クレジット:サーブ
複座型グリペンFの導入をスウェーデンが検討中
Sweden Exploring Two-Seat Gripen F Procurement, Defense Minister Says
Aviation Week
トニー・オズボーン
2026年6月3日
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。
タイとカンボジアは敵対行為を停止した模様だが、グリペンの本国スウェーデンで注目が集まっている
スウェーデン軍のグリペン3機(スウェーデン軍)
タイ王国空軍(RTAF)は、週末にカンボジア上空でサーブグリペン戦闘機が投入されたことを認めた。これはスウェーデン製ジェット機から実戦で武器が発射された初めての事例となった。
タイによる空爆は月曜日の停戦発表後、一時停止された模様ですが、スウェーデンとサーブにとって厄介なタイミングとなった。タイは現在、11機保有するC/D型グリペン戦闘機を拡大するため、新たなグリペン購入交渉の真っ最中だからだ。また、月曜日に本誌へのコメントで、スウェーデン外相はタイの新たな購入承認について明言を避けている。
タイとカンボジアの衝突は先週金曜日に激化し、双方から砲火が交わされた。タイは、「タイの国家安全保障に脅威を及ぼす軍事目標」を標的とし、国際法および国連憲章に基づく自衛権に従って実施されたと主張している。
過去のメディア報道によると、グリペン戦闘機はF-16戦闘機と共に、カンボジア国境付近のカンボジアの砲兵部隊と地上目標に対し、GBU-12レーザー誘導爆弾で精密空爆を実施した。
現在まで公開されている情報によると、サーブJAS 39 グリペンは、1988年に実施された初号機のテスト飛行以来、37年後に戦闘使用された。これまで、リビアでのスウェーデンのNATO作戦やNATOの空域監視任務など、偵察任務などに限定して使用されてきた。
タイの同機投入がサーブの今後の販売に影響を与えるかどうかが注目されている。
2025年6月、タイは12機のE/Fグリペン購入計画を発表し、近日中に注文が予定されている。スウェーデンの議会(リクスダゲン)は、タイとの間で最大12機の新型グリペンと追加の防空システムに関する契約締結の権限を政府に付与したが、契約は未締結だ。
この輸出契約は、政府による承認が必要であり、多くの手続きを経る必要がある。最終決定権は、外務大臣のマリア・マルメル・ステナーガードであり、同省の軍縮・不拡散局および国家機関である戦略製品検査局(ISP)を通じて行使される。
ステナーガード外相は月曜日に本誌の質問に対し、タイの新たな購入承認について明言を避け、同国政府は「国境紛争の動向を注意深く監視している」と述べた。
スウェーデンの輸出管理規則によると、軍事装備品の輸出許可審査は、政府が正式な決定を行う前にISPが行うとある。
国防相パウル・ジョンソンの代理報道官は、本誌に対し、これは外務大臣が対応すべき問題だと述べた。「国際法、特に国際人道法が尊重され、すべての当事者が緊張緩和、対話、紛争の平和的解決に向け努力することが最も重要です」と、外務省報道官は火曜日にタイがグリペン戦闘機の戦闘使用を確認した後、本誌への追加声明で述べた。
タイ以外では、スウェーデン、南アフリカ、ブラジル、ハンガリー、チェコ共和国がJAS 39 Gripenを運用している。E/Fモデルはコロンビアとペルーも検討中だ。
また、タイはサーブのエリエイ空中監視システムを運用しており、これは「タイの指揮当局に全国規模の状況を完全に把握する能力を提供する」と、サーブのプレスリリースで説明がある。同社は1980年代半ばからタイで活動しており、「タイはサーブの最重要な顧客の一つ」と述べている。■
Thailand and Cambodia appear to have halted hostilities, which raised eyebrows in the Gripen's homeland of Sweden.
