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2026年7月30日木曜日

シンガポールがGCAPへ関心を示す―まずはカナダに次ぐオブザーバー参加か。同国はF-35納入をまだ待っている段階ですが、先の先を見据えているのはさすがです。米製戦闘機が世界を席巻した時代はかわりそうで米側はこれから反発しそう

 Rolls-Royce delivering critical propulsion milestones and utilising lessons learnt through the Orpheus demonstrator to progress the design of the GCAP engine demonstrator.

ロールス・ロイス

シンガポールがGCAPプログラムへ関心を示している

Singapore Reportedly Looking Toward 6th Gen Fighter Future With Interest In GCAP Program

シンガポールはF-35の初号機をまだ受け取っていないが、戦略的に重要な位置にあるこの都市国家が、その先を見据えていることは驚くべきことではない

https://www.twz.com/air/singapore-reportedly-looking-toward-6th-gen-fighter-future-with-interest-in-gcap-program

たな報道によると、シンガポールはグローバル・コンバット・エア・プログラム(GCAP)への参加を検討し始めた。シンガポールが同プログラムの中核をなすテンペスト戦闘機への参加や購入を決定したとは明記がないものの、これは同国がF-35を購入した際の姿勢と一致している。少なくとも、シンガポールがジョイント・ストライク・ファイター(JSF)に続く第6世代戦闘機の技術に注目し始めていることを示唆している。

ジェーンズによると、シンガポールはGCAPへの参加可能性について、初期段階の非公式協議を開始している。これらは「探索的」な協議と説明されており、シンガポールがプログラムへの参加交渉を行うというよりは、情報を収集している段階にあることを意味する。

同報告書は、シンガポール政府が同プログラムへの参加を決定していないことを明確に述べている。シンガポール空軍(RSAF)が依然としてF-35の引き渡しを待っている状況を考慮すれば、これは理にかなっている。

GCAPは、英国、日本、イタリアが主導する次世代共同航空戦闘プログラムであり、2035年頃までに第6世代戦闘機「テンペスト」およびより広範な航空戦闘システムを配備することを目指している。汎欧州の「フューチャー・コンバット・エア・システム(FCAS)」が頓挫したことを受け、GCAPは米国以外における西側諸国を代表する第6世代戦闘機開発プロジェクトとなっている。

GCAPには、有人戦闘機「テンペスト」だけでなく、AI搭載システム、先進センサー、ネットワーク、空対地兵器、そして自律型「忠実なるウィングマン」機からなる統合エコシステムも含まれる。

シンガポール空軍(RSAF)については、長年にわたる多額の投資の恩恵を受けており、極めて近代的で能力の高い部隊である。

、同空軍の主力戦闘機部隊は、40機のF-15SGに加え、ブロック52およびブロック52+仕様のF-16C/D計49機で構成されている。

An F-15SG Strike Eagle fighter jet, assigned to the 428th Fighter Squadron, Mountain Home Air Force Base, Idaho, taxis out to take part in a Red Flag 21-2 mission, at Nellis AFB, Nevada, March 18, 2021. The F-15SG is a variant of the U.S. Air Force F-15E Strike Eagle and used by the Republic of Singapore Air Force. (U.S. Air Force photo by William R. Lewis)

2021年、ネバダ州ネリス空軍基地で行われた「レッドフラッグ21-2」演習に参加するため、アイダホ州マウンテンホーム空軍基地の第428戦闘飛行隊に所属するF-15SGがタキシングしている。米国空軍提供、撮影:ウィリアム・R・ルイス

次に、シンガポール空軍(RSAF)は、通常離着陸型(CTOL)のF-35A 8機と、短距離離陸・垂直着陸型(STOVL)のF-35B 12機を受領する予定だ。F-35Bが最初に到着し、納入は今年末までに開始される予定だ。これらは当初、訓練のためにアーカンソー州のエビング空軍州兵基地に配備され、2029年から最初のF-35Bがシンガポールに配備される予定である。

シンガポールの総面積は280平方マイル未満であることがシンガポール空軍(RSAF)に特有の負担を強いている。

F-35Bの配備に備え、RSAFは沖合のプア・スドン島で滑走路の延長工事を進めており、これにより人口密集地域への騒音負荷が軽減される。既存の滑走路は約6,500フィートから約9,800フィートに延長され、工事は2028年までに完了する予定である。訓練能力に対する需要の高まりは、以前、RSAFがグアムへの分遣隊配置を検討するきっかけとなったが、改修されたプラウ・スドン空港でこの問題の解決が図られるはずだ。

