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台湾へ海兵隊の剰余AV-8の売却を。台湾防衛で想定してきた前提が崩れつつある。海兵隊は数年でAV-8を全廃する。

  U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Jason T. Poplin 脅威に直面する台湾にはAV-8Bハリアーが今すぐ必要だ   台 湾がAV-8ハリアーを取得する構想は前からある。象徴的な「ジャンプ・ジェット」を台湾軍が取得する噂が絶えなかったし、それを反映した記事もたくさんあった。しかし、状況が変わり、台湾のハリアー装備に反対する根拠が大きく崩れてきた。ハリアーの性能とアップグレードの可能性が変化した。取得をとりまく状況も変わった。さらに重要なこととして、台湾の安全保障状況は変化し、著しく悪い方向に向かっている。 中国は急速に軍事大国に成長し、威嚇や武力によって台湾の支配権を取り戻そうとしている。人民解放軍の戦力がいかに急速に進化しているかについては、何千もの言葉を費やすことができる。このサイトを毎日ご覧になっている方なら、具体的にどのようなものか、よくお分かりだろう。中国が台湾を包囲し、船舶や航空機が台湾に到着する前に、弾道ミサイルと巡航ミサイル、そして神風ドローンを大量に投下する可能性は、厳然たる事実として存在する。   人民解放軍空軍の長距離戦力投射能力は、この10年で大きく変化した。 PLAAF 大陸による大規模な攻撃に対し安全な避難場所と考えられていた台湾島の東側は、中国の海軍、長距離航空、ミサイルの能力の進歩で、大きな危機に瀕している。台湾の防空網がこの猛攻撃の一部を鈍らせる期待があるが、それも危険になっている。計算は台湾に不利であり、しかも日を追うごとに悪化している。中国の最重要ターゲットは、防空施設、早期警戒レーダーサイト、指揮統制ノード、港湾施設、そしてもちろん滑走路だろう。   中国軍でも海軍が最も急成長している部門であり、台湾を西と東から持続的な攻撃で危険にさらするのを狙っている。 (PLAN) 台湾空軍には地上滑走路の制約がついてまわる。分散作戦に対応するため建設された高速道路があるが、位置は既知で、簡単に標的となる。 台湾には、固定翼戦術機が猛攻に耐えられる施設があるが、最も必要とされるときに実際に出撃させることはできない。幸運にも地上に降り立った航空機に、帰る場所があるのかという疑問は、ますます現実のものとなってきた。中国軍の介入作戦の開始直後の重

米海兵隊の中古AV-8B導入を狙うのはトルコ以外にどこか

Turkey Is Interested in Buying Surplus USMC AV-8B Harriers, Others Likely To Follow   米海兵隊使用済みAV-8Bハリアー導入にトルコが関心示す ほかにも追随する国が 出そう One air force's trash is another air force's treasure as they say!  捨てる神あれば拾う神あり TYLER ROGOWAY/AUTHOR BY TYLER ROGOWAY DECEMBER 6, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/16759/turkey-is-interested-in-buying-surplus-usmc-av-8b-harriers-others-likely-to-follow F -35B生産が上向く中で米海兵隊AV-8ハリアーの運用に終焉が見えてきた学校相当の耐用年数が残っている。 ペンタゴンは英軍で供用していた74機を予備部品あわせF-35B1.35機分の予算で導入できた。177百万ドルだ。 そのため大量の余剰ハリアーに潤沢な予備部品をつけて DoDが買い手をさがすことになりそうだ。 独特の短距離離陸垂直着陸(STOVL)能力と性能改修を受けたAV-8B+ には視程外空対空戦闘能力がAIM-120AMRAAMとAPG-65レーダーが ついてくる。 海外の軍組織には手ごろな値段で調達するチャンスだ。 TYLER ROGOWAY/AUTHOR Jane'sによればトルコがF-35B調達までのつなぎ機材として 関心を示している。 トルコはF-35A100機を発注中だがB型も20機発注の検討に入っており、 中古AV-8Bの導入は意味があるとはいえ、トルコが具体的に 何機調達を考えているか不明だ。 US NAVY 米軍のハリアーに食指を動かすのはトルコだけにとどまらないだろう。 揚陸戦力の整備を目指す国には安価な買い物になる。 また同機は対地攻撃、対空攻撃共に性能は実証済みだ。 揚陸強襲艦を運用する国もある。オーストラリアにもキャンベラ級があり、 スキ

