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F/A-18生産の最終予定が決まった

Breaking Defense 記事からのご紹介です 。 知財問題はF-35が発端ではないでしょうか。 ロッキードが権利をもったままではずっと同社の言い値のままですから、 軍が管理すべきというものですが、論理的には無理がある主張に思えます。 とはいえ、ホーネットからスーパーホーネットへ移行し、従来の戦闘機、攻撃機 、給油機を統合した何でも屋さんのF-18の生産がいよいよ終了することになります。 An F/A-18 Super Hornet assigned to the “Tomcatters” of Strike Fighter Squadron 31 launches from the flight deck of the Nimitz-class aircraft carrier USS Theodore Roosevelt. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Jonathan Snyder/Released) 2027年にスーパーホーネット・ラインを閉鎖へ: ボーイング副社長 直 近の米海軍の契約により、ボーイングF/A-18スーパーホーネットの生産寿命はあと2、3年延びたが、追加顧客を見つけることができなかったため、航空宇宙大手は2027年以降、レガシー戦闘機の生産ラインを閉める予定だとボーイング幹部が本誌に語った。  ボーイングの戦闘機担当副社長マーク・シアーズMark Searsはインタビューで、「これまで国際的なキャンペーンやコンペが不調だった。「コンペは終了し、F-18の追加発注について海軍と積極的に話し合うことはない」。  シアーズによれば、セントルイスのスーパーホーネットの労働力をF-15EX戦闘機、T-7A訓練機、MQ-25給油ドローンなど他のプログラムに徐々に振り向けながら、月産2機のF-18の製造速度を1.5機に減速させる。「F-18の受注が減速し、最終的に完了するまで、F-18用の人材に対するニーズがあります」とシアーズは述べ、ボーイングは、スーパーホーネットの作業が終了しても、同事業所の従業員が「削減」されることはないだろうと付け加えた。  「減産はスピードを上げることと同じくらい難しいことです」。シアーズは、ボーイングは納入に "空白期

初期型ホーネットを2030年代まで使いまわせ、米海兵隊の各種性能改修案

  2 030年代以降の米海兵隊の戦術航空機材 (TACAIR) は ロッキード・マーティン F-35B、C型ライトニングIIに統一される。現在はマ クダネルダグラス AV-8BハリヤーIIおよび ボーイング F/A-18AからD型ホーネットも海兵隊の近接航空支援(CAS)に投入されている。現行案ではハリヤーIIは2028年度、ホーネットは2030年度に廃止される。   海兵隊のホーネットはA型からD型まで1980年代の製造で旧式化が目立つものの全機が性能改修を受ける。各機退役まで10年近く残る中で、選抜した84機は最終年度まで供用対象となる。   ホーネットは空対空、空対地両面で海兵隊で最優秀機材となっているがさらに一部機材は10千時間までの稼働を可能とすべく保守管理が施される。並行して新装備も導入され、ライトニング部隊がフル稼働する2030年までのつなぎ機材として十分に機能させる。   非公式に「クラシック」ホーネットと呼ばれる第一世代F/A-18はすでに米海軍では大型化したF/A-18E/Fに交代している。海軍から一部機材が海兵隊に提供され、2030年までの供用を期待されている。   JAMIE HUNTER 米海兵隊のホーネットは最大7個飛行隊に最新性能改修の実施を目指す。     F/A-18A-D事業管理部門(PMA)が今後の計画を積極的に検討しており、稼働率向上や機材保存に加え耐用年数末期予定点検(PMI)の再検討も行っている。年二回にわたり検討会を開き、海兵隊の現有ホーネットで今後も供用可能な機体の特定に努めている。   海兵隊上層部からホーネット攻撃機部隊に関し、大胆な案が出ている。その中心が数次にわたる改修で、最終的に飛行隊7個分の最良状態のホーネットを確保する。全機に レイセオン AN/APG-79(v)4アクティブ電子スキャンアレイレーダー(AESA)を搭載する。   このレーダーは Block 2/3のF/A-18E/FスーパーホーネットならびにEA-18Gグラウラーに搭載されているAN/APG-79(v)1が原型だ。クラシックホーネットにAESAを搭載する構想は長年にわたりあったが、新型機体防御装備ならびに精密誘導兵器を搭載すれば、ホーネットはハイエンドミッションに耐える機体になる。   ホーネットの兵装システム士官(WSO)だったマイケ

注目の戦闘機選定を国別に見る

Fighter Competitionsto Watch 注目の戦闘機選定を国別に見る https://aviationweek.com/fighter-competitions-watch-0 今 後10年間で世界各地で新造戦闘航空機合計3、164機が納入となるとAviation WeekのFleet Date Servicesがまとめている。内訳ではロッキード・マーティンF-35が1,771機と群を抜く。同機は2020年の147機納入が2021年には178機に増える。一方で少なくとも386機の機材選定が未決定だ。それでは現在進んでいる戦闘機選定の大型案件を国別に見ていこう。 インド海軍 インド海軍は国産空母二号艦で57機の新型機材を導入したいとする。競合にはF/A-18E/F、ラファール、Saab JAS 39M シーグリペンが候補。 . インド空軍 総選挙でナレンドラ・モディ政権の続投が決まりインド空軍も新機材を求めてきそうだ。 . 空軍ではさらに多くの機材が取り沙汰されており、ボーイングF/A-18高性能版スーパーホネット、ダッソー・ラファール、ユーロファイター・タイフーン、ロッキード・マーティンF-21、ミコヤンMiG-35、スホイSu-35がある。2015年にラファール36機調達が決まったものの契約が不調となった。競合他社はインド現地生産も提示して受注を取り付けたいとする。 王立カナダ空軍 カナダは老朽化してきたF/A-18ホーネットの後継に88機調達をねらい、ロッキード・マーティンF-35、F/A-18E/Fスーパーホーネット、タイフーン、Saab JAS39Eグリペンが候補となっている。カナダはF-35の国際パートナー国でもあり、F-35調達に傾いていた。だがジャスティン・トルドー首相は同機に厳しい評価で政府はつなぎとしてF/A-18スーパーホーネット調達を検討していた。そこにボーイングとボンバルディアの間に民間機開発への政府支援策をめぐり貿易論争が勃発し、今度はカナダ政府が米政府の圧力で選定条件を変更に至り、F-35に勝ち目がでてきた。 フィンランド ロシアの隣国であるフィンランドもF-35、F/A-18、Saab JAS 39E、ラファール、タイフーンの各機種を比較