RSAFは、戦闘機のニーズを満たすため、従来から入手可能な最高の西側諸国製装備を導入してきた。当面の間、シンガポールが入手可能と見込まれる唯一の第6世代戦闘機を検討するのは理にかなっている。しかし、防衛ジャーナリストであり本誌寄稿者であるロイ・チューが指摘したように、GCAPへの本格参画はまだ数年先だろう。

「このニュースから判断すると、将来的な第6世代戦闘機の必要性を認識しているようだが、正式なプログラムとして具体化するのは、少なくともあと20年は先のことになるだろう」とチューは説明した。「多くの運用国と同様、シンガポールも常に産業界と連携し、市場で入手可能な機種に関する最新情報を把握している」

今後10年ほどの間、シンガポール空軍(RSAF)はF-35A/Bプログラムに注力し、これらの機体を完全な作戦能力まで引き上げることに重点を置き続けるだろう。

もう一つの今後のプログラムは、2008年に初号機が納入されたF-15SGの中間寿命延長改修だ。チューによると、進行中のF-16の改修が完了次第、この作業が開始される。シンガポール空軍司令官のケルビン・ファン少将によれば、F-16は2030年代半ばまで現役を続ける予定である。F-15SGはそれより長く運用されるため、第6世代機への置き換えに向けた十分な準備期間が確保されることになる。

シンガポールによるテンペストの将来的な導入に向けた道筋を考える上で、F-35でとられたアプローチに注目する価値がある。

シンガポールは2003年、第5世代戦闘機をF-16の後継機候補と位置づけた際、安全保障協力参加者(SCP)としてF-35プログラムに参加した。チューによると、当時シンガポールはF-16の納入を受けており、「次世代戦闘機更新計画(NFRP)」の候補機を選定していなかった――同国は最終的に2005年にF-15SGを選定した。

シンガポールは、SCPとしてプログラムに参加してから実に17年後の2020年、F-35Bを4機初発注した。これは、シンガポールが防衛調達において長期的な視点を取っていることを如実に示している。

U.S. Marine Corps Lt. Col. Steve Gillette, VMFA-121 squadron commander, explains the capabilities of the F-35B Lightning II to Dr. Ng Eng Hen, Singapore minister of defense, at Luke Air Force Base, Ariz., Dec. 10, 2013. (U.S. Air Force photo by Senior Airman Jason Colbert)

2013年、アリゾナ州ルーク空軍基地にて、VMFA-121飛行隊長のスティーブ・ギレット米海兵隊中佐が、当時のシンガポール国防相であったン・エン・ヘン博士にF-35Bの能力について説明している。米空軍、ジェイソン・コルバート上級空軍兵による撮影

シンガポールがGCAPに参加すれば、同第6世代戦闘機の能力獲得に向けた長期的な展望の一環となる可能性が高い。

シンガポールは北京と概ね良好な関係を維持しているものの、中国が同地域での領有権主張ますます強硬な手段押し進める中、南シナ海における緊張の高まりに直面し、自国の経済的脆弱性を痛感している。中国が同地域における「接近阻止・領域拒否(A2/AD)」能力の継続的な拡大を通じて、南シナ海での潜在的な不測の事態に備えている中、独自の第6世代戦闘機の開発に注力している中国人民解放軍空軍は、まさに「ペースメーカーとなる脅威」である。

シンガポールは防衛調達に慎重な姿勢をとっているため、開発の初期段階にあるプログラムに多額資金を投じる可能性は低い。

推進される場合、シンガポールがオブザーバー資格でGCAPに参加するという選択肢が考えられる。これは、カナダ(もう一つのF-35導入国)が最近合意したものである。「これにより、GCAPのガバナンスや能力についてより深い理解が得られるだろう」とチューは付け加えた。「結局のところ、シンガポールには他のフルティア・パートナーのような深い技術的ノウハウがない」「オブザーバーとしての参加は、F-35 SCPへの加盟時と同様、このプログラムに対するシンガポールの慎重かつ非拘束的な姿勢に合致するだろう。」

