B-2によるイエメン爆撃でオーストラリアが果たした役割に疑問が残ったまま(The War Zone)―安全保障は共同実施が当たり前になりつつあるのに日本が集団安全保障を頭から否定しているのはおかしなこと。
Tech. Sgt. Benjamin Mota/USAF イエメン爆撃の支援にオーストラリアの空軍基地が使用されたが、どの機種の航空機が使用したのか、またどのように使用されたのか当局は口を閉ざしたままだ 米 空軍は、今週初めにイエメンのフーシ派の兵器貯蔵庫に対するB-2ステルス爆撃機による空爆作戦を支援するため、オーストラリアの空軍基地を使用した。現時点では、オーストラリアの基地を使用した航空機にB-2が含まれていたかどうかについて、混乱が生じている。しかし、米空軍の空中給油機が爆撃機を支援し、オーストラリアから給油作業を行った可能性が高いと思われる。いずれにしても、この動きは米国とオーストラリアの軍事および戦略的同盟関係の拡大を反映するものであり、オーストラリアの空軍基地のアップグレード、特に米国の爆撃機を収容できるようにするためのアップグレードが含まれている。 オーストラリア国防省は、10月16日夜から17日未明にかけてのイエメンへの米国の空爆に対するオーストラリアによる支援には、「オーストラリア北部における米国の航空機へのアクセスおよび領空通過」が含まれていたことを確認している。 オーストラリア国営放送局ABCの報道によると、「北部準州の遠隔地にある空軍基地が、イエメンのフーシ派の地下兵器貯蔵庫に対する今週の米国の大規模空爆の中継基地として使用された」と伝えている。 これは、ダーウィンの南にある遠隔地の施設であるオーストラリア空軍基地ティンダルを指している可能性があり、同基地では米国の爆撃機の展開に適応できるようアップグレードが進められている。作業は2026年後半に完了する。問題の期間における低解像度の衛星画像では、ティンダルにB-2が存在する様子は確認できないが、これは決定的なものではない。オーストラリア北部には、補助施設を含め、他の運用場所の可能性もある。 2024年5月に撮影されたティンダル空軍基地。米軍の爆撃機を支援するための新しいエプロンが建設中。(Google Earth) その後、同じ放送局が、オーストラリア国防省は、攻撃に参加した米軍機がティンダルから離陸したかどうかについて、肯定も否定もしないと報じた。離陸に重点が置かれているのは、後で述べるように、ここが重要な意味を持つ可能性があるからだ。 ABCのこ...