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B-21開発は順調と米空軍長官発言あるが、詳細は依然秘密のベールに

B-1,B-2の早期退役を決めた空軍はよほどB-21に自信をもっているようですね。B-21については一向に米空軍が口を緩める兆候がありません。それだけ重要な開発なのでしょう。F-35で中国のサイバースパイで情報が漏れたことが答えているのでしょう。画像を載せるといろいろ不具合があることがわかりましたので当面テキストだけとします。ご了承ください。 SecAF Says B-21 ‘On Schedule’ As China Rises To Air Force’s Top Threat   中国の脅威を空軍のトップに据えた空軍長官がB-21は「予定通り」進行中と発言 By COLIN CLARK on February 14, 2018 at 3:12 PM https://breakingdefense.com/2018/02/secaf-says-b-21-on-schedule-as-china-rises-to-air-forces-top-threat/ PENTAGON: 空軍長官ヘザー・ウィルソンが中国を「こちらに歩調を合わせた脅威」と呼んだ。長官がペンタゴン予算発表の記者会見の席上でのこと。 中国が急速に装備近代化して米空軍も対応を迫られていると長官は述べ、PRCが衛星攻撃実験を行ったが空軍の対抗手段については詳細を語らなかった。 ウィルソン長官は口にしなかったがB-21爆撃機の長距離ステルス性能、電子サイバー戦性能が中国への対抗手段の中心であるのは明らかだ。記者は長官にB-1、B-2を用途廃止してB-21導入を進める案を発表したのは新型爆撃機に自信が相当にあるからなのかと尋ねた。長官からは開発は順調としか回答がなかったがそこに重要な意味がある。長官が再び同事業の基本に触れ「最低でも」100機のB-21を導入して175機の爆撃機部隊の一部とすると述べたところで、記者は長官にB-21ではそれ以上の詳細を話すつもりがないことを意味するのかと遮ると長官は微笑してその通りと答えた。 上院軍事委員会のジョン・マケイン委員長にとっては笑い事ではない。同議員は空軍がB-21事業の内容を開示しないことを不満に思っている。 別の記者がウィルソン長官に調達規模を尋ねると長官はB-21の追加導入を希望している。国防戦略構想の内容から戦力構

★ボーイングが戦闘機事業から手を引く日が来る

戦闘機事業からボーイングが撤退すればF-XやF/A-XX開発はどうなるのでしょう。日本がEA-18Gを少数機導入しても大勢を覆すことはなさそうです。長距離攻撃とセンサー性能で航空優勢を確保するのであれば小型戦闘機である必要はなくなるというシンクタンク指摘もありましたが、戦闘機そのものがこれから姿を変えていくのでしょうか。 Why Boeing may stop building fighter planes ボーイングが戦闘機生産を終了する可能性   By Harold Hutchison Jan. 02, 01:01 PM http://www.wearethemighty.com/watch/why-boeing-may-stop-building-fighter-planes ボーイング が戦闘機ビジネスから近い将来に撤退する可能性はあるのか。ここ数年この疑問が生まれているのは各国の空軍が高性能機の代表 ロッキード F-35または安価な Saab グリペンのような選択に向かっているためだ。 まずボーイングは共用打撃戦闘機競合にX-32で挑み採用されなかった。2014年のDefenseAviation.comの記事ではボーイングは戦闘機を平均月産4機で生産していた。 リトルロックAFBを離陸するX-32。2001年。X-32は共用打撃戦闘機選定に向けた候補機のひとつだった。 (DOD photo) 同社はF-15Eストライクイーグル派生型の販売を進めているが、F/A-18E/FスーパーホーネットとEA-18Gグラウラーではオーストラリア除くと成立した商談はない。スーパーホーネットはインド向け営業を展開中でF-15C高性能版の売り込みを図る。 ボーイングは軽量戦闘機から完全に手を引いている。Saabと手を組みT-X採用を狙うが、ロッキードT-50、 レオナルド = レイセオン F-100と競合中だ。最近になりカタールからF-15QAの36機受注に成功したとFlightGlobal.comが伝えている。カタールは ユーロファイター ・タイフーン、 ダッソー ・ラファールも各36機導入している。 F-15Eストライクイーグルがイラク上空でフレアを放出中。不朽の決意作戦の一環、2017年9月6日。 (U.S. A

