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女王の棺をスコットランドからロンドンへ移動させ服喪する大規模作戦は事前に念入りに計画されていた。英王室と軍勤務の伝統にも改めて注目。女王は「象徴」ではなく「君主」なので日本人は要注意。

  Photo by Max Mumby/Indigo/Getty Images   エリザベス二世の逝去を受け、ユニコーン作戦とロンドン橋作戦が進行中 。     エリザベス二世の死は、その臣民のほとんどが知る唯一の君主であり、他のどの世界の指導者のためのものと異なる追悼と祝福の厳粛な光景の開始となり、最終的に彼女の葬儀と新国王チャールズ三世の戴冠に至る。これらはすべて、長年にわたり綿密に練られた計画に従いとり行われ、大規模な物流の「ダンス」も行われる。   エリザベスは96歳で、愛するスコットランドのバルモラル城で亡くなったので、長年にわたって確立されてきた計画のうち2案が直ちに実行に移された。     エリザベス女王は亡くなる直前、2022年9月6日にスコットランドのアバディーンで行われる首相就任と新政府樹立に向けた謁見のため、バルモラル城に到着した保守党の新リーダー、リズ・トラスを出迎えた。 (Photo by Jane Barlow - WPA Pool/Getty Images)   1つは、ユニコーン作戦で、女王がイングランド国境以北で死亡した場合を想定したものだ。もうひとつは「ロンドン橋作戦」で、女王がスコットランドで亡くなった場合の主な計画で、ユニコーン作戦と並行して行われる。   いずれも「春の潮流作戦」(国王チャールズ3世の戴冠式)に続くものだ。   各計画について、これまで判明していることを紹介しよう。   スコットマン紙によれば、かつての「秘密」ユニコーン作戦は、「知らせを聞いたら、当局が女王の国葬の準備をするために、議会の議事を直ちに停止する」。   何十万人がスコットランドに弔問に訪れ、「スコットランド議会、ホリールード宮殿、セント・ジャイルズ大聖堂(いずれもエディンバラのロイヤルマイル沿い)に集まることが奨励されるだろう」と予想している。   女王の遺体は、アバディーンからエディンバラまで特別列車が運び、途中の各駅ホームには軍隊と救急隊のメンバーが並ぶ。   列車は通常速度を大幅に下回るため、「空、陸、海を軍がカバーする超厳重なセキュリティとなる。ホリールードハウス宮殿には臨時消防署と警察署が設置され、軍のバックアップのもと、強力な武装警察が駐在する。」   エディンバラ到着後、女王の遺体は「まずホリールードハウス宮殿に安置され、そ