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V-22に空中給油能力を付加する米海兵隊の動向に注目

なるほどオスプレイの一部を給油機として固定化するのではなく、必要な時に空域内で給油機として使い、海兵隊の機動性を高めようという構想のようですが、海兵隊独自で給油機が必要と主張するのはどうでしょうか。観念的な反対議論が沈静化する方向にあると思いますが、自衛隊も同機を導入することを決めた今、国民は冷静に事実を見た方がいいでしょうね。地上車両もジェット燃料を使っているというのはターボシャフトエンジンを搭載しているのでしょうか。詳しい方に説明をお願いしたいところです。 V-22 to get a tanker option Joshua Stewart, Staff Writer 10:37 a.m. EST December 28, 2014 http://www.marinecorpstimes.com/story/military/tech/2014/12/28/v-22-osprey-to-become-a-tanker/20804783/ (Photo: Sheldon Cohen/Bell Boeing) V-22オスプレイが新しい能力を獲得する。米海兵隊専用の空中給油装備を開発中で、完成すれば空中給油機になる。 実用化になれば海兵隊の各機への給油機となり、F-35ライトニングIIも含むほか、地上車両への燃料補給も可能だ。ちなみに海兵隊車両は航空燃料を使っている。 オスプレイを給油機として投入して、各機の戦闘行動半径を増やすのが海兵隊の航空10年計画の一部である。 また海兵隊独自で給油能力を拡充すれば、それだけ海兵隊の独自運用の幅が広がると考えている。オスプレイ運用に整備された航空基地は不要であるのも魅力だ。 試作型の給油装置は2013年にテキサスで実験されている。その際にはオスプレイに燃料タンクと補給用ホースを取り付け、戦闘機の先頭に飛行させた。F/A-18CとD型への空中給油に成功している。 ただし給油装置は都度装着することになり、V-22は分類上は空中給油機にならないという。海兵隊としてはJSFを地上支援に投入する際にも有効に活用できるようになると見ている。 ただし開発は初期段階で実用化は2017年になる見込みだ。 給油機仕様ではドローグをオスプレイのハッチから伸ばす。実験時の写真では伸縮

英空軍の給油ミッションを実施する民間会社エアタンカーは欧州の給油機不足解消の切り札になるのか

AirTanker Aims To Solve European Tanker Shortage By Tony Osborne aviationweek.com May 06, 2013 Credit: Crown Copyright 英空軍(RAF)の空中給油・輸送機部隊の運用を実施している民間企業エアタンカーAirTankerが英国以外での売り上げ確保の模索を始めた。 同社が期待をかけるのはヨーロッパで恒常的に給油機が不足しているためで、同社保有のA330-200ヴォイジャー給油輸送機の余剰機材を軍用仕様のまま他国にリースすることを考えている。 「これまでは委託運用中心だったが、今後は自社で営業をかけていく」と同社CEOフィル・ブルンデルPhil Blundellは語る。「当社機材を最大限活用する方法を検討しています」 同社はヴォイジャー14機を購入し、RAFの旧式VC-10およびロッキードトライスター給油輸送機と交代させる。平時にはヴォイジャー全機は必要ではない。9機あれば十分である。残りの5機は有事の追加投入機材用として想定される。 そこで予備機材の軍用装備を取り外し、チャーター航空会社にリースすることが可能だが、軍用仕様のまま他国にウェットリースしたほうが営業上は有利と見ている。 「英国防省には予備機の経費負担がなくなるのが利点です。必要となればいつでも予備機を追加投入できますので、固定費負担を減らしたまま給油能力を確保できます」(ブルンデル) そのほかの売り上げ策として他国のA330の安全点検補修チェックの実施があり、同社は2014年上半期中にC点検資格を取得する予定。 英 国防省はヴォイジャー中核機材9機の飛行時間を欧州諸国、NATO加盟国に提供できないか検討中という。この案は欧州防衛庁European Defense Agency (EDA)も賛同しており、RAFヴォイジャーをNATOを通じ提供し、機材利用にはC-130の飛行時間を利用したとみなして支払いが発生する。つま り、A国が給油機をB国に1時間貸し出したとすると、B国はC-130 換算で3飛行時間分の借りができることになる。このように機材を共同利用することで英国には固定費負担が軽減できる効果が生まれると同社は説明する。