(Jan 31, 2009) USSセオドア・ローズベルト(CVN 71)から、打撃戦闘機隊(VFA)31 "トムキャッターズ "所属のF/A-18スーパーホーネットが発進。ニミッツ級の同空母と空母航空団(CVW)8は、第5艦隊の責任領域で活動し、世界の安定と繁栄への米国のコミットメントを地域のパートナーに再確認させている(米海軍撮影:Mass Communication Specialist 3rd Class Jonathan Snyder/リリース)
米海軍のF/A-18Fスーパーホーネットがここまで武器を満載しているのは見たことがない。私が言っているのは、「ビーストモード」になったスーパーホーネットの最近の写真のことだ。
つまり、4発の超長距離AIM-174B空対空ミサイルと3発の中距離AMRAAM、それに2発の短距離サイドワインダーを搭載している。
さらに詳しく見てみよう。The War Zoneの鋭い観察眼は、赤外線捜索・追跡システム(IRST)とATFLIR照準ポッドも発見した。
The War Zoneは、Instagramの@point_mugu_skiesという謎のアカウントからこの画像を発見した。このアカウントは65,000人以上のフォロワーを持ち、カリフォ-ニア州ポイント・マグ海軍航空基地の所在地を記載している。
「吸血鬼」が血を求めている ビーストモードのスーパーホーネットに描かれている飛行隊エンブレムやカラーリングは、VX-9(航空試験評価飛行隊ナイン)のもののようだ。ヴァンパイアの愛称で呼ばれる同隊は、カリフォーニア州の海軍航空兵器基地チャイナレイクにある。 ヴァンパイア隊はEA-18Gグラウラーのテストも行っている。「VX-9は、兵器とその関連システムのテストと評価を支援するために、さまざまな航空機を運用する飛行隊である」と海軍は公式ウェブサイにある。
チャイナレイクの当直将校の連絡先があり、ジャーナリストを広報将校に紹介し、1、2回引用してもらえるかもしれないが、それだけだ。 私は当直士官に電話したが、この人物は基地に広報室があるかどうか知らなかった。私はシカトされたのだろうか。 とにかく、ウェブサイトにはかなり曖昧な記述があり、おそらく海軍はVX-9の活動を秘密にしておきたいのだろう。
ヴァンパイア隊のウェブサイトには、このメッセージのほかには、指揮官と下士官が掲載されているだけで、具体的な活動内容やテストの詳細は掲載されていない。
どういうわけか、インスタグラムのアカウントに、ビーストモードのスーパーホーネットのこのエキサイティングな写真があった。
訓練で実弾射撃はなし 武器については、The War Zoneは「主翼の下に搭載された大型ミサイル4発は、海軍の空中発射型マルチロール長距離地対地ミサイルSM-6の亜種AIM-174Bの訓練バージョンである」とある。VX-9の評価者たちは、ミサイルの実射テストをするよりも、機体の重量増加への対応をテストしているのだろう。
AIM-174Bは、海軍にとって危険な時期に登場した。中東は一触即発の状況だ。イスラエルはイランに核兵器を持たせないために先制攻撃する可能性がある。ロシア空軍はウクライナの空で近代的な空中戦に適応しつつある。中国も戦闘機やミサイルの射程距離を伸ばしている。
海軍戦術の改善 ヴァンパイア隊は、ビーストモードのスーパーホーネットでさまざまな外注を試しているようだ。 成功すれば、空母の飛行士は、スタンドオフ兵器を持つ敵に対して優位に立てるだろう。
つまり、空母は中国の対艦ミサイルの射程圏外にとどまり、スーパーホーネットをビーストモードで発進させ、長距離ミサイルを空中目標に使用することができる。
これは戦術的にも作戦的にもかなり有利だ。 敵を混乱させる この兵器構成でのスーパーホーネットのターゲットは、おそらく敵のタンカー、電子戦機、指揮統制機だろう。 これは初日の交戦で中国空軍の「目くらまし」に役立つだろう。
グラウラーをお忘れなく 「ビースト・モード」のF/A-18スーパーホーネットは限界に挑戦しており、昨今の脅威環境を考えれば心強い展開だ。 ヴァンパイアは "血に飢えて"おり、テスト飛行を実際の戦闘作戦につなげようとしている。次のステップは、AIM-174Bの実射テストだろう。
インスタグラムの友人は、ヴァンパイア隊の実射テストやスーパーホーネットのビーストモード訓練ミッションの画像を撮影するためにカメラを準備しているようだ。 ヴァンパイア隊がグラウラーをテストしていることもお忘れなく。海軍航空は電子戦と敵のレーダーやセンサーの妨害に依存している。 中国との衝突を想定してグラウラーは常に改良される可能性がある。■
著者について ブレント・M・イーストウッド博士は、『Don't Turn Your Back On the World: A Conservative Foreign Policy』『Humans, Machines, and Data: Human, Machines, and Data: Future Trends in Warfare』のほか、2冊の著書がある。人工知能を使って世界の出来事を予測するハイテク企業の創業者兼CEO。ティム・スコット上院議員の立法フェローを務め、国防と外交政策について同議員に助言した。 アメリカン大学、ジョージ・ワシントン大学、ジョージ・メイソン大学で教鞭をとる。 元米陸軍歩兵将校。 X @BMEastwoodでフォロー可能。
Beast Mode: The U.S. Navy’s F/A-18 Super Hornet Is Now a Bomb Truck
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