T-Xでボーイングの動きがなくなっている、ロッキード=KAI連合の受注になるのか

Why Boeing Hasn’t Been Flying Its Two T-X Trainers ボーイングのT-X練習機提案二機が最近飛行していないのはなぜ Boeing Dec 11, 2017 James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/why-boeing-hasn-t-been-flying-its-two-t-x-trainers?NL=AW-05&Issue=AW-05_20171212_AW-05_704&sfvc4enews=42&cl=article_1&utm_rid=CPEN1000000962396&utm_campaign=12947&utm_medium=email&elq2=fade94f8a78c4fc49006284071e60a56 ボ ーイング が沈黙を破り、完成済みT-X提案機材二機が ここ数か月飛行していない理由を述べている。 同社はAerospace Dailyに「単なる宣伝飛行には関心がない」としT-Xの飛行データはすでに提出済みと述べた。 2016年9月から2017年4月にかけボーイングは盛んに宣伝戦を展開しておりボーイングのT-X(BT-X)のセントルイス工場でのロールアウトからはじまっていた。一号機が2016年12月20日に初飛行し、二号機も今年4月24日に初飛行した。 だがそれ以来同社は飛行運用の宣伝はしておらず、最終組立て場所がセントルイスになるとだけ発表していた。最終選定されれば トライアンフ・エアロスペース・ストラクチャアズ が主翼、垂直尾翼、水平尾翼部を、スウェーデンの Saab が生産ハブだが地元産業界が9割の生産をすることになる。 だが機体は外部に持ち出されていない。空軍協会によるワシントン会合(9月)で実物大模型を展示しただけだ。 提案競争の告示から1年が経過する中でボーイングはどうするつもりなのか尋ねたくなるのは当然だろう。 現行の練習機は1960年代のノースロップT-38にかわる350機総額163億ドルの更新機材の争いはボーイング、 ロッキード・マーティン

KAI:T-50値下げでT-X採用に期待し、スキャンダルの影響を脱せられるか

T-Xで機体価格を値下げしないとT-50は勝てそうもないのでしょうか。ロッキードの要望を受け入れて社員の人件費も下げるとその後どんな副作用を生むのか、スキャンダルで経営陣交替と言うのも悲しいですが、政府の「天下り」(韓国にもこの表現があるのでしょうか)トップの経営手腕が問われそうですね。 KAI considers price cut of T-50 unit to win bid: new CEO KAI新CEO:T-50機体価格値下げで採用をめざす KAI expresses confidence for next year, despite damage of reputation over recent corruption case KAIが来年の展望を示したが、同社は汚職案件で評判を落としている。 By Shim Woo-hyun  Published : Dec 3, 2017 - 16:50 http://www.koreaherald.com/view.php?ud=20171203000167 SACHEON, South Gyeongsang Province -- 米次期練習機案件の成約を狙っていると韓国唯一の航空機メーカー KAI (韓国航空宇宙工業)の新トップが 12 月 1 日に語った。 慶尚南道泗川市の同社本社で開かれた記者会見で社長兼CEOに就任したキム・ジョウォン Kim Jo-won はKAIが米提携先 ロッキード・マーティン の要望でT-50高等練習機の機体価格を引き下げると述べた。   「ボーイングとの競合に勝ち抜くためロッキード・マーティンから価格値下げの要望があり、KAIには生死の境目となる商機であり労務費含めコスト削減に取り組んでいる」 発言の背景には米空軍が進める高等パイロット養成機材T-Xが 17 兆ウォン( 150 億ドル)と巨額な規模になっており、 2018 年第一または第二四半期に選定結果が発表される見込みになっている事情がある。 KAIは保守整備ビジネスへの参入も検討しており、長期にわたり売り上げの安定化を狙う。韓国政府の認可は1月に出そうで、KAIは子会社を設立し事業にあたらせるとキムCEOが述べた。 同CEOは政府出身で主に

ボーイングCEOムイレインバーグに聞く

Credit: Boeing ボーイングが民間、軍用、宇宙と多様な製品群を持っているため、ブログもターミナル1、ターミナル2共用記事とします。 Boeing CEO’s $50 Billion Target ボーイングCEOのめざす500億ドル目標とは Jun 9, 2017 Joe Anselmo and Guy Norris | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/commercial-aviation/boeing-ceo-s-50-billion-target 巨大企業の変身 従業員145千名、年間売上1,000億ドルの企業を未来に向けどう率いていったらいいのか。新型機、軍用練習機、戦闘機や前例のないサービス事業がボーイングの最優先事項だ。会長兼社長兼CEOのデニス・ムイレンバーグが同社シカゴの本社でAviation Week編集長ジョー・アンセルモと上席編集者ガイ・ノリスの取材を受けた。 AW&ST: ボーイングが立ちあげたボーイング・グローバル・サービシズは7月1日に業務を開始し、年商500億ドルの目標だ。大規模事業だ Muilenburg: 今後10年間の航空宇宙事業は7.5兆ドル規模と見ている。そのうち2.5兆ドルがサービス関連だ。当社の機材はセクター別では50パーセントのシェアだが、サービス関連では7-9パーセントしかない。そのため成長の余地があるとみている。当社にしかないOEM関連知識と技術により他にはない価値を顧客に提供できる機会が生まれる。500億ドルは相当の規模であり、大胆な成長目標だが達成の道筋が視野に入っている。 あなたはサウジアラビアからもどったばかりで、ボーイングはチヌークヘリコプター、誘導兵器他P-8哨戒機への関心表明も取り付けている 今後10年間で500億ドルのハードウェア、サービスの発注となる。商用軍用双方にまたがりサウジアラビアと米国で雇用数万名分が生まれる。グローバリゼーションの進め方としては秀逸だと思う。グローバル化すれば米国にも恩恵が生まれる。今回の事例もこの例だ。 商用機部門では日程、コスト両面で目標を達成しているようだ。ボーイングの強み

