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USSフィッツジェラルドの大修理は本国で工期2年間

  Navy Destroyer Damaged in Collision Will Take 2 Years to Fix (But Will Get Massive Upgrade) 衝突で損傷を受けた海軍駆逐艦の修理に二年間必要(だが大幅改修も同時に受ける)   Dave Majumdar January 24, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/navy-destroyer-damaged-collison-will-take-2-years-fix-will-24208 昨年民間商船との衝突事故で損傷したアーレイ・バーク級駆逐艦USSフィッツジェラルド(DDG-62)はミシシッピ州パスカグーラで修理に入る。横須賀から大型運搬船MVトランシェルフに乗せられパスカグーラに1月19日に到着した。 「フィッツジェラルドはパスカグーラ港で運搬船から降ろされ、海面に移動する」と海軍海上システムズ本部(NAVSEA)が説明している。「その後 ハンティントン・インガルス工業 造船所内に移す」 修理には相当の工期が必要となるので海軍は乾ドック内で同艦の近代化改修も行う。「復帰作業が広範囲で複雑なため修理期間を活用して船体機械電気関係、指揮統制通信コンピュータ情報関連、戦闘システム関連に加え電子戦装備、レーダー、配電、ガスタービン発電、空調で修理交換を行う」とNAVSEAは述べ、「2019年度に予定されていた改修を今回実施する」 工期はほぼ二年間となる。「2018年に陸上施設で作業を進め、2019年上半期までかかる見込みでその後テスト公試をしてすべての作動を確認し作戦能力を認定する」「復元改修作業の工期は24か月と見ている」(NAVSEA) ここまでの時間がかかるのは同艦の受けた損傷が大きかったためだ。2017年6月7日、日本近海でフィリピン船籍ACXクリスタルと衝突した。同艦乗員7名が死亡し、フィッツジェラルド右舷上部と喫水線下が大きく損傷した。事故の遠因として乗員が過労気味なうえ艦上訓練に問題があったとされ、艦長は責任を問われている。 海軍は訓練内容の改善とともに乗員の過剰な任務の緩和をはかるが、改善効果が出るのは相当先なので当面の対

フィッツジェラルド修理の工期は1年超、マケインはやや短期で完了か

あれあれ修理費用を米海軍が工面するということは事故は民間側の過失はなかったと判断しているのでしょうか。一方でお伝えしているようなサイバーテロの可能性もあり別途海軍が慎重に調査しているそうですが、イージス艦のローテーションも当面大変になり色々これから疲労が増えそうな気配ですね。 USS Fitzgerald Repair Will Take More Than a Year; USS John S. McCain Fix Could Be Shorter USSフィッツジェラルドの修理工期は1年超、USSジョン・S・マケイン修理はそれより短くて完了か USS フィッツジェラルド (DDG-62) が横須賀艦隊拠点基地(FLEACT)4番乾ドックに入っていた。July 11, 2017. US Navy Photo   By: Sam LaGrone September 20, 2017 5:48 PM • Updated: September 21, 2017 7:16 AM THE PENTAGON – 損傷を受けた誘導ミサイル駆逐艦USSフィッツジェラルド(DDG-62) の修理には一年以上の工期となるが、USSジョン・S・マケイン (DDG-56) はそこまでかからない見込みと海軍長官リチャード・V・スペンサーRichard V. Spencer が発表した。 スペンサー長官は報道陣を前に両艦の修理は高い優先事項で合わせて17名が商船との衝突で失われていると指摘。 「フィッツジェラルドは一年以上かかる。マケインの調査結果は出ていないが、もっと早く修理できるとよいと思う。同艦の場合は戦闘システムが損傷をうけていないからだ」「いうまでもなくマケインとフィッツはなるべく早く復帰させたい」 両艦は前方配備戦力として日本に駆逐艦戦隊15の一部となっていた。7隻で構成する同戦隊DESRONはレーガン空母打撃群の支援に加え弾道ミサイル防衛の一部として米国の同盟国や域内の装備を守っている。 スペンサー長官の示した工期見積もりは上院軍事委員会委員長ジョン・マケイン(共、アリゾナ)が修理費用は合計6億ドルとの見解を示した翌日のものだ。海軍関係者もUSNI Newsの初期見積もりを確認したが両艦の詳細調査により

