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クアッド四か国海軍部隊のマラバール演習が8月26日スタート。第一段階はフィリピン海で特殊部隊も交え展開中。

  US Indo-Pacific Command     オ ーストラリア、日本、インド、米国が8月26日マラバール2021演習の第一段階をフィリピン海で開始した。   マラバールは毎年開催されている海洋演習で、高度の戦術作戦立案能力、訓練能力、配備能力を王立オーストラリア海軍(RAN)、インド海軍(IN)、海上自衛隊(JMSDF)、米海軍の間で磨くもので志を共有する各国で法の支配を基礎におくインド太平洋秩序を維持が目的だ。   今年度の演習は米海軍が主宰し、二段階に分かれる。まず四か国でフィリピン海を舞台に合同海軍運用、対潜戦、防空演習、実弾火砲発射、海上補給活動、相互航空運用、海上阻止行動を訓練する。   今年の演習では海軍特殊戦部隊が第一段階に加わり、非正規海上脅威への対応とともに通常の海軍部隊との共同運用技術を高める。   「マラバール21は多国間訓練で戦闘技術を磨き、海上保安の技能を高める優れた機会だ。 「米海軍の駆逐艦部隊は各国部隊とともに地域安全保障と安定の基礎を形成し、インド太平洋の各国が恩恵を得るのを助ける」(CTF71司令チャールズ・サージャント大佐)   米海軍からは第一段階で太平洋艦隊の対潜艦トップのアーレイ・バーク級駆逐艦USSバリー(DDG 52)以下絵画運特殊戦部隊、海上警備偵察機材、海上輸送司令部(MSC)隷下のヘンリー・J・カイザー級給油補給艦USNSラパハノック (T-AO 204)が加わる。   インド海軍からはシバリク級多用途ステルスフリゲート艦INSシバリク(F 47)、カモルタ級対潜コルベットINSカドマット(P 29)が加わり、海上自衛隊はいずも級多用途駆逐艦JSかが(DDH 184)、むらさめ級駆逐艦JSむらさめ(DD 101)、JSしらぬい(DD 120)が、オーストラリアはアンザック級フリゲートHMASワラモンガ(FFH 152)を派遣する。航空機ではインド海軍のP-8、海上自衛隊がP-1、米海軍のP-8Aが加わる。   オーストラリア、インド、日本、米国の各海軍部隊はこれまでも定期的にインド太平洋で演習を行っており、悪意ある影響に対抗し域内の安全と安定のため協力を強めている。■   Australia, India, Japan, and US Kick-off Exercise MALABAR 2021 Na

マラバール2019は日本近海で実施?

インド国内紙報道ですがお伝えしておきます。インド、オーストラリアを巻き込んで日米同盟はこれまで以上に中国を意識した作戦運用に進みます。これに対し中国がどんな反応を示すか、さらに同調する国内勢力がどんなピンぼけな主張を展開するか、いまからたのしみです。 Malabar exercise may take place in Japan next year 来年のマラバール演習は日本近海で実施か By: Huma Siddiqui | New Delhi | Updated: July 17, 2018 12:48 AM https://www.financialexpress.com/defence/malabar-exercise-may-take-place-in-japan-next-yea r/1247164/ 次 回マラバール三カ国間海軍演習は日本近海での開催になりそうで、中国の東シナ海でのプレゼンスを抑止しつつ航行の自由を推進する狙いがあるのは明らかだ。 2016年にインドと米国は日本を同演習の通常参加国に認めたばかりだが、演習自体は1990年以来実施されてきた インド政府消息筋によれば「来年の演習を日本近海で行う協議が三か国で続いている。日本代表団がインド入りし詳細を詰めることになっており9月の印日サミットで正式承認の運びだ」という。 マラバール演習に日本が加わったのは米国が目指す有志国連合をインド太平洋に形成し中国の軍事的台頭を抑え込む戦略上で望ましいことだ。 第二十二回マラバール三か国演習はグアム沖合フィリピン海で先月始まっており、空母作戦運用、防空作戦、対潜戦、水上戦、臨検・捜索・拿捕(VBSS)、共同戦術運用手順等が内容だ。 2017年のインド日本サミットの共同声明では両国が「防衛安全保障上の協力と対話を今後も進め、マラバール等共同演習の他、防衛装備技術面で協力を進め、監視偵察や無人機技術含む防衛産業も対象とする」とあった。 米インド太平洋軍司令部ホームページには「本演習により各国人員の理解度と相互運用体制が上がる」との記述がある。■