将来的には、GCAPがシンガポールにとって、他のパートナーとの関係を構築し、サプライチェーンや整備業務を含む作業分担協定を確保するプラットフォームとなる可能性がある。しかし、すべてまだ先の話となるだろう。

論理的に言えば、RSAFの次の調達プロジェクトは、戦闘能力を強化する連携戦闘機材の導入となる可能性が高い。

興味深いことに、今週初め、シンガポールとオーストラリアは「産業基盤レジリエンス協定(IBRA)」に署名した。これは、両国間の防衛産業協力の緊密化に向けた実践的な枠組みを確立するものである。

このIBRAにより、「両国は、共通の防衛プラットフォームの相互維持管理、防衛発注における優先納入要請の検討、装備品の移転の効率化、防衛産業パートナーシップの促進、およびサプライチェーンリスクを軽減するための情報交換の円滑化に取り組むことができる」とされる。

共通の防衛プラットフォームといえば、RSAFがMQ-28ゴーストバットを検討している可能性は容易に想像できる。同時に、F-35AやP-8A海上哨戒機も、RSAFに配備されれば、オーストラリアとの共通性をもたらす。

A MQ-28A Ghost Bat on the tarmac as an F-35A Lightning II taxis during Exercise Carlsbad at RAAF Base Tindal. *** Local Caption *** The successful completion of Exercise Carlsbad at RAAF Base Tindal in April 2025 represents significant progress for the MQ-28A Ghost Bat capability - a collaboration between Boeing Defence Australia and the Royal Australian Air Force to develop a Collaborative Combat Aircraft. Defence continues to assess the MQ-28A Ghost Bat through systematic testing in both live and digital environments, and remains focused on demonstrating MQ-28A platform, payload and system capability in 2025. Achieving first flight in February 2021, MQ-28A Ghost Bat is the first combat aircraft designed in Australia in more than 50 years. Continued investment in uncrewed and autonomous systems, including collaborative combat aircraft like the MQ-28A Ghost Bat, increases integrated force lethality and survivability by integrating existing and emerging technologies.

ティンダル空軍基地で行われた「カールスバッド演習」中、オーストラリア空軍(RAAF)のF-35Aがタキシングする横で、滑走路に駐機するMQ-28Aゴースト・バット。オーストラリア国防省

シンガポールには、調達決定を行う数年前に主要な防衛プログラムを検討する歴史がある。「テンペスト」を購入する意向があるかどうかに関わらず、この報告書は、シンガポールがGCAPとの連携の可能性を正式に検討しており、より広く第6世代戦闘機にも注目していることを示す、初めて確認された兆候となる。■

トーマス・ニューディック

スタッフライター

トーマス・ニューディックはTWZのスタッフライターであり、軍用航空、防衛技術、兵器システム、国際安全保障を専門に取材している。ドイツのベルリンを拠点とし、世界中の紛争、軍事近代化の取り組み、新興の航空宇宙技術について報道しており、特に空軍力と現代戦争におけるその役割に関心を持っている。彼の報道は、現代および歴史的な空軍力、とりわけヨーロッパにおける深い専門知識に基づいており、大陸全域およびそれ以上の地域における軍用航空、空戦、航空宇宙技術の発展に焦点を当てている。

2026年4月30日木曜日

注目の艦艇:シンガポールの国産艦艇MRCV「ヴィクトリー級」の建造が順調に進んでいる。排水量8千トンで多用途任務に特化した同級は将来を見越した設計のようです。

 

シンガポールが「ヴィクトリー」級MRCVの第3・第4号艦の建造を開始

  • Naval News

  • 2026年4月29日公Xavier Vavasseur

Singapore cuts steel of third and fourth Victory-class MRCV

シンガポール共和国海軍提供の写真。

2026年4月29日、シンガポール共和国海軍は、シンガポールのSTエンジニアリング造船所にて、多目的戦闘艦(MRCV)の第3・第4番艦の起工式を執り行った。

シンガポール共和国海軍は、ソーシャルメディアを通じて発表し、投稿には次のように記されている:

本日早朝、海軍工学・兵站部長(HNEL)のME7クー・コー・ギオク氏が、第3・第4番目の多目的戦闘艦(MRCV)の起工式を執り行った。式典には、STエンジニアリング・マリンにて、シンガポール共和国海軍(RSN)および国防科学技術庁(DSTA)の高官や代表者が出席した。