★★米駆逐艦事故は中国の電子攻撃が原因との見方広がる

ついに中国の名前が出てきました。ハッキング説はトンデモ理論として日本では黙殺されていますが、米軍を「危険」としておく方が都合がよい勢力にとって良い状況です。米軍艦をハッキングしなくても防御の緩い民間船を乗っ取れば旅客機や大型トラック同様に恐ろしい攻撃が可能となるのですが。 事故直後のUSSジョン・S・マケイン。August 21, 2017. Photo: Reuters / Ahmad Masood Ship collisions raise specter of Chinese electronic warfare 衝突事件に中国電子戦の関与の疑い By BILL GERTZ AUGUST 29, 2017 12:39 PM (UTC+8) http://www.atimes.com/ship-collisions-raise-specter-chinese-electronic-warfare/ 中国は艦船、航空機、ミサイルの機能を電子的に妨害する高度能力を整備し、人民解放軍(PLA)が将来の対米戦でこれを利用するのは確実だ。 立て続けに発生した米海軍艦船と民間商船の衝突事故で背後に中国がいるとの観測が生まれており、電子手段でレーダー・航法装置を妨害し衝突させたと主張する軍事専門家がいる。 ジャマー、妨害装置、サイバー手段で中国は世界最先端の装置を開発しており、電子装置で原因不明の誤作動や自損事故を起こさせられる。 今年7月30日、最新鋭電子戦装備が内蒙古でのPLA軍事パレードに参加した。中には敵防空網のレーダー、通信の妨害、地上通信かく乱用の装備があった。 「電子戦は今や戦闘の中核手段だ」と新華社で中国電子戦の中核主導者Wu Yafeiが語っている。「新型電子戦装備導入でPLAの作戦能力は大幅に引き上げられた」 2015年にはPLAは電子戦部隊、サイバー戦部隊を統合し戦略支援軍を編成した。 中国の軍事文献では電子戦関連が多数あり、2012年の論文ではPLAの「海上狼群」整備を分散型電子戦体制として敵の戦闘群攻撃に使うとしている。 2011年の中国航空宇宙科学工業公司の論文では「イージス艦対抗装備」を取り上げている。フィッツジェラルド、マケインはともにイージス艦であ

米海軍で相次ぐ衝突事故は某国ハッカーによるものなのか

これが本当なら軍艦の保安体制をいかに強固にしても民間商船を乗っ取れば海軍力を脅かすことができるはずです。商船の数は膨大でかつセキュリティ対策もばらばらなため狙われやすくなってしまいます。米海軍が世界の笑いものだとまで公言してはばからない国があり、まっさきに関与を疑われるでしょう。しかし日本近海でも発生した事案までハッカー集団のしわざとすれば、日本国内に実施能力を有する協力者がいることになります。思い当たる筋はありますが、口だけの反体制派であり、批判がすきなだけの人たちなのでこの説は怪しくなっていますね。 Could hackers be behind the US Navy collisions? 米海軍海上衝突事故の背後にハッカーがいるのか USSフィッツジェラルドは2017年6月17日に民間商船と衝突事故に巻き込まれた。横須賀海軍基地へ帰港した事故翌日の姿 TYLER HLAVAC/STARS AND STRIPES   By ELIZABETH WEISE | USA Today | Published: August 24, 2017 https://www.stripes.com/news/navy/could-hackers-be-behind-the-us-navy-collisions-1.484351#.WZ_bnChJbcs SAN FRANCISCO (Tribune News Service) — 米海軍艦船で相次いで発生した民間商船との海上衝突事故の裏にハッカーがいるのか。専門家の意見では可能性は限りなく低いながら不可能ではないとし、米海軍が調査を開始した。 ツイッターの噂では、衝突事件二件はサイバー攻撃あるいはジャミングが原因だ。今年に入り米海軍関連の事故が連続4件発生しており、うち二件が死亡事故になったが高度なコンピュータ装備を備えた軍艦で航法上の過ちが起こったことから世界規模の米政府へのサイバー攻撃へ懸念が生まれている。 海軍作戦部長ジョン・リチャードソン大将もツイッターで今週月曜日にサイバー侵入や妨害活動の証拠はないが、「想定できる可能性すべてを検討する」と述べた。 技術に詳しい専門家の言ではGPSがハッキングされ艦の航法装備が悪影響を受けるシナリオは可能としながら今

