歴史に残る機体(37)もともとは英国がこつこつ開発を進めた機体を米国がライセンス権を取得し、海兵隊仕様に手を入れたのがAV-8です。そのハリアーもいよいよ供用期間に幕をおろそうとしており、あらためて同機の活躍ぶりをまとめたSandboxx記事をお伝えしましょう。 ペプシを訴えた戦闘機が引退を迎える An AV-8B Harrier from Marine Attack Squadron (VMA) 214 performs a vertical takeoff from the flight deck of the amphibious assault ship USS Boxer (LHD 4). Boxer is underway conducting training off the coast of Southern California. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Oscar N. Espinoza/Released) A V-8Bハリアージェットは、約40年にわたる活躍の中で、クウェートでサダム・フセイン軍に対する近接航空支援、紅海上空でのフーシ派の無人機迎撃、さらに飲料大手企業ペプシコに対する象徴的な訴訟で主役を演じた。 そして今、海兵隊所属の同機はドローン戦への新たな役割に適応しつつ最後の戦いに備えている。 4月、海兵隊の最後の2人のハリアーパイロットが飛行資格を獲得し、7509軍特殊任務の終わりを告げた。かつては2025年に退役すると予想されていたハリアーは、現在では2026年9月まで飛行する予想で、残るの2個ハリアー飛行隊は、F-35B短距離離陸・垂直上昇(STOVL)統合打撃戦闘機の配備に移行する。 ジョシュア・コルベット少佐は、スヴェン・ヨルゲンセン少佐とともに、ハリアーの最後のパイロットとなった。「ハリアーは、私が出会った多くの航空機以上に、感情的な反応を引き起こします。一般市民、航空関係者、海兵隊員、そして特にハリアーのパイロット・コミュニティーのメンバーにとっては、ほろ苦いものです。すべての良いものには終わりがあり、もうすぐ私たちの番が来るが、まだその時ではない」。 新しいタイプの航空機 水陸両用部隊として陸上で...
軍事航空、ISR、 無人機、サイバー、宇宙、安全保障、最新技術....防衛産業、軍事航空、軍用機、防衛関連宇宙開発等の最新技術動向を海外メディアからご紹介します。民間航空のニュースは「ターミナル1」をご覧ください。航空事故関連はT4へどうぞ。無断転載を禁じます。YouTubeでご利用の際はあらかじめご連絡ください。