同級1番艦であるMRCV「ヴィクトリー」は2025年10月に進水しており、今年下半期には2番艦の進水を楽しみにしている。

MRCVは、海軍作戦の遂行に向け、無人航空機、水上・水中システムの「母艦」として機能するよう設計されている。

ヴィクトリー級第3艦はRSS「ヴィジランス」、同級第4艦はRSS「ヴァリアント」と命名される。STエンジニアリングのベノイ造船所では、計6隻のMRCVが建造されている。

MRCV 3 + 4 steel cuttingSTエンジニアリングのベノイ造船所にて、MRCV第3・第4艦の起工式が行われた。RSN写真:CPLラッセル・イム(NIC)。

STエンジニアリングは、6隻のヴィクトリー級多目的戦闘艦(MRCV)のうち最初の1隻である「ヴィクトリー」を、2025年10月にベノイ造船所で進水させた。同社は、2025年4月に2番艦の起工式を行い、2番目の多目的戦闘艦(MRCV)の建造を開始した。この2番艦の起工は2026年初頭に行われた。

MRCVについて

MRCV Infographic

シンガポール共和国海軍(RSN)は、シンガポールの海上防衛を確保し、重要な海上交通路(SLOC)を開放した状態に保ち、物資、サービス、エナジーの円滑な流通を保証することで、海上航行を保護する。これには、近海および遠洋の両方で作戦を遂行できる強力な海軍が必要となる。MRCVは、RSNの既存戦力と相まって、シンガポールのSLOCを保護する能力を強化し、地域の安全保障体制および海上へのアクセスが妨げられないよう確保するための国際的な取り組みに貢献するものである。

MRCVは、新鋭フリゲート艦の戦闘能力と、各種無人システム群の母艦として必要な搭載・制御能力を兼ね備える。RSNの独自の運用要件を満たすため開発された本艦は、シンガポールでこれまでに建造された中で最大かつ最も複雑な戦闘艦艇である。国防科学技術庁(DSTA)が主導し、DSO、STエンジニアリング、国際的なパートナーとの共同開発を通じて誕生したMRCVは、シンガポールの防衛技術コミュニティの深い専門知識と、シンガポール軍(SAF)との強固な連携を実証している。

無人システム対応の先進戦闘艦兼母艦

全長150メートル、排水量8,000トンのMRCVは、多様な無人システムの母艦として機能するよう設計されている。「フォーミダブル」級フリゲートの2倍にあたる7,000海里を超える作戦行動範囲と、21日以上の航続能力を備えたMRCVにより、シンガポール海軍(RSN)は、シンガポールの海上交通路(SLOC)を保護するため、各種無人システムを展開する。

MRCVから展開される無人水上艇(USV)、無人航空機(UAV)、自律型水中艇(AUV)は連携し、空中、水上、水中の各領域において、同艦の監視および作戦行動範囲を拡大する。これにより、無人技術の艦隊を擁する1隻のMRCVで、現在有人艦が必要となっている任務を遂行することが可能となる。

MRCVは、高度なセンサーと兵器を装備し、ハイエンドな戦闘を遂行するとともに、SAF(シンガポール軍)の任務を支援する指揮艦としての役割を果たす。また、DSTA(国防科学技術庁)が独自開発した最新の戦闘管理システム(CMS)を搭載し、高度な状況認識および意思決定支援機能を備えている。

ミッションモジュール

MRCVは、任務ベイに8つのコンテナモジュールを搭載できる設計で、短期間で幅広い任務に対応すべく再構成が可能だ。これにより、人道支援・災害救援(HADR)などの任務にも展開でき、作戦上の柔軟性が向する。例えば、艦載医療能力(手術室(OT)、集中治療室(ICU)、高度管理病床、診察室、一般病棟、薬局など)が不十分な場合、MRCVのミッションベイに迅速展開型海上コンテナ(いわゆる「コンテナ型診療所」)を収容し、HADR任務における能力を強化できる。

標準化海上コンテナを扱う能力で、同艦の兵站も効率化される。食料、物資、整備用装備を安全かつ効率的に積み下ろしできる。

MRCVは、既存のヴィクトリー級ミサイルコルベット(MCV)に取って代わり、2028年以降順次引き渡される。ヴィクトリー級MCVの伝統を尊重し、MRCVはヴィクトリー級MCVの艦名を継承する。MRCV一番艦は「ヴィクトリー」と命名される。

