オスプレイがまともに運用できていない状況が続いていますが、今度は空母への貨物人員輸送CODで大きな期待をされていたCMV-22で国防総省が指摘する報告書が国防総省から出てきました。The War Zone記事からのご紹介です。 U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Emma Burgess) 米国防総省のテスト部門が、海軍仕様オスプレイで大きな問題点を強調している。墜落事故を受けV-22全機が飛行停止措置のままだ 11月 に日本沖で発生した空軍のオスプレイの死亡事故を受けて、V-22全機が飛行停止措置になる前から、海軍では同型機による任務の遂行が制限される深刻な問題を抱えていた。海軍は2022年の運用開始でCMV-22Bを「ゲームチェンジャー」と呼んだにもかかわらず、国防総省の最高試験機関が調査結果を出してきた。オスプレイの飛行停止措置で、海軍は機数減少中のC-2Aグレイハウンドを使用して不可欠な空母オンボードデリバリー(COD)の実施を余儀なくされている。 「CMV-22Bは、サブシステム多数の不良のために運用に適しておらず、防氷システムは運用任務の全故障で44%を占めた」と、国防総省の運用試験評価局長室(DOT&E)は先週発表した2023会計年度の年次報告書で述べている。 防氷システム問題はCMV-22Bにとって重大な懸念事項だが、プログラム開始以来、同機がCODの役割を引き継ぐことにいくつかの潜在的な欠点があった。キャビンの与圧不足もその一つで、乗客と乗組員が酸素吸入しない限り、オスプレイは低高度、悪天候、長距離をターボプロップ並みの速度で飛行しなければならない。目的地がはるか沖合で、近くに迂回飛行場がない場合もあるため、悪天候の中での飛行を余儀なくされることもある。 防氷システムの問題によるミッション失敗の44%は、以前より大幅に増加しているようだ。 2023年2月、海軍がCMV-22Bが初期運用能力(IOC)を得たと発表したとき、ブルームバーグ・ニュースは、この機体はまだ "運用に適していない"と報じた。それは、「信頼性要件を部分的にしか満たしていない」ためだと、国防総省のテストオフィスは非公開の評価で述べている。問題点には、CMV-22の防氷シス...
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。