★拡大する日印共同演習、2018年よりマラバール演習にP-1参加が決まる

インドは今後も日本との関係が深くなりますが、一般社会ではインドの実態、重要性はほとんど認識されていません。メディアはやはり都合の悪いことには報道しない自由を行使するのでしょうか。日印の接近を快く思わないのはあの国ですからね Maiden Indo-Japan joint exercise in 2018 印日共同演習が2018年から拡大へ DH News Service, New Delhi, Sep 15 2017, 2:15 IST http://www.deccanherald.com/content/633242/maiden-indo-japan-joint-exercise.html インド、日本両国の防衛部隊が2018年から合同演習を充実させることがわかった。 インド陸軍と陸上自衛隊は対テロ作戦を主眼とする演習を初開催し、インド陸軍の経験値を活用する。両国の空軍も機材を相互派遣する。 三ヵ国海軍演習のマラバールでは2018年に海上自衛隊がP-1哨戒機を初参加させる。 演習の詳細内容は今年両国部隊が開催する企画会議で決まるという。 その他の演習題目に国連平和維持活動、人道援助、災害救難も加わりそうだ。 両国海軍部隊にはすでに協力関係の実績があるが、ナレンドラ・モディ首相と安倍晋三首相のトップ会談後の共同声明ではインド洋から太平洋にかけての海洋認識探知力の重要性を重視している。今年7月にベンガル湾で展開された同演習の規模拡大と内容の深化を両首相は評価している。 2017年から日本はマラバール演習に常時参加国になり、米印二か国海軍演習の性格が変更されている。 友好親善関係の増大を受けて日本も対潜戦、機雷処理でインド海軍に訓練参加の門戸を開くことになり、2018年スタートしそうだ。■

マラバール演習2017が始まったが、日本国民が戦略思考できるのはいつ?

写真は今回の演習のものではなく、くらま(DD-144)が写っているので以前の共同演習の際のものですね。日本国内でこの演習の意義、インド太平洋の秩序の維持=中国へのメッセージの重要性を理解している人がどのくらいいるのでしょうか。オーストラリアが中国マネーに目がくらみふらついているのは中国にとって奇貨なのでしょうね。しかし海上自衛隊はいつになったら「護衛艦」の名称をやめるのでしょうか。国内向け海外向けでつかいわけるのはダブルスピークのようですね。 US, India and Japan launch joint naval exercises to keep China in check 米、印、日共同海軍演習の狙いは中国へのけん制だ By: Vivek Raghuvanshi, July 11, 2017 (Photo Credit: MCSN Alonzo M. Archer/US Navy) http://www.defensenews.com/articles/us-india-and-japan-launch-naval-exercises NEW DELHI —米国、インド、日本三カ国の海軍がマラバール2017演習をベンガル湾で開始した。 米海軍USSニミッツ、インドのINSヴィクラマディティア、海上自衛隊からJSいずもの空母三隻が参加し、第21回演習は7月10日から17日の会期で幕を開けた。今回の狙いのひとつがインド洋で存在感を高めつつある中国の動きへの対抗だと専門家はみている。 米第11打撃群司令ウィリアム・バーン少将はチェンナイに集まった報道陣にマラバール2017の戦略的なメッセージは国名は出さずに「誤解の可能性を排除」することで、「こちらは結束している」と示すことと述べている。 グルプリ―ト・クラナ(インド海軍大佐・国家海洋財団専務理事)は「マラバールの本質はインドと米国の共同演習であり、日本も参加して拡大したが各国の国家戦略をインド太平洋地区で集結させ、海洋軍事協力体制を機能させることにある」と述べる。 「今年の演習の特色は空母運用、防空、対潜戦(ASW)、水上戦、臨検拿捕(VBSS)、捜索救難、共同操艦、戦術行動」だとインド国防省の公式報道資料にある。 インド海軍の花形は空母INSヴィクラ

★いずもの南シナ海・インド洋長期派遣をめぐる報道について

いずもの長期航海派遣をロイターが伝え、米メディアも報道しています。まず自動車系ウェブサイトのThe Drive の軍事コーナーで一般米国人向けの記事になっています。例によって護衛艦は駆逐艦、ヘリコプター護衛艦はヘリコプター空母と各記事は伝えています。しかし国内メディアは黙殺していますね。 Japan to Sail Carrier Into South China Sea In Massive Show of Force 日本が空母を南シナ海へ派遣し最大級の力の誇示を行う Dispatching the helicopter carrier Izumo to the South China Sea is the largest show of naval force by Japan in the region since World War Two. ヘリコプター空母いずもの南シナ海派遣は戦後日本で最大の海軍力誇示となる。 BY TYLER ROGOWAY  MARCH 13, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/8296/japan-to-sail-carrier-into-south-china-sea-in-massive-show-of-force AP 日本のヘリコプター空母いずもが三ヶ月という前例のない長期派遣で南シナ海に向かう。途中、シンガポール、フィリピン、スリランカ、インドネシアに寄港し、マラバール国際海軍演習に参加すべくインド洋に向かう。海上自衛隊のヘリコプター空母と随行部隊が加わり、域内三大海軍国の空母が共同訓練をすると中国の動揺は隠せないだろう。ただし中国人民解放軍海軍も空母を同地域に巡航させ作戦概念の検証とともに力の誇示をわずか三ヶ月前に実施したばかりだ。 いずもは全長814フィート排水量27千トン。日本は同艦の能力を誇示することを避け、「ヘリコプター駆逐艦」と称するほどだが、同艦はヘリコプター多数を日本本土から離れた地点で運用できる。対潜、輸送、攻撃用途の各種ヘリコプターを保有するが、特に対潜作戦が注目され、活動を高める中国潜水艦に大きな脅威となる。 CIMSEC 日本は南シナ海でなんら領有権を主張していないが、中