North Korean State Media 北朝鮮は、ICBMの実戦配備で重要となる再突入体の技術に積極的に取り組んでいるが 米 軍の太平洋地域担当トップによれば、北朝鮮が核弾頭を大気圏を通過させ、地球に帰還させる再突入装置の実験に成功した証拠はないという。北朝鮮は、大気圏外飛行プロファイルを持つ長距離弾道ミサイル、特に米国に到達可能な大陸間弾道ミサイル(ICBM)に不可欠なこの技術に積極的に取り組んでいる。 サミュエル・パパロ米海軍大将は、昨日ブルッキングス研究所のシンクタンクで開かれた公開イベントの冒頭で、「北朝鮮が最大の弾道ミサイルの発射実験を行い、7,000キロ(約4,349.5マイル)を超える弾道弾に到達したことは、もう皆さんご存じでしょう」と述べた。 パパロは米インド太平洋軍(INDOPACOM)のトップであり、北朝鮮が10月31日に、これまでで最長の射程距離と主張する大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星19」を初めて発射実験したことについて言及した 北朝鮮当局によると、ミサイルの最高到達距離は7687.5キロ(約4776.8マイル)だった。 火星19号は、この巨大な輸送発射装置(TEL)から発射された。 北朝鮮国営メディア 「北朝鮮が再突入体を大気圏に安全に帰還させる能力について、また彼ら自身がそのようなことができるという確信を持っているかどうかについて、我々は多くを知っているのだろうか?」とブルッキングスの外交政策プログラムのシニアフェロー兼リサーチディレクターであるマイケル・オハンロンは、続いてパパロに尋ねた。「北米を射程に収めるのはひとつのねらいですが核弾頭を降下させ、爆発させることができるというのは別の課題です」。 「まだ実現していない。まだその能力を見ていないが、それを目標にテストを続けているだけだ」とINDOPACOM司令官は答えた。 極超音速で大気圏を通過し、地球まで急降下する際の物理的・熱的ストレスに耐えられる再突入体を設計することは、複雑な命題だ。 また、核弾頭のようなペイロードを安全に保持し、確実かつ正確に目的の爆発地点に到達できなければならない。 10月31日に打ち上げられた「火星19号」に搭載されたカメラから見たとされる地球の様子。 北朝鮮国営メディア 北朝鮮が長年に...
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