USSフィッツジェラルドは相当の高額修理になりそうだ

相当な大修理になりそうですがこれを機に必要な家性能改修を行えば一石二鳥と考えるのは軽率でしょうか。ただし予定外の作業で他艦にしわ寄せがいくほど米海軍も予算のやりくりが大変なのでしょうか。一方で海難審判はJAGの統一軍事法典で行うことになるのでしょうか。過失をどちらの側に求めるかが注目ですね。 Repair for USS Fitzgerald After Collision Will Cost More Than Fix to USS Cole After Terror Attack  衝突後のUSSフィッツジェラルド修理費用はテロ攻撃受けたUSSコール修理時より高くなりそう   By: Sam LaGrone July 27, 2017 6:10 PM https://news.usni.org/2017/07/27/repair-bill-uss-fitzgerald-collision-will-cost-fix-uss-cole-terror-attack 写真 USSフィッツジェラルド (DDG-62)が横須賀の第四乾ドックで損傷評価を受けている。US Navy Photo THE PENTAGON — USSフィッツジェラルド(DDG-62)の修理費用が2000年にテロ攻撃を受けたUSSコール(DDG-67)の250百万ドルを上回りそうだ。 正確な見積もりではないが、海軍問題専門家がUSNI Newsに500百万ドルになってもおかしくないと指摘している。 損傷状況に詳しい筋によればコール事例よりはるかに高くなるという。コールは自爆攻撃ボートで左舷に大きく穴を開けられ乗組員17名が犠牲になった。 6月17日のフィリピン船籍ACXクリスタルとの衝突事故で乗組員7名が死亡し、艦体が大きく損傷し、高性能電子装備も損傷を受け、通信室と右舷前方のA/N-SPY1D(v)航空レーダーアレイも被害を受けた。クリスタルの左舷が艦橋を激突しレーダーをつぶし艦橋の骨格がねじれた。 USNI Newsが得たフィッツジェラルドの損傷評価は進行中で修理の最終見積は出ていないが、海軍は同艦を米本土へ回航する方法を検討しているという。今のところ大型運搬船での米西海岸移動案が有力だ。 コールは米本国へ大型石油掘削装置運搬用のMVブル

USSフィッツジェラルドの損傷具合が分かる写真を第七艦隊が公表

改めて損傷の大きさが分かります。SPYレーダー含みイージス防衛の重要な戦力の一部が欠けているのは痛いですね。事故原因の究明責任の所在の判断はこれからですが理不尽な反米感情にだけはつなげたくないですね。あらためて生命を失った七名の方に哀悼を送りたいと思います。 New Dry Dock Photos Show the Scope of Hidden USS Fitzgerald Damage 乾ドックに入ったUSSフィッツジェラルド、被害の程度が分かる写真を公表   By: Sam LaGrone July 12, 2017 11:03 AM https://news.usni.org/2017/07/12/new-dry-dock-photos-show-extent-hidden-uss-fitzgerald-damage#more-26738 USSフィッツジェラルド (DDG-62) が横須賀艦隊活動拠点内の乾ドック四号に入り損傷評価と修理活動が続いている。同艦は6月17日に民間商船と衝突した。 US Navy Photo USSフィッツジェラルド右舷喫水線下にACXクリスタルが衝突してできた穴をふさぐ鋼鉄製パッチUS Navy Photo USSフィッツジェラルド艦橋と艦体の損傷を示す。 US Navy Photo 右舷にあてられたパッチの下に立つ隊員 US Navy Photo 乾ドック四号に入ったUSSフィッツジェラルド(DDG-62) US Navy Photo 米第七艦隊は7月12日に新たな写真数点を公表し、USSフィッツジェラルド(DDG-62)の損傷個所を見ることができる。 今回公表の写真では同艦側面に衝突した商船ACXクリスタルのバルバスバウによる穴の大きさがよくわかる。 5フィートx20フィートのパッチ4枚を乾ドック入りの前にダイバー部隊が溶接した。 一方、公表写真を見るとフィッツジェラルド艦橋部の被害も相当のもので衝突の衝撃がA/N-SPY-1D(v) に及んでおり、艦長居室がつぶれているのが判明していた。今回の写真では喫水線下の損傷の深刻度が初めてわかる。 喫水線下で発生した衝突により水兵居室、機械室が浸水し、7名の乗員の生命が断たれた。