By Jonas Olsson on July 29, 2025 1:33pm pm
タイとカンボジアは敵対行為を停止した模様だが、グリペンの本国スウェーデンで注目が集まっている
スウェーデン軍のグリペン3機編隊(スウェーデン軍)
タイ王国空軍(RTAF)は、週末にカンボジア上空でサーブグリペン戦闘機が投入されたことを認めた。これはスウェーデン製ジェット機から実戦で武器が発射された初めての事例となった。
タイによる空爆は月曜日の停戦発表後、一時停止された模様ですが、スウェーデンとサーブにとって厄介なタイミングとなった。タイは現在、11機保有するC/D型グリペン戦闘機を拡大するため、新たなグリペン購入交渉の真っ最中だからだ。また、月曜日に本誌へのコメントで、スウェーデン外相はタイの新たな購入承認について明言を避けている。
タイとカンボジアの衝突は先週金曜日に激化し、双方から砲火が交わされた。タイは、「タイの国家安全保障に脅威を及ぼす軍事目標」を標的とし、国際法および国連憲章に基づく自衛権に従って実施されたと主張している。
過去のメディア報道によると、グリペン戦闘機はF-16戦闘機と共に、カンボジア国境付近のカンボジアの砲兵部隊と地上目標に対し、GBU-12レーザー誘導爆弾で精密空爆を実施した。
現在まで公開されている情報によると、サーブJAS 39 グリペンは、1988年に実施された初号機のテスト飛行以来、37年後に戦闘使用された。これまで、リビアでのスウェーデンのNATO作戦やNATOの空域監視任務など、偵察任務などに限定して使用されてきた。
タイの同機投入がサーブの今後の販売に影響を与えるかどうかが注目されている。
2025年6月、タイは12機のE/Fグリペン購入計画を発表し、近日中に注文が予定されている。スウェーデンの議会(リクスダゲン)は、タイとの間で最大12機の新型グリペンと追加の防空システムに関する契約締結の権限を政府に付与したが、契約は未締結だ。
この輸出契約は、政府による承認が必要であり、多くの手続きを経る必要がある。最終決定権は、外務大臣のマリア・マルメル・ステナーガードであり、同省の軍縮・不拡散局および国家機関である戦略製品検査局(ISP)を通じて行使される。
ステナーガード外相は月曜日に本誌の質問に対し、タイの新たな購入承認について明言を避け、同国政府は「国境紛争の動向を注意深く監視している」と述べた。
スウェーデンの輸出管理規則によると、軍事装備品の輸出許可審査は、政府が正式な決定を行う前にISPが行うとある。
国防相パウル・ジョンソンの代理報道官は、本誌に対し、これは外務大臣が対応すべき問題だと述べた。「国際法、特に国際人道法が尊重され、すべての当事者が緊張緩和、対話、紛争の平和的解決に向け努力することが最も重要です」と、外務省報道官は火曜日にタイがグリペン戦闘機の戦闘使用を確認した後、本誌への追加声明で述べた。
タイ以外では、スウェーデン、南アフリカ、ブラジル、ハンガリー、チェコ共和国がJAS 39 Gripenを運用している。E/Fモデルはコロンビアとペルーも検討中だ。
また、タイはサーブのエリエイ空中監視システムを運用しており、これは「タイの指揮当局に全国規模の状況を完全に把握する能力を提供する」と、サーブのプレスリリースで説明がある。同社は1980年代半ばからタイで活動しており、「タイはサーブの最重要な顧客の一つ」と述べている。■
Thailand and Cambodia appear to have halted hostilities, which raised eyebrows in the Gripen's homeland of Sweden.