将来を見据えた設計

モジュール式による柔軟性に加え、MRCVは拡張余地も大幅に確保して建造される:

  • 統合全電気推進(IFEP)システムに電力を供給するために必要な高電圧配電システムは、将来的により高いエナジー需要を持つシステムにも対応できるよう設計

  • 上部構造は軽量な複合材料で作られている。これにより重心が低くなり船体の安定性が向上するほか、新装備の搭載に対応する余剰重量も確保ずみ

MRCVは、乗組員の効率と安全性を高めるため、高度な自動化も設計に組み込まれている:

  • MRCVのブリッジは、従来5名必要だったところを2名で運用可能で、機関制御センターも、艦のシステム監視でも従来の4名が1名で済む

  • 搭載クレーンにより、物資、兵器、装備の積み下ろし作業が効率化される。ミッションベイには貨物用エレベーターに加え、コンテナを艦内で効率的に移動させる設備も備えられている

艦名および艦番号

MRCVは、ヴィクトリー級MCVの艦名および艦番号を引き継ぐ。現行のMCVは1990年代に就役し、RSNの能力において飛躍的な進歩をもたらし、MRCVは誇り高い伝統と歴史を継承する。

MRCVの艦名  艦番号

ヴィクトリー 88

ヴァラー 89

ヴィジランス 90

ヴァリアント 91

ヴィガー 92

ヴェンジェンス 93


諸元

全長: 150m

全幅: 21m

排水量:8000トン

速力: 22ノット以上

航続距離:7000海里以上

基準乗組員数:100名未満

センサー

  • タレス製多機能レーダー

  • タレス製火器管制レーダー

  • サフラン製電気光学システム

  • 船体搭載ソナー

  • サイバーセキュリティ能力

兵装

  • STRALES 76mm 誘導砲

  • MK30-C 30mm 遠隔操作兵器システム

  • MICAおよびASTER 地対空ミサイルシステム

  • 地対地ミサイルシステム*

*後日確認予定

ザビエル・ヴァヴァスール

ザビエルは、Naval Newsの共同創設者兼編集長です。フランス・パリを拠点としています。フロリダ工科大学(FIT)で経営情報システムの学士号と経営学修士号を取得しています。ザビエルは10年以上にわたり、海軍防衛関連のトピックをカバーしてきました。

Singapore cuts steel of third and fourth Victory-class MRCV

2026年2月4日水曜日

堅実なシンガポールは老朽化した初期型ハーキュリーズの代替として中古のH型を調達した―作戦環境が違うとはいえ、日本のH型も代替策が検討されているでしょう

 

シンガポール、最古参のC-130Bに代わるC-130Hを中古で取得

「徹底的な評価の結果、今後15~20年間の作戦上のニーズを満たすにはC-130が依然として最適なプラットフォームであると判断した」とシンガポール空軍のファン・ケルビン少将は述べた

Breaking Defense 

2026年2月2日 午後12時55分 

マイク・ヨー

シンガポール、パヤ・レバ空軍基地にあるシンガポール空軍のC-130(写真:マイク・ヨー)

シンガポール — シンガポールは、旧式のC-130 に代わる、ロッキード・マーティンC-130 ハーキュリーズ輸送機を購入したと、空軍司令官が発表した。

シンガポール航空ショーに先立つ伝統的なメディア質疑応答で、ケルビン・ファン少将は、シンガポール空軍(RSAF)が保有する C-130B を置き換えるため、中古 C-130H の納入が開始されたと述べた。

「徹底的な評価の結果、C-130は今後 15 年から 20 年間の作戦上のニーズを満たすのに最適なプラットフォームであると判断しました。そのため、RSAF は、老朽化した C-130B を置き換えるため、中古ではあるが、よく整備された C-130H 航空機を取得しています」。

ファン少将は、調達したC-130Hの機体数や調達元に関する詳細を明らかにしなかったが、公開情報によれば、12月中旬以降に3機のC-130Hがシンガポールに到着していることが確認されている。

シンガポールに到着した3機は、米国登録番号N974BAのC-130H、KC-130H N973BA、C-130H-30 N977BAであり、本誌は1月30日に最後の機体がシンガポールに到着したことを確認している。