★★AV-8B供用期間延長を決めた米海兵隊の苦しい事情

F-35開発の遅れ→既存機の稼働数不足→用途廃止済み機材の回収・既存機種のSLEPという構図でハリアーはさらに老骨に鞭をうつことになります。米国製の機体なのでオリジナルより頑丈なのでしょうが、相当のしわ寄せが第一線部隊に来るでしょうね。F-35問題はいろいろな影響を及ぼしています。 The Harrier will live longer as the Hornet falls apart ホーネット機材不足でハリアーの供用期間延長へ By Harold C. Hutchison  Apr. 28, 4:01 PM https://www.wearethemighty.com/articles/the-harrier-will-live-longer-as-the-hornet-falls-apart 米海兵隊のF/A-18ホーネットでの悩みが本来なら退役するはずの機体に朗報になっている。 Foxtrot Alpha によればAV-8Bハリアーが改修を受け供用期間を延長する。ここにきてハリアーの信頼性は上昇しているが機体の老朽化も目立つ。 この背景に海兵隊ホーネットの稼働可能機体が減っていることがある。海兵隊は昨年にデイヴィス-モンタンの機材置き場からホーネット23機を再復帰させこの問題の解決策にしたが、それだけで足らず海軍から機材譲渡をうけた。 海兵隊はF/A-18C/DホーネットとAV-8BハリアーをF-35BライトニングIIで交代する予定で、F-35Bは日本に配備されている。 当初ハリアーをまず用途廃止させる予定だったが、F-35配備の遅れと見直しでハリアー運用が変更となり、ハリアーの機体が意外にまだ飛行時間が残っていると判明したため供用期間を伸ばすこととなった。 その結果、海兵隊はハリアー改修を進め、AMRAAMミサイル新型の運用やGBU-54レーザー共用直接攻撃弾も搭載できるようになった。その他改修でハリアー各機は2020年代まで供用を続ける。 空中給油を受けてアフガニスタンのヘルマンド地方上空を飛行する海兵隊231攻撃飛行隊のAV-8Bハリアー Dec. 6, 2012. (U.S. Marine Corps photo by Cpl. Gregory Moore) ハリア

★台湾>AV-8ハリヤー取得の可能性

台湾に新政権が誕生し、中国の軍事力に台湾がどのように対抗していくのかが注目されます。まず中古ハリヤーの調達の可能性ですが、台湾は乗り気ではないようですね。どうせ導入するならF-35Bがほしいということですが、実現すれば米海兵隊につづき二番目のユーザーになるのですが、実現の可能性はどうなのでしょう。それにしても北京の圧力は米企業にも相当利いているようです。 Despite Pressures From China, Taiwan Might Procure Harriers By Wendell Minnick 5:15 p.m. EST January 16, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/strike/2016/01/16/despite-pressures-china-taiwan-might-procure-harriers/78733284/ TAIPEI — 台湾にAV-8ハリヤー取得の可能性が出てきた。米海兵隊がF-35Bへの機種転換を始めたためで米政府筋が認めた。 ハリヤー各機は国防総省の余剰国攻防装備 Excess Defense Articles (EDA) として国防安全保障協力庁を通じ提供される。 台湾は垂直短距離離着陸(V/STOL)機を求めており、AV-8はこれに答える選択になる。有事には中国は台湾の各空軍基地を開戦数時間以内に破壊すると見られ、短距離弾道ミサイル1,400発を準備しているとの推定がある。そこでハリヤーのV/STOL能力があれば台湾空軍は内陸から航空作戦を継続できる。 だが台湾空軍はAV-8に前向きではなく、むしろF-35B導入を希望している。 台湾の国防部報道官は超音速飛行、STOVL能力、ステルス性、見通し線外対応能力を持った機体が必要とし、AV-8も選択肢だが、「機体が老朽化しており、性能は今後の作戦要求に合致しない」と評した。 V/STOL能力除くとハリヤーは亜音速機で、空対空戦能力が欠如していると台湾空軍の将官が述べている。「能力が限られているため台湾は同機を導入しないのではないか。改修コストも高く、支援補給も大変だ」 台湾在住の国防専門家Erich ShihはAV-8調達