スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

ラベル(Block 4)が付いた投稿を表示しています

難航するF-35プログラムのソフトウェア開発で改善が見られないと国防総省の報告書が指摘(Defene One)

  2025年1月24日、ジョージア州サバンナのエア・ドミナンス・センターで行われたセントリー・サバンナ25-1演習で、離陸準備をするウィスコンシン州兵第115戦闘航空団所属の米空軍パイロット。 GETTY IMAGES / TECH. SGT. サラ・M・マクラーナハン 国防総省の兵器試験機関DOT&Eによる新たな報告書は、複数のソフトウェア問題を「同時に」修正できないと指摘している 国 防総省のテストオフィスが最近発表した報告書によると、F-35プログラムは依然としてソフトウェアの開発とテストに苦戦しており、課題の根強さが浮き彫りになった。  1月31日に発表された年次試験評価報告書によると、プログラムは「欠陥に対処し新機能を追加するために設計されたソフトウェアを開発しテストするスケジュールとパフォーマンスのタイムラインを満たすことで改善が見られない」という。  開発で問題となっているのは、ブロック4の改良に不可欠なソフトウェアとハードウェアのアップグレードであるテクノロジー・リフレッシュ-3だ。当初は2023年4月に完成する予定だったが、アップグレードは何度も延期され、関係者は完全な戦闘能力を発揮する日を確定するのをためらっている。ソフトウェアの問題により、国防総省はロッキードからの納入を1年間停止した。その後、納入は再開されたが、新型機はTR-3の「切り捨て」バージョンを搭載している。  DOT&Eは、TR-3エイビオニクスのアップグレードに必要なソフトウェアを開発しながら、現行のTR-2システムのソフトウェア問題を解決するというプログラム課題を「同時に解決することはできない」と述べた。  TR-3開発の遅れは、既存のTR-2仕様機に新機能を装備する計画にも影響を及ぼしている。  「TR-3エイビオニクスのアップグレードに伴う開発および試験における課題は、TR-2構成の航空機にブロック4の機能を提供するための計画スケジュールにさらなる遅れをもたらしている」と報告書は述べている。  さらに報告書は、F-35統合計画室がTR-3の戦闘試験について「適切な計画を立てていない」こと、そしてTR-3の完全な「運用試験」は来年まで行われないことを明らかにした。  「DOT&Eは、これらの航空機の専用運用テストは、現場への配備が開始されてか...

(修正)F-35完成機体を引き渡しできなくなる事態が今夏発生する。エンジン換装問題はじめ課題も山積み。TR-3やBlokc4の実現がなかなか進まない事情とは....

国 防総省は今夏のF-35ステルス戦闘機納入を停止する一方、将来の改良に必要な技術リフレッシュ3(TR-3)ハードウェアを備えた量産機を確保する 大 幅に遅れているTR-3アップグレードは、JSFのブロック4近代化のサポートに不可欠だ。過去のコンカレンシー(すべての機能が完全にテストまたは検証される前にF-35が製造される、開発と製造の複合プロセス)の問題が、このアプローチを後押ししているようだ。国防総省で最も高価な兵器システムであるステルスジェットのタイムラインに、どのような影響が出るかはまだわからない。 テキサス州フォートワースからテスト出撃するF-35Aステルスジェット。ロッキード・マーチン ロッキード・マーチン 国防総省は来月、 ロッキード・マーティン のフォートワース工場(テキサス州)で生産ラインから出荷される一部新造F-35の受け入れを停止する予定だと、Breaking Defenseが初めて報じた。その理由として、TR-3ハードウェアの未熟さがある。このため、TR-3対象機材は第一線に納入されず、フォートワースに一時保管される。TR-3問題が解決され、引き渡しが可能になるまで2024年の春までかかるかもしれない。  TR-3を搭載した最初の量産機は2月に形を整え始め、7月末に完成する。  F-35合同プログラムオフィス(JPO)は、TR-3の遅れのため、新規製造機体がその間保管されることを意味するとDefense Newsに確認した。  「この夏の終わりから、TR-3のハードウェア搭載のF-35は、戦闘能力がユーザーの期待に答えられるか検証されるまで引き渡しを止める」と、JPOのスポークスマンRuss Goemaereは述べている。「JPOとロッキード・マーティンは、これらの航空機が[受け入れ]が行われるまで、安全かつ確実に保管されることを保証する」と述べた。  TR-3を搭載したF-35は一時的に保管されるが、TR-2ハードウェアを搭載したF-35は通常通り納入され続ける。  現時点でどれだけのF-35が影響を受けるかは不明だ。  ディフェンス・ニュースによると、ロッキードは、F-35を何機保管しなければならないかを言うのは時期尚早で、同社は今年のTR-3の生産数に関する当初の計画についてコメントしなかった。しかし、TR-2とTR-3の合計で、ロッキ...