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火砲の数でロシアが圧倒的に有利なのに戦果はウクライナが上回っているのはなぜか。ロシアが勝てない理由が明らかになった....

  ロシアは20世紀、ウクライナは21世紀のスタイルで火砲を運用している違いがあらわになったわけですね。これでは勝てないですね.... Ukraine's military firing artillery. Image Credit: Creative Commons. ウ クライナでも、これまでの大規模紛争と同様、砲兵は戦場で最大の殺し屋であり、双方の死傷者の80%を占めると言われる。しかし、ウクライナの砲の数は少なく、砲弾数も少ないが、ロシアと同じ武器を使っているにもかかわらず、より大きな損害を与えているように見える。なぜそんなことが可能なのだろうか。 数字の戦い ロシアは侵攻開始以来、砲とMRLの数が約2倍、さらに弾薬の大量備蓄があり、火砲で圧倒的な優位を保ってきた。発射砲弾の数でもロシアが大幅に上回っている。  昨年11月、NBCは米国政府関係者発言を引用し、ウクライナの4,000~7,000発に対し、ロシアは1日20,000発を使用していると推定した。NATOのイェンス・ストルテンベルグ事務総長は2月、ロシアはウクライナの4倍程度の砲弾を発射していると述べた。3月にはスペインの新聞El PaisがEUの内部情報筋を引用し、ロシアは1日あたり4〜5万発を発射しており、これに対してウクライナは5000〜6000発、エストニア(ウクライナに砲弾を供給)は1日あたり2万〜6万発、これに対してウクライナは2千〜7千発と推定していた。  つまり、ロシアはウクライナの4倍から9倍の砲弾を発射している可能性が高い。  にもかかわらず、ロシアの方がはるかに多くの犠牲者を出している。最近リークされた国防総省文書によると、死傷者数はロシア人189,500~223,000人に対し、ウクライナは124,500~131,000人と1.4対1.8対1になっている。  これは、ロシアの作戦が攻撃的で、ウクライナはほとんど防御的だったとの事実で説明できる。しかし、長い間、静的な戦いが続いている。ロシアの砲撃戦の優位性は、本来なら死傷者数に反映されるはずだが、そうなっていない。英国の防衛シンクタンクRUSIは、ロシア軍を「戦車多数を持つ砲兵軍」、つまり、打撃力を大量の大砲に依存する軍と表現している。今回の紛争では、より小さな戦力で劣勢に立たされているように見える。 ウクライナはより...