イ スラム革命防衛隊(IRGC)が本日声明を発表し、イラン権益を標的としたイスラエルに対応するという口実で、日曜日の朝にイラクのアールビルを攻撃したことを確認した。 「偽シオニスト政権の最近の犯罪と悪事を見逃さないという以前の発表を受けて、昨夜、『シオニストの陰謀と悪の戦略センター』が、イスラム革命防衛隊の強力なミサイルの標的となった」と声明は述べている。 ウォール・ストリート・ジャーナル紙の報道によると、アールビル Erbil で建設中のアメリカ領事館付近がイランのミサイル攻撃を受けたのを米政府関係者が確認している。 ソーシャルメディア上には、イランから発射された複数のミサイルのようなものが映っている。2つ目のビデオでは、イランから発射されたミサイルとされるものがアールビルの領事館付近に着弾し、数回の爆発を引き起こしている。 アールビルはこれまでにも、イランが支援するイラク戦闘員がモサド拠点を標的としてきた。しかし、イスラム革命防衛隊クッズ部隊のカセム・ソレイマニ司令の死後、イスラム共和国が弾道ミサイルでアールビルの攻撃に成功したのは、これが初めてとなる。 イスラエルが3月7日にダマスカスを空爆し、IRGC所属の大佐2名とシリア軍将校2名が死亡し、IRGCは報復を誓った。 IRGC声明にはないが、攻撃は建設中の米国領事館を狙った可能性があり、モサド拠点よりも妥当なものと思われる。 2021年末、The New Timesは、シリア南部の米軍基地への攻撃は、シリア内で活動するイラン軍へのイスラエル空爆に対するイランの報復と報じた。米政府関係者を引用し、記事では「イランは攻撃を実行した代理軍を指揮し、装備品を供給した」とある。 日曜日の攻撃は、昨年の事件の再来の可能性があるが、イランは今回の攻撃に代理勢力を使わなかったのが重要な点だ。イラン国内を攻撃することで、テヘランは、明確なメッセージを送ったのである。 IRGCの声明は、「シオニストの陰謀と悪の戦略的中心」への攻撃だとするが、説得力はない。建設中の米領事館ではなく、イスラエル施設を攻撃したと発表することで、敷地への被害がないため、イランは米政権に対応しなくても良い口実を与えた可能性がある。 米国務省も「米国を狙った攻撃ではない」との見解で、イスラエルもアールビルでの
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