★T-X競合の最新状況:ボーイングは受注失敗で勝つことになるのか

要はメーカーとしての旨味のない契約になるのなら最初から参入しないということでしょう。まだ残る各社も受注してもあとが大変と見ているかもしれません。これでは要求どおりの機体が実現しないではないでしょうか。どこか間違っていますね。まず、米空軍の要求内容が米国でしか通用しない、世界市場を意識していないこと。これは純粋のアメリカ製自動車にも通じますね。次に練習機、軽戦闘機、軽攻撃機、ISR機のわくぐみにとらわれない低価格、低運行費用をめざしグローバルに需要を喚起できる機体を想定していないのが問題ではないでしょうか。それをボーイングだけに期待できるかと言われば株主の手前、無理でしょう。したがってT-Xはだれも幸せにならない事業になりそうです。 Opinion: T-X Is Lockheed’s To Lose, And Boeing’s To Win Feb 14, 2017 Richard Aboulafia | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/opinion-t-x-lockheed-s-lose-and-boeing-s-win 米空軍のT-X練習機受注を巡る競争で ノースロップ・グラマン が完全新型試作機まで作りながら参入しないと先月に社内決定した。 レイセオン も レオナルド のM-346原型のT-100で競合する予定だったが共同事業から降りてしまい、レオナルドは単独で非米国企業として参入するとみられる。 1月1日には4社が競う形だったのに今や二社が残るのみだ。 ロッキード・マーティン は 韓国航空宇宙工業 (KAI)のT-50Aを、 ボーイング は SAAB と共同で完全新型設計で臨む。 シエラ・ネヴァダ が加わるかもしれない。ボーイングとロッキード・マーティンで事情が異なる。 脱落組には理由がある。T-Xの提案要求(RFP)最終版は昨年12月に発表されたが、基本的に価格競争になり、KC-X給油機競合の際と大差ない構造だ。RFPでは性能が優れていれば価格調整が可能となっているが、最大でも400百万ドルしかなく、総額160億ドル以上といわれる契約規模に比してきわめて少額だ。整備費で改善効果があるといっても評価されにくい

解説 T-Xは軽戦闘機に発展するのか

Could the U.S. Air Force's T-X Eventually Turn Into a New Light Fighter? Dave Majumdar December 21, 2016 http://nationalinterest.org/blog/could-the-us-air-forces-t-x-eventually-turn-new-light-18822 新型小型複座軍用機がセントルイス(ミズーリ州)で今週初飛行に成功した。一見すると戦闘機に見える同機はボーイングSaabと共同で採用を狙う米空軍向けT-X練習機提案だ。競合他社と違うのはボーイング機は米空軍が求めるノースロップT-38後継機として専用に設計されていることだ。 同機には先端技術のコックピットがあり、訓練用装備を盛り込み既存機種より「安価かつ柔軟対応可能」とする。競合するロッキード・マーティンは韓国製T-50A、ノースロップ・グラマンは新型設計機で競っている。 ボーイングT-X案は米空軍の訓練用途に焦点をあわせているが、外部装着ハードポイントもあり兵装搭載も可能だ。空軍はT-Xに最初から機体内空間、重量、推進力、冷却能力で柔軟性を組み込み、その他用途への転用を求め、アグレッサー機材や軽攻撃機にもする意向だ。 T-X競合機種ではロッキードのT-50Aが唯一軽攻撃機として運用実績がある。ノースロップ、ボーイング両社も新設計機種を開発中で軽攻撃機として売り込むことを考えているはずだ。ただしエイビオニクスを正しく搭載する必要がある。 世界各国の米側同盟国、友邦国に低価格軽量戦闘機の需要が根強い。現行のF-35、F-15Eストライクイーグル、F/A-18E/Fスーパーホーネット、F-16C/Dでは価格が高すぎ、複雑すぎる機材なのだ。そうなるとT-Xがすき間需要に応える機材になる。ノースロップがT-38からF-5を開発したのと同じだ。 そうなるとT-X調達は350機の練習機といわれるが、採用機種には将来の可能性が控え、米空軍以外に同盟国多数からの需要が期待できる。 Dave Majumdar is the defense editor for The National Interest. You can follow hi

