中露を一枚岩と見るのはあまりにも近視眼的であり、実態はお互いに不信感を抱きつつ、便宜上微笑しているに過ぎません。中共が考えているのは『偉大なる中華帝国』の再興であり、ロシア沿海州の奪還という『偉業』で統治の正当性をアピールすることでしょう。ロシアにとって黙っていられない展開となり、両国が戦闘に突入するというシナリオを1945が記事にしましたのでご紹介します。そもそも既成事実を塗り替えようとする中共の思考、行動の様式に問題があるわけで、中共が消滅しても国民を洗脳してきているので、世界は中国に振り回されるでしょう。 2020年代が終わる前にロシアと中国が戦争する可能性 ロ シアと中国間で高まる戦争のリスクは、世界の安定に対する最も重大な挑戦である。2020年代末までに、中国がますます大胆な領有権をロシアに対し主張することから発生する両国の武力衝突が、世界的な影響を及ぼす可能性がはっきりと見えている。 モスクワと北京の「際限のない」パートナーシップや、ウクライナ戦争をきっかけに急拡大している両国の貿易・軍事・安全保障関係は、今のところは無視してよい。 ウラジーミル・プーチンと習近平の長年にわたる個人的な友好関係や、世界情勢におけるアメリカの継続的なパワーと影響力に対抗するためのイデオロギー的・地政学的な連携も、ひとまず置いておこう。 中国は今こそ、東アジアの宗主国である「天上王国」としての神聖な地位を歴史的に回復するときと考え、すべての近隣諸国に対して領土拡張を推し進めている。 北京が南シナ海を事実上支配し、台湾とフィリピンに対してほぼ毎日のように軍事的挑発を続け、南西にはヒマラヤ山脈を越えて歴史的にインドの領土に対して戦争のような態勢とサラミ・スライシングを行っていることを考えれば、ロシアに対する領土要求の提起は、今日の中国の意思決定において潜在的に最も危険な要素であり、両国間の武力衝突が再燃する可能性が高い。 中国とロシアは1969年に戦争寸前までいった。 ロシアと中国が原爆を投下しそうになったのは、記憶に新しい。1969年、ロシア極東の凍てついた荒野で、アムール川とウスリー川の境界線沿いに駐留していたソ連軍を、中国がいわれのない血なまぐさい攻撃で攻撃したことは、間違いなく今日までスラブ人の精神に長い影を落とし、漢民族に対する無感覚な恐怖と警戒心を煽り続け...
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