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B-1B全機が飛行停止措置。アフガニスタン等での酷使がたたっているのか。B-21に後退するまで引き続き活躍が期待されるランサーで重大な問題が見つかり緊急点検が始まった。

  THE WAR ZONE 72ND AIR BASE WING PUBLIC AFFAIR—PUBLIC DOMAIN     イラク、シリア、アフガニスタンと酷使が続いてきた可変翼爆撃機B-1の信頼性が著しく劣化している。   4 月8日、機体番号86-0104のB-1Bが追加燃料ポンプのフィルターハウジングで異常したまま着陸する事態がサウスダコタ州エルスワース空軍基地で発生した。グローバルストライク軍団の広報部門は予防的措置としてB-1B全機の点検が実施中と認め、今回の事態を受け今週にかけ同型機全機が飛行停止措置に入ったとしている。   点検作業は時間経過技術適合命令(TCTO)で行い、各機は点検が終わり次第原隊復帰する。ただし、飛行再開時期は明示されていない。グローバルストライク軍団広報は残る爆撃機二型式B-52、B-2が引き続き各地戦闘指揮官の要望に応えるとしている。   USAF   86-104号機の緊急点検を翌4月8日に実施したところ、フィルターハウジングに大きな穴が見つかった。このフィルターの取り付け場所はF101-GE-102エンジン外側で、重要な機能を果たす。穴から大量の燃料が流出していた。86-104号機が未燃焼燃料の煙を引っ張って着陸する様子が見られた。燃料タンク自体が加圧されており危険だが、フィルターハウジングが機能しないとパイロットは補助推力、つまりアフターバーナーを使えなくなる。   アフターバーナーが利用不能だと推力は大幅に減る。F101の定格推力はミリタリー出力(乾推力)で最大17,390ポンドだ。アフターバーナー全開で30,780ポンドになり、緊急時以外に通常操作でも必要となる。なかでも離陸時には絶対必要だ。B-1はアフターバーナーなしで飛行できない。   USAF B-1Bは離陸時にアフターバーナーを作動させる。     今回の事態はB-1B部隊でここ数年発生している安全関連問題のひとつにすぎない。また、問題箇所の異常は今回初めて見つかったわけでもない。2018年に86-0109号機でも補助ポンプフィルターハウジング故障が見つかっている。   B-21に交代するまでB-1部隊には一時運行停止、大修理、改修が必要と当誌は訴えてきた。なかでも射出座席の故障で緊急着陸を迫られたテキサス州ミッドランドでの事態があった。   B-1の

★B-21の名称はレイダーに決定、有人運用が基本となる

ドゥーリットル爆撃隊の生存者はついに一人になり、命名式に参加できたようです。レイダーとは空軍にとって、米国人にとって特別の意味があるようです。 Air Force Wants to Keep ‘Man in the Loop’ with B-21 Raider Image via U.S. Air Force POSTED BY: HOPE HODGE SECK SEPTEMBER 19, 2016 http://www.defensetech.org/2016/09/19/air-force-wants-to-keep-man-in-the-loop-with-b-21-raider/ B-21が選択的に有人操縦機になるとの観測は誤りだったようだ。 空軍長官デボラ・リー・ジェイムズが新型機の呼称をレイダー  Raider と発表したのと同日に空軍グローバルストライク軍団司令官が同機にはパイロットを無期限に登場させると発言している。 「有人機として運用する」とロビン・ランド大将は空軍協会年次大会の席上で19日発言した。 ランド大将は単価550百万ドルの長距離戦略爆撃機は無人運用の支援機材と運用するとも発言したが、レイダーの無人運行も将来的には可能性があるものの、有人運用の利点を強調した。「ヒトが介在している方がいい。パイロットとして女性もいいね。とくにこの機は核運用もしますから」 一方で空軍迅速戦力整備室のランドール・ウォルデンは将来の変更の可能性は残してあると発言。「無人機運用の基本的な要求内容はすでに出ている。問題は実現するタイミングです」 同機は老朽化進むB-52やB-1の交替が期待され、空軍は初期作戦能力獲得を2020年代中頃と見ている。 名称のレイダーは第二次大戦中のドーリットル東京爆撃隊にちなむもの。ジェイムズ・ドーリットル中佐以下の各機は1942年に東京他で工場、軍事施設攻撃を真珠湾攻撃の後で実施した。■