ヘッドラインニュース12月3日

12月3日のヘッドライン 筆者が注目する記事の要約を掲載しています。時差・掲載時間の関係でその後進展した内容と食い違うことがあります。 中国J-16戦闘機の供用開始か Su-30MKKを参考にしたといわれるJ-16がまず少数中国海軍に配備開始した。今後、海軍向け機材、電子戦機材を加え、J-20等を補完する戦闘機部隊の中核になることが期待されている。 http://english.chinamil.com.cn/view/2016-11/29/content_7383344.htm Ht 韓国がフィリピン向けF-50PH二号機三号機を納入 KAI韓国航空宇宙工業がフィリピン空軍用に製造した高等練習機F-50PH2機が台湾高雄空港に11月30日到着し、フィリピンに12月1日到着する。 http://alert5.com/2016/12/01/kai-delivering-two-more-fa-50phs-to-philippines/#respond ボーイングT-X初飛行の準備進む ボーイングがSaabと共同で開発中の米空軍向け次期練習機案T-Xが年末の初飛行に向けて順調に準備作業を進めている。米空軍からの最終提案要領は12月に提示されると予想され、初飛行と同時並行になりそうだ。ボーイングは将来は同機の派生型追加を予想している。 http://www.defensenews.com/articles/boeing-t-x-headed-toward-first-flight 極超音速ミサイルの脅威 中国、ロシアが整備を進めていると言われる制御可能な極超音速ミサイルの脅威と対応策をまとめた報告書を米空軍が発表。中国の飛翔体DF-ZFは今年4月に実験をしており、ロシアもYu-71飛翔体の開発を進め、2020年ごろには実用化されるとの予測もある。対応策としてロッキード・マーテインはTHAAD改良型を提案している。 http://freebeacon.com/national-security/air-force-hypersonic-missiles-china-russia-pose-growing-danger-u-s/ 次のアジア内武力衝突は水資源をめぐる戦いになる 源流を

★★ボーイングがT-X案を発表

ボーイングは戦闘機ビジネスに残るためにもぜひ採用を期待するところでしょう。製造技術面での革新性がどこまであるかも好奇心をかきたてるところです。韓国その他の国で供用中の練習機をそのままではありませんが採用するのは想像しにくいですね。商売が上手なボーイングのこと、相当の売り込みをかけてくるでしょうね。   Boeing Unveils T-X Advanced Trainer Aircraft By: Valerie Insinna, September 13, 2016 http://www.defensenews.com/articles/t-x-trainer-air-force-boeing ST. LOUIS — ボーイングは米空軍向け次期練習機採用を狙う新型機を9月13日公表した。単発双尾翼構造の機体はスウェーデンのSaabと共同開発 。 劇的効果を狙ったロールアウト式典で同機が公開されると同社幹部からもう一つ驚くべき発表が出た。二機が完成ずみだ。 「当社T-X案は双尾翼が特徴で、一枚尾翼機より操縦特性が優れます。スタジアム型座席配置で後席教官に良好な視界を提供します。整備にも優しい機体です」とボーイング・ファントム社長ダリル・デイヴィスが席上で述べた。「眼に見えない部分がすごいのです。高度設計内容と製造方法がこの機体の背後にあります」 ボーイング-Saab共同開発機はGE404エンジン単発で特徴はグラスコックピットとオープンソフトウェアでデータは機体から地上訓練設備に吸い上げる。機体には今後の発展の余地があり、イアmは主翼にハードポイントの要求はないが、二箇所で装着可能で空中給油用の追加装備の余地も残してある。 1号機がロールアウト式典で展示されたが、地上試験はすでに始まっており、今年末に初飛行の予定とデイヴィスは説明。二号機は式典後に記者団に披露されたが構造試験用に投入される。Defense Newsは今回ボーイングから宿舎と旅行手続きでボーイングから便宜を提供されている。 米空軍は性能内容でインセンティブを提供することとしており、高G性能や迎え角性能が想定されており、ディヴィスはコストて削減のために現在要求水準の解明を行っていると説明。 両社は新製造技術も採用しているが報道陣には内