USSフィッツジェラルドの現況と今後の修理見通し

本件、マスコミは米海軍に非があるとなんとか印象操作したいようですが、海軍はまず艦の修理が可能なのか、同予算を確保するのかと技術的な対応が進んでいるようです。JAG海軍法務部による審判がどんな結論を出すかも注目されますが、長期戦になりそうですね。   Navy struggles with approach to fix crippled destroyer Fitzgerald, as investigation continues 損傷受けた駆逐艦フィッツジェラルドの修理方法検討に集中する米海軍、他方で調査も進む By: David B. Larter, June 30, 2017 (Photo Credit: MC1 Peter Burghart) http://www.defensenews.com/articles/navy-struggles-with-approach-to-fix-crippled-fitzgerald-destroyer-as-investigation-continues WASHINGTON — 日本沖合で衝突事故に遭遇した米海軍駆逐艦フィッツジェラルドは乗員7名を喪失し、艦体にはトレーラートラックが入るほどの穴が開いた。同艦の復帰作業は並大抵ではない。 フィッツジェラルドの損傷の現況 ACXクリスタルのバルバスバウにより艦の喫水線下には12x17フィート大の穴があき、三区画が急速浸水した。乗組員に脱出の余裕は1分程度しかなく浸水で眠りを覚まされた者もあった。 同艦に衝突警報音を作動させた形跡がないが、鳴らしていれば衝突前に乗組員を起こすことができていたかもしれない。ただし詳細は海軍による調査を待つしかない。 衝突で艦橋と右舷SPY-1レーダーアレイが大きく損傷し、主機関室と通信装備室が浸水し、損害額は数百万ドル相当と言われる。 事故原因の追及とは別に海軍は複雑な技術課題に取り組む必要がある。つまり損傷した同艦を浸水からどう守るのか。損傷の正確な評価から修理可能なのか判断し、どこで修理するかを決める必要がある。 海軍技術陣が浸水箇所の排水はほぼ完了し、艦体の穴に継ぎをあてる作業中と第七艦隊広報官クレイ・ドスが伝えてきた。 「USSフィッツジェラルドは来月に

フィッツジェラルド衝突事故で米海軍法務部の調査体制が整う

Navy Names Former Destroyer Commander to Lead USS Fitzgerald Collision Investigation 米海軍がUSSフィッツジェラルド衝突事故調査の統括官に駆逐艦艦長経験者を任命   By: Sam LaGrone June 23, 2017 1:26 PM • Updated: June 23, 2017 1:48 PM https://news.usni.org/2017/06/23/former-destroyer-commander-to-lead-uss-fitzgerald-collision-investigation 商船との衝突後横須賀基地に戻るUSSフィッツジェラルド(DDG 62)。 US Navy Photo 経験豊かな水上戦士官がUSSフィッツジェラルド(DDG-62)と商船間で発生した衝突事故で米海軍側調査を率いると米第七艦隊が6月23日発表した。 ブライアン・フォート少将が海軍法務部調査  Manual of the Judge Advocate General (JAGMAN)を6月17日に発生したフィッツジェラルド-フィリピン船籍コンテナー船ACXクリスタル間の衝突事故調査を統括する。フォート少将はUSSゴンザレス(DDG-66)の元艦長で26駆逐艦群で司令を務めた。 少将の責務は捜査官を指揮しデータを集め、乗員から事情聴取し詳細事実を見聞することで7名の生命を奪った事故でどちらに責があったのかを明らかにすることにある。 ブライアン・P・フォート少将 US Navy Photo 米第七艦隊司令官ジョセフ・オーコイン中将は衝突事故の捜査には将官を責任者に充てると述べていた。 事故調査では米海軍の他、米沿岸警備隊、日本側当局、保険会社が動いているが、JAGMAN調査は数少ない公表結果となりで注目を集めはずだ。並行して米海軍も安全面から調査中だが結果は公表されないとみられる。 「JAGMAN調査の目的は事故を発生させた原因をつきとめ、航法、海上、地上における過失にとどまらず運用方針、組織、訓練、機材、指揮統制等の面から何がおかしかったのかを解明することにある。またどちらの側に過失があったのかを突