公開のフライト追跡情報によれば、これらの機体はフロリダ州に本拠を置くブルー・エアロスペースの所属で、同社は現在、標準型C-130H輸送機2機、延長胴体型C-130H-30、およびKC-130H給油機の売却を広告している。同社は本稿執筆時点での質問には回答しなかった。

米連邦航空局(FAA)のオンライン航空機登録情報によれば、N973BAとN974BAの両機の登録はシンガポール到着直後に抹消されており、ブルー・エアロスペースからの所有権移転を示唆する動きである。

元スペイン軍の機体は1976年と1983年製で、飛行時間は16,000時間から19,000時間強を記録している。ブルー・エアロスペースのウェブサイトによれば、これらは改良型エイビオニクスとデジタル式グラスコックピットへのアップグレードが施されている。4機全ては最近までスペインの低湿度地域にある安全な航空機保管施設で保管されていた。

シンガポールは現在、パヤ・レバ空軍基地の第122飛行隊で10機の旧式C-130を運用している。内訳はC-130Bが4機、C-130Hが6機で、B型は1977年から導入を開始した。シンガポールが取得したB型4機は中古機であり、60年以上経過した機体である。

2010年代を通じて、シンガポールのSTエンジニアリングにより全機が改修され、新型グラスコックピットと改良型通信・航法・飛行監視システムが導入された。シンガポールは、新たに取得した航空機に搭載された装備を既存機と標準化することを望む可能性がある。■


Singapore acquires used C-130Hs to replace even older C-130s

“After thorough evaluations, we have determined that the C-130 remains the best platform to meet our operational needs for the next 15 to 20 years," Singapore Air Force Chief Maj. Gen. Kelvin Fan said.

By Mike Yeo on February 02, 2026 12:55 pm

https://breakingdefense.com/2026/02/singapore-acquires-used-legacy-c-130hs-to-replace-even-older-c-130s/


2026年1月23日金曜日

シンガポールがP-8Aポセイドンを導入、フォッカー50は退役

 

シンガポール向けP-8Aポセイドン4機の購入23億ドルで承認


契約が成立すれば、P-8Aはシンガポール空軍が運用中のフォッカー50海上哨戒機に交替する


Breaking Defense 

マイク・ヨー 

2026年1月21日午後1時20分

2025年7月29日、ハワイ・パールハーバー・ヒッカム統合基地に着陸する航空試験評価飛行隊(VX)1所属のP-8Aポセイドン(米海軍提供)


メルボルン — 米国防安全保障協力局が公表した通知によると、シンガポールはボーイング P-8A ポセイドン多目的海上哨戒機を購入する。23 億米ドル以上の潜在的な価値のある取引について、外国軍事販売 (FMS) 案件としてを承認された。

 この承認には、MK 54 軽量魚雷、および AN/AAQ-24(V)N 指向性赤外線対策装置(DIRCM)や AN/AQQ-2(V) 音響システムなどの関連装備も含まれている。

シンガポールは 2025 年 9 月、P-8A を、海上状況認識能力と水中脅威への対処能力の強化を図る、同国の航空海上保安能力の再構築の第一段階として導入すると発表していた。

 契約が成立した場合、P-8Aはシンガポール空軍が現在運用する5機のフォッカー50海上哨戒機を置き換えることになる。

 シンガポール経済は世界有数の繁忙港である同国港湾に大きく依存している。この島国はマラッカ海峡と南シナ海が交わる狭隘な要衝に位置し、アジアと中東・欧州を結ぶ海上交通路を航行する商業船舶の往来が極めて激しい。

 同国は米国の安全保障パートナーでもあり、米海軍沿岸戦闘艦のローテーション配備や米軍兵站部隊を受け入れており、これらは米軍艦艇・軍用機の定期的な訪問を支援している。

 DSCAからの通知は議会への事前通告であり、最終決定ではない。数量や総額は交渉過程で変更されることが多く、米議会議員が介入して売却を阻止する可能性も極めて低いながら存在する。■


Singapore cleared to buy four P-8A Poseidons for $2.3 billion

By Mike Yeo on January 21, 2026 1:20 pm


https://breakingdefense.com/2026/01/singapore-cleared-to-buy-four-p-8a-poseidons-for-2-3-billion/