の表記がある。改装後のいずもの上面図・側面図は空母らしくなり、F-35の二機が前方でカタパルト発艦に備え、その他7機のF-35、E-2一機が駐機し、ヘリコプターがブリッジ近くに、さらにV-22らしき機材が後部に見える。 いずも、かがの2艦は異色の艦艇だ。スキージャンプではなく全通型の飛行甲板を備え、短距離離陸機の運用ができない。だがカタパルト、拘束装置も搭載せず、通常型艦載機の発艦着艦にも対応できない。 ただし、F-35Cとカタパルトでいずもが劇的に変わるというのは決して誇張ではない。F-35Bは短距離離陸垂直着陸(STOVL...

米海軍空母でF-35C運用ができない...とはどういうことなのか

コメントは下にあります。 Nimitz and Ford Carriers Need Upgrades to Deploy With F-35Cs ニミッツ級フォード級空母にはF-35C供用に改修が必要 By: Ben Werner June 6, 2019 3:37 PM • Updated: June 7, 2019 6:09 AM https://news.usni.org/2019/06/06/nimitz-and-ford-carriers-need-upgrades-to-deploy-with-f-35cs An F-35C Lightning II assigned to Strike Fighter Squadron (VFA) 101 is positioned on the bow catapults of the Nimitz-Class aircraft carrier USS Abraham Lincoln (CVN-72) March 17, 2018, in the Atlantic Ocean. US Navy photo . 現 時点でF-35CライトニングII供用打撃戦闘機の運用が可能な米海軍空母は1隻しかないとUSNI Newsが6月6日に報じている。 今週はじめに議会が海軍へ不満を表明した。フォード級空母をF-35Cの運用体制がないまま受領し2020年度国防予算認可法の成立を期待しているからだ。F-35C運用可能な艦はニミッツ級空母USSエイブラハム・リンカン(CVN-72)のみだ。 「ニミッツ級、フォード級の空母はもともとF-35C運用に対応した設計なのですがF-35の性能をフルに引き出すためには艦内に専用区画を設けたり強力なジェット排気を偏向させるなど改修が必要なのです」と海軍報道官ダニエル・ヘルナンデス大佐がUSNI Newsに伝えてきた。 現状でも各空母でF-35Cの離着艦は可能だが機体を艦内で長期運用する設備が未整備のままといことである。 「F-35C用にCVN-78、CVN-79の改装が引き渡し後の整備時に予定されているが実施時期はF-35Cの第一線就役時より前となる」とヘルナンデス大佐は述べている。「CVN-78、CVN-79では予算サイクルで盛...

★海軍、海兵隊のF-35稼働率が異常に低い状況をどう見るべきか

コメントは下にあります。 The Navy's "Operational" F-35C Is Fully Mission Capable Less Than Five Percent Of The Time 米海軍の「作戦用」F-35Cで任務を完全実施可能な機材は5パーセント以下 A stunning deficiency in readiness rates for Navy and Marine F-35s calls into question whether the stealth jets can fight a prolonged conflict. 海軍、海兵隊のF-35稼働率が驚くほど低く長期戦に耐えられるのか疑問 BY JOSEPH TREVITHICK MARCH 20, 2019 THE WAR ZONE https://www.thedrive.com/the-war-zone/27047/the-navys-operational-f-35c-is-fully-mission-capable-less-than-five-percent-of-time 33RD FIGHTER WING/PUBLIC AFFAIRS—PUBLIC DOMAIN 新 しく入手したデータで任意の時間に戦闘投入可能な機材は海兵隊F-35Bで15パーセント、海軍F-35Cではわずか2パーセントと判明した。これは平均値であり、少なくとも二年間の実績をもとにしている。各軍で即応体制が問題となっており、2019会計年度末までに80パーセントとする目標の達成が困難になっている。 Project on Government Oversight (POGO)からF-35B、Cのミッション実施率データが2019年3月19日に公表された。元データは海軍航空システムズ本部(NAVAIR)が2016年10月から2018年12月に集計したもの。海軍がF-35Cの初期作戦能力獲得を宣言したばかりで、最初の戦闘部隊は2019年2月に編成されている。海兵隊はF-35BのIOCを2015年7月に宣言済みで、海兵隊戦闘攻撃飛行隊211(VMFA-211)がアフリカの角及び中東地区への投入を終えアフガニスタン、...