V-22オスプレイの飛行再開を許可するも、11月の墜落事故についての詳細は米国防総省は明かさず Breaking Defense 記事より 米 国防総省当局者は、V-22オスプレイは安全に飛行できると「高い確信」を持っていると述べているが、8人が死亡した日本での墜落事故の原因については口を閉ざしたままだ 約3ヶ月間飛行を停止していたV-22オスプレイが、11月に発生した墜落事故の原因が完全には解明されていないにもかかわらず、国防総省は本日、V-22オスプレイの飛行再開を正式に許可した。 しかし、空軍、海軍、海兵隊は、今日V-22を飛行させることは可能だが、3ヶ月の飛行停止の影響により、オスプレイの本格運用を開始する前に、徐々に増強する必要があり、すべてが正常に戻るまでは数ヶ月を要すると述べている。 V-22の飛行が安全かどうかを決定する権限を持つ重要な軍事機関である海軍航空システム本部は、同機は飛行に復帰しても問題ないと結論づけた。 「私たちは、どの部品がどのように故障したかを理解しています」。ペンタゴンのV-22統合プログラム・オフィスのプログラム・マネージャー、ブライアン・テイラー海兵隊大佐Marine Corps Col. Brian Taylorは、発表前に記者団に語った。 テイラーは、海軍航空隊は空軍と連携して 「事故の徹底的な検証」を行なったと述べた。また、パイロットや整備士の再教育計画や、オスプレイの定常任務の継続を許可する時期については、各航空局がそれぞれ独自の計画を持っていると付け加えた。 11月29日にオスプレイが日本沖に墜落し、8名が死亡した事故を受けて、アメリカは12月6日にV-22全機を着陸させた。オスプレイには、空軍のCV-22、海兵隊のMV-22、海軍のCMV-22Bがある。 電話会談で、テイラーと各軍代表は、オスプレイが再び墜落する確率を下げるために実施されている「緩和策」について曖昧に述べた。 各司令部が特定のメンテナンス方法を採用し、NAVAIRの指示による最新手順に基づいてオスプレイを操縦するパイロットを再教育する予定だという。 2022年8月、『ブレイキング・ディフェンス』は、空軍がCV-22のクラッチに安全上の懸念があるとして、CV-22を地上待機にすると最初に報じた。当時、海兵隊はこれに追随せず、パイロットがこ...
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