By Jonas Olsson on July 29, 2025 1:33pm pm
Saab
サーブは「前向き」な一歩としつつも、最終決定権は同国政府にあると慎重な姿勢だ
タイは次世代戦闘機グリペンの選定に一歩近づいた。
タイ軍は次期戦闘機の選択肢にサーブ・グリペンE/Fを公的に支持した。
タイ空軍(RTAF)がFacebookページに投稿した声明によると、グリペンはタイ空軍の機体近代化に「最も適した」選択肢であると認識されている。
RTAFは、初期型のグリペンC/Dを運用しているが、グリペンE/Fは、まったく新しい航空機といってよいほどの大幅な能力向上をもたらす。
サーブは、「RTAFがサーブのグリペン戦闘機の購入を希望していることを確認している」と広報担当者が本誌に語った。「これは明らかにサーブにとってもスウェーデンにとっても非常にポジティブなことだが、現時点では契約も発注も行われていない。サーブは、タイの将来の戦闘機能力に関して、タイ空軍および当局と話し合いを続けることを楽しみにしている」。
以前の報道では、RTAFはグリペンに傾いているとされていたが、今日まで公式には何も発表されていなかった。
『バンコク・ポスト』記事によると、決定の大きな要因は、両チームがどのような産業オフセット(請負業者が購入国に提供する副次的な利益で、しばしば取引の甘みとして機能する)を提供するかだったが、これらのパッケージの詳細は現在公表されていない。
ロイター通信によると、タイ政府は2025年から2029年の間に4機を購入するために5億6,000万ドルの予算を組んでおり、2034年までにさらに8機を購入するのが目標としている。
最終的な購入決定には、タイ内閣の承認が必要となる。
A single-seat Gripen E. Saab www.twz.com
タイはグリペンとF-16双方の旧型を運用しているため、最終的な選択がどうなるかにかかわらず、同国のパイロットが次世代戦闘機に移行する際の学習曲線は少なくて済むはずだ。
当初、新しいグリペンは、コラートを拠点とする102飛行隊が運用するRTAFの最古のF-16(1987年発注の残存機)に取って代わると予想されていた。
しかしその後、RTAFはF-5E/Fの代替を必要としており、2031会計年度からさらに12~14機を取得する予定だ。
タイは最後のタイガー運用国のひとつである一方、イスラエルのエルビット・システムズとラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズによって新しいソフトウェアとハードウェアで改造された装備の充実ぶりも際立っている。スーパー・タイガーとして知られるこれらの航空機は、新しいレーダー、電子戦スイート、グラスコックピットを装備し、パイロットにはエルビット・システムズのヘルメット装着型ディスプレイが提供される。
アジア太平洋地域の各国とは対照的に、タイは近年、中国とかなり友好的な関係を保っており、北京との間に領土問題はない。
しかし、タイは中国との関係を維持する一方で、最近では米国との安全保障上の関係を深めようとしている。タイは中国を直接の脅威とは考えていないため、タイ軍は現在も米国との定期的な軍事演習に参加しており、なかでもコブラ・ゴールドはこの地域で最大かつ最も長期にわたって実施されている多国籍軍事演習のひとつである。
同時に、2006年と2014年のクーデター以降、米タイ関係に摩擦が生じている。中国はその溝を多少なりとも埋めようと動き、合同航空演習や武器移転の増加など、タイとの軍事協力の深化を開始した。米国が供給するF-16やF-5が中国軍との演習に参加することを禁じられていることは注目に値するが、この制限はグリペンには適用されない。
タイはブラジルに次いでグリペンE/Fの2番目の輸出先となる。サーブは2014年にブラジルと36機のグリペンE/Fの契約を結んでおり、さらに72機の追加を長期的に要求している。スウェーデン空軍もまた、60機のグリペンEを獲得している。
A formation of RTAF Gripen C/Ds. Saab Katsuhiko TOKUNAGA/DACT,INC.
しかし、それ以外では、グリペンE/Fは、参戦した複数の国際戦闘機コンペティションで失敗しか見ておらず、特に、まったく異なるレベルの能力を提供する米国製F-35ステルス戦闘機やF-16を支持して却下された。
後続の受注の見込みもほぼ確実なことから、サーブがタイでグリペンE/Fのさらなる受注を獲得する可能性は高そうだ。バンコクからの今回の後押しは、これまで限定的な成功しかなかったグリペンE/Fで将来の競争における可能性を向上させるだろう。■
By Aaron Mehta
on August 27, 2024 at 4:44 PM
https://breakingdefense.com/2024/08/thailands-air-force-supports-buying-gripen-fighters-over-f-16/
After repeated losses in international fighter competitions, the Swedish Gripen E/F just got a major boost.
Thomas Newdick
Posted on Aug 27, 2024 4:03 PM EDT
https://www.twz.com/air/thailand-chooses-gripen-e-f-as